「con-(完全に)」+「fid-(信じる)」+「-ent(〜している(状態))」の3パーツで構成されている単語です。
「完全に信じきっている状態」がコアイメージで、“confident“=「確信している」「自信に満ちた」という意味の形容詞ですよ!
”confident”の意味と使い方 コアイメージは「完全に信じきっている状態」

”confident(発音:kάnfədənt / カンフィデント)”は「確信している」「自信に満ちた」という意味を持つ形容詞です。
語源のパーツとしては「con-(完全に)」+「fid-(信じる)」+「-ent(〜している(状態))」で構成されており、「完全に信じきっている状態」がコアイメージとなります。
この”confident”は、単に「そう思う」というよりは、「自分の内側から湧き出る強い信頼や信念」というニュアンスが強いのが特徴です。
特に「あれだけ頑張ってきたんだから、自分は絶対に試験に合格できる!」みたいに、これまでの圧倒的な努力や積み重ねてきた根拠に基づいて、心の底から確信している状態ですね。
一方で、日常会話でよくある「たぶん大丈夫だと思うよ」といった軽い主観的なニュアンスや、データに基づく客観的な確実性を表す場合は、後述する”sure”や”certain”を使い分けます。
例文
He is confident of success.
(彼は成功を確信している。)She gave a confident smile.
(彼女は自信に満ちた笑顔を見せた。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”confident”の関連語①:「確信している」を意味する単語”sure / certain”
よく比較される”sure”や”certain”も、同じく「確信している・確実な」を表す単語です!
⇒「確信している」の意味を持つ単語”sure / certain”
イメージの違いをざっくりまとめると、以下のような感じです!
confident ⇒「信念に基づく深い信頼」=自信・確信がある
sure ⇒「主観的な思い込み」=(たぶん)きっとそうだと思う
certain ⇒「客観的な事実や証拠」=客観的に見て確実だ
実際の例文を見比べながら、ニュアンスの違いを確認してみましょう!
● I am confident of winning.
「(今までの厳しい練習などから)絶対に勝つと心の底から信じている」
⇒ 自分に対する強い信頼・自信のイメージ
● I am sure of winning.
「(根拠はともかく)きっと勝てるんじゃないかと主観的に思っている」
⇒ 日常的で、少し気楽な主観的確信のイメージ
● It is certain that we will win.
「(相手の戦力や過去のデータなどの事実から)私たちが勝つのは客観的に見て間違いない」
⇒ 論理的で揺るぎない客観的事実のイメージ
”confident”の関連語②:「確信させられた」を意味する単語”convinced”
”convinced”という表現も、日常やビジネスで非常によく使われます!
⇒「確信している」の意味を持つ単語”convinced”
confidentとの最大の違いは、確信にいたる「矢印の向き」です!
confident ⇒「内側から湧き出る」=自分で自分を信じている
convinced ⇒「外側からの証拠で」=(周囲の状況や理由に)納得させられた
このようなイメージの違いがあります。
● I am confident that he is innocent.
「(彼の性格や日頃の行いを信じているから)彼は無実だと確信している」
⇒ 自分の内なる信頼や直感に基づく確信
● I am convinced that he is innocent.
「(アリバイなどの証拠を見せられて)彼は無実だと確信した(納得した)」
⇒ 外部の要因や証拠によって「信じるに至った」というイメージ
”confident”の語法と文法チェック!「何を」確信しているかで形が変わる?

”confident”は基本的に、後ろに「of + 名詞」や「that節(主語+動詞)」を伴って「〜を確信している」という形でよく使われます。
また、「自分自身に自信がある」と言いたいときは、そのまま単独で使ったり、「in」を伴って「be confident in 〜」と表現することもありますよ!
特によく使う3つのパターンを例文と一緒に見ていきましょう!
パターン①:be confident of + 名詞(〜を確信している)
一番シンプルに、ある事実や結果を確信している場合に使う形です。前置詞は”of”を使います。
例文
We are confident of victory.
(私たちは勝利を確信している。)I am confident of his recovery.
(私は彼の回復を確信している。)
パターン②:be confident that + 主語 + 動詞(〜ということを確信している)
「誰々が〜するということ」を確信している、と文章で詳しく説明したいときは”that節”を後ろに繋げます。(※口語ではthatが省略されることも多いです)
例文
The teacher was confident that the student would pass.
(先生はその生徒が合格するだろうと確信していた。)I am confident that everything will go well.
(すべてが上手くいくと確信しています。)
パターン③:be confident in + 名詞(〜に自信がある)
未来の出来事を予言的に「確信している」のではなく、自分の能力や製品の品質、誰かの実力などに対して「信頼・自信を持っている」と言いたいときは前置詞”in”がぴったりハマります。
例文
You should be more confident in your abilities.
(君は自分の能力にもっと自信を持つべきだよ。)She is confident in her English skills.
(彼女は自分の英語力に自信を持っている。)
”confident”の語源はconfīdere 意味は「完全に信じる」

単語のイメージをさらに強固にするために、”confident”がどのような歴史をたどって生まれたのか、その語源のドラマを紐解いていきましょう。
結論から言うと、”confident”の語源は古代ローマで使われていたラテン語の「confīdere(完全に信じる)」にあります。
オンラインの最大手英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”confident”の起源について以下のような記録が残されています。
Origin
First recorded in 1570–80; from Latin confīdent- (stem of confīdēns ), present participle of confīdere. See confide, -ent日本語訳:1570〜80年に最初に記録された。ラテン語のconfīdent-(confīdēnsの語幹であり、confīdereの現在分詞)に由来する。confide, -entを参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
このDictionary.comの記述をベースに、英語として定着するまでの道のりを分かりやすく噛み砕いてみましょう。
もともとラテン語にあった動詞 confīdere(完全に信じる) が、「〜している(状態)」を意味する現在分詞という形に変化したものが confīdent- です。これが16世紀後半(1570〜80年頃)のルネサンス期に、学術や法律、文学の発展とともにフランス語を経由、あるいは直接ラテン語から英語へと取り入れられました。
当時は大航海時代でもあり、人々が新しい世界へ挑戦する中で「確固たる信念を持つこと」や「自分を深く信じること」の重要性が高まり、この言葉が広く使われるようになったと言われています。ただ単に「なんとなく信じる」のではなく、文字通り「これ以上ないほどに、すっかり信じきっている状態」を表す言葉として、現代の「確信している」「自信に満ちた」という意味に繋がっていったのです。
confīdere(ラテン語で「完全に信じる」という動詞)
↓
confīdent-(ラテン語の現在分詞。「完全に信じている状態」を指す言葉へ変化)
↓
1570〜80年頃(16世紀後半、大航海時代やルネサンスの波に乗って英語圏へ流入)
↓
confident(現代英語の「確信して・自信に満ちた」という形容詞が確立!)
構成パーツで覚える”confident” 「con-」+「fid-」+「-ent」

ここからは構成パーツ(語源パーツ)の面から、”confident”の仕組みをさらに深く掘り下げていきましょう。
”confident”の構成パーツは、大きく分けて「con-(完全に)」+「fid-(信じる)」+「-ent(〜している(状態))」の3つに分解することができます。
それぞれのパーツが持つ意味や、同じパーツを持つ他の重要単語を合わせてチェックすることで、単語のイメージをより強固に記憶に定着させることができますよ!
“con-“は「完全に・すっかり」「ともに」を意味するパーツ
”con-”は、後ろに続く単語のニュアンスを強調する「完全に・すっかり」という意味を持つ接頭辞(単語の頭に付くパーツ)です。また、文脈によっては「ともに(together)」という意味で使われることも非常に多い、英語の超重要パーツの一つです。
これは「con-(完全に)」+「firm(固める・確かなものにする)」の2パーツで構成されています。不確実でグラグラしていた事柄を「完全に固める」ということから、「事実であることを確認して確かなものにする」という意味になるわけです!
このように、「元の単語の持つ意味を限界まで強める」のが”con-”の大きな役割です。”confident”においては、「信じる(fid)」を「完全に(con)」強めることで、「一切の疑いを持たない=確信している」という強い意味を生み出しています。
その他にも、”con-”を使う重要単語には以下のようなものがあります。パーツを意識すると、その意味がすんなり理解できるようになりますよ。
⇒ con-(完全に/ともに)+ center(中心に集める)= 意識を完全に中心に集める
・convince(納得させる・確信させる)
⇒ con-(完全に)+ vince(打ち負かす)= 議論で相手を完全に打ち負かして納得させる
・conclude(結論づける)
⇒ con-(完全に)+ clude(閉じる)= 議論のドアを完全に閉じて終わりにする
”fid-”は「信じる・信頼・信仰」を意味するパーツ
”fid-”は「信じる(trust / believe)」「信頼」「信仰」をコアに持つ語根(単語のベースとなるパーツ)です。ラテン語の「fides(信頼・信仰)」に由来しており、このパーツが含まれる単語はすべて「誰かや何かを信じること」に密接に関係しています。
これも「con-(完全に)」+「fid-(信じる)」で成り立っていますが、動詞の形で「相手を完全に信じ切る」から、転じて「相手を信頼して、他の人には言えない秘密を打ち明ける」という意味として使われているんですよ!
自分自身を完全に信じれば「自信(confident)」になり、友人を完全に信じて心を開けば「秘密を打ち明ける(confide)」になる。パーツの持つコアイメージがいかに強力かが分かりますね。
その他の”fid-”を使用する重要単語についても、その成り立ちと一緒に覚えてみましょう!
⇒ パーツの形が少し変化していますが、これも「信じる心」そのものを表す名詞です。
・fidelity(名詞:忠実・貞節・再現度)
⇒ fid-(信じる)+ -ity(名詞にするパーツ)= 約束や相手を信じて裏切らない「忠実さ」を表します。音響の世界で言う「ハイファイ(Hi-Fi=High Fidelity)」は、原音に忠実(信頼性が高い)という意味です。
・diffident(形容詞:自分に自信がない・気後れしている)
⇒ dis-(否定・離れて)+ fid-(信じる)+ -ent(状態)= 自分を信じることができない状態、つまり”confident”の真逆の単語(対義語)になります!
”-ent”は「〜している状態・性質」を意味するパーツ
最後に、単語の末尾にある”-ent”は、主に動詞から「〜している状態」や「〜の性質を持った」という形容詞(あるいは「〜する人・物」という名詞)を作る接尾辞(後ろに付くパーツ)です。
これは動詞の ”excel(他より秀でる・勝る)” に 「-ent(〜している状態)」が合体したものです。つまり、「他よりも圧倒的に秀でている状態の」ということから、「優秀な・素晴らしい」という意味の形容詞として使われています。
このように、”-ent”が付いている単語を見かけたら、「何かしらのアクティブな状態や性質を表しているんだな」と推測することができます。今回の”confident”であれば、「完全に信じ込んでいる状態の」となり、日本語の「確信して」「自信に満ちた」という形容詞の訳にピタリとつながるわけです。
同じように”-ent”の性質を持つ、日常会話でも頻出の単語をいくつかご紹介します。
⇒ 動詞 differ(異なる) + -ent = 他と異なっている状態の
・silent(静かな・無口な)
⇒ ラテン語の「黙っている」 + -ent = 物音がせず静かにしている状態の
・dependent(依存している・しだいで)
⇒ 動詞 depend(頼る・ぶら下がる) + -ent = 他の存在に頼り切っている状態の
”confident”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”confident”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「完全に信じきっている状態」
⇒”confident”=「確信して」「自信に満ちた」の意味
●語法・文法のポイント ⇒ 前置詞は「of」か「that節」を伴う事が多い。(例:be confident of success / be confident that he will win)
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