【語源も分かって忘れない】英単語「approve」の意味と覚え方【良い所を見つける(prove)】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”approve”

「ap(~の方へ)」+「prove(認める)」の2パーツで構成されている単語です。

良い所を見つけるがコアイメージで、“approve“=「賛成する」「承認する」の意味を持ちますよ!

 

”approve”の意味と使い方 コアイメージは「良い所を見つける」

”approve(発音:əprúːv/アプルゥーヴ)”は「賛成する」「承認する」の意味を持つ単語です。

「ap(~の方へ)」+「prove(認める)」の2パーツで構成されている単語で、「良い所を見つける」がコアイメージです。

 

 
コダック
同じものを良いと感じる…
つまり「賛成する」ことや、「承認する」事が”approve”なわけですね!

 

”approve”と”agree”の違い・使い分け

ちなみに”approve”で賛成を表す場合、同意見であるとは限りません

 

 
 
同意見であるとは限らない??どういうこと??

意見が同じだから賛成しているんじゃないの??

 
 
コダック
実は意見が違う場合もあるんです…!

例えば家族旅行の計画をしている家族がいて、”His parents  approved of his travel plan.(両親は彼の旅行計画に賛成した)”という表現があったとします。

この場合「彼の両親」が「旅行計画」を良いと思って賛成しているのは確かですが、同じ旅行計画を組んでいたとは限りませんよね?

逆に同意見で、賛成の場合は”agree”を使用します。

まとめると以下の感じですね。

●同じ意見を持っていて賛成⇒agree

●意見は違うけど賛成          ⇒approve

 

ちなみに「賛成する」を表現する場合、「しぶしぶ賛成する」というケースもあるかと思いますが、そういう場合は後述する”accept”を使用します。

 

 

approve
(動詞・自動詞)
①妥当だと認める、賛成する
(動詞・他動詞)
①承認する、許可する
②認可する

approval(名詞)
①是認、賛成
②好感、賞賛
③承認、認可

disapprove
(動詞・自動詞)
①不賛成である、気に入らない
(動詞・他動詞)
①好ましくないと覆う、不賛成である

I don’t approve of censorship in any form.
私はどんな形であれ検閲には賛成できない

She wanted to go to the party, and her mother approved of it.
彼女はパーティーに行きたいと思っていたし, 母親もそれを認めた

The product was approved for overseas sales.
その製品は海外での販売が認可された.

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”approve”の関連語:”accept”の意味と使い方

上でも少し触れましたが”accept(発音:æksépt/アクセェプト)”も「賛成する」の意味を持つ単語です。

ただし”accept”は「ac(~の方へ)」+「cept(容れる)」のパーツで構成される単語で、ニュアンスとしては「受け入れる」のような使い方になります。

※容れる=外側の物をある範囲内に入れること

 

 

 
コダック

あくまで「受け入れる」だけなので、

「同意して受け入れる」こともあれば、「渋々受け入れる」こともあります。

 

 

accept
(動詞・他動詞)
①受け入れる、受け取る
②受け付ける、取り扱う
③(責任などを)負う、認める
④認める、信じる
⑤受け入れる、耐え忍ぶ

acceptability(名詞)
①受容性、容認性

acceptable(形容詞)
①受け入れられる、認められる、容認される
②受け入れ可能な
③まずまずの、一応満足できる

acceptance(名詞)
①受諾、受領、受け取り
②賛成、容認
③受け入れ
④甘受、(困難などを)受け入れること

accepted(形容詞)
①一般に容認された、確立した
②引き受け済みの

acceptor(名詞)
①手形引受人
②受容体、アクセプター

 
 

readily accepted an invitation from him to teach at Harvard.
私はハーバードで教えてみないかという彼からの誘いを快く受け入れた

Please accept my sincere apologies.
心からおわびいたします

Most vending machines nowadays do not accept one-yen or five-yen coins.
現在の自動販売機のほとんどは1円玉や5円玉が使えない.

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”approve”の語源はラテン語のapprobare 意味は「試す・承認する」

”approve”の語源についても、確認していきましょう。

”approve”の語源はラテン語のapprobareで、意味は「試す」です。

 

オックスフォード英英辞典には”approve”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Middle English from Old French aprover, from Latin approbare (see approbate). . 
※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

ラテン語の”approbare”(approbateを参照)から、古フランス語の”aprover”を経て中期英語として発祥した。
 
 
コダック
ちなみに”approbare”ですが、”approbate”の頁を参照してみたところ「試す」の意味だったようです

 

構成パーツで覚える”approve” 「ap(~の方へ)」+「prove(認める)」

ここからは構成パーツの面から”approve”について覚えていきましょう

”approve”の構成パーツは「ap(~の方へ)」+「prove(認める)」の2つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“ap”は「~の方へ」を意味するパーツ 

“ap”は「~の方へ」を意味するパーツです。

単語によっては「ad/at/af/as/ag/ac/an/a」などに形を変えて使われる事もあります。

 

 
コダック
例えば”attribute”という単語は「at(~の方へ)」+「tribut(授ける)」の2パーツで構成されています。

割り当てること」がコアイメージで、“attribute“=「~のせいにする」「属性」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”ap”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”prob/probat/prov”は「利益」「認める」「良い」を意味するパーツです。

”prob/probat/prov”は「利益」「認める」「良い」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”improve”という単語は「im(~にする)」+「prove(利益・認める・良い)」の2パーツで構成されています

良い方向に変える」がコアイメージで、“improve“=「改良する」「好転する」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”prob/probat/prov”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”approve”の意味と語源・覚え方のまとめ

”approve”の意味と覚え方についてのまとめです。

”approve”は「ap(~の方へ)」+「prove(認める)」の2パーツで構成されている
 ⇒「良い所を見つける」がコアイメージ
 ⇒”approve”=「賛成する」「承認する」の意味を持ちますよ!

●”approve”の語源はラテン語のapprobareで、意味は「試す」

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」