こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「強意(con)」+「勝つ・征服する(vinc)」の2パーツで構成されている単語です。
言葉で征服する(=完全に言い伏せる)がコアイメージで、”convince”=「納得させる」の意味を持ちますよ!
(2026年7月17日 内容を更新しました)
”convince”の意味と使い方 イメージは「完全に言い伏せる」こと

“convince(発音:kənvíns/カァンヴィンス)”は「納得させる」「説得して~させる」の意味を持つ他動詞です。
「強意(con)」+「勝つ・征服する(vinc)」の2パーツで構成されている単語で、言葉で征服する(=「完全に言い伏せる」)ことが”convince”のイメージです。
”I’m convinced of the fact”=「私は事実を確信している」となり、すでに「the fact」=真実であると信じている(=納得している)状況ですね。
①納得させる、革新させる
②説得して~させる
※関連語
convinced(形容詞)
①確信している
②信念のある、信心深い、熱心な
convincible(形容詞)
①説得されうる、道理の分かる
convincing(形容詞)
①納得させる、説得力のある
②信じられる、もっともらしい
I convinced him of her sincerity.
彼に彼女の誠実さを確信させた。I convinced her to study hard.
私はしっかり勉強するように彼女を説得した(そして彼女は納得した)。”convince”と”persuade”の違い 実際に納得したかどうか、行動したかどうか
“convince”と似た意味の単語に”persuade”があります。”persuade(発音:pərswéid)”は「徹底的に(per)」+「勧告する(suad)」の2パーツで構成される単語で、”persuade”=「説得する」の意味を持ちます。persuade(動詞・他動詞)
①説得する、説得して~させる
②納得させる、信じさせるコダック ”convine”も”persuade”は、どちらも「説得して~させる」の意味を持つ単語ですが、少しニュアンスが違いますよ!””convince”は「納得までした」感じがあるのに対し、”persuade”は「納得して実際に行動した」感じがあります。
う~ん、「納得して実際に行動した」感じ…?ちょっとイメージしづらいな…
コダック 上で紹介した例文を使って説明してみましょう!”convince”と”persuade”の違いは下記の感じです。
●”I convinced her to study hard.(私はしっかり勉強するように彼女を説得した。)”
⇒彼女も納得したが、実際に勉強したかどうかは分からないイメージ●”I persuaded her to study hard.(私は説得して彼女に勉強させた。)”
⇒彼女も説得されて、実際に勉強したイメージ なるほど…!
●納得まではしたのが”convince”
●行動までしたのが”persuade”
ってことだね!コダック その通り!また、このように”persuade”は行動に焦点が当たった表現なので、
”persuade”=「行動までしたが、完全には納得していない」場合もあります。”I persuaded her to study hard.(私は説得して彼女に勉強させた。)”の例で言えば、彼女も説得されて勉強したものの、納得したかどうかは分かりません。コダック 「勉強しろ」と言われたから、渋々勉強しただけの可能性もあるわけですね!なので”convince”と”persuade”の違いをまとめると以下のようになります。●”convince”
⇒説得して納得までしたが、行動したかは分からない●”persuade”
⇒説得して行動までしたが、納得したかは分からない”convince”の文法・使い方 絶対に外せない3つの基本パターン
“convince”の意味やニュアンスが分かったところで、次は実際に使うための「文法(語法)」を見ていきましょう!
“convince”はテストや実務のライティングで形を間違えやすい要注意単語ですが、実は以下の3つの基本パターンだけ押さえておけば完璧です。
① convince A of B
⇒ A(人)に B(事柄)を納得させる・確信させる② convince A to do
⇒ A(人)を説得して〜させる(納得させる)③ convince A that 〜(主語+動詞)
⇒ A(人)に 〜ということを納得させる・確信させる
コダック 3つのパターンすべてに共通する最大の特徴は、「後ろに必ず『人(A)』が来る」という点です!「× convince of the fact」のように、いきなり後ろに物や事柄を置くことはできないので注意してくださいね!
なるほど……!「(人)を言葉で征服する」というコアイメージがあるから、まずは征服する相手(人)が直後に来るんだね。
それぞれのパターンを実際の例文で確認してみましょう。① convince A of B の例文
I convinced him of her safety.
(私は彼に彼女の無事を納得させた。)② convince A to do の例文
I convinced him to accept the offer.
(私は彼を説得して申し出を受け入れさせた。)③ convince A that 〜 の例文
She convinced me that she was right.
(彼女は自分が正しいと私に納得させた。)
なぜ受動態「be convinced of / that」で「確信している」になるの?
記事の最初の方で ”I’m convinced of the fact”=「私は事実を確信している」 という表現を紹介しました。
「納得させる(能動態)」がなぜ受動態になると「確信している(自分の強い意志)」という訳になるのか、不思議に思った方もいるのではないでしょうか?
コダック 英語では、外からの強力な理由や証拠によって「完全に言い伏せられた(=100%納得させられた)状態」のことを、自分の心の中で「確信している」と捉えるからなんです!
感情を表す “be surprised(驚く=驚かされる)” や “be interested(興味がある=興味を持たされる)” と同じ仲間だと考えるとイメージしやすいですよ!● be convinced of B ⇒ Bを確信している
● be convinced that 〜 ⇒ 〜ということを確信している
こちらも「使い方」や「文法」の検索で非常によく狙われるポイントなので、セットで覚えておきましょう!
”convince”の語源はラテン語の”convincere” 意味は「納得させる」
”convince”の語源も確認していきましょう。”convince”の語源はラテン語で「納得させる」の意味を持つ”convincere”です。オックスフォード英英辞典には”convince”の起源について下記の記載があります。Origin
Mid 16th century (in the sense ‘overcome, defeat in argument’): from Latin convincere, from con- ‘with’ + vincere ‘conquer’. Compare with convict.記載内容についての訳は下記の感じです。“con(一緒に)”+”vincere(征服する)”の組み合わせから、ラテン語の”convincere”を経由して16世紀半ばに「打ち勝つ、議論で打ち負かす」の意味の単語として発祥した。
(”convict”と比較) 最初は「一緒に(con)征服する(vincer)」の意味だったんだね!コダック そうですね!ちなみに”convincere”は「納得させる・征服する・有罪を宣告する」の意味を持つラテン語です。”convince”に派生した時点で”con”の意味も「一緒に」から「強意」へと変化したのかもしれませんね。
”convince”の語源は”convict”と同じ
そういえば最後に”Compare with convict(convictと比較)”って書いてあるけど?コダック ”convict”は”convince”と同じでラテン語の”convincere”を語源に持つ単語ですよ!”convict”=「有罪とする」や「罪人・囚人」の意味を持ちます。
”convincere”には「納得させる・征服する・有罪を宣告する」の意味があると紹介しましたが、
- 「納得させる」の意味を引き継いだのが”convince”
- 「有罪を宣告する」の意味を引き継いだのが”convince”
というわけですね。convict
(動詞・他動詞)
①有罪とする、罪を宣告する
②(罪などを)証明する
(動詞・自動詞)
①有罪とする
(名詞)
①囚人、受刑者、有罪判決を受けたものコダック ちなみに動詞用法の時は「有罪にする側」を表すのに対し、名詞用法の時は「有罪にされる側」を表すので注意が必要ですよ! ホントだ…!
動詞の時は「有罪とする」の意味なのに、名詞の時は「囚人」の意味になってる…!構成パーツから覚える”convince” 構成パーツは「con」+「vinc」
ここからは構成パーツの面から”convince”を覚えていきましょう。”convince”の構成パーツは「con」+「vinc」の2つです。つぎから各パーツについて紹介していきます。“con”は「一緒に・共に」「強意」を意味するパーツ
”con”は「一緒に・共に」を意味するパーツで、「共になにかをすること」や「何かを一緒にすること」を表しています。
”con”は後に続く発音やスペルによって「co/com」などに形をかえて使用されることがあります。
コダック また「強意」を意味するパーツでもあります。今回の”convince”=「完全に(con)征服する(vinc)」のように「完全な」や「すっかり」と言った意味で使用するケースも多いですよ!
例えば以前紹介した”compliment”は「強意(com-)」+「満ちた(pli)」+「名詞を作る接尾語(-ment)」の3パーツで構成される単語で、「礼儀をすっかり(com)満たすもの」のイメージを持ちます。
ん?「礼儀をすっかり満たすもの」ってどういうこと…?コダック 「礼儀をすっかり満たす」は「礼儀作法などが一定水準を満たしていること」を指しますよ!”compliment”=「誉め言葉」の意味を持つ単語です。
しかるべき時にしかるべき言葉で相手を褒める事は礼儀作法の1つなわけですね!
その他の”con”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”vinc”は「勝つ」「征服する」を意味するパーツ
”vinc”は「勝つ」、「征服する」を意味するパーツです。単語によっては「vic/vict」などの形に変化して使用される場合もあります。コダック ”vinc/vic/vict”を使用する単語で有名なのは、何と言っても”victory”!”victory”はまさに「勝つ(vict)こと」をそのままあらわしていて、”victory”=「勝利」の意味を持ちます。
このパーツを使用する単語は他に、下記のものを紹介しています。
- 単語一覧 ※タップ・クリックで展開
- convict
(動詞・他動詞)
①有罪とする
②(罪などを)証明する
(動詞・自動詞)
①有罪とする
(名詞)
①囚人、罪人、受刑者conviction(名詞)
①有罪判決
②信念、確信
③自信、説得力convince(動詞・他動詞)
①納得させる、革新させる
②説得して~させるconvinced(形容詞)
①確信している
②信念のある、信心深い、熱心なconvincible(形容詞)
①説得されうる、道理の分かるconvincing(形容詞)
①納得させる、説得力のある
②信じられる、もっともらしいevict(動詞・他動詞)
①立ち退かせる、追い立てる
②取り戻すevince(動詞・他動詞)
①明らかに示す、表すinvincibility(名詞)
①無敵、不敗invincible(形容詞)
①無敵の、征服できない
②不屈の
③克服できないinvincibly(副詞)
①無敵に、克服しがたくvanquish(動詞・他動詞)
①打ち破る、征服する、打ち負かすvictor(名詞)
①勝者、戦勝者victorious(形容詞)
①勝利を得た、勝ち誇る
②勝利を示すvictoriously(副詞)
①勝ち誇ってvictory(名詞)
①勝利、優勝、戦勝
②征服、克服convince と persuade の違い|”納得”か”行動”か
convince を調べる人がいちばん迷うのが、この2語の使い分けです。結論から言うと、ゴールが違います。
ひとことで言うと
●convince(con=完全に+vinc=打ち負かす)⇒ 頭で「納得」させる(考えを変える)
●persuade(per=とことん+suad=勧める)⇒ 「行動」させる(動かす)納得と行動…? どう違うの?
コダック たとえば「この薬は効く」と信じさせるのが convince。
「だから飲みなよ」と実際に飲ませるのが persuade です。
convince はアタマの中がゴール、persuade はカラダが動くのがゴール——ここが決定的な差なんです。
convince persuade ゴール 納得・確信させる(考え) 説得して行動させる(行動) 語源 con(完全に)+vinc(打ち負かす) per(とことん)+suad(勧める) 頻出の形 convince 人 of 〜/convince 人 that 〜 persuade 人 to do 例 I convinced him that it was true.
(本当だと納得させた)I persuaded him to come.
(来るよう説得した=実際に来た)コダック 形にも違いが出ます。convince は of / that(=内容)、persuade は to do(=行動)と相性がいい。
※ただし現代英語では convince 人 to do も広く使われます。試験では「convince+of/that」「persuade+to do」が基本形と覚えておけば安全です。
→ 「persuade」の詳しい記事はこちら語源エピソード|convince は”victory(勝利)”の親戚
この単語の vinc は、ラテン語 vincere「打ち負かす・勝つ」。実は、あの単語と同じ家族です。
●victory(勝利)… vict=勝つ
●victor(勝者)/Victoria(勝利の女神の名)
●invincible(無敵の)… in-(できない)+vinc(打ち負かす)+ible=打ち負かせない
●convict(有罪を宣告する・受刑者)… con(完全に)+vict(打ち負かす)=法廷で論破された人コダック つまり convince =「議論で相手を完全に打ち負かす」。
ケンカで勝つのではなく、言葉で論破して、相手の”考え”を陥落させるイメージ。だから「納得させる」なんですね。
→ 「victory」の詳しい記事はこちらconvict(有罪判決)まで仲間なんだ…! 法廷で”論破された”って考えると納得!
”convince”の意味と語源・覚え方のまとめ
”convince”の意味と覚え方についてのまとめです。●”convince(発音:kənvíns/カァンヴィンス)”は「納得させる」「説得して~させる」の意味を持つ他動詞
⇒「強意(con)」+「勝つ・征服する(vinc)」の2パーツで構成されている
⇒言葉で征服する(=「完全に言い伏せる」)ことが”convince”のイメージ●”convince”の語源はラテン語で「納得させる」の意味を持つ”convincere”
コダック 大学受験やTOEICで、より多くの単語を効率的に覚えたい方には「DUO3.0」もおススメです!
下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」



