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【語源も分かって、忘れない】英単語「diversity」の意味と使い方・覚え方・文法解説【di(離れて)+vers(向く)=それぞれ違う方向を向いている】

 

 
コダック
今日の英語表現は”diversity”

「di(離れて、反対の)」+「vers(向く、回る)」+「ity(〜な状態、性質)」の3パーツで構成されている単語です。

「それぞれ違う方向を向いている」がコアイメージで、そこから“diversity”=「多様性」「相違点」という意味につながるんですよ!

 

”diversity”の意味と使い方 コアイメージは「それぞれ違う方向を向いている」

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”diversity(発音:dɪvə́ːrsəti / ディヴァーシティ)”は「多様性」「相違点」の意味を持つ名詞です。

先ほど紹介した通り、「di(離れて、別々に)」+「vers(向く、回る)」+「ity(〜な状態)」の3パーツからなっており、「それぞれ違う方向を向いている」がコアイメージです。

 

 
コダック
メンバーの誰もが、同じ方向ではなく別々の方向(=「di」)を向いて(=「vers」)存在している状態(=「ity」

つまり、みんながそれぞれ異なる背景や特徴を持ったまま一緒にいること、これがまさに”多様性”の本質なんです!

 

そのため、”diversity”はただ「バラバラである」というだけでなく、「独自の性質を持った異なるもの同士が、同じ場所に混ざり合って共存している」というニュアンスを強く持ちます。

 

 
「異なるものが混ざり合って共存している」って、具体的にはどんなイメージかな?
 
コダック
一番わかりやすいのは、さまざまな国籍、言語、宗教、価値観を持った人たちが集まって一緒に働いている「グローバル企業」の職場ですね!

 

このように、個々が独立した異なる特徴を持ちながら存在している「多様な状態」を指すのが”diversity”です。

ちなみに、単に「種類が多いこと」や「2つのものの違い」を表したいときは、これから紹介する”variety”や”difference”を使う方が自然ですよ。

例文

There is a great diversity of opinion on this issue.
(この問題に関しては多様な(さまざまな)意見がある)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”diversity”の関連語①:「多様さ・種類の多さ」を意味する単語”variety / variation”

 
コダック
”diversity”を覚えるときは、似たような「たくさんある」という意味を持つ類義語もセットで押さえておくと、英語の表現力がグッと広がります!

よく混同しやすい”variety”や”variation”との違いをスッキリ整理しておきましょう!

 

”diversity”の類義語①
⇒「多様・種類・変化」の意味を持つ単語”variety / variation”

 

 
どれも日本語だと「バラエティ」とか「バリエーション」って言うから、違いがちょっと分かりにくいかも……。

 

 
コダック

核心となるイメージの違いはこんな感じです!

diversity ⇒「それぞれが根本から違うものが共存」=多様性
variety ⇒「同じカテゴリの中で選択肢が豊富」=種類の多さ
variation ⇒「基本の形から少しずつ変化している」=変化・差異

文字だけだとまだ少し硬いので、実際のフレーズでニュアンスの差を比べてみましょう!

 

例文で見る!”diversity / variety / variation”のイメージの違い

diversity
「cultural diversity(文化の多様性)」
⇒言語や宗教、人種など、それぞれ全く異なる背景を持つ人々が共存しているイメージ。

variety
「a wide variety of flavors(幅広い種類の味)」
⇒「アイスクリーム」という同じ枠組み(カテゴリ)の中で、バニラ、チョコ、抹茶など選べる選択肢がたくさんあるイメージ。

variation
「regional variations in pronunciation(発音の地域的な違い・なまり)」
⇒ベースとなる言語は同じだけれど、地域や場所によって少しずつ形や音が変化しているイメージ。

 

”diversity”の関連語②:「違い・相違」を意味する単語”difference / discrepancy”

 
コダック
続いて、”diversity”が持つ「相違点(違い)」という意味の類義語も見ていきましょう。

単純な「違い」を表す”difference”や、少しカタいビジネス単語の”discrepancy”との違いです!

 

”diversity”の類義語②
⇒「違い」の意味を持つ単語”difference / discrepancy”

 

 
コダック

こちらの「違い」トリオのイメージ差は以下の通りです。

diversity ⇒「色んな違うものがたくさん集まっている」=相違点(全体としての多様さ)
difference ⇒「AとBが同じではない」=違い・差
discrepancy ⇒「本来は同じはずのものの間にズレがある」=食い違い・矛盾

こちらも、例文を通して実際の使われ方の感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”diversity / difference / discrepancy”のイメージの違い

diversity
「the diversity of opinions(意見の多様さ・相違点)」
⇒賛成、反対、条件付き賛成、保留など、多種多様な考え方が混ざり合って存在しているイメージ。

difference
「the difference between A and B(AとBの違い)」
⇒2つのものをシンプルに比較して「ここが同じではない」という事実を指すイメージ。

discrepancy
「a discrepancy in the accounts(会計の食い違い・不一致)」
⇒「帳簿の数字」と「実際の金庫の金額」など、本来は一致していなければおかしいものにズレが生じているネガティブなイメージ。

 

”diversity”の語法・文法解説 主な用法と派生語の使い方

”diversity”は名詞として使われ、特にビジネスや教育の場でもよく見かける重要な表現がいくつかあります。

一番よく使われるのが、「a diversity of + 複数名詞」という形です!

 

 
コダック
これは「多様な~」「さまざまな~」という意味になりますよ!

前述の例文にもあった「a diversity of opinions」のように、後ろには「複数形の名詞」がくるのがポイントです!

 

また、”diversity”の関連パーツを学んだついでに、形容詞形や動詞形といった「派生語」も一緒に押さえておくと効率的です!

 

”diversity”の重要な派生語
・形容詞:diverse(多様な、さまざまな)
・動詞:diversify(多様化する、投資などを分散する)

 

 
なるほど!名詞だけじゃなくて、形が変わった言葉もセットで覚えるとボキャブラリーが一気に増えそうだね!
 
コダック
そうなんです!特に動詞の”diversify”は、ビジネスで「事業を多角化する」と言いたいときや、金融の分野で「投資を分散する(=リスクヘッジする)」という時にもよく使われるお役立ち単語なんですよ!

 

それでは、それぞれの実際の使い方を例文で確認してみましょう!

例文

We value diversity in the workplace.
(私たちは職場における多様性を重視しています)

The building blends a diversity of architectural styles.
(その建物は多様な建築様式を融合させている)

The students come from widely diverse backgrounds.
(生徒たちは非常に多様な背景を持っている ※形容詞用法)

The company decided to diversify its product line.
(その会社は製品ラインナップを多様化する(広げる)ことに決めた ※動詞用法)

 

”diversity”の語源はラテン語のdīversitās 意味は「違い・対立」

”diversity”の語源についても、深く掘り下げて確認していきましょう。

”diversity”の語源はラテン語のdīversitās(違い・対立・不一致)にさかのぼります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”diversity”の起源について、下記の記載があります。

Origin of diversity
First recorded in 1300–50; Middle English diversite, from Anglo-French, from Latin dīversitās; see diverse, -ity

日本語訳:1300~1350年頃に初めて記録された。中英語の「diversite」、アングロ・フレンチ語を経て、ラテン語の「dīversitās(違い・対立)」に由来。「diverse」「-ity」も参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記述にある通り、”diversity”という言葉は14世紀前半(中英語の時代)に、フランス語(アングロ・フレンチ)を経由して英語圏にやってきました。

その大元をさらにたどると、ラテン語の「dīversitās」という言葉に突き当たります。

 

”diversity”の語源(起源~発祥まで)
ラテン語:dīversitās(別々の方向を向くこと ⇒ 対立・不一致)

アングロ・フレンチ語(フランス語の変種)

中英語:diversite(様々な状態・違い)

現代英語:diversity(多様性・相違点)

 

 
へぇー!14世紀からある言葉なんだね。でも、ラテン語の元の意味が「対立」や「不一致」だったなんてちょっと意外かも。

今の「多様性」って、お互いを認め合うポジティブなイメージがあるよね?

 
コダック
そうなんです!そこがこの単語の面白い歴史のドラマなんです。

元々のラテン語「dīversitās」の時代は、みんなが別々の方向を向いていることは「まとまりがない」「意見が食い違って対立している」という、どちらかといえばネガティブなニュアンスで捉えられていたんですよ。

 

言葉は時代とともに生き物のように変化していきます。

かつては「バラバラで対立している状態」を指していた言葉が、長い歴史を経てイギリスやアメリカへと伝わる中で、「それぞれが独立した個性を持って共存している状態」、つまり現代のポジティブな「多様性」という意味へと進化していったわけですね。

 

 
コダック
「みんな違って、みんないい」という現代のダイバーシティの思想は、まさにこの「別々の方向を向いた(di + vers)素材たちが、長い時間をかけて認め合ってきた歴史」そのものと言えますね!語源のストーリーと一緒に覚えると、単語の深みがグッと増しませんか?

 

構成パーツで覚える”diversity” 「di」+「vers」+「ity」

ここからは構成パーツ(語源)の面から、”diversity”の正体に迫っていきましょう!

”diversity”の構成パーツは、「di(離れて、別々に)」+「vers(向く、回る)」+「ity(〜な状態、性質)」の3つに分解することができます。

 

それぞれのパーツがどのような役割を持ち、どのように組み合わさって単語の意味を作っているのか、詳しく解説していきますね!

“di”は「離れて、別々に」を意味する接頭辞

単語の頭につく”di-”は、ラテン語に由来する接頭辞で、「離れて(apart)」「別々に」「二つの」といった意味を持っています。元々の位置からパッと離れていくような、方向性の広がりを感じさせるパーツです。

 

 
コダック
例えば身近な単語だと、”divide”が分かりやすいですね!
これは「di(離れて)」+「vide(分ける=ラテン語のvidereが語源)」の2パーツで構成されています。
全体をバラバラに離して分けることから、「分割する・分ける」という意味になるわけです!

 

このように、「離れる」「分離する」イメージを持つ”di-”を使った英単語は、日常会話やビジネスでも非常によく使われます。いくつか芋づる式に覚えてみましょう!

・divorce(離婚する、分離させる)
⇒「di(離れて)」+「vorce(向く・転じる=versと同じ語根)」
これまで同じ方向を向いていた二人が、別々の方向を向いて離れていくことから「離婚」という意味になります。

・distance(距離、遠方)
⇒「di(離れて)」+「stance(立つ)」
お互いが「離れた場所に立っている」という状態そのものを表すため、「距離」という意味になります。

・dilute(薄める、希釈する)
⇒「di(離れて・バラバラに)」+「lute(洗い流す・水が流れる)」
水の中に成分をバラバラに散らして離すイメージから、液体を「薄める」という意味になります。

 

”vers”は「向く、回る」を意味する語根

単語の芯となる”vers(またはvert)”は、「向く、回る、向きを変える(turn)」を意味する非常に重要な語根です。クルッと方向を変えたり、特定の方向を目指して進んだりするニュアンスを持っています。

 

 
コダック
お馴染みの単語でいうと、”reverse”なんかがまさにこれです!
「re(後ろへ・反対に)」+「vers(向く)」の2パーツで構成されているので、
後ろへ向く、あるいは反対方向へ向きを変えることから、「逆にする・反対の・後退する」という意味を表すようになります。車の「バック(リバースギア)」のイメージですね!

 

この”vers / vert”という語根は、英語の語源学習の中でもトップクラスに出現頻度が高く、応用が効くパーツです。以下の単語もすべて「向きを変える・回る」イメージで繋がっています!

・universe(宇宙、万物、全世界)
⇒「uni(1つに)」+「vers(回る・向かう)」
あらゆるものが「1つの全体へと向かって回っているもの」=「宇宙」や「全世界」を指すようになりました。

・conversation(会話、対談)
⇒「con(共に)」+「vers(向き合う・向きを変える)」+「ation(名詞にするパーツ)」
お互いに「向き合って」言葉を交わし合うこと、または交互に向き(話者)を変えることから「会話」になります。

・introvert(内向的な人)
⇒「intro(内側に)」+「vert(向く)」
自分の関心や意識のベクトルが、外ではなく「内側に向いている人」というイメージから「内向的な人」を意味します。※対義語は extrovert(社交的な人・外向的な人)。

・convert(転換する、変える)
⇒「con(完全に)」+「vert(向ける)」
完全に方向をガラッと変えることから、データの形式を「変換する」や、宗教を「改宗させる」という意味になります。

 

”ity”は「〜な状態、性質」を意味する接尾辞

単語の最後につく”-ity”は、形容詞の後ろにくっついて「〜な状態」「〜な性質」「〜の度合い」という意味を持たせ、その単語を**「名詞」**の役割に変える接尾辞です。形のない概念や性質を、一つの「状態」として名詞化する機能を持っています。

 

 
コダック
例えば”activity”という単語は、「active(活動的な、活発な)」という形容詞に「-ity(状態)」が合体したものです。
活発に動いている状態そのものを指すため、「活動」「活気」という名詞になるわけですね!

 

「〜なこと」「〜な性質」を表す“-ity”は、抽象的な概念を説明する単語に欠かせないパーツです。元の形容詞の形と一緒に覚えておくと、語彙力が倍増しますよ!

 

・responsibility(責任、義務)
⇒「responsible(責任がある)」+「ity(性質・状態)」
対応することができる・責任を負うべき性質を持っていること=「責任」を表します。

・ability(能力、才能)
⇒「able(〜できる)」+「ity(状態・性質)」
何かを行うことが「できる状態」そのものを指すため、「能力」という意味になります。

・creativity(創造性、独創力)
⇒「creative(創造的な)」+「ity(性質)」
新しいものを生み出すことができる性質や度合い=「創造性」という意味になります。

 

このようにパーツをすべて合体させると、
「di(別々に)」+「vers(向く)」+「ity(状態)」=「それぞれが別々の方向を向いている状態」となり、現在の「多様性」「相違点」という意味に繋がることがよく分かりますね!

 

”diversity”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”diversity”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”diversity”は「di(離れて)」+「vers(向く)」+「ity(状態)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「それぞれ違う方向を向いている」
⇒”diversity”=「多様性」「相違点」の意味
●語法・文法のポイント ⇒ “a diversity of 〜” (多様な〜)という形でよく使われます。「variety」が種類・選択肢の多さを表すのに対し、「diversity」はそれぞれが根本から違うものが共存しているニュアンスを持ちます!
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」