【語源も分かって、忘れない】英単語「sufficient」の意味と覚え方【下に(suf)積み上げ(fic)が十分ある状態】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”sufficient”

「下に(suf)」+「作る(fic)」+「形容詞語尾(ent)」の3パーツで構成されている単語です。

下に積み上げが十分ある状態がコアイメージで、“sufficient“=「十分な」「足りる」の意味を持ちますよ!

 

”sufficient”の意味と使い方 コアイメージは「下に積み上げが十分ある状態」

”sufficient(発音:səfíʃənt/サァフィシャント)”は「十分な」「足りる」の意味を持つ単語です。

「下に(suf)」+「作る(fic)」+「形容詞語尾(ent)」の3パーツで構成されている単語で、「下に積み上げが十分ある状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
積み上げてきたものが、目的に対して「十分」だったり「足りている状態」”sufficient”なわけですね!

ちなみに”sufficient”は少しフォーマルな印象です。

 

 
 
フォーマルな印象??
 
コダック
例えば文献などで数値などを示す場合などですね!

例えば”sufficient amount of vitamins”で「十分な量のビタミン」といった感じです。

 

 

これはsufficientの語源にも関連しています。

後述もしますが、sufficientは元々「法律関連」の単語でした。

 
コダック
そのイメージが今でも残っているので、フォーマルな場面で使われることが多いわけですね。

 

sufficient
(形容詞)
①十分な、足りる
(名詞)
①十分の量、十分

※関連語
sufficiency(名詞)
①充足、たっぷりあること

sufficiently(副詞)
①十分に、たっぷりと、足りるほど

insufficiency(名詞)
①不足、不十分なこと、不適当
②欠点

insufficient(形容詞)
①不十分な、不足している

insufficiently(副詞)
①不十分に、不適当に

I have sufficient money to buy a new car.
新車を買えるだけの金がある

His income is sufficient to keep him comfortable.
彼の収入は不自由のない暮らしをしていくには十分だ

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”sufficient”の関連語:「十分な」を意味する単語”enough”

 
 
あっ、そういえば”enough”も同じ意味だよね

 

 
コダック

そうですね!”enough”や”adequate”も「十分な」の意味を持ちますよ

 

“enough”は”sufficient”よりカジュアルな場面で使われる事の多い単語です。

 

 
コダック
”enough”と”sufficient”で言い換えが可能な場合もありますが、

”enough”には副詞の用法があるので、用法的に”enough”しか使えない場合もあります。

例えば以下の問題があったとします。

問題:下記の文で、カッコ内に入るのは”enough”と”sufficient”のどちらか?

”He is wise (          ) not to do such a thing.”

答えはもちろん”enough”

「彼はそんなことをしないくらいの分別がある。(=しないくらい十分に賢い)」というわけです。

 

”sufficient”には名詞用法で「十分な量」の意味がありますが、「彼=十分な量」では無いので適切ではありませんね。

 

 

enough
(形容詞)
①十分な、必要なだけの、足りる
(名詞)
①十分な数、十分な量
(副詞)
①十分に
②まあまあ、そこそこ
③十分に、いい加減

 

”sufficient”の語源はラテン語の”sufficient” 意味は「要求を満たす」

”sufficient”の語源についても、確認していきましょう。

”sufficient”の語源はラテン語の”sufficient”で、意味は「要求を満たす」です。

 

オックスフォード英英辞典には”sufficient”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Middle English (in the sense ‘legally satisfactory’): from Old French, or from Latin sufficient- ‘meeting the need of’

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

ラテン語の”sufficient-(要求を満たす)”が、古フランス語を経由し、「法的に申し分ない」の意味の中期英語として発祥した。
 
 
コダック
上でも紹介しましたが、”sufficient”はもともと法律に関わる単語でした!
だから今でもフォーマルなイメージが残っているわけですね!

 

構成パーツで覚える”sufficient” 「suf」+「fic」+「ent」

ここからは構成パーツの面から”sufficient”について覚えていきましょう

”sufficient”の構成パーツは「suf」+「fic」+「ent」の3つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“suf”は「下」を意味するパーツ 

“suf”は「下」を意味するパーツです。

単語によっては”sub/sup/sus/suc”などの形に変化して使われる場合もあります。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”subtle”という単語は「下に(sub)」+「織る(tex)」の2パーツで構成されています。

語源となったのはこちらも「織る」を意味するラテン語の “tex”。

「繊細に織られる(text)」⇒「きめ細かい」事が”subtle”のイメージで、“subtle”=「微妙な」を意味しています

 

 

その他の”suf”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”fic”は「作る」を意味するパーツ

”fic”は「作る」を意味するパーツです。

単語によっては”fa/fe/fi/fig/fec/fy”などに形を変えて使われる事もあります。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”efficient”という単語は「外に(e)」+「効果(fic)」+「形容詞語尾(-ent)」の3パーツで構成されています、

「外に効力を及ぼす状態」がコアイメージで、“efficient“=「有効な」「効率の良い」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”fic”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”ent”は形容詞を作るパーツ

”ent”は形容詞を作るパーツです。

 

 
コダック
英単語を勉強し始めると、”-ize”で終わる単語は動詞が多かったり、
”-ion”で終わる単語は名詞になる事が多い事などに気づくと思います。

 

”ent”もそれらと同じで、単語の品詞を決定するパーツなわけですね!

 

その他の品詞を決定するパーツについても、下記で紹介していきます。

 

 

”sufficient”の意味と語源・覚え方のまとめ

”sufficient”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”sufficient”=「十分な」「足りる」の意味を持つ単語

 ⇒「下に(suf)」+「作る(fic)」+「形容詞語尾(ent)」の3パーツで構成されている
  ⇒「下に積み上げが十分ある状態」がコアイメージで

●”sufficient”の語源はラテン語の”sufficient”で、意味は「要求を満たす」

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」