「ex-(外に)」+「cept(取る)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「外に引っ張り出す」がコアイメージで、“except“=「〜を除いて、〜以外は」「〜を除外する」の意味を持ちますよ!
”except”の意味と使い方 品詞ごとの特徴とコアイメージ
”except(発音:/ɪkˈsept/ イクセプト)”は、主に「〜を除いて、〜以外は」という意味を持つ単語です。
実はこの単語、文脈によって【前置詞】【接続詞】【動詞】の3つの品詞として使い分けることができるんですよ!
すべての根底にあるのは、「ex-(外に)」+「cept(取る)」からなる、「外に引っ張り出す」というコアイメージです。
全体から特定のものを枠外にポイッと「除いて・除外する」のが”except”の本質なんです!
「except」の基本例文
【前置詞として:〜を除いて】
・We open every day except Sunday.
(日曜日を除いて毎日営業しています。)
・The budget is settled, except for a few details.
(2、3の細部を除けば、予算案は確定している。)【接続詞として:〜ということを除いては】
・I know nothing about him except that he lives in Tokyo.
(彼が東京に住んでいるということ以外、私は何も知りません。)【動詞として:〜を除外する・免除する】
・Children under five are excepted from the fee.
(5歳未満の子供は料金を免除されます。)
【語法・文法】「except」と「except for」の違いと使い分け

実は、どちらを使っても良い場合と、明確に使い分けなければならないルールがあるんですよ。
「except」と「except for」を使い分ける時の大きな基準は以下の3つです。
① 全体を表す言葉(all, every, no など)の後ろでは「for」が省略されやすい
文の中に all, every, no, any, whole や、everyone, everything, nowhere といった「全体」や「全否定」を表す強い言葉がある場合、その直後では「for」が省略されて「except」単体が好まれます。(※forを付けても間違いではありません)
・He ate everything except the onions.
(彼は玉ねぎ以外はすべて食べた。)
② 文頭(文の最初)で使うときは必ず「except for」にする
「〜を除けば、」というフレーズを文の先頭に持ってきたい場合、「except」単体で文を始めることはできません。必ず「except for」の形にします。
・Except for the rain, it was a great picnic.
(雨を除けば、素晴らしいピクニックだった。)
③ 全体を表す言葉がない場合は「except for」が必須
文の中に all や every などの「全体を表す言葉」がなく、話の「修正・おまけの補足」として例外を付け足す場合は、必ず「except for」を使います。
・The room was completely clean, except for a bit of dust on the desk.
(机の上の少しのホコリを除けば、その部屋は完全に綺麗だった。)
”except”の関連語①:「〜を除いて」を意味する単語”besides / apart from”との違い

実務や試験でもよく狙われるのが ”besides” や “apart from” です。
⇒「〜を除いて・〜の他に」の意味を持つ単語”besides / apart from”
核心となるイメージの違いは、ズバリ「足し算か・引き算か」です!
except ⇒「マイナス(引き算)」=全体からそれを引く(含まない)
besides ⇒「プラス(足し算)」=それに加えて、さらに足す(含める)
apart from ⇒「両方OK」=文脈によって引き算にも足し算にもなる
それぞれのイメージを、分かりやすい比較例文で見比べてみましょう!
● except(引き算:含まない)
「Everyone went except me.」
⇒ 全員が行ったが、私は【含まれない】(全員 − 私)のイメージ。
● besides(足し算:含める)
「What sports do you like besides soccer?」
⇒ サッカーに【加えて】、他に何が好き?(サッカー + 他のスポーツ)のイメージ。
● apart from(文脈でどちらにもなる)
「Apart from the cost, it’s a good plan.」
⇒ コストのことは【脇に置いておくと】(今回はコストを除外する=exceptのニュアンス)良い計画だ、というイメージ。
”except”の関連語②:「除外する」を意味する動詞”exclude / omit”との違い

⇒「除外する・省く」の意味を持つ動詞”exclude / omit”
● except(例外にする)
「Present company excepted.」
⇒(お世辞などを言う時に)ここにいる方々は【例外[除外]】として、という決まり文句です。
● exclude(締め出す)
「exclude outsiders from the meeting」
⇒ 部外者を会議のメンバーから【完全にシャットアウトする】という強いイメージ。
● omit(省略する)
「You can omit the details.」
⇒(長くなるから)細かい部分は【省いても[省略しても]】いいよ、というイメージ。
”except”の語源はラテン語「exceptus」 意味は「取り出された」

単語の成り立ちをより深く理解するために、語源についても確認していきましょう。
”except”の語源は、ラテン語の「exceptus」にさかのぼります。
オンラインの老舗英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”except”の起源について以下のように記載されています。
Origin of except1
First recorded in 1350–1400; Middle English: originally past participle, from Latin exceptus (past participle of excipere “to take out”), equivalent to ex- + -ceptus (combining form of captus, past participle of capere “to take”); see origin at ex-ーOrigin of except2
First recorded in 1350–1400; Middle English excepten, from Middle French excepter, from Latin exceptāre, derivative of exceptus (see except 1)日本語訳:1350〜1400年頃に初めて記録された。中期英語では元々過去分詞であり、ラテン語の「exceptus」(excipere「取り出す」の過去分詞)に由来する。これは ex- + -ceptus(capere「取る」の過去分詞である captus の結合形)と同等である。動詞形は中期フランス語の excepter、ラテン語の exceptāre を経由している。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載の通り、”except”はラテン語の「外に取り出す(excipere)」という動詞が、過去分詞形(外に取り出された状態=exceptus)になったものから発展していることが分かります。
● ラテン語:excipere(外に取り出す)
↓
● 過去分詞形:exceptus(外に取り出された)
↓
● 14世紀後半:中期英語やフランス語を経由し、「除外された」「〜を除いて」として現在の英語に定着
構成パーツで覚える”except” 「ex-(外に)」+「cept(取る)」

語源の仕組みが分かったところで、今度は現代の英語に残る「構成パーツ」の面から”except”を解剖してみましょう!
”except”は、「ex-(外に)」+「cept(取る)」という2つの重要なパーツから成り立っています。
“ex-“は「外に、外へ」を意味する接頭辞
”ex-”は「外に、外へ」あるいは「外側」を意味するパーツです。
他にも以下のような単語が、同じ ”ex-” の仲間です。
- export(ex- 外に + port 運ぶ = 輸出する)
- ex-president(接頭辞として「前〜」:現職の枠の「外に出た」大統領 = 前大統領)
”cept”は「取る、掴む」を意味する語根
”cept”は「取る、掴む、受け取る」を意味するパーツです。(※ラテン語 capere の変形)
その他の”cept”仲間(変形グループ含む)の単語も一緒にインプットしておきましょう!
intercept graves(inter-途中で + cept掴み取る = 横取りする・遮る)
perceive(per-完全に + ceive掴む = 知覚する・理解する ※ceiveはceptの変形パーツ)
”except”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、”except”の意味と覚え方について重要なポイントをまとめます。
⇒「ex-(外に)」+「cept(取る)」の2パーツ構成。
⇒ コアイメージは「外に引っ張り出す」。
⇒ 主に「〜を除いて、〜以外は」という意味を表す。
● 語法・文法の最重要ポイント
⇒ 文頭で例外を置くときは必ず「except for」の形にする。
⇒ 逆に、all や every などの全体を表す単語の直後では「for」が省略されて「except単体」になりやすい。
他の単語の解説記事も、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!
