【語源で覚える】語根「cap / cip / cept / ceive」(取る・つかむ)を持つ英単語まとめ|accept・except・perceiveの違いも

 
コダック
今日のテーマは語根”cap / cip / cept / ceive”

これらはすべて、ラテン語のcapere(取る・つかむ)につながる語源パーツです。

「手や頭の中に取り込む・しっかりつかむ」のがコアイメージ!accept・except・perceive・conceiveなど、一見バラバラに見える単語をまとめて覚えられますよ!

 

”accept(受け入れる)”と”except(〜を除いて)”は、たった1文字しか違いません。

さらに”perceive(知覚する)”や”conceive(思いつく)”になると、見た目も意味も別物に感じますよね。

しかし、これらの単語の中心には、どれも「取る・つかむ」という共通イメージがあります。

 
”cept”と”ceive”が、どうして同じ「つかむ」仲間になるの?見た目がかなり違うけど…。
 
コダック
そこが今回の一番大切なポイントです!
同じ語源が、単語の作られ方やフランス語を通った影響などによって、cap・cip・cept・ceiveのように姿を変えているんです。

形を丸暗記するのではなく、全部を「取る・つかむ一族」として整理していきましょう!

 

語根”cap / cip / cept / ceive”のコアイメージは「取る・つかむ」

 

”cap / cip / cept / ceive”は、ラテン語の動詞”capere(取る・つかむ・捕らえる)”につながる語源パーツです。

目の前にある物を手で取ることだけでなく、考え・情報・責任・機会などを自分の中に取り込むことにも意味が広がりました。

cap / cip / cept / ceiveのコアイメージ

●手で物を取る・つかむ
●人や物を捕らえる
●考えや情報を頭の中に取り込む
●申し出や責任を自分の側へ引き受ける

 

 
コダック
例えば”accept”は、差し出された物や考えを自分の方へ取ること。

”perceive”は、目や耳から入った情報を頭の中で完全につかむこと。

どちらも日本語訳は違いますが、根っこでは同じ「つかむ動作」をしているんです!

 

なぜcap・cip・cept・ceiveの4つに形が変わるの?

 

元になったラテン語はcapereですが、単語の中に入ると語幹が変化し、-cip--cept-の形で現れます。

また、ラテン語からフランス語を経由して英語に入った単語では、-ceiveという綴りになったものがあります。

「取る・つかむ」を表す主な形
cap / capt / cip / cept / ceive / cup

 

 
つまり、綴りは違っても、同じ家族の名字が少しずつ変化したようなものなんだね。
 
コダック
その通りです!
capture(捕らえる)の”capt”、accept(受け入れる)の”cept”、perceive(知覚する)の”ceive”、occupy(占有する)の”cup”も、広い意味では同じ「つかむ」一族です。

 

【単語一覧】cap / cip / cept / ceiveを持つ英単語まとめ

 

まずは、今回紹介する主要な単語を一覧で確認しましょう。

単語 語源パーツ 直訳イメージ 主な意味
accept ac-(〜の方へ)+cept(取る) 自分の方へ取る 受け入れる
except ex-(外へ)+cept(取る) 外へ取り出す 〜を除いて
perceive per-(完全に)+ceive(つかむ) 完全につかむ 知覚する・気づく
conceive con-(完全に・共に)+ceive(つかむ) 頭や体の中に取り込む 思いつく・妊娠する
deceive de-(離して)+ceive(つかむ) 正しい所から離して捕らえる だます
anticipate anti-/ante-(前もって)+cip(取る) 先に取っておく 予想する・先回りする
principle prin-(最初の)+cip(取る) 最初に取るもの 原則・主義
capable cap(取る・収める)+-able(できる) 受け取る力がある 能力がある
occupy oc-/ob-(〜に向かって・完全に)+cup(つかむ) 場所をしっかりつかむ 占有する
susceptible sus-/sub-(下に)+cept(取る)+-ible(できる) 影響の下に取り込まれやすい 影響を受けやすい

 

接頭辞で意味が変わる!「どこへ・どうやって取るか」で覚えよう

 

この語根を攻略するコツは、「何をつかむか」だけでなく「どの方向へつかむか」を意識することです。

その方向を決めるのが、語根の前に付く接頭辞です。

 
コダック

イメージをまとめると、以下のようになります!

accept⇒「自分の方へ取る」=受け入れる
except⇒「外へ取り出す」=除外する・〜を除いて
perceive⇒「完全につかむ」=知覚する・理解する
conceive⇒「内側に取り込む」=考えを思いつく・子を宿す
deceive⇒「正しい道から離して捕らえる」=だます

 
同じ「つかむ」でも、内側へ取るのか、外へ取り出すのかで意味が変わるんだね!
 
コダック
そうなんです!
単語の日本語訳だけを別々に覚えるより、接頭辞が示す方向+「つかむ」で考えた方が、初めて見る単語の意味も推測しやすくなりますよ!

 

accept(受け入れる)|ac-(〜の方へ)+cept(取る)

 

acceptは、ac-(ad-が変化した形=〜の方へ)+cept(取る)で、直訳イメージは「自分の方へ取る」です。

差し出された物だけでなく、提案・事実・責任などを自分の側へ取り込むことから、「受け入れる」という意味になりました。

【例文】
・I accepted his offer.
(私は彼の申し出を受け入れた。)

・She accepted responsibility for the mistake.
(彼女はその間違いに対する責任を引き受けた。)

「accept」の意味・使い方を詳しく見る

 

except(〜を除いて)|ex-(外へ)+cept(取る)

 

exceptは、ex-(外へ)+cept(取る)で、「集団の中から一つだけ外へ取り出す」イメージです。

そこから、ある人や物を仲間から外して考える「〜を除いて」という意味になりました。

 
コダック
”accept”と”except”は似ていますが、方向が正反対!

ac-は自分の方へ取り込む。
ex-は外へ取り出す。

この違いを意識すれば、スペルも意味も混同しにくくなりますよ!

【例文】
・Everyone came except Tom.
(トムを除いて全員が来た。)

「except」の意味・使い方を詳しく見る

 

perceive(知覚する)|per-(完全に)+ceive(つかむ)

 

perceiveは、per-(完全に・通して)+ceive(つかむ)で、「感覚や頭で完全につかむ」イメージです。

目で見ることだけでなく、耳・匂い・感覚・状況判断などを通して何かに気づくことを表します。

【例文】
・I perceived a slight change in her voice.
(私は彼女の声のわずかな変化に気づいた。)

「perceive」の意味・覚え方を詳しく見る

 

conceive(思いつく・妊娠する)|con-(完全に)+ceive(つかむ)

 

conceiveは、con-(共に・完全に)+ceive(つかむ)で、「内側にしっかり取り込んで形にする」イメージです。

頭の中に考えを取り込んで形にすれば「思いつく・想像する」、体の中に新しい命を宿せば「妊娠する」という意味になります。

 
「考えを思いつく」と「妊娠する」が、同じ単語なのは不思議だと思っていたよ。
 
コダック
どちらも自分の内側に取り込み、新しいものを形にする点は同じなんです!
語源のコアイメージを知ると、離れて見えた意味が一本につながりますね。

【例文】
・She conceived a plan to solve the problem.
(彼女はその問題を解決する計画を思いついた。)

「conceive」の意味・使い方を詳しく見る

 

deceive(だます)|de-(離して)+ceive(つかむ)

 

deceiveは、de-(離して・外して)+ceive(つかむ)で、「相手を正しい場所から引き離し、別の方向へ捕らえる」イメージです。

相手の判断を真実から引き離して、うその中へ取り込むことから「だます」という意味になります。

【例文】
・He deceived me into believing the story.
(彼は私をだまして、その話を信じ込ませた。)

「deceive」の意味・使い方を詳しく見る

 

anticipate(予想する・先回りする)|ante-(前もって)+cip(取る)

 

anticipateは、語源的にはante-(前に・前もって)+cip(取る)につながり、「他の人より前に取る」イメージを持ちます。

出来事が起きる前に、その内容を先に頭の中へ取り込んでおくことから、「予想する・見越す」という意味になりました。

【例文】
・We anticipate strong demand for the product.
(私たちはその商品に強い需要があると予想している。)

「anticipate」の意味・使い方を詳しく見る

 

principle(原則・主義)|prin-(最初の)+cip(取る)

 

principleは、ラテン語のprinceps(最初のもの・第一人者)principium(始まり・基礎)につながる単語です。

構成の中心には「最初」と「取る」という発想があり、物事を考えるときに最初に押さえておく根本から「原則・主義」の意味になりました。

【例文】
・Honesty is an important principle in business.
(正直さはビジネスにおける重要な原則です。)

「principle」の意味・使い方を詳しく見る

 

capable(能力がある)|cap(取る・収める)+-able(できる)

 

capableも、ラテン語capere(取る・受け入れる)につながる単語です。

仕事や役割を自分の中に受け入れて処理できるだけの「容量・力」があることから、「能力がある」という意味になりました。

【例文】
・She is capable of solving the problem alone.
(彼女は一人でその問題を解決する能力がある。)

「capable」の意味・使い方を詳しく見る

 

occupy(占有する)|oc-/ob-(〜に向かって)+cup(つかむ)

 

occupyの”cup”も、capereにつながる変化形です。

場所や時間をがっちりとつかんで手元に置くことから、「場所を占める・占有する」「時間を使う」という意味になりました。

【例文】
・The sofa occupies most of the room.
(そのソファは部屋の大部分を占めている。)

「occupy」の意味・覚え方を詳しく見る
「occupation」の意味・使い方を詳しく見る
「occupancy」の意味・使い方を詳しく見る

 

susceptible(影響を受けやすい)|sus-(下に)+cept(取る)

 

susceptibleは、sus-(sub-の変化形=下に)+cept(取る)+-ible(〜できる)で、「ある影響の下に取り込まれ得る」イメージです。

外からの影響や病気などに捕らえられやすいことから、「影響を受けやすい・感染しやすい」という意味になります。

【例文】
・Young children are susceptible to colds.
(幼い子どもは風邪をひきやすい。)

「susceptible」の意味・使い方を詳しく見る

 

accept / except / receiveの違いも「取る方向」で整理しよう

 

 
コダック
せっかくなので、特に混同しやすい3語の違いも一緒に整理してしまいましょう!

どれも「取る」ことに関係しますが、何を強調するかが違います。

accept / except / receiveのイメージの違い

accept
「差し出されたものを、自分の意思で受け入れる」
⇒受け取ることへの同意・承認を強調

except
「集団の中から一つを外へ取り出す」
⇒ある人や物を除外することを強調

receive
「送られてきたものを受け取る」
⇒実際に物・連絡・影響などが手元へ届くことを強調

 

 
プレゼントが届けばreceive、そのプレゼントを喜んで受け入れればacceptという感じかな?
 
コダック
その理解でバッチリです!
receiveは「届いたという事実」acceptは「受け入れる意思」に焦点があります。

語源が同じ仲間でも、接頭辞や使われ方によってニュアンスが変わるんですね。

 

語根cap / cip / cept / ceiveの意味・覚え方まとめ

 

以下、語根”cap / cip / cept / ceive”についてのまとめです。

cap / cip / cept / ceiveは、ラテン語capereにつながる語源パーツ
 ⇒コアイメージは「取る・つかむ・取り込む」

accept=自分の方へ取る
 ⇒「受け入れる」

except=外へ取り出す
 ⇒「〜を除いて」

perceive=感覚や頭で完全につかむ
 ⇒「知覚する・気づく」

conceive=内側に取り込んで形にする
 ⇒「思いつく・妊娠する」

deceive=正しい所から離して捕らえる
 ⇒「だます」

●綴りが違っても、接頭辞が示す方向と「つかむ」を組み合わせれば、意味を芋づる式に覚えられる

 

 
コダック
”cap / cip / cept / ceive”は、姿を変えながら多くの英単語に入り込んでいる重要な語根です。

見慣れない単語に出会ったときも、まずは「どの方向へ、何をつかんでいるのか?」を考えてみてください。日本語訳を知らなくても、意味の輪郭が見えてくることがありますよ!

当サイトでは、ほかの語根についても同じように、コアイメージと構成パーツから解説しています。

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
Merriam-Webster Dictionary “accept” “receive”
Dictionary.com “perceive”
Online Etymology Dictionary “perceive” “accept”