今日の英単語はtripです!旅行の意味ではgo on a tripとtake a tripがよく使われますが、どちらを選べばよいか迷いますよね。
結論は、go on a tripは「旅行という予定・イベントに出かける」、take a tripは「一回の旅行をするという行動を選ぶ」です。ただし実際には重なる場面が多く、どちらも自然に使えます。違いを必要以上に大きく考えないことも大切ですよ!
- 1 tripの意味・発音・品詞
- 2 go on a tripとtake a tripの違い
- 3 make a tripはどう違う?
- 4 business tripの意味と使い方
- 5 day tripの意味と使い方
- 6 tripとtravelの違い
- 7 have a good tripの意味と使い方
- 8 動詞tripの意味は「つまずく」
- 9 tripの語源|軽快な足取りから「つまずく」へ
- 10 tripの覚え方|一回分を切り取る
- 11 tripを使った重要表現
- 12 tripとvacationの違い
- 13 tripでよくある間違い
- 14 tripの理解度チェック
- 15 go on a tripとtake a trip・tripのまとめ
tripの意味・発音・品詞
trip(発音:/trɪp/「トリップ」)は、名詞で「一回の旅行・出張・遠足・移動」、動詞で「つまずく、つまずかせる」を意味します。
tripの基本情報
●名詞:可算名詞
⇒ a trip / two trips
●旅行のコアイメージ
⇒ 出発し、目的地で何かをして、戻るまでを一回分としてまとめたもの
●動詞のコアイメージ
⇒ 足が何かに引っかかって、動きが乱れる
●活用
⇒ trip – tripped – tripped – tripping
Cambridge Dictionaryでは、旅行のtripを「ある場所へ行き、通常は短期間滞在して戻ってくるjourney」と説明しています。重要なのは、tripが数えられる一回の出来事だという点です。
・a trip to Kyoto(京都旅行)
・a business trip(出張)
・a school trip(遠足・研修旅行)
・a day trip(日帰り旅行)
・two trips to Osaka(2回の大阪出張・旅行)
go on a tripとtake a tripの違い
どちらも「旅行に行く」「旅行をする」と訳せます。使い分けの中心は、話し手が旅行を参加するイベントとして見るか、実行する一つの行動として見るかです。
●go on a trip
旅行という予定・イベントに出かける
「行く」ことや参加を自然に表す
例:We are going on a trip next week.
●take a trip
一回の旅行をする、時間を取って出かける
行動の選択・提案・実行をやや意識しやすい
例:Let’s take a trip this weekend.
go on a tripは「旅行に出かける」
go onは、trip・vacation・tour・journeyなどの活動やイベントと組み、「それに参加して出かける」ことを表します。
・We went on a trip to Hokkaido.
(私たちは北海道旅行に行きました。)・She is going on a business trip next Monday.
(彼女は次の月曜日から出張に行きます。)・The students went on a school trip.
(生徒たちは遠足に行きました。)
旅行の予定を普通に報告するときは、go on a tripがとても使いやすい表現です。
take a tripは「一回、旅行をする」
takeには、選択肢の中から一つの行動や機会を取る感覚があります。take a tripでは、「少し時間を作って旅行する」「一回出かけてみる」という響きが出やすくなります。
・Let’s take a trip to the beach this weekend.
(今週末、海へ旅行しようよ。)・I took a short trip to Nagoya for a meeting.
(会議のため、名古屋へ短い出張をしました。)・You should take a trip and get some rest.
(旅行にでも行って、少し休んだほうがいいですよ。)
提案、決断、回数を意識するときはtake a tripがよく合います。
実際には入れ替えられることが多い
We went on a trip to Okinawa last summer.
We took a trip to Okinawa last summer.
どちらも「昨夏、沖縄旅行をした」で自然です。最初は「旅行へ出かけた」という出来事の報告、次は「沖縄への旅行を一回した」という行動のまとまりをやや感じさせますが、事実上の意味は大きく変わりません。
じゃあ、会話でどっちを言っても間違いにはならない?細かく考えすぎなくてもいいのかな。
その通りです!まずは予定を言うならgo on a trip、提案ならtake a tripを目安にすれば十分です。
ただし、これは絶対の規則ではありません。辞書でもgo on / make / take a tripは並べて扱われるほど近い表現です。大切なのは、go to a tripとは言わないことですよ。
make a tripはどう違う?
make a tripも「旅行・移動をする」という意味です。take a tripよりも、特定の目的のために実際に移動することや、必要な往復をやや事務的に表しやすい傾向があります。
・I need to make a trip to the bank.
(銀行までひと往復する必要があります。)・She made several trips to the hospital.
(彼女は病院へ何度か通いました。)・He made a business trip to Singapore.
(彼はシンガポールへ出張しました。)
●go on a trip
⇒ 旅行というイベントへ出かける
●take a trip
⇒ 一回旅行する、旅行という行動を取る
●make a trip
⇒ 目的のために一回移動する、往復する
日常の観光旅行ならgo on / takeが自然です。銀行・病院・本社などへの用事を伴う移動ではmakeもよく合います。
business tripの意味と使い方
business tripは「仕事に関係する活動を行うための旅行」、つまり出張です。可算名詞なので、単数ならa business trip、複数ならbusiness tripsとなります。
・I’m going on a business trip to Seoul next week.
(来週、ソウルへ出張します。)・She is away on a business trip.
(彼女は出張で不在です。)・I had to make a last-minute business trip.
(急きょ出張しなければなりませんでした。)
on businessとの違い
・I’m in London on business.
(仕事でロンドンにいます。)・I’m in London on a business trip.
(出張でロンドンにいます。)
on businessは「仕事目的で」という副詞的な表現です。on a business tripは「出張という一回の予定の中にいる」という言い方です。
business travelとの違い
business travelは不可算で、業務上の移動・出張全般という分野を表します。
・Business travel is part of my job.
(出張は私の仕事の一部です。)・I took three business trips last month.
(先月は3回出張しました。)
回数を数えるならbusiness trips、活動全般ならbusiness travelです。
day tripの意味と使い方
day tripは「その日のうちに出発地や宿泊先へ戻る訪問」、つまり日帰り旅行です。
・We took a day trip to Nara.
(私たちは奈良へ日帰り旅行をしました。)・Kyoto is an easy day trip from Osaka.
(京都は大阪から気軽に日帰りできる場所です。)・Would you like to come on a day trip with us?
(私たちと日帰り旅行に行きませんか?)
「24時間以内」ではなく、基本的には宿泊せず同じ日に戻ることがポイントです。旅行者がホテルから出発し、そのホテルへ同日に戻る場合もday tripと呼べます。
day tripとone-day tripの違い
通常の「日帰り旅行」はday tripが定着した表現です。one-day tripも「一日間の旅行」という意味で理解されますが、日帰りという種類名にはday tripが簡潔で自然です。
tripとtravelの違い
tripは一回の旅行、travelは移動する行為・旅行活動全般です。
●trip:可算名詞
⇒ 一回の旅行・出張・遠足
例:a trip to Canada / two business trips
●travel:動詞/原則不可算名詞
⇒ 移動する、旅行という活動
例:travel around Canada / air travel
・Our trip to Canada lasted ten days.
(カナダ旅行は10日間でした。)・We traveled around Canada by train.
(私たちは電車でカナダ各地を旅行しました。)
同じ旅行でも、最初は全体を一つのイベントとして見てtrip、次は移動行動として見てtravelを使っています。
journey・tour・voyageも含む比較はtripとtravelの違い|旅行を表す英語の使い分けで詳しく解説しています。
have a good tripの意味と使い方
Have a good trip!は、旅行や出張へ向かう人に言う「よい旅を!」「気をつけて行ってきてね!」という別れのあいさつです。
・Have a good trip!
(よい旅を!)・Have a safe trip home.
(気をつけて帰ってね。)・I hope you have a great trip.
(すばらしい旅行になるといいですね。)
Have a good travelとは言わない?
通常、一回の相手の旅行を指してHave a good travel.とは言いません。travelは活動全般を表す不可算名詞で、一回分の旅行はtripだからです。
× Have a good travel.
○ Have a good trip.
Have a safe journeyとの違い
Have a safe journey.も自然で、特に道中の安全に焦点があります。イギリス英語でよく聞かれる表現ですが、どの地域でも理解されます。
●Have a good trip.
⇒ 旅行全体を楽しんでね
●Have a safe trip.
⇒ 気をつけて行ってきてね
●Have a safe journey.
⇒ 目的地までの道中が安全でありますように
●Enjoy your trip.
⇒ 旅行を楽しんでね
動詞tripの意味は「つまずく」
旅行の名詞と同じ綴りですが、動詞tripは「つまずく」「人をつまずかせる」を意味します。
・I tripped and fell.
(私はつまずいて転びました。)・She tripped over a bag.
(彼女はバッグにつまずきました。)・Be careful not to trip.
(つまずかないように気をつけて。)
trip overとtrip onの違い
どちらも「~につまずく」と訳せます。
・I tripped over the box.
⇒ 箱に足を引っかけ、それを越え損ねるイメージ・I tripped on the step.
⇒ 段差の上・地点で足を引っかけるイメージ
overは障害物を越えようとして引っかかる感覚が分かりやすく、onは何に足が触れたかを示します。実際には同じ状況で両方が可能なこともあります。
trip someoneは「人をつまずかせる」
Someone tripped me as I ran past.
(走り抜けようとしたとき、誰かに足をかけられました。)
他動詞では、目的語の人を転ばせます。
trip upは「失敗させる・引っかける」
trip upは実際に足を引っかけるほか、問題や質問が人を混乱させて間違わせる意味にも使います。
・The last question tripped me up.
(最後の問題に引っかかりました。)・Don’t let this spelling rule trip you up.
(この綴りの規則でつまずかないようにしてください。)
日本語でも、理解できない部分を「学習のつまずき」と言います。英語でも同じような比喩が成立します。
旅行のtripと「つまずく」のtripって、ぜんぜん別に見えるけど、語源ではつながってるの?
もともとの動詞tripには「軽快に足を動かす、跳ねる」という意味があり、そこから「足を引っかける・つまずく」が生まれました。
一方、「短い旅行」という名詞の意味がどう直接つながったかは、語源辞典でも確実ではないとされています。無理に作り話で結ばず、どちらも“足の小さな動き”を連想して覚えるのが安全ですよ。
tripの語源|軽快な足取りから「つまずく」へ
tripは14世紀後半の英語で「軽く素早く足を動かす、跳ねる、踊る」という意味で使われ、古フランス語やゲルマン系の「足を踏み鳴らす、歩く」に関係する語と結びつけられています。
そこから、足の動きが乱れる「つまずく」、相手の足を引っかけて「つまずかせる」という意味が発達しました。「短い旅・外出」の名詞用法は15世紀ごろから確認されますが、先の意味との正確な関係は不明確です。
語源を学ぶときに大切なのは、確定している歴史と、覚えやすい想像を区別することです。
tripの覚え方|一回分を切り取る
旅行のtripは、カレンダー上で出発から帰宅までを一本の枠で囲むイメージです。
家を出る
↓
目的地へ移動する
↓
観光・仕事・買い物などをする
↓
帰る
=この一回分がa trip
この枠は一泊でも3週間でも構いません。「一回」と数えられることが大切です。
動詞tripは、歩いている足の先が小さな障害物にトリッと引っかかる映像で覚えましょう。日本語の「トリップ」だけでは旅行の意味に引っ張られるため、trip over a stoneを例文ごと覚えると区別しやすくなります。
tripを使った重要表現
round trip「往復旅行・往復券」
I’d like a round-trip ticket to Boston.
(ボストンまでの往復券をください。)
アメリカ英語ではround trip、イギリス英語ではreturn ticketも一般的です。
return trip「帰りの移動」
We slept for most of the return trip.
(帰り道のほとんどを寝て過ごしました。)
road trip「車で巡る旅行」
We are planning a road trip across the U.S.
(私たちはアメリカ横断ドライブ旅行を計画しています。)
field trip「校外学習・現地調査」
The class went on a field trip to the science museum.
(クラスは科学博物館へ校外学習に行きました。)
trip toとtrip from
・a trip to Tokyo(東京への旅行)
・the trip from the airport(空港からの移動)
目的地はto、出発地点はfromです。往復全体を言うtripでも、文脈によって片道区間を指すことがあります。
tripとvacationの違い
tripは移動を伴う一回の旅行、vacationは仕事や学校を休む休暇期間です。休暇中に旅行しなくてもvacationは成立します。
・I’m on vacation this week.
(今週は休暇中です。)・I’m taking a trip during my vacation.
(休暇中に旅行へ行きます。)
日本語の「旅行休暇」を一語で考えると混乱しやすいのですが、英語では休む期間=vacation、出かける一回のイベント=tripと切り分けます。イギリス英語ではvacationの代わりにholidayが日常的に使われることもあります。
tripでよくある間違い
× I went to a trip.
○ I went on a trip.
⇒ tripは場所ではなくイベント
× I tripped to Kyoto.
○ I took a trip to Kyoto.
○ I traveled to Kyoto.
⇒ 動詞tripは「旅行する」ではなく「つまずく」
× I had a good travel.
○ I had a good trip.
⇒ 一回の旅行はtrip
× I went to a business travel.
○ I went on a business trip.
⇒ 一回の出張はbusiness trip
× We did a day trip.
○ We took a day trip.
○ We went on a day trip.
⇒ take / go onを使うのが自然
tripの理解度チェック
【問題1】「来月、出張に行きます」
I’m going ______ a business trip next month.
【問題2】「今週末、短い旅行をしよう」
Let’s ______ a short trip this weekend.
【問題3】「奈良へ日帰り旅行をしました」
We took a ______ trip to Nara.
【問題4】「彼は石につまずいた」
He tripped ______ a stone.
【問題5】 旅行へ出発する友人に「よい旅を!」と言ってください。
解答
1. on
2. take
3. day
4. over / on
5. Have a good trip! / Enjoy your trip!
go on a tripとtake a trip・tripのまとめ
●tripは一回の旅行・出張・遠足を表す可算名詞
⇒ a trip / two trips
●go on a tripは旅行というイベントへ出かける
⇒ 予定や参加を自然に表す
●take a tripは一回旅行するという行動を取る
⇒ 提案・決断・実行を意識しやすい
●go onとtakeは多くの場面で入れ替え可能
⇒ 違いを大きく考えすぎず、go to a tripを避ける
●business tripは出張、day tripは日帰り旅行
●Have a good trip!は「よい旅を!」
⇒ Have a good travelとは通常言わない
●動詞tripは「つまずく・つまずかせる」
⇒ trip over / trip on / trip someone / trip up
●覚え方は、旅行なら「出発から帰宅までを囲った一回分」、動詞なら「足が小さく引っかかる映像」
tripは短い単語ですが、一回の旅行と足のつまずきという二つの顔があります。
旅行の話では、まずgo on a tripを予定の基本形、take a tripを提案の基本形として口に出してみてください。使う回数が増えるほど、細かなニュアンスは自然に身についていきますよ!
関連記事
・tripとtravelの違い|journey・tour・voyageまで比較
・travel to・in・aroundの違い|travelの意味と使い方
・go on a journeyの使い方|journeyとtripの違い
・tour of・tour aroundの違い|tourの意味と使い方
参考文献
Cambridge Dictionary, trip
Cambridge Dictionary, business trip / day trip
Cambridge Dictionary, “Word choice: travel, trip, or journey?”
Online Etymology Dictionary, trip