【語源も分かって、忘れない】英単語「facility」の意味と覚え方【何かをする(facili)のが簡単になるもの(-ity)】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”facility”

「為す(facil)」+「名詞語尾(-ity)」の2パーツで構成されている単語です。

何かをするのが簡単になるものがコアイメージで、“facility“=「施設・機能」「才能・能力」の意味を持ちますよ!

 

”facility”の意味と使い方 コアイメージは「何かをするのが簡単になるもの」

”facility(発音:fəsíləti/ファシィラァティ)”は「施設・機能」「才能・器用さ」の意味を持つ単語です。

「為す(facil)」+「名詞語尾(-ity)」の2パーツで構成されている単語で、「何かをするのが簡単になるもの」がコアイメージです。

 

 
コダック
何かをする際にあると楽になるもの(=「施設・機能」や、

能力的にあると楽なもの(=「才能・器用さ」ことが”facility”なわけですね!

 

 

 

 
 
なるほど…ちょっとわかってきたぞ!
例えば交通機関とかも”facility”?
 
コダック
そうですね!
交通機関は”transportation facilities”です。

他にも娯楽施設の事を”leisure facilities”と言ったりしますよ!

 

「装置」という意味も持っていますが、どちらかと言えば「施設」など、場所を指すイメージがあります。

 

facility(名詞)
①施設、設備、建築物
②機能、装置
③才能、能力、器用さ
④トイレ、手洗い
⑤容易さ、たやすさ
⑥融資枠

※関連語
facilitate(動詞・他動詞)
①~を促進する、容易にする

The port facilities here are a state of the art.
ここの港湾施設は最先端のものです。

a tablet with calling facility
電話機能のついたタブレット

She has the charming facility to put people at their ease.
彼女には人をくつろがせる素晴らしい才能がある

with great facility.
いともたやすく、楽々と

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”facility”の関連語:「道具」や「設備」などを意味する単語”equipment/machine”

 
 
あっ、そういえば「道具」とか「設備」の意味を持つ単語って結構多いよね

 

 
コダック

そうですね!日本語でも親しみのある”machine”や”equipment”なども似た意味を持つ表現です。

 

“machine”は「機械」を意味する単語

”machine(発音:məʃíːn/マァシィィン)”は装置の中でも特に「機械」を意味します。

 

 
コダック
日本語の「マシン」と同じ感覚ですね。

 

ちなみに自動販売機などは”vending machine”ですが、文脈によっては単に”machine”というだけで自販機を指す場合もあります。

例えば”Could you get me a drink from the machine?”と言ったら「自販機で飲み物を買ってきてくれない?」の意味です。

 

machine
(名詞)
①機械、装置
②洗濯機、電話機、自販機、コンピュータ
③組織、機構
④乗り物
⑤機械のような人、効率よく行う人
(動詞・他動詞)
①機械加工する、ミシンで縫う

 

“equipment”は「道具」を意味する単語

”equipment(発音:ikwípmənt/ イクゥイプマァント)”は「道具」を意味します。

 

 
コダック

“facility”は施設など、少し規模が大きいイメージですが、

”equipment”はそれよりもう少し規模が小さめです。

 

例えば“medical facility”と言ったら「医療施設」を表しますが、”medical equipment”「医療器具」の意味です。

 

equipment(名詞)
①設備、装置、備品、装備
②準備、支度
③知識、技術、素質
④車両

equip(動詞・他動詞)
①備え付ける、装備する
②素質を与える、(知識などを)身に着けさせる
③身支度する、素養を身に着ける

 

 

 

”facility”の語源はラテン語の”facilis” 意味は「簡単な」

”facility”の語源についても、確認していきましょう。

”facility”の語源は”facilis”で、意味は「簡単な」です。

 

オックスフォード英英辞典には”facility”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Early 16th century (denoting the means or unimpeded opportunity for doing something): from French facilité or Latin facilitas, from facilis ‘easy’ (see facile).

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

ラテン語の”facilis(簡単な)”から、”facilitas”、フランス語の”facilite”を経由して16世紀初めに発祥した。
当時の意味は何かをするための「手段」や「スムーズな機会」を意味した。
 
 
コダック
容易な⇒何かをするのを容易にするもの⇒「手段」の流れなわけですね!

 

構成パーツで覚える”facility” 「facil」+「-ity」

ここからは構成パーツの面から”facility”について覚えていきましょう

”facility”の構成パーツは「facil」+「-ity」の2パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“facil”は「作る・為す・置く」を意味するパーツ 

“facil”は「作る・為す・置く」を意味するパーツです。

単語によっては「fa/fac/fe/fi/fic/fig/fec/fy/fea」などの形に変形して使用されることもあります。

 

 
コダック
ちなみにこのパーツ自体はラテン語の”facere(作成する、為す)”という単語が元になっています。

そして上で紹介した”facilis(簡単に)”も”facere”から派生していますよ。

 

その他の”facil”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”-ity”は名詞を作るパーツ

”-ity”は名詞を作るパーツです。

”-ity”を含む単語は「状態」や「性質」「程度」を表す事が多いです。

 
コダック
例えば”activity”という単語は「~する(act)」+「形容詞語尾(ive)」で出来上がる単語”active”に”-ity”がついたもので、

”activity”=「活動」の意味を持ちます。

 

 

その他の品詞を作るパーツについても、下記で紹介していきます。

 

”facility”の意味と語源・覚え方のまとめ

”facility”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”facility”=「施設・機能」「才能・能力」の意味を持つ単語

 ⇒「為す(facil)」+「名詞語尾(-ity)」の2パーツで構成されている
  ⇒「何かをするのが簡単になるもの」がコアイメージで、

●”facility”の語源は”facilis”で、意味は「簡単な」

 
 
コダック
大学受験やTOEICで、より多くの単語を効率的に覚えたい方には「DUO3.0」もおススメです!
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!

【大学受験】英単語を覚えるのにコスパ最強の単語帳はDUO3.0でした。時間効率も最高!【TOEICにも!】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」