【語源も分かって、忘れない】英単語「efficient」の意味と覚え方【外に(e)効力を及ぼす(fic)状態(-ent)】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”efficient”

「外に(e)」+「効果(fic)」+「形容詞語尾(-ent)」の3パーツで構成されている単語です。

「外に効力を及ぼす状態」がコアイメージで、“efficient“=「有効な」「効率の良い」の意味を持ちますよ!

 

”efficient”の意味と使い方 コアイメージは「外に効力を及ぼす状態」

”efficient(発音:ifíʃənt/イフィシャント)”は「有効な」「効率の良い」の意味を持つ単語です。

「外に(e)」+「効果(fic)」+「形容詞語尾(-ent)」の3パーツで構成されている単語で、「外に効力を及ぼす状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
何かに対して効果を持つ(=「有効」な状態が”efficient”なわけですね!

 

また”efficient”は効果がある事を前提として、その過程に注目する使い方があります。

 

 
 
過程に注目する使い方??
 
コダック
例えば「仕事をてきぱきと片づける人」は”efficient worker”と言います。

この場合は仕事をきちんと出来る事を前提としたうえで、仕事の「手際が良い」人を表しているわけですね。

 

 

efficient(形容詞)
①有効な
②効率の良い、能率的な、手際が良い

※関連語
efficiency(名詞)
①能率、効率、手際の良さ
②効率化の方法、(効率化によって)得られる利益
③効率、仕事率

efficiently(副詞)
①効率的に、能率的に

an efficient system of transportation
効率の良い交通システム

he Japanese telephone system is highly efficient
日本の電話網は非常に効率的に出来ている

fuel-efficient vehicles
燃費の良い乗り物

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

「効果的」を意味する単語”effective” ”efficient”との使い分け

 
 
う~ん、あっ!ちょうどいいところに!

 

 
コダック

どうしましたか?

 

 
 
”efficient”と”effective”が混ざっちゃって、うまく覚えられないんだよね

 

 
コダック
そうですね、使い分け方としては
 ●efficient⇒「過程」にフォーカス
 ●effective⇒「結果」にフォーカス
といった感じですよ!

 

”efficient”に関しては上でも少し紹介しましたが、ある程度効果がある前提で、その過程に焦点があっています

例えば「通勤には歩きより、車の方が効率が良い」という感じですね。

 

 
コダック

歩きでも車でも通勤することは出来ます(=結果は同じ)。

だけど過程に注目すると車の方が効率的だと言っているわけですね。

 

 
 
なるほど…!
じゃあ”effective”の方は?
 
コダック

”effective”は効果に焦点が当たっています。

例えば「この販売戦略は効果がある」という場合は、「結果」の部分に焦点が当たっているので”effective”です。

焦点が違うので、上の例で言えば「この販売戦略は効果があるが、効率的ではない」なんてことも言えるわけですね。

 

”efficient”の語源はラテン語の”efficere” 意味は「達成する・成し遂げる」

”efficient”の語源についても、確認していきましょう。

”efficient”の語源は”efficere”で、意味は「達成する・成し遂げる」です。

 

オックスフォード英英辞典には”efficient”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Late Middle English (in the sense ‘making, causing’, usually in efficient cause): from Latin efficient- ‘accomplishing’, from the verb efficere (see effect). The current sense dates from the late 18th century.

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

ラテン語の動詞”efficere”(effectを参照)から、”efficient-(達成)”を経由して、「作る」「引き起こす」中後期英語として発祥、通常は「作用因」の意味で使われた。
 
 
ちょ、ちょっと待って!
”efficere”の意味が「see effect」ってなってて分からないよ!?
 
 
コダック
そうですね…そしたら実際に”effect”の項目を見てみましょう!
”effect”も”effficere”を語源にもっていて、「 from efficere ‘accomplish’」と書いてあります。

 

 
 
つまり”efficere”=「達成する」って意味か…!

 

構成パーツで覚える”efficient” 「e」+「fic」+「-ent」

ここからは構成パーツの面から”efficient”について覚えていきましょう

”efficient”の構成パーツは「e」+「fic」+「-ent」の3パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“e”は「外へ」を意味するパーツ 

“e”は「外へ」を意味するパーツです。

単語によっては”ex”などに形を変えて使われることもあります。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”edition”という単語は「外に(e)」+「与える(dit)」+「名詞を作る語尾(-ion)」の3パーツで構成されています。

世に出ていったもの、すなわち出版物などの「版」を表し、”edition”=「版・刊・号」の意味をもちますよ!

 

 

その他の”e”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”fic”は「作る・為す」を意味するパーツ

 

 
コダック
例えば以前紹介したfacility”という単語は「為す(facil)」+「名詞語尾(-ity)」の2パーツで構成されています。

「何かをするのが簡単になるもの」がコアイメージで、“facility“=「施設・機能」「才能・能力」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”fic”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”-ent”は「状態」や「性質」を表す形容詞を作るパーツ

”-ent”は「状態」や「性質」を表す形容詞を作るパーツです。

 

 
コダック
ただし、”-ent”は名詞を作る語尾としての用法もあります。

 

 
 
うーん、語尾だけで品詞を断定するのは難しいってことか…!
 
コダック
”-ent”で終わる単語があったら、「あ、名詞か形容詞かもな~」と予想出来るだけでも相当有益ですよ!

特に試験などで分からない単語がある時、少しでもヒントが欲しいですからね!

 

その他の品詞を作るパーツについても、下記で紹介していきます。

 

”efficient”の意味と語源・覚え方のまとめ

”efficient”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”efficient”=「有効な」「効率の良い」の意味を持つ単語

 ⇒「外に(e)」+「効果(fic)」+「形容詞語尾(-ent)」の3パーツで構成されている
  ⇒「外に効力を及ぼす状態」がコアイメージで、

●”efficient”の語源は”efficere”で、意味は「達成する・成し遂げる」

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」