【語源も分かって、忘れない】英単語「perceive」の意味と覚え方【五感で完全に(per)捕らえる(ceive)こと】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”perceive”

「完全に(per)」+「ceive(捕らえる)」の2パーツで構成されている単語です。

五感で完全に(per)捕らえる(ceiv)ことがコアイメージで、“perceive“=「知覚する」「理解する」の意味を持ちますよ!

 

”perceive”の意味と使い方 コアイメージは「五感で完全に(per)捕らえる(ceiv)こと」

”perceive(発音:pərsíːv/パァシィーヴ)”は「知覚する」「理解する」の意味を持つ単語です。

「完全に(per)」+「ceive(捕らえる)」の2パーツで構成されている単語で、「五感で完全に(per)捕らえる(ceiv)こと」がコアイメージです。

 

 
コダック
何かを五感、特に目で捕らえること(=「知覚する」ことや、

詳細までを知覚・把握すること(=「理解する」ことが”perceive”なわけですね!

 

”perceive”は「五感で完全に捕らえること」というコアイメージからも分かるように、感覚的な気づきを表すことが多いです。

 

 
 
う~ん、「感覚的な気づき」??

直感的に気づいたり、悟っちゃう感じ?

 
コダック
その通り!”perceive”の気づきは論理的に理解するというよりは、直感的に気づくニュアンスがありますよ!

例えば”He perceived a change in her attitude.(彼は彼女の態度が変わっていることに気づいた)”と言った場合、

彼女の表情や、雰囲気を見て、態度が変わっているのを察したイメージです。

 

このように”perceive”で「知覚するもの」「理解するもの」は、雰囲気や気配など「何となくわかること」が多いです。

逆に理屈で分かることや、見た目などではっきり分かることなどは後述する”notice”や”understand”を使用します。

 

perceive(動詞・他動詞)
①知覚する、気づく
②理解する、悟る

※関連語
perception(名詞)
①知覚、認知
②理解力、洞察力、看破する力
③認識、察知

That morning, he perceiver a change in Franca’s mood.
その朝、彼はフランカの機嫌が変わっている事に気づいた

On seeing her, I perceiver her as a good woman.
彼女に会ってみてすぐに善良な人だと分かった。

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”perceive”の関連語:「気づく・理解する」を意味する単語”notice/understand”

 
 
あっ、そういえば”notice”も意味が似てたよね

 

 
コダック

そうですね!”notice”も「分かる」と訳すことが出来る単語ですね。

つぎから”notice”についても確認していきましょう!

 

“notice”は「気づく」を意味する単語 

“notice”は「気づく」を意味する単語です。

「しるし(noti)」のパーツで構成されている単語で、実際に見たり聞いたりして何かに気づくことを表します。

 

 
コダック
”notice”と”perceive”の違いは、感覚的かそうでないかです。
 
例えば
 ●友達を見たときに機嫌が悪いのが分かったなら”perceive”
  ⇒友達を見て、表情や雰囲気でなんとなく機嫌が悪いのが分かったイメージ

 ●友達を見たときにケガをしているのが分かったなら”notice”
  ⇒友達を見て、血が流れていたりしてけがをしているのが分かったイメージ

と言った感じです。

 

notice
(名詞)
①注目
②掲示
③公告
④通知、通告、警告
(動詞・他動詞)
①気づく、分かる
②注目する、認める

※関連語
noticeable(形容詞)
①人目を引く、目立つ、注目すべき

noticeably(副詞)
①目立って、著しく

 

”perceive”の語源はラテン語のpercipere 意味は「掴む・理解する」

”perceive”の語源についても、確認していきましょう。

”perceive”の語源はラテン語のpercipereで、意味は「掴む・理解する」です。

 

オックスフォード英英辞典には”perceive”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Middle English from a variant of Old French perçoivre, from Latin percipere ‘seize, understand’, from per- ‘entirely’ + capere ‘take’.

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

”per(完全に)”と”capere(取る)”の組み合わせが、ラテン語の”percipere(掴む・理解する)”、古フランス語の”perçoivre”の異形を経由して中期英語として発祥した。
 
 
コダック
”perceive”の持つ「五感で完全に捕らえること」イメージは語源からも分かりますね!

 

構成パーツで覚える”perceive” 「per」+「ceive」

ここからは構成パーツの面から”perceive”について覚えていきましょう

”perceive”の構成パーツは「per」+「ceive」の2つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“per”は「徹底的に」「~を通して」を意味するパーツ

“per”は「徹底的に」「~を通して」を意味するパーツです。

単語によっては”par”などに形を変えて使われる場合もあります。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”persuade”という単語は「徹底的に(per)」+「勧告する(suad)」の2パーツで構成されていて、

「ああした方がいいよ!」「こうした方がいいよ!」と勧めて説き伏せること=「説得して~させること」が”persuade”の意味です。

 

 

その他の”per”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”ceive”は「捕まえる・取る」を意味するパーツ

”ceive”は「捕まえる・取る」を意味するパーツです。

単語によっては「cap/cup/cip/capt/cept」の形に変形して使われる事もあります。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”anticipate”という単語は「前に(anti)」+「捕らえる・取る(cip)」+「動詞語尾(-ate)」の3パーツで構成されており、

「先んじて捕まえること」がコアイメージで、”anticipate”=「予期する」「~に備える」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”ceiv”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”perceive”の意味と語源・覚え方のまとめ

”perceive”の意味と覚え方についてのまとめ

●”perceive”=「知覚する」「理解する」の意味を持つ単語

 ⇒「完全に(per)」+「ceive(捕らえる)」の2パーツで構成されている
  ⇒「五感で完全に(per)捕らえる(ceiv)こと」がコアイメージ

●”perceive”の語源はラテン語のpercipereで、意味は「掴む・理解する」

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」