こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「pre(前に)」+「dict(宣言する・言う)」の2パーツで構成されている単語です。
「前もって宣言すること」がコアイメージで、“predict”=「予言する」「予測する」の意味を持ちますよ!
“predict”の意味と使い方 コアイメージは「前もって宣言すること」

“predict(発音:pridíkt/プリディクト【動詞】)”は「予言する」「予測する」の意味を持つ単語です。
「pre(前に)」+「dict(宣言する・言う)」の2パーツで構成されている単語で、「前もって宣言すること」がコアイメージです。
“predict”のポイントは、何かしらの根拠をもとに「これから起こること」を述べるという点です。天気予報・株価・選挙結果・スポーツの勝敗など、データや経験にもとづいた予測に幅広く使われます。
本人の中に「こうなるはずだ」という根拠(経験・直感・占いなど)があれば、それも”predict”なんです。
「今までの経験上、こうだ!」って予想する場合とか?
気圧や風向きなど「科学的な根拠で予想」するのも”predict”ですし、「猫がひげを下げたから雨だ!」と本人なりの根拠で予想するのも”predict”。何らかの根拠にもとづいて未来を述べるなら、論理的かどうかを問わず”predict”なんですね!
下記に、場面別の例文をまとめました。英日セットで確認してみましょう。
例文(ジーニアス英和辞典より)
・The radio report predicts snow.
(ラジオの予報では雪になるということだ。)・The number of foreign tourists is predicted to be the largest ever.
(外国人旅行者数がこれまでの最高になると予測されている。)・It’s very difficult to predict the future of stock market prices.
(株式相場の先行きを予測するのは難しい。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
例文(その他の使い方)
・Experts predict that prices will rise next year.
(専門家は来年、物価が上がると予測している。)・No one could have predicted the result of the election.
(誰もその選挙の結果を予測できなかっただろう。)・It is impossible to predict what will happen next.
(次に何が起こるかを予測するのは不可能だ。)
「データや根拠をもとに、未来を言い当てる」——この感覚をつかんでおくと、使いどころがはっきりしますよ!
①予測する、予期する、予言する
※関連語
predictable(形容詞)
①予測できる
②先が読めてしまう、目新しさがない
predictability(名詞)
①予測可能性、予報可能性
predictably(副詞)
①予想通りに、予想されていたことだが
prediction(名詞)
①予言、予測
②予言の言葉
predictive(形容詞)
①予言の、前兆となる
②(テキストデータの)予測入力ができる
predictor(名詞)
①予測の判断材料、兆候となるもの、(病気の)予測因子
“predict”の文法・語法 3つの基本パターンを押さえる
“predict”を使うときは、後ろに続く形のパターンを押さえておくと、英作文や試験で迷わなくなります。主に次の3つの形が頻出です。
●① predict + 名詞(〜を予測する)
例:predict the weather(天気を予測する)
●② predict that + 主語+動詞(〜だと予測する)
例:They predict that it will rain.(雨が降ると予測している。)
●③ be predicted to do(〜すると予測されている/受け身)
例:Sales are predicted to rise.(売上が伸びると予測されている。)
「主語+is/are predicted to+動詞」の形は、TOEICの長文でもよく出てくるので、受け身の形ごと覚えておくと強いですよ!
“predict”の関連語:「予想する」を意味する単語”anticipate/expect”
そうですね!”predict”の他に、”anticipate / expect”なども「予想する」の意味を持つ表現です。
つぎから”anticipate / expect”についても確認していきましょう!
まずは3つの違いをざっくり整理しておきましょう。
●predict ⇒ 根拠をもとに「未来の出来事を言い当てる」(予言・予測)
●anticipate ⇒ 先読みして「備える・対策する」(対処できることが多い)
●expect ⇒ 当然そうなると「思って待つ」(対処しにくいことが多い)
ちなみにこれらの単語については以前紹介した”anticipate”の記事でも紹介しています。
“anticipate”は「結果を変えられるかもしれないものを予測する」ことを意味する単語
“anticipate(発音:æntísəpèit/アンティサペイト)”は「予期する」「〜に備える」の意味を持つ動詞です。
「anti-(前に)」+「cip(捕らえる、取る)」+「-ate(動詞語尾)」の3パーツで構成されている単語で、「先んじて取ること」がコアイメージです。
予期した結果に対して対策を立てる(=「備える」)ことが“anticipate”なわけですね!
“anticipate”は予想した結果に対して、何か対策や準備ができるものや、結果を変えられるかもしれないものを「予期する」ことが多いです。
雨が降ると分かっていたら、傘を準備したり、予定を変更したりできますよね。
このように”anticipate”で予期するものは、「ある程度は自分で対処可能なこと」が多いです。
例文:anticipate
・We anticipate a rise in sales next quarter.
(来四半期は売上の増加を見込んでいる。)・The company anticipated the problem and prepared a backup plan.
(その会社は問題を予期して、予備の計画を用意した。)
①予期する、予想する、見越す
②〜に備える、予期して対策を立てる
③〜を楽しみに待つ、期待する
④〜を先取りする、先んじる
※関連語
anticipated(形容詞)①期待された、待ち望まれた
anticipation(名詞)①期待、予期、予想
anticipatory(形容詞)①予期しての、見越しての
“expect”は「結果が変えられないものを予想する」ことを意味する単語
“expect”で「予期する」ものは、結果が変えられなかったり、対策が難しいものが多いです。
「バスが遅れそうなのは想像がつくけど、自分では何もできないし、待つしかないな」といったニュアンスがあります。
例えば「バスが遅れそうだから、早めに家を出よう」という文脈なら”anticipate”も使えます。対策するニュアンスが出るからですね。
●予期したものが「対処不可能」⇒ “expect”
●予期したものが「対処可能」 ⇒ “anticipate”
といった感じです!
なるほど…!!
そのため”expect”は、妊娠していることを表す婉曲表現としても使われます(be expecting=赤ちゃんを身ごもっている)。この場合”anticipate”は使えません。妊娠が分かったからといって、早く出産したり結果を変えたりはできませんよね。
例文:expect
・I expect it to rain this afternoon.
(午後は雨が降ると思う。)・She is expecting a baby in May.
(彼女は5月に出産予定だ。)
①予期する、〜するだろうと思う
②(人が予定通りに)到着するのを待つ
③期待する、当てにする
④推定する、想像する
⑤(be expectingで)妊娠している
※関連語
- 関連語一覧 ※タップ・クリックで展開
- expectancy(名詞)
①(楽しいことが起こりそうな)予想・期待
②予測値、期待値(life expectancy=平均余命)expectant(形容詞)
①期待に満ちている
②妊娠中の(expectant mother=妊婦)expectantly(副詞)
①期待して、心待ちにexpectation(名詞)
①予想、予期
②期待、希望
③期待値expected(形容詞)
①予期された、期待された
“predict”の語源はラテン語「praedicere」 意味は「前もって言う」

“predict”の語源についても、確認していきましょう。
“predict”の語源はラテン語の動詞”praedicere(プラエディーケレ=前もって言う)”で、これは“prae-(前もって)”+”dicere(言う)”から成り立っています。
英英辞典(Oxford系の語源解説)には”predict”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Early 17th century from Latin praedict- ‘made known beforehand, declared’, from the verb praedicere, from prae- ‘beforehand’ + dicere ‘say’.(日本語訳:17世紀初頭、ラテン語 praedict-「前もって知らされた・宣言された」に由来。これは動詞 praedicere から来ており、prae-「前もって」+ dicere「言う」から成る。)
※参考・引用「Oxford(旧 LEXICO)」
この記載内容からみるに、”predict”はラテン語「praedicere(前もって言う)」を起点に、17世紀初頭の英語に取り入れられた模様です。
●ラテン語「prae-(前もって)」+「dicere(言う)」
↓
●ラテン語「praedicere(前もって言う・予告する)」
↓
●その過去分詞「praedictus(前もって宣言された)」
↓
●17世紀初頭、英語「predict(予言する・予測する)」として定着
ちなみに核となる”dicere(言う)”の大もとをたどると、印欧祖語の“*deik-(指し示す・厳かに宣言する)”にいきつきます。ただ言うだけでなく「指し示すように、はっきり宣言する」——このニュアンスが”predict(予言・予測)”の重みにつながっているんですね!
構成パーツで覚える”predict” 「pre」+「dict」

ここからは構成パーツの面から”predict”について覚えていきましょう。
“predict”の構成パーツは「pre(前に)」+「dict(宣言する・言う)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“pre”は「前に」を意味するパーツ
“pre”は「前に(時間的・空間的に先に)」を意味するパーツです。単語によっては“pro/pur”などの形に変化して使われる場合もあります。
「事前に細かく切っておくこと」がコアイメージで、“precise”=「正確な」「几帳面な」の意味を持っています。
その他にprepare(前もって用意する→準備する)、prevent(前に来て妨げる→防ぐ)、preview(前もって見る→下見・予告)等も”pre”を使用する単語です。
その他の”pre”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
“dic/dict”は「宣言する・言う」を意味するパーツ
“dic/dict”は「宣言する・言う」を意味するパーツです。ラテン語の”dicere(言う)”に由来し、”言葉に関する単語”を数多く生み出している超頻出パーツです。
「あることについて宣言すること」がコアイメージで、“indicate”=「示す」「指摘する」の意味を持ちます。
その他に”dic/dict(言う)”を使う単語はとても多く、芋づる式に覚えられます。代表的なものを挙げておきます。
“dict=言う”を軸にすると、一気に語彙が増やせる超お得なパーツですよ!
その他の”dic/dict”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
“predict”の意味と語源・覚え方のまとめ

“predict”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「pre(前に)」+「dict(宣言する・言う)」の2パーツで構成されている
⇒「前もって宣言すること」がコアイメージ
●類義語の使い分け
⇒predict=根拠をもとに未来を言い当てる/anticipate=先読みして備える(対処可能)/expect=当然そうなると思って待つ(対処しにくい)
●文法ポイント 3つの形が基本! ①predict+名詞 ②predict that 〜 ③be predicted to do(〜と予測されている)
●語源はラテン語”praedicere(prae=前もって+dicere=言う)”。”dictionary・contradict・verdict”も同じ”dict(言う)”仲間
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Oxford English Dictionary(旧 LEXICO)」
