日本語にも「さようなら」「またね」「じゃあね」「お先に」「気をつけて」と、場面ごとに使い分けるあいさつがありますよね。
スペイン語もまったく同じで、「次にいつ会うか」と「相手との距離感」で言い方を選ぶ言語なんですよ!
まさにそこがつまずきポイントです!
この記事では、まずhasta luego/nos vemos/cuídate/ahí nos vidriosの4つを「日本語のどの一言に当たるか」で整理していきましょう!
- 1 スペイン語の別れの挨拶は1つじゃない|「さようなら/またね/じゃあね」と同じ感覚で選ぶ
- 2 ① hasta luego(アスタ・ルエゴ)=「またね」|迷ったらまずこれ
- 3 ② nos vemos(ノス・ベモス)=「また会おうね」|今別れるのに「会う」と言う不思議
- 4 hasta luego と nos vemos の違い|「時間に線を引く」か「再会を約束する」か
- 5 ③ cuídate(クイダテ)=「気をつけてね」|別れ際に足す思いやりの一言
- 6 ④ ahí nos vidrios(アイ・ノス・ビドリオス)=「じゃあな〜」|ガラスは関係ない駄洒落
- 7 「さようなら」「バイバイ」はスペイン語で何と言う?|adiós と chao
- 8 場面別・そのまま使えるスペイン語の別れの挨拶フレーズ集
- 9 別れの挨拶をされたときの返し方
- 10 スペイン語の別れの挨拶まとめ
スペイン語の別れの挨拶は1つじゃない|「さようなら/またね/じゃあね」と同じ感覚で選ぶ
日本語で会社を出るとき、上司には「お先に失礼します」、同僚には「お疲れさま」、友達には「じゃあね」と言い分けますよね。相手が変われば言葉も変わりますし、同じ相手でも「明日また会う」のか「しばらく会わない」のかで選ぶ言葉が変わります。
スペイン語の別れの挨拶も、この「使い分け」がそのまま存在します。そして日本語と同じように、どれか1つが正解ではなく、場面ごとに自然な一言があるという作りになっています。
まずは、この記事で扱う4つの表現を「日本語のどれに近いか」でざっと並べてみます。
スペイン語の別れの挨拶・4つの基本形
●hasta luego(アスタ・ルエゴ)
⇒ 日本語の「またね」「では、また」/誰にでも使える万能タイプ
●nos vemos(ノス・ベモス)
⇒ 日本語の「また会おうね」/また顔を合わせる相手に使う
●cuídate(クイダテ)
⇒ 日本語の「気をつけてね」「体に気をつけて」/別れ際に添える思いやりの一言
●ahí nos vidrios(アイ・ノス・ビドリオス)
⇒ 日本語の「あばよ」「じゃあな〜」/若者どうしの、ふざけた言葉遊び
その感覚で合っています!
しかも面白いことに、この4つは直訳するとどれも「別れの言葉」に見えないんです。ここを知ると一気に覚えやすくなりますよ!
① hasta luego(アスタ・ルエゴ)=「またね」|迷ったらまずこれ
hasta luego は、スペイン語圏でもっとも広く使われる別れの挨拶です。スペイン語の辞書『Diccionario de la lengua española(DLE)』でも、luego の項目に hasta luego「U. para despedirse(別れの挨拶として用いる)」と、決まり文句としてきちんと登録されています。
パーツを分けると、次の2つです。
- hasta:「〜まで」を表す前置詞。時間や距離の終わりの地点を示します
- luego:「後で、あとから」を表す副詞
つまり直訳は「後でまで」。日本語にすると、そこで文が終わっているのが不思議な形です。
いい所に気づきましたね、まさに途中で切れているんです!
本当は「また会うそのときまで(さようなら)」と続くはずの文で、後半がまるごと省略されているんですよ。
この「後半が消える」現象は、日本語にもそっくりそのまま存在します。
私たちが言う「また(会おう)ね」「では(失礼します)」「じゃあ(また今度)」も、本来の後半が消えたまま挨拶として固まった形ですよね。hasta luego は「では、また」の直系の親戚だと考えると、意味も語感もぴったり重なります。
hasta luego の基本の使い方
・Gracias por todo. ¡Hasta luego!
(いろいろありがとう。ではまた!)
・—Ya me voy. —Vale, hasta luego.
(—もう行くね。—うん、じゃあまたね。)
・Hasta luego, señora Ramírez.
(では失礼します、ラミレスさん。)
hasta luego の強みは、相手を選ばないことです。友達にも、店員さんにも、取引先にも使えます。日本語の「では、また」がどんな相手にも使えるのと同じ感覚で、迷ったら hasta luego を選べば失礼になりません。
また、hasta は後ろの語を入れ替えるだけで「いつまで」の部分を自由に指定できます。
・hasta mañana(アスタ・マニャーナ)=また明日
※DLEにも「翌日に会う予定の人どうしが交わす別れの言葉」として載っている定型句です。
・hasta el lunes=また月曜に/hasta la próxima=また次回
・hasta pronto(アスタ・プロント)=近いうちにまた
※pronto は「すぐに」。hasta luego より「早めの再会」をにおわせます。
・hasta la vista(アスタ・ラ・ビスタ)=またお目にかかるときまで
※これもDLEに載る正式な別れの表現ですが、映画の名ぜりふとして有名になった影響で、少し芝居がかって聞こえることがあります。
・hasta nunca=二度と会うものか
※DLEに「もう二度と会いたくない相手に別れを告げるときの怒りや苛立ちを表す」とある、完全なケンカ別れ用。うっかり使わないよう注意です。
そこがhastaの便利さです!
ちなみに hasta という単語自体、実はスペイン語生まれではなくアラビア語から入ってきた言葉なんですよ。スペインが長くイスラム文化圏と接していた歴史が、こんな日常語に残っているんです。
hasta luegoとhasta nunca、後ろの単語しか違わないのに意味が真逆になるなんて怖いね…うっかり間違えて使っちゃいそう。
実は私も学習中、その二つをうっかり混同しかけたことがあります!友達に軽く「またね」のつもりでhasta nuncaと言いかけて、直前で意味を思い出してヒヤッとしました(笑)。hastaの後ろの単語がそのまま気持ちの強さを表すので、そこだけは今でも油断できないんです。
⇒ hasta luego(アスタルエゴ)の意味は「またね」|直訳「後でまで」の謎とadiósとの違い・返事の仕方
② nos vemos(ノス・ベモス)=「また会おうね」|今別れるのに「会う」と言う不思議
nos vemos は、中南米を中心にとにかくよく耳にする別れの挨拶です。パーツは次の2つ。
- nos:「私たちがお互いに」を表す代名詞
- vemos:「見る、会う」を意味する動詞 ver の現在形(私たちが〜する、の形)
直訳すると「私たちはお互いに会う」。今まさに別れようとしている場面なのに、「会う」と言っているわけです。
スペイン語には「現在形で未来のことを言う」という使い方があるんです。
スペイン語の文法書『Nueva gramática de la lengua española』でも、これは「発話より後の出来事を指す現在形」としてきちんと項目立てされている、正式な用法なんですよ!
この用法は、実は日本語話者にとってまったく違和感のないものです。
日本語でも「明日、行くね」「来週、そっち帰る」のように、未来の予定を現在形のまま言いますよね。スペイン語の nos vemos も、この「予定を言い切る現在形」で、実質「また会おうね」という意味になっています。
nos vemos の基本の使い方
・¡Nos vemos!
(またね!)
・Nos vemos mañana en la oficina.
(また明日、オフィスでね。)
・Nos vemos el sábado, ¿va?
(土曜にまた会おうね、いい?)
・Bueno, me voy. ¡Nos vemos pronto!
(じゃあ行くね。近いうちにまた!)
⇒ nos vemos(ノスベモス)の意味は「またね」|直訳「私たちはお互いに会う」なのに別れの挨拶になる理由
hasta luego と nos vemos の違い|「時間に線を引く」か「再会を約束する」か
ここは多くの学習者がつまずく所なので、じっくり見ていきましょう!
ポイントは、2つの表現が「見ているもの」が違うということです。
hasta luego は「これから離れている時間」を見ていて、nos vemos は「次に顔を合わせる瞬間」を見ているんですよ。
もう少し詳しく分解します。
hasta luego の中心にあるのは hasta(〜まで)です。hasta は「そこが終わりの地点だ」と時間に線を引く前置詞なので、hasta luego は「後で(また会うそのとき)まで、いったんここでおしまい」という区切りの宣言になります。再会そのものより、「今この場が終わる」ことに重心があるわけです。
一方の nos vemos の中心にあるのは ver(会う)という動詞です。こちらは「また会う」という出来事そのものを口に出しているので、再会の予告・約束に重心があります。
hasta luego と nos vemos のイメージの違い
hasta luego⇒「また会うときまで、ここでいったん区切り」=時間に線を引く別れ
・再会するかどうかは、実は問題にしていない
・だからもう会わないかもしれない相手にも使える
nos vemos⇒「また私たち、会うからね」=再会そのものを口にする別れ
・「また顔を合わせる」ことが前提
・だから今後も関わる相手に使うと自然
その言い換え、すごく分かりやすいです!
実際に差が出やすいのが、旅先で一度きりしか会わない相手のとき。具体例で見てみましょう!
うーん、nos vemosって直訳すると「私たちはお互いに会う」なのに、なんでそれが別れの挨拶になるんだろ?最初聞いたとき普通に意味が分からなかったよ。
私も学習し始めのころ、まさにそこでつまずきました!nos vemosを辞書通り「私たちは会う」と直訳のまま覚えようとして、なぜ平叙文が挨拶になるのか全然ピンと来なかったんです。でも日本語でも別れ際に「また会おうね」と言うのと同じだと気づいてから、すとんと腑に落ちましたよ。
●旅行先の売店で買い物をして店を出るとき
⇒ Hasta luego.(自然)/ Nos vemos.(少し不自然)
二度と来ない店で「また会おうね」と言うと、日本語で店員さんに「また会おうね!」と言うのと同じ違和感が出ます。
●毎日会う同僚と退社時に
⇒ Nos vemos mañana.(自然)/ Hasta mañana.(同じくらい自然)
明日また会うと分かっている相手なら、どちらでもOKです。
●しばらく会えない友達を見送るとき
⇒ Nos vemos pronto.(近いうちにまた会おうね)
「また会いたい」という気持ちを乗せたいなら nos vemos の方が向いています。
●両方つなげてもOK
⇒ Bueno, nos vemos. ¡Hasta luego!
実際の会話では2つを続けて言うこともよくあります。日本語の「じゃあまたね、失礼します」と同じ感覚です。
大事なのは、これは「絶対に間違い」という類の違いではないということ。日本語の「またね」と「また会おうね」くらいの、ゆるやかな差だと思ってください!
初学者のうちは「相手を選ばない hasta luego」を基本にして、また会う相手には nos vemos、と覚えておけば十分ですよ。
③ cuídate(クイダテ)=「気をつけてね」|別れ際に足す思いやりの一言
ここまでの2つが「またね」だとすると、cuídate は日本語の「気をつけてね」「体に気をつけて」に当たる一言です。
もとになっているのは cuidar(世話をする、大事にする)という動詞。ここに「自分を」を表す -te がくっついて、直訳は「あなた自身の面倒を見てね」となります。
DLEでも cuidar の再帰的な使い方として「自分の健康に気を配る」という語義が立てられており、cuídate はまさにその命令形にあたる形です。
その感覚、そのまま正解です!
cuídate は単体でも「じゃあね」として成立しますが、本領を発揮するのは他の挨拶にくっつけたとき。日本語でも「じゃあね、気をつけて」ってセットで言いますよね。
cuídate の基本の使い方
・Nos vemos. ¡Cuídate!
(またね。気をつけて!)
・Cuídate mucho, por favor.
(本当に、体に気をつけてね。)
・Que descanses y cuídate.
(ゆっくり休んで、無理しないでね。)
ポイントは cuídate mucho の重みです。mucho(とても)が付くと、単なる社交辞令ではなく「本気で心配している」という色が濃くなります。病気の相手や、遠くへ旅立つ相手に向けたときの一言だと考えてください。
⇒ cuídate(クイダテ)の意味は「気をつけてね」|なぜteが付くのか・ten cuidadoとの違い
④ ahí nos vidrios(アイ・ノス・ビドリオス)=「じゃあな〜」|ガラスは関係ない駄洒落
最後は、辞書だけ引いていると絶対に意味が分からないタイプの表現です。
vidrio という単語を辞書で引くと、出てくるのは「ガラス」。DLEでも「珪砂を溶かして作る、硬くてもろい透明な素材」とだけ説明されています。別れの挨拶らしい要素はどこにもありません。
分からなくて当然なんです、これは意味ではなく「音」で作られた表現ですから!
元の形は ahí nos vemos(そこでまた会おうね)。この vemos を、音が似ているだけの vidrios(ガラス)にすり替えた言葉遊びなんですよ。
つまり構造としては、日本語の「あばよ」→「あばよっと」や「さようなら」→「さよなライオン」、「またね」→「またねずみ」と同じ発想です。意味は元の別れの挨拶のまま、語尾だけを別の単語にすり替えて笑いを足しているわけですね。
この表現は、スペイン語圏全体の方言をまとめた『Diccionario de americanismos(アメリカ・スペイン語辞典)』にもきちんと収録されています。そこには重要な情報が3つ書かれています。
辞書が伝える ahí nos vidrios の3つの特徴
●用途:別れの挨拶として使う決まり文句
●使う層:juv.=若者言葉/fest.=ふざけた、おどけた言い方
●使われる地域:メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア
※メキシコの表現として有名ですが、実際は中米〜アンデス地域まで広く使われています。
※短く nos vidrios だけで言う地域もあります。
辞書のこの表示、実はとても親切なんです。
つまり「仲のいい友達にだけ使ってね」という但し書きなんですよ。取引先や初対面の年上の人に言うと、日本語で上司に「あばよっ!」と言うのと同じことになってしまいます!
ahí nos vidrios の基本の使い方
・Ya me voy, ¡ahí nos vidrios!
(もう行くわ、じゃあな〜!)
・—Nos vidrios. —¡Sale, cuídate!
(—じゃあね。—おう、気をつけろよ!)
⇒ ahí nos vidrios(アイ・ノス・ビドリオス)の意味は「じゃあね」|ガラスは無関係!メキシコの駄洒落あいさつ
「さようなら」「バイバイ」はスペイン語で何と言う?|adiós と chao
とても大事な質問です!
adiós は間違いなく正しいスペイン語ですが、日本語の「さようなら」と同じで、使う場面が思ったより限られるんですよ。
adiós(アディオス)=「さようなら」
adiós の語源は a Dios、つまり「神へ」です。「あなたを神のご加護にお委ねします」という祈りの言葉の、前半だけが残って挨拶になりました。DLEにも「a Dios から」と語源が明記されています。
面白いのは、日本語の「さようなら」も「左様ならば(そういうことでしたら)」という接続の言葉から生まれ、後半が消えて挨拶になったという点。スペイン語も日本語も、別れの挨拶は「文の一部が化石になったもの」なんですね。
使うときの注意点は次の通りです。
- ややあらたまった、または別れの重さがある言葉。毎日会う友達に adiós ばかり使うと、少し距離を感じさせることがあります
- 地域によっては「もう会わない」ニュアンスを帯びやすく、特に中南米では hasta luego / nos vemos の方が日常的です
- 一方スペインでは、店を出るときなどにごく普通の「じゃあね」として頻繁に使われます
- DLEには「すれ違いざまに交わす挨拶」という語義もあり、この場合は「やあ」に近い使われ方をします
chao / chau(チャオ/チャウ)=「バイバイ」
日本語の「バイバイ」に一番近いのが chao(南米では chau の綴りも一般的)です。DLEでは adiós や hasta luego と同じ意味の、くだけた語として扱われています。
そしてこの単語、語源をたどると意外な旅をしています。
ヴェネツィア方言:s-ciavo(=「私はあなたの奴隷です」という丁寧な決まり文句)
↓
イタリア語:ciao(「やあ」「じゃあね」)
↓
スペイン語:chao / chau(バイバイ)
これがあいさつ語の宿命なんです!
日本語の「おはよう」だって元は「お早くからご苦労さま」という中身のある言葉でしたよね。毎日使われる言葉は、元の意味が擦り切れて「合図」だけが残るんですよ。
30秒でわかる別れの挨拶診断
4つも並ぶと迷うので、相手との関係から一本道でたどり着けるようにしました。
ahí nos vemos の駄洒落。若者言葉・仲間内限定。
相手を選ばない万能型。「では、また」に相当し、失礼になることがない。
「よい一日を」。初対面や目上の人向けの、少し丁寧な締めの一言。
「また会おうね」。再会の約束そのものを口にする言い方。
単独でも使えるが、他の挨拶に添えるのが自然。例:Nos vemos. ¡Cuídate! / いいえ:hasta luego
再会を前提にしない、時間に区切りをつけるだけの無難な一言。
※ 迷ったときの最強カードは「オウム返し」。相手が使った挨拶をそのまま返せば、まず失敗しません。
場面別・そのまま使えるスペイン語の別れの挨拶フレーズ集
ここまでの表現を、実際の場面ごとに並べ直しておきます。丸ごと覚えて口に出せば、それだけで会話の締めくくりが自然になりますよ。
●誰に対しても無難に締めたいとき
・Hasta luego.(ではまた。)
・Que tenga buen día.(よい一日を。※初対面や目上の人に)
●また会う友達・同僚に
・Nos vemos.(またね。)
・Nos vemos mañana.(また明日ね。)
・Hasta el lunes.(また月曜に。)
●相手を気づかって送り出すとき
・Cuídate.(気をつけてね。)
・Que te vaya bien.(うまくいきますように=いってらっしゃい、お元気で。)
・Buen viaje.(よい旅を。)
●夜に別れるとき
・Que descanses.(ゆっくり休んでね。)
・Buenas noches.(おやすみなさい。※夜の挨拶は出会いにも別れにも使えます)
●親しい友達どうしで軽く
・Chao.(バイバイ。)
・Ahí nos vidrios.(じゃあな〜。※仲間内限定)
よく気づきましたね!これは「〜でありますように」と願う形で、直訳は「あなたにとって物事がうまく運びますように」。
日本語の「お元気で」「いってらっしゃい」にあたる、とても温かい一言ですよ。
別れの挨拶をされたときの返し方
実は初学者がいちばん困るのは、自分から言うときではなく「言われたとき」です。返しのパターンを持っておくと、会話の最後で固まらずに済みます。
言われたときの返し方・早見表
●Hasta luego. と言われたら
⇒ Hasta luego.(そのまま返してOK)/Nos vemos.
●Nos vemos. と言われたら
⇒ Nos vemos. / Sí, nos vemos.(うん、またね)
●Cuídate. と言われたら
⇒ Tú también.(そっちもね)/Igualmente.(こちらこそ同じく)/Gracias, cuídate tú también.
●Que te vaya bien. と言われたら
⇒ Gracias, igualmente.(ありがとう、そちらも)
●Ahí nos vidrios. と言われたら
⇒ Ahí nos vidrios.(そのまま返すのがいちばんウケます)/Sale, cuídate.
迷ったときの最強カードは「オウム返し」です!
別れの挨拶は、同じ言葉を返すのがそのまま正解になるという、とてもありがたい仕組みになっているんですよ。
スペイン語の別れの挨拶まとめ
以下、この記事の内容のまとめです。
●スペイン語の別れの挨拶は、日本語と同じで「相手との距離」と「次に会うか」で選ぶ
●hasta luego=「またね」。直訳「後でまで」。相手を選ばない万能型で、迷ったらこれ
●nos vemos=「また会おうね」。直訳「私たちはお互いに会う」。また顔を合わせる相手に使う
●cuídate=「気をつけてね」。直訳「自分の面倒を見てね」。他の挨拶に添えると自然
●ahí nos vidrios=「じゃあな〜」。ahí nos vemos の駄洒落。仲間内だけで使う
●hasta luego と nos vemos の違い⇒ hasta luego は「離れている時間に線を引く」、nos vemos は「再会そのものを口にする」
●「さようなら」=adiós(語源は「神へ」)/「バイバイ」=chao・chau(語源はイタリア語 ciao)
●返し方に迷ったら同じ言葉をそのまま返せばOK
別れの挨拶は、その言語の「人との距離の取り方」がいちばん濃く出るところ。
4つとも直訳では意味が通らないのに、成り立ちを知ると日本語の挨拶とぴったり重なるのが面白いですよね。ぜひ場面に合わせて使い分けてみてください!
この記事で扱った4つの表現・くわしい解説はこちら
・hasta luego(アスタルエゴ)の意味は「またね」|直訳「後でまで」の謎とadiósとの違い・返事の仕方
・nos vemos(ノスベモス)の意味は「またね」|直訳「私たちはお互いに会う」なのに別れの挨拶になる理由
・cuídate(クイダテ)の意味は「気をつけてね」|なぜteが付くのか・ten cuidadoとの違い
・ahí nos vidrios(アイ・ノス・ビドリオス)の意味は「じゃあね」|ガラスは無関係!メキシコの駄洒落あいさつ
「Real Academia Española y Asociación de Academias de la Lengua Española, Diccionario de la lengua española(https://dle.rae.es/)」…luego / hasta / adiós / chao / cuidar / vidrio / vista / mañana の各項目
「Asociación de Academias de la Lengua Española, Diccionario de americanismos(https://www.asale.org/damer/vidrio)」…vidrio の項「ahí nos vidrios」
「Real Academia Española y ASALE, Nueva gramática de la lengua española(23.6 El presente (canto) (II))」…現在形が未来を指す用法(presente prospectivo)
「Real Academia Española y ASALE, Nueva gramática de la lengua española(Los pronombres recíprocos)」…nos の相互用法