こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「con-(完全に・しっかりと)」+「cip-(掴む)」のパーツで構成されている単語です。
「自分の内側にしっかりと取り込んで形にする」がコアイメージで、“conceive“=「(考えやアイデアを)心に抱く、思いつく」「想像する、妊娠する」の意味を持ちますよ!
”conceive”の意味と使い方 コアイメージは「自分の内側にしっかりと取り込んで形にする」

”conceive(発音:kənsíːv【動詞】)”は「心に抱く、思いつく」「想像する、妊娠する」の意味を持つ単語です。
「con-(完全に・しっかりと)」+「cip-(掴む)」のパーツで構成されている単語で、「自分の内側にしっかりと取り込んで形にする」がコアイメージです。
そこから、頭の中で新しい計画や概念を「「心に抱く・思いつく」」ことや、子宮の中に命を宿す「妊娠する」のが”conceive”なわけですね!
”conceive”は動詞として、ビジネスやクリエイティブな場面で「新しいプロジェクトを考案する(conceive a new project)」と言いたい時や、否定文を伴って「それが正しいとは到底想像できない(I cannot conceive that…)」のように使われます。また、新しい命を宿す「妊娠する」という意味でも、医学や日常で頻出する重要な単語です。
これが身体の話になると、お腹の中に新しい命を宿して育み始める、つまり『妊娠する』という意味になるわけです。「無から有を内に宿す」というコアがすごく綺麗に繋がっていますよね。
このように”外にあるものや、これから生まれる概念を自分の内側にガシッと取り込んで形作っていく”という意味から、ビジネスの企画立案から、哲学的な思考、そして生命の誕生にいたるまで広く使用されます。
例文
・The architect conceived the design while traveling.
(その建築家は旅行中にそのデザインを思いついた[心に抱いた]。)
・It is difficult to conceive of a world without smartphones.
(スマートフォンのない世界を想像するのは難しい。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”conceive”の関連語①:「思いつく・想像する」を意味する単語”imagine/think up”
例えば”imagine”や”think up”なども「想像する、思いつく」を意味する単語ですよ!
⇒「想像する」の意味を持つ単語”imagine/think up”
イメージの違いとしては
conceive ⇒「まだ誰も作ったことがない概念や計画を、ゼロから脳内に宿して形作る」だから(論理的に)考案する・深く心に抱く
imagine ⇒「頭の中に絵(image)を思い浮かべて、自由にイメージを広げる」だから(映像的な)想像・空想
think up ⇒「頭をひねってアイデアや言い訳を、下から上へと引っ張り出す」だから(カジュアルな)思いつき・案の捻出
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●conceive a master plan
「(誰も思いつかなかったような偉大な)基本計画を考案する」
⇒ 頭の中でじっくりと新しい概念の卵を育てていくイメージ
●imagine life on Mars
「火星での生活を(絵に描くように)想像する」
⇒ ビジュアルとして頭の中に情景を浮かべてワクワクするイメージ
●think up an excuse
「(遅刻の言い訳をその場で)思いつく[でっち上げる]」
⇒ トンチを利かせて適当なアイデアをパッとひねり出すカジュアルなイメージ
”conceive”の関連語②:「心に抱く」を意味する単語”harbor/entertain”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「心に抱く」の意味を持つ単語”harbor/entertain”
それぞれの表現の違いとしては
conceive ⇒「新しい考えを頭のなかに誕生させて、しっかりと形作り始める」だから(無から有への)着想・構築
harbor ⇒「船を港(harbor)に隠して留めるように、悪意や疑いをコッソリ隠し持つ」だから(主にネガティブな感情の)潜伏、隠匿
entertain ⇒「お客さんをもてなすように、ある考えを頭の中でしばらくキープして楽しむ」だから(アイデアを)考慮する、温める
といったイメージです。
●conceive a deep hatred
「(ある出来事をきっかけに)深い憎しみを抱くに至る。」
⇒ 自分の心の中に、強い感情の塊がハッキリと生まれるイメージ
●harbor a criminal
「(警察に見つからないように)犯人をかくまう、または恨みを心に潜ませる。」
⇒ 外に出さずに内にずっとじっと留めておくイメージ
●entertain doubts
「(本当かな?と)疑念を抱く[あれこれ考えてみる]。」
⇒ その考えを頭の中で泳がせて、あれこれこねくり回して遊ぶイメージ
”conceive”の文法・語法 前置詞 “of” をつけるか、つけないか
“conceive”の使い方で、英文読解やライティングにおいて最も間違いやすいのが、「他動詞(そのまま名詞を続ける)」として使うか、「自動詞(後ろに of を置く)」として使うかというポイントです。
どちらの形にするかによって、表現できるニュアンスにハッキリとした違いが生まれますよ!
⇒ 「(新計画やアイデアなど具体的なものを)考案する、思いつく、心に抱く」
② 自動詞(conceive of + 名詞)
⇒ 「(まだ見ぬ世界や、ありえない事態などを)想像する、思い描く」 ※think of や imagine に近い使い方
ちなみに、もう一つの重要な意味である「妊娠する」として使う場合、他動詞として子供を授かる(conceive a child)とも言えますが、後ろに何も置かずに自動詞(彼女は妊娠した:She conceived.)として使うことも多いですよ。
① 他動詞(計画を考案する・心に抱く)の例文
The committee conceived a brilliant strategy to increase sales.
(委員会は売上を伸ばすための**素晴らしい戦略を考案した**。※具体的な戦略を頭の中で形にしたので他動詞)② 自動詞(〜について想像する)の例文
I cannot conceive of working without a computer.
(パソコンなしで働くなんて、私には到底**想像できない**。※ありえない状況について思い描いている)
また、ビジネスでおなじみの “concept(概念、コンセプト)” や、 “conception(着想、概念、妊娠)” は、すべてこの `conceive` の名詞形(派生語)です。試験の長文読解で “cannot conceive of 〜” という熟語フレーズに出会ったら、「〜について想像もつかないんだな」と瞬時に見抜けるようになっておきましょう!
”conceive”の語源はラテン語「concipere」 意味は「完全に捕らえる、取り込む」
”conceive”の語源についても、確認していきましょう。
”conceive”の語源はラテン語の”concipere(コンキペレ)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”conceive”の起源について、下記の記載があります。
Origin of conceive
First recorded in 1250–300; Middle English from Anglo-French, Old French conceivre, from Latin concipere “to take fully, take in,” equivalent to con- con- + -cipere, combining form of capere “to take”※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”conceive”はラテン語からアングロ=フランス語、古期フランス語を経由して発祥している模様。
●ラテン語「con-(完全に “con-”)」+「capere(捕らえる、掴む “to take”)」
↓
●ラテン語「concipere(完全に捕らえる、内側に取り込む “to take fully, take in”)」
↓
●アングロ=フランス語、古期フランス語「conceivre」
↓
●13世紀後半(1250〜1300年頃)に、中期英語(Middle English)として定着
Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「con-(完全に)」に、ラテン語で掴むを意味する「capere」の変形が結合した(equivalent to)成り立ちです。自分の内側の世界に「完全に、しっかりと取り込んでホールドする(take fully)」というリアルな手の動きの感覚が、現在の「アイデアを着想する」や「お腹に命を宿す(妊娠する)」という意味のコアになっているのがよく分かりますね!
構成パーツで覚える”conceive” 「con-」+「cip-」
ここからは構成パーツの面から”conceive”について覚えていきましょう
”conceive”の構成パーツは「con-(完全に、しっかりと)」+「cip-(捕らえる、掴む)」のパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“con-“は「完全に、しっかりと、共に」を意味するパーツ
”con-”は、「みんな一緒に(together)」という意味が有名ですが、動詞の頭にくっつくときは「最後の最後まで、完全に、隙間なくしっかりと」という強い強調のニュアンスを持ちます。
その他にconventional(みんなが一緒に集まって決めた→従来の、型通りの)、confirm(完全に固くする→確認する、裏付ける)なども”con-”を使用する単語です。
”cip-”は「捕らえる、掴む、手に入れる」を意味するパーツ
”cip-”は、ラテン語の capere(掴む、受け取る)に由来し、自らの支配下や内部にホールドするイメージを持つパーツです。(※後ろに続く文字によって cap- や cept- にも変化します)
その他にcapacity(中に掴み込める量→容量、能力)、intercept(途中でガシッと掴み取る→遮断する、横取りする)なども”cip-(cap- / cept-)”を使用する単語です。
”conceive”の語源は、意味と覚え方のまとめ
以下、”conceive”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「自分の内側にしっかりと取り込んで形にする」
⇒”conceive”=「(考えやアイデアを)心に抱く、思いつく」「想像する、妊娠する」の意味
●「自分の頭やお腹のレセプター(受容体)の中に、完全に(con)新しいものを掴み入れる(cip)」というコアがあるからこそ、新企画を頭に宿す「思いつく」という意味になり、新しい生命を体内に宿す「妊娠する」という意味にブレなく一本の線で繋がります。同じスペル変化をして「後ろに引っ張って掴む」という意味を持つ「receive(受け取る)」や、名詞形の「concept(概念・コンセプト)」、「conception(着想、妊娠)」などと一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!