【語源で覚える】語根「sum / sume / sumpt」(取る・引き受ける)を持つ英単語まとめ|assume・presume・consume・resumeの違いも

 
コダック
今日のテーマは語根”sum / sume / sumpt”

これらは、ラテン語の”sumere(取る・手に取る・引き受ける)”につながる語源パーツです。

「何かを自分の手元へ取り込む」というコアイメージをつかめば、assume・presume・consume・resume・consumptionなどを芋づる式に覚えられますよ!

 

”assume(仮定する)”、”consume(消費する)”、”presume(推定する)”、”resume(再開する)”。

日本語訳だけを見ると、共通点がほとんどないように見えますよね。

しかし、これらの単語はどれも、語源では何かを「取る」動作から生まれています。

 
「取る」から「仮定する」や「再開する」になるの?ちょっと意味が遠すぎる気がするな…。
 
コダック
確かに、訳だけでは分かりにくいですよね(汗)

でも、単語の前半に付く接頭辞を見ればつながります。

自分の方へ取れば「引き受ける」、証拠より前に取れば「先にそうだと考える」、全部まとめて取れば「使い尽くす」、もう一度取り上げれば「再開する」

つまり、「どのように取るのか」を接頭辞が決めているんです!

 

語根”sum / sume / sumpt”のコアイメージは「取る・引き受ける」

 

”sum / sume”は、ラテン語の”sumere(取る・取り上げる・引き受ける)”につながる語源パーツです。

さらにさかのぼると、”sumere”はsub-(下から・上へ)+emere(取る・買う)からできた語とされ、「手に取る」「自分のものとして受け取る」という感覚を持っていました。

sum / sume / sumptのコアイメージ

●物を手に取る
●役割や責任を自分のものとして引き受ける
●考えを真実として受け入れる
●資源を取り込み、最後まで使い切る
●中断していた物事を、もう一度取り上げる

 

 
コダック
机の上にある荷物を、自分の手元へ取り上げる場面を想像してみてください。

荷物の代わりに責任を取れば”assume responsibility”、考えを取れば”assume that…”です。

目に見えないものでも、「自分の側へ取り込む」という動きは変わっていません!

 

なぜsumeがsumptに変わるの?

 

この語根を学ぶ時に重要なのが、sumptという形です。

”sumere”の過去分詞形はsumptusであり、名詞化する時には”sumpt”の形が現れます。

動詞 名詞 変化
assume assumption sume → sumpt
consume consumption sume → sumpt
presume presumption sume → sumpt
resume resumption sume → sumpt

 

 
assumeの名詞がassumtionではなく、assumptionになるのは、この”p”が理由なんだね。
 
コダック
その通りです!

英語だけを見ていると突然”p”が現れたように感じますが、ラテン語のsumptusという形を知れば納得できます。

sumeとsumptは同じ「取る」ファミリーとして覚えましょう!

 

【単語一覧】sum / sume / sumptを持つ英単語まとめ

 

まずは主要な単語を一覧で確認してみましょう。

単語 語源パーツ 直訳イメージ 主な意味
assume as- / ad-(〜の方へ)+sume(取る) 自分の方へ取る 引き受ける・仮定する
assumption as-(〜へ)+sumpt(取った)+-ion 自分の側へ取った考え 仮定・思い込み・引き受け
consume con-(すべて・完全に)+sume(取る) 全部まとめて取り込む 消費する・食べる・使い尽くす
consumer consume(消費する)+-er(人) 商品や資源を取り込んで使う人 消費者
consumption con-(完全に)+sumpt(取った)+-ion 取り込んで使い切ること 消費・摂取量
presume pre-(前もって)+sume(取る) 証明より先に考えを取る 推定する・〜と思う
presumption pre-(前もって)+sumpt(取った)+-ion 先に真実として受け取った考え 推定・仮定・厚かましさ
resume re-(再び)+sume(取る) もう一度取り上げる 再開する・取り戻す
resumption re-(再び)+sumpt(取った)+-ion 再び取り上げること 再開・回復
subsume sub-(下に)+sume(取る) 大きな分類の下へ取り込む 包含する・一部として含める
sumptuous sumpt(費用として取られたもの)+-uous 多くの費用が掛けられた 豪華な・ぜいたくな

 

 
コダック
単語の前半に注目してみましょう!

as-なら「自分の方へ」、con-なら「全部まとめて」、pre-なら「前もって」、re-なら「再び」。

同じ”sume(取る)”でも、取り方やタイミングが変わることで、意味が枝分かれするんです!

 

接頭辞で意味が変わる!「どのように取るか」で覚えよう

 

 
コダック

イメージの違いをまとめると、以下のようになります!

assume⇒「自分の方へ取り込む」=引き受ける・仮定する
consume⇒「すべて取り込んで使い切る」=消費する・食べる
presume⇒「証拠より前に考えを取る」=推定する・〜と思う
resume⇒「中断していたものを再び取り上げる」=再開する
subsume⇒「大きな分類の下へ取り込む」=包含する

 
同じ「取る」でも、自分が取る・全部取る・先に取る・もう一度取るで、意味が変わるんだね。
 
コダック
そうなんです!
接頭辞を「いつ・どこへ・どれくらい取るのか」を示す説明書だと考えると、長い単語でも意味を組み立てやすくなりますよ。

 

主要なsum / sume系単語を個別記事と一緒に覚えよう

 

assume|as- / ad-(〜の方へ)+sume(取る)

assumeは、役割・責任・態度・考えなどを自分の方へ取り込むイメージです。

責任を自分のものとして取れば「引き受ける」、証拠が十分でない考えを自分の中へ取り入れれば「仮定する・〜と思う」になります。

【例文】
・She assumed responsibility for the project.
(彼女はそのプロジェクトの責任を引き受けました。)
・I assumed that he already knew the answer.
(私は彼がすでに答えを知っていると思っていました。)

「assume」の意味・使い方、supposeとの違いを詳しく見る

 

consume|con-(すべて・完全に)+sume(取る)

consumeは、物・食べ物・エネルギー・時間などをすべて取り込み、なくなるまで使うイメージです。

食べ物を体内へ取り込めば「食べる」、燃料や電力を使い切れば「消費する」、炎が建物を完全に取り尽くせば「焼き尽くす」という意味になります。

【例文】
・This machine consumes a lot of electricity.
(この機械は大量の電力を消費します。)
・People are consuming more digital content than ever.
(人々はこれまで以上に多くのデジタルコンテンツを消費しています。)

 

consumer|consume(消費する)+-er(人)

consumerは、商品やサービスを購入し、実際に取り込んで使用する人です。

企業が生産・販売する側であるのに対し、consumerは最終的に商品やサービスを利用する「消費者」を指します。

【例文】
・Consumers are demanding more sustainable products.
(消費者は、より持続可能な商品を求めています。)
・The law protects consumers from unfair business practices.
(その法律は不公正な商慣行から消費者を守ります。)

「consumer」の意味・使い方、customerとの違いを詳しく見る

 

consumption|con-(完全に)+sumpt(取った)+-ion(こと)

consumptionは、物・食料・燃料・エネルギーなどを取り込んで使用する行為や量です。

そのため、”energy consumption(エネルギー消費量)”、”food consumption(食料摂取量)”のように使われます。

【例文】
・We need to reduce energy consumption.
(私たちはエネルギー消費量を減らす必要があります。)
・Excessive sugar consumption can affect your health.
(過剰な砂糖の摂取は健康に影響を与える可能性があります。)

「consumption」の意味・使い方、consumeとの関係を詳しく見る

 

presume|pre-(前もって)+sume(取る)

presumeは、十分な証明がそろうより前に、ある考えを真実として取るイメージです。

状況や可能性に基づいて「おそらく〜だろう」と推定するほか、権限がないのに先回りして行動する「差し出がましいことをする」という意味にも広がりました。

【例文】
・I presume that the meeting has been canceled.
(会議は中止になったものと思います。)
・The defendant is presumed innocent until proven guilty.
(被告人は有罪が証明されるまで無罪と推定されます。)

「presume」の意味・使い方、assumeとの違いを詳しく見る

 

resume|re-(再び)+sume(取る)

resumeは、途中で置いていた仕事・会話・活動などをもう一度手に取るイメージです。

そこから、「再開する」「元の位置・役割を取り戻す」という意味になります。

【例文】
・The meeting will resume after lunch.
(会議は昼食後に再開します。)
・She resumed her duties the following week.
(彼女は翌週、職務に復帰しました。)

 

 
仕事をいったん机に置いて、休憩後にもう一度手に取る。それがresumeなんだね。
 
コダック
そのイメージでバッチリです!

日本語では単に「再開する」と覚えがちですが、語源では「再び手に取る」という、とても具体的な動作なんですよ。

 

assumeとpresumeの違い|「自分の中へ取る」か「先に取る」か

 

assumepresumeは、どちらも「〜だと思う・仮定する」と訳されます。

ただし、語源の方向と根拠の感覚に違いがあります。

 
コダック

イメージの違いは以下の通りです!

assume⇒「ひとまず考えを自分の中へ取り入れる」=根拠がなくても仮定する
presume⇒「状況から先回りして答えを取る」=一定の根拠をもとに推定する

 
assumeは「仮にそうだと置く」。presumeは「状況から見て、たぶんそうだと先に判断する」感じ?
 
コダック
その区別で大丈夫です!

ただし、実際の英語では意味が重なる場面も多く、必ずしも根拠の有無だけで機械的に分けられるわけではありません。

まずはassume=自分の中に仮定として取るpresume=前もって判断を取ると覚えておきましょう。

 

例文で見る!assume / presumeの違い

●Let us assume that the price remains the same.
「価格が同じままだと仮定しましょう」
⇒議論を進めるため、ひとまず真実として取り入れる

●I presume she has already left because her coat is gone.
「コートがないので、彼女はもう帰ったのだと思います」
⇒目の前の状況を根拠に、先回りして判断する

 

assumeの「引き受ける」と「仮定する」はどうつながる?

 

 
assume responsibilityの「引き受ける」と、assume thatの「仮定する」は別の意味に見えるな。
 
コダック
どちらも、自分の側へ何かを取る点では同じです!

責任を自分の側へ取れば「責任を引き受ける」。ある考えを自分の中へ取って、いったん真実として扱えば「仮定する」

対象が「責任」か「考え」かによって、日本語訳が変わっているだけなんです。

 

assumeの意味のつながり

●assume responsibility
責任を自分のものとして取る ⇒ 責任を引き受ける

●assume control
支配権を自分のものとして取る ⇒ 主導権を握る

●assume a position
役職・立場を自分のものとして取る ⇒ 就任する

●assume that…
考えを真実として取る ⇒ 〜だと仮定する

 

consume・consumer・consumptionの違い

 

この3語は同じファミリーですが、品詞と見ているポイントが異なります。

単語 品詞 中心となるもの 意味
consume 動詞 取り込んで使う動作 消費する・食べる
consumer 名詞 取り込んで使用する人 消費者
consumption 名詞 消費する行為・量 消費・摂取量
 
コダック
consumeが動作、consumerが人、consumptionが行為や量です。

語尾の-er(人)-tion(こと・状態)を見れば、品詞も意味も見分けやすくなりますよ!

 

resumeとrésuméは同じ単語?

 

英語には、動詞のresume(再開する)と、名詞のrésumé(履歴書・要約)があります。

どちらもフランス語・ラテン語を通じて「再び取る・取りまとめる」という歴史的なつながりを持ちますが、現代英語では発音と用法が異なります。

単語 発音の目安 意味
resume リズーム 再開する・続ける
résumé / resume レジュメイ 履歴書・経歴の要約
 
スペルが同じこともあるから、文脈と発音で判断する必要があるんだね。
 
コダック
その通りです!

resume workなら「仕事を再開する」、send a résuméなら「履歴書を送る」。

履歴書の方はアクセント記号を付けて”résumé”と書くと、動詞との違いが分かりやすくなります。

 

注意!計算のsum「合計」は別の語源

 

 
”sum”って「合計」の英単語でもあるよね。「取る」と関係があるの?
 
コダック
ここは重要な注意点です!

計算のsum(合計)は、ラテン語summa(最も高いもの・全体の合計)につながる別語源です。

今回扱っているsume / sumpt=取るとは、現代英語で綴りが似ているだけなので、無理に一緒に覚えないようにしましょう!

 

混同しないための整理

sume / sumpt
ラテン語sumere「取る」につながる
例:assume / consume / presume / resume / consumption

sum「合計」
ラテン語summa「最も高いもの・合計」につながる
例:sum up / a large sum of money

 

意外な親戚!subsumeとsumptuous

 

subsume|大きな分類の下へ取り込む

subsumeは、”sub-(下に)”+”sume(取る)”で、ある概念をより大きな分類の下へ取り込むことです。

【例文】
・These smaller categories can be subsumed under one general heading.
(これらの小さなカテゴリーは、一つの一般的な見出しの下に含めることができます。)

 

sumptuous|多くの費用を取るほど豪華な

sumptuousは、”sumpt”から「費用・出費」の意味が発達した語で、たくさんのお金や資源が使われた豪華でぜいたくな状態を表します。

【例文】
・They enjoyed a sumptuous dinner at the hotel.
(彼らはホテルで豪華な夕食を楽しみました。)

 
コダック
”sumptuous”は、見た目だけではassumeやconsumeの仲間だと気づきにくい単語です。

でも”sumpt”を見つけたら、sumereの過去分詞=「取られた・費やされた」というつながりを思い出してみてくださいね!

 

sum / sume / sumptについてのよくある疑問

 

Q1. assumeは必ず「根拠のない思い込み」なの?

 
コダック
必ずしも否定的な意味ではありません。

議論・計算・計画を進めるために、ある条件を一時的に真実として扱う場合にも使います。

ただし、相手の事情を確認せずに”I assumed…”と言うと、「勝手にそう思い込んだ」というニュアンスになることがあります。

 

Q2. presumeの方がassumeより丁寧なの?

 
コダック
presumeは、assumeより少し形式的に聞こえることがありますが、単純に「丁寧版」というわけではありません。

状況や可能性から推定する感覚や、”I presume…”の控えめな確認、法律上の”presumed innocent”など、使われる場面に特徴があります。

 

Q3. consumeは食べ物にしか使えない?

 
コダック
いいえ。食べ物・飲み物だけでなく、電気、燃料、時間、情報、商品などにも使えます。

取り込んで使い切るものなら、幅広くconsumeで表現できますよ。

 

Q4. 最初に覚えるならどの4語がおすすめ?

最初に覚えたい4単語

assume=自分の方へ取る → 引き受ける・仮定する
consume=全部取り込む → 消費する
presume=前もって取る → 推定する
resume=再び取る → 再開する

 

sum / sume / sumptの語源・覚え方まとめ

 

以下、語根”sum / sume / sumpt”についてのまとめです。

sum / sumeは、ラテン語”sumere(取る・取り上げる・引き受ける)”につながる語源パーツ
●名詞形では、過去分詞”sumptus”に由来するsumptの形が現れる
●共通のコアイメージは「何かを自分の手元へ取り込む」

assume=自分の方へ取る ⇒ 引き受ける・仮定する
consume=すべて取り込む ⇒ 消費する・使い尽くす
presume=前もって考えを取る ⇒ 推定する
resume=もう一度取り上げる ⇒ 再開する
subsume=大きな分類の下へ取る ⇒ 包含する
assumption / consumption / presumption / resumptionではsumeがsumptに変わる

●計算のsum(合計)はラテン語summaに由来する別語源なので混同しない
●覚えるコツは、接頭辞を「どのように取るのかを示す説明書」として考えること!

 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、コアイメージ、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。

一つの語根から複数の単語を関連付けて覚えると、初めて見る単語の意味も推測しやすくなりますよ!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献・語源確認
「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版, 大修館書店」
「Merriam-Webster:assume / assumption / consume / consumer / consumption / presume / presumption / resume / sumption / sum