approachの意味と使い方|approach to doing・take an approach・語源まで解説

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approachの意味と使い方|approach to doing・take an approach・語源まで解説

コダック

今日の英単語はapproachです!名詞では「方法・取り組み方」、動詞では「近づく・取り組む」と訳されます。

一見すると意味が離れているようですが、コアイメージはひとつ。人・場所・問題などの対象へ、ある方向から近づいていくです。

問題へのapproachは「どの角度から問題に近づくか」。この絵が分かれば、approach to doingapproach a personの文法も覚えやすくなりますよ!

approachはビジネス、研究、教育、ニュースで頻繁に使われる重要語です。日本語でも「アプローチ」と言いますが、英語では「方法」だけでなく、実際に人や場所へ近づく動作、時期が迫ること、相手に話を持ちかけることまで表します。

特に学習者が迷いやすいのは、名詞の後ろがapproach to doingになる一方、動詞ではapproach someoneとtoを付けない点です。この記事では、名詞と動詞をひとつのイメージでつなぎながら整理します。

  • 品詞:名詞・動詞
  • 発音:米 /əˈproʊtʃ/、英 /əˈprəʊtʃ/(アプロウチに近い)
  • 複数形:approaches
  • 過去形・過去分詞:approached
  • 主な意味:近づく、近づける、取り組む、接触する/接近、取り組み方、申し入れ
  • コアイメージ:対象との距離を縮める

approachの意味は「対象へ近づく」でつながる

動詞1:人・場所・物に近づく

A man approached me at the station.
(駅で男性が私に近づいてきました。)

The train is approaching the platform.
(列車がホームに近づいています。)

We approached the village from the north.
(私たちは北側から村へ近づきました。)

空間的な距離が小さくなる、最も基本的な意味です。人にも場所にも使えます。

動詞2:時期・数値・状態に近づく

Winter is approaching.
(冬が近づいています。)

The temperature is approaching 40 degrees.
(気温が40度に近づいています。)

He is approaching retirement age.
(彼は退職年齢に近づいています。)

物理的な移動がなくても、時間や数値の距離が縮まればapproachを使えます。

動詞3:問題・仕事に取り組む

We need to approach the problem from a different angle.
(私たちは別の角度からその問題に取り組む必要があります。)

She approached the task carefully.
(彼女はその課題に慎重に取り組みました。)

問題を解決するには、まず対象へ近づいて分析します。そこから「扱う・取り組む」という意味が生まれました。

動詞4:人に話を持ちかける・依頼する

We approached the manager about the issue.
(私たちはその問題について管理者に話を持ちかけました。)

Several companies approached her with job offers.
(複数の会社が彼女に仕事のオファーを持ちかけました。)

相手に物理的に近づくことから、「会って話す」「提案や依頼をする」へ広がっています。

名詞1:接近・近づくこと

We heard the approach of the train.
(列車が近づいてくる音が聞こえました。)

The approach of spring changes the landscape.
(春の訪れが景色を変えます。)

the approach of+名詞で「~の接近・到来」です。時間を表すspring、winter、deadlineなどとも使えます。

名詞2:取り組み方・考え方・方針

We need a new approach to the problem.
(その問題には新しい取り組み方が必要です。)

Her approach to teaching is highly practical.
(彼女の教育への取り組み方は、とても実践的です。)

対象へ「どこから、どの姿勢で近づくか」を表します。日本語では「方法」のほか、「アプローチ」「取り組み方」「考え方」「方針」と訳すと自然です。

approach to doingの使い方

名詞のapproachで「~への取り組み方」と言うときは、an approach to+名詞の形を使います。

an approach to language learning
(言語学習への取り組み方)

a new approach to customer service
(顧客サービスへの新しい取り組み方)

動詞を続ける場合は、approach to doingと動名詞にします。

We discussed a new approach to reducing costs.
(私たちはコストを削減する新しい方法について話し合いました。)

This approach to teaching grammar gives students more practice.
(この文法教授法では、生徒により多くの練習機会を与えます。)

なぜapproach to doではなくapproach to doing?

ここでのtoは不定詞の印ではなく、名詞approachと対象を結ぶ前置詞です。前置詞の後ろに動詞を置くときは動名詞にします。

× an approach to solve the problem
○ an approach to solving the problem
○ a way to solve the problem

way to solveのtoは不定詞、approach to solvingのtoは前置詞です。見た目は同じでも文法上の役割が違います。

toの後ろだから全部動詞の原形だと思ってた…。look forward to seeingと同じで、approachのtoも前置詞なんだね。

コダック

その通りです!the key to doingthe solution to doingan approach to doingのtoは同じ仲間です。

「名詞+to+対象」のtoなら、その後ろの動詞は-ingと考えると整理しやすいですよ。

approach toとapproach ofの違い

前置詞が変わると意味も変わります。

  • an approach to the problem:問題への取り組み方
  • the approach of winter:冬の接近・到来

toは近づいていく対象、ofは近づいてくるものを示します。

take an approachの意味と使い方

take an approachは「ある取り組み方をする・ある方針を取る」です。approachを選び、実際の対応方針として採用する感覚があります。

We decided to take a cautious approach.
(私たちは慎重な方針を取ることにしました。)

The teacher takes a flexible approach to homework.
(その先生は宿題について柔軟な方針を取っています。)

Try taking a more practical approach.
(もっと実践的な取り組み方を試してみてください。)

adopt an approachとの違い

adopt an approachも「方針・方法を採用する」です。takeよりも、「複数の候補から正式に選んで導入する」という響きが強く、ビジネスや学術文書でよく使われます。

The company adopted a data-driven approach.
(その会社はデータ重視の方針を採用しました。)

日常的な説明ではtake an approach、組織としての決定や導入ではadopt an approachが使いやすいですが、重なる場面もあります。

use an approachは使える?

use an approachも可能です。特定の課題に方法を適用する事実を淡々と述べます。

The study uses a mixed-method approach.
(その研究は混合研究法のアプローチを使っています。)

new approach toの使い方

a new approach to+名詞/動名詞は、「~への新しい取り組み方」「~する新しい方法」という頻出表現です。

We need a new approach to online education.
(オンライン教育への新しい取り組み方が必要です。)

The team developed a new approach to treating the disease.
(チームはその病気を治療する新しい取り組み方を開発しました。)

This book offers a new approach to learning vocabulary.
(この本は語彙学習への新しいアプローチを提示します。)

よく一緒に使う形容詞には、次があります。

表現 意味
a practical approach 実践的な取り組み方
a flexible approach 柔軟な方針
a systematic approach 体系的な取り組み方
a traditional approach 伝統的な方法・考え方
an innovative approach 革新的な取り組み方
a holistic approach 全体を包括的に見る方法
a customer-centered approach 顧客中心の方針

動詞approachで「人に近づく」:toは付けない

日本語の「~に近づく」につられて、approach to someoneと書きたくなりますが、動詞approachは基本的に他動詞です。対象を直接後ろに置きます。

× She approached to me.
○ She approached me.
(彼女は私に近づきました。)

× We approached to the manager about the problem.
○ We approached the manager about the problem.
(私たちはその問題について管理者に話を持ちかけました。)

come close toとの違い

come close toは「~の近くまで来る」で、前置詞toが必要です。一方、approachは動詞自体に「~へ近づく」という方向が含まれます。

The dog came close to me.
The dog approached me.
(その犬は私に近づきました。)

approachのほうがやや書き言葉的で、意図的・目に見える接近を述べるときに使いやすい表現です。

approach someone about something

人に相談・提案・依頼を持ちかける場合は、approach+人+about+話題が便利です。

I approached my supervisor about changing the schedule.
(予定変更について上司に相談を持ちかけました。)

approach someone for something

何かを求めて人に話を持ちかける場合は、forも使えます。

They approached local businesses for support.
(彼らは支援を求めて地元企業に働きかけました。)

methodとapproachの違い

methodapproachはどちらも「方法」ですが、抽象度が違います。

比較 approach method
中心 対象への向き合い方・方向性 具体的な手順・方式
質問 どの角度・考え方で進める? 何をどの順番で行う?
抽象度 高め 低め・具体的
a learner-centered approach a three-step teaching method

同じプロジェクトで両方を使う例

We took a user-centered approach and used interviews as our main research method.
(私たちは利用者中心の方針を取り、主な調査方法としてインタビューを使いました。)

user-centered approachが全体の姿勢、interviewsがその姿勢を実現する具体的なmethodです。

approachは「地図をどっち向きに見るか」で、methodは「実際にどの道を何歩進むか」って感じかな?

コダック

とてもよい例えです!approachが進む方向と姿勢、methodが道順と手順です。

ただし、日常の英語では境界が重なることもあります。「approachは絶対に抽象的」と決めつけず、基本傾向として使ってくださいね。

4語の全体比較は「way・method・approach・meansの違い」をご覧ください。

approachとwayの違い

wayは日常的で広い「やり方」、approachは問題や対象への意識的な「取り組み方」です。

I like the way she explains things.
(彼女の説明の仕方が好きです。)

I like her practical approach to teaching.
(彼女の実践的な教育方針が好きです。)

1文目は話し方のスタイル、2文目は教育に対する基本姿勢を評価しています。

approachの語源:「近くへ」がそのまま残っている

approachは、中英語・アングロフランス語を経て、後期ラテン語の語にさかのぼります。中心にはラテン語のad-(~へ)prope(近く)があります。

approachの語源イメージ

ad-=~へprope=近く

人・場所へ近づく

時期・数値が近づく

問題へ近づいて取り組む

問題に近づく方向・姿勢=取り組み方

動詞と名詞の意味を別々に暗記する必要はありません。「対象との距離を縮める」で一貫しています。

approachの覚え方:「問題の周りを歩いて、入口を選ぶ」

大きな問題を建物だと考えてください。建物には正面玄関、裏口、窓、階段など複数の入口があります。

  • 建物へ歩いて近づく:動詞「近づく」
  • どの入口から入るか決める:名詞「取り組み方」
  • 入口へ向かう角度:考え方・方針
  • 中に入って具体的に進む手順:method
コダック

approachは、日本語の「アプローチ」よりも意味が広い単語です。

見かけたら、まず「対象との距離が縮まっている」と考えてください。人に近づく、締切が近づく、問題に取り組む、全部同じ絵から理解できますよ!

approachと一緒に使う頻出表現

表現 意味
take an approach 方針・取り組み方を取る take a practical approach
adopt an approach 方針を採用する adopt a new approach
develop an approach 取り組み方を開発する develop an alternative approach
change one’s approach 取り組み方を変える change our approach
an approach to doing ~する取り組み方 an approach to reducing waste
approach a person 人に近づく・話を持ちかける approach the manager
approach a problem 問題に取り組む approach the issue logically
fast approaching 急速に近づいている The deadline is fast approaching.

approachのよくある間違い

間違い1:名詞のtoの後ろに原形を置く

× a new approach to teach children
○ a new approach to teaching children

間違い2:動詞の後ろにtoを入れる

× He approached to me.
○ He approached me.

間違い3:methodと完全な同義語だと思う

approachは方向性・姿勢、methodは具体的な手順です。文章の中で両方を使える関係です。

間違い4:日本語の「恋愛アプローチ」だけで理解する

英語のapproachは、人への接触にも使えますが、問題、仕事、教育、研究、時間、数値など非常に広い対象を取ります。

approachは可算名詞?冠詞の使い方

「取り組み方」のapproachは基本的に可算名詞です。1つの方針ならan approach、複数ならdifferent approachesとします。

We tried a different approach.
(私たちは別の取り組み方を試しました。)

Several approaches have been proposed.
(複数の取り組み方が提案されています。)

一方、接近という出来事を特定して述べる場合はthe approach of the stormのようにtheを使います。日本語では冠詞が見えませんが、英語では「1つの方針なのか」「特定の接近なのか」を冠詞で示します。

from a different angleとの組み合わせ

動詞approachはfrom+角度・立場と相性がよく、「どの方向から対象へ近づくか」を具体的に表せます。

Let’s approach the issue from the customer’s point of view.
(顧客の視点からその問題に取り組みましょう。)

The book approaches history from a local perspective.
(その本は地域の視点から歴史を扱っています。)

この形は、approachのコアイメージをそのまま文にした表現です。approach+対象+from+視点をひとかたまりで覚えると、議論やプレゼンでも使いやすくなります。

approachの練習問題

  1. 「問題を解決する新しい取り組み方」を英語で表してください。
  2. 「男性が私に近づいてきた」をapproachで英訳してください。
  3. 「私たちは慎重な方針を取った」を英訳してください。
  4. approach toの後ろに動詞を置く場合、何形にしますか。
  5. methodとapproachの違いを一文で説明してください。

1. a new approach to solving the problem

2. A man approached me.

3. We took a cautious approach.

4. 動名詞(-ing形)。toが前置詞だからです。

5. An approach is an overall way of dealing with something, while a method is a specific procedure.

approachの意味と使い方まとめ

  • approachのコアイメージは、対象との距離を縮めること。
  • 動詞では、人・場所へ近づく、時期や数値が近づく、問題に取り組む、人に話を持ちかける。
  • 名詞では、接近・到来、問題への取り組み方・基本姿勢を表す。
  • an approach to+名詞/動名詞で「~への取り組み方」。
  • toは前置詞なので、動詞を続けるならapproach to doing
  • 動詞ではtoを付けず、approach someone / approach the problem
  • take an approachは方針を取る、adopt an approachは方針を採用する。
  • approachは方向性、methodは具体的な手順。
  • 語源は「~へ」を表すad-と「近く」を表すpropeにつながる。
コダック

approachを正しく使うポイントは、文法を2つだけ覚えることです。

名詞ならapproach to doing、動詞ならapproach+対象を直接置く。そして意味は、いつでも「対象へ近づく」に戻してください。これで名詞と動詞をまとめて使えるようになりますよ!