【語源も分かって忘れない】英単語「recognize」の意味と覚え方【見返して(re)違いを学ぶ(cog)こと】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”recognize”

「re(再び)」+「cogn(知る・学ぶ)」+「ize(動詞を作る語尾)」の3パーツで構成されている単語です。

「見返してそれと分かること」がコアイメージで、“recognize“=「識別する」「認識する」の意味を持ちますよ!

 

”recognize”の意味と使い方 コアイメージは「見返してそれと分かること」

”recognize(発音:rékəgnàiz/レェカァグナァィズ)”は「識別する」「気づく」の意味を持つ単語です。

「re(再び)」+「cogn(知る・学ぶ)」+「ize(動詞を作る語尾)」の3パーツで構成されている単語で、「見返してそれと分かること」がコアイメージです。

 

 
コダック
以前見た物などを「見た事がある!」といった感じで「気づい」たり、「識別する」ことが”recognize”なわけですね!

 

というわけで、”recognize”は前から知っているものに対して使われることが多いです。

 

 
コダック
例えば”I recognized Ann by her step.(足音でアンだとわかった)”といった感じですね

足音から「アン」であると識別する為には、元からアンを知っていなければなりませんよね!

 

 

recognize(動詞・他動詞)
①分かる
②認める、認識する
③認可する
④価値を認める、高く評価する
⑤表彰する、たたえる
⑥(議長が)発言を求める

recognition(名詞)
①承認、認可
②認識、、見分けること、識別
③評価、表彰、お礼
④気づき

recognizable(形容詞)
①見分けがつく、認識できる、承認できる

 

She was humming a tune I didn’t recognize.
彼女は私が知らない曲をハミングしていた

I didn’t recognize the voice.
声には聞き覚えがなかった

Those animals largely rely on the sense of smell to recognize their enemies.
それらの動物は敵を見分けるために主として臭覚に頼る

Everyone recognizes his business ability.
だれもが彼の商才を認めている

He recognized that he was wrong.
彼は自分が間違っていたと認めた

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”recognize”の関連語:”notice/realize”との使い分け

 
 
ところで”recognize”は前から知ってるものに対して使われる事が多いって言ってたけど、

じゃあ初めて知る場合はなんて言えばいいの?

 

 
コダック

例えば”notice”や”realize”などを使いますよ!

もちろんこの2つもニュアンスは違うので、次から見ていきましょう!

 

”recognize”の関連語:”notice”の意味と使い方

”notice(発音:nóutis/ノォゥティィス)”は「気づく」の意味を持つ単語です。

「not/notat(記す)」のパーツで構成される単語で、「気づく」以外にも「掲示」や「通知」等の意味を持ちます。

 

 
コダック
「気づく」の意味で使う場合は見たり聞くなどして気づく場合が多いです。

実際に目にして気づいたり、音が聞こえて気づく感じですね。

 

特に視覚によって「気づく」事を表す場合が多く、

例えば”I noticed Bill saying his prayers.(ビルがお祈りをささげているのに気づいた)”と言ったとすれば、

ビルが祈っているのを「目にした」というニュアンスが入ります。

 

notice
(名詞)
①注目
②掲示
③広告、通知、通告
(動詞・他動詞)
①気づく、わかる
②注目される、認められる
(動詞・自動詞)
①気づく
②注目する、注意する

noticabe(形容詞)
①人目を引く、目立つ
②注目すべき、注目に値する

noticeably(副詞)
①目立って、著しい

notice board(名詞)
①掲示板、告知板

 
 

escape her notice
彼女に気づかれない

Take notice that you don’t fail again.
気をつけて再び失敗しないようにしなさい

I noticed an ad.
ある広告に気づいた

I noticed John wink at Mary when no one was looking.
だれも見ていない時にジョンがメリーに目くばせするのを目にした

※参考・例文引用
南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

”recognize”の関連語:”realize”の意味と使い方

”realize(発音:ríːəlàiz/リィーアラァィズ)”は「わかる」「実現する」の意味を持つ単語です。

単語の構成としては「real(現実)」+「ize(動詞語尾)」の組み合わせで、「現実にする」事がコアイメージの単語です。

 

 
コダック
今まで現実でなかったことを現実にする=「実現する」ことや

今まで分からなかったことに気づく=「理解する」ことが”realize”です。

 

”realize”はその時点まで分かっていなかったことを「理解する」点で、”recognize”や”notice”とは異なります。

 

例えば” I suddenly realized she was crying.(彼女が泣いていることにふと気づいた)”と言ったとすれば、

その時初めて彼女が泣いているのに気づいたという事になります。

realize
(動詞・他動詞)
①理解する、悟る
②実現する、達成する
③売れる、(利益を)得る
(動詞・自動詞)
①悟る、気づく
 

 

He didn’t realize his error.
彼は自分の過ちに気づいていなかった

I realize that you are right.
君が正しいことはよく承知しています

Her plan was realized at last.
彼女の計画はついに達せられた

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”recognize”の語源はラテン語のrecognoscere 意味は「もう一度知る、思い出させる」

 

”recognize”の語源についても、確認していきましょう。

”recognize”の語源はラテン語のrecognoscere(もう一度知る、思い出させる)です。

 

オックスフォード英英辞典には”recognize”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Late Middle English (earliest attested as a term in Scots law): from Old French reconniss-, stem of reconnaistre, from Latin recognoscere ‘know again, recall to mind’, from re- ‘again’ + cognoscere ‘learn’.

※参考・引用「LEXICO

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

“re(再び)”+”cognoscere(学ぶ)”の組み合わせからラテン語の”recognoscere(もう一度知る、思い出させる)”、”reconnaisre”の語根である古フランス語のreconnissを経て中後期英語として発祥した。最古の登場はスコットランド法の用語としてだった

 

構成パーツで覚える”recognize” 「re(再び)」+「cogn(学ぶ)」+「ize(動詞語尾)」

ここからは構成パーツの面から”recognize”について覚えていきましょう

”recognize”の構成パーツは「re(再び)」+「cogn(学ぶ)」+「ize(動詞を作る語尾)」の3パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“re”は「再び」「反対」を意味するパーツ

“re”は「再び」「反対」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”reveal”という単語は「反対(re)」+「包む(veil)」の2パーツで構成されています。

「包むことの反対」…すなわち「明らかにする」「現す・見せる」が”reveal”の意味です!

 

 

 

その他の”re”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”cogni”は「知る」「学ぶ」を意味するパーツ

”cogni”は「知る」「学ぶ」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”cognition”という単語は「cogni(知る・学ぶ)」そのものとも言って良い単語で、

「認識」「知覚」の意味を持ちます。

 

ちなみにcogniの元となったのは、上でも少し紹介した”ラテン語のcognoscere(学ぶ)”です。

 

その他の”cogni”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

単語一覧 ※クリックで展開
acquaint(動詞・他動詞)
①知らせる

acquaintance(名詞)
①知り合い、知人
②面識、なじみ
③知識、心得

acquaintanceship(名詞)
①交際、知り合い関係
②知識、心得

acquainted(形容詞)
①知っていて、分かっている
②面識がある、知り合いな

cognition(名詞)
①認識、認知、知覚
②認識されたもの

cognitive(形容詞)
①認識の、認知の、認知に関する

cognizable(形容詞)
①認識できる、知覚できる

cognizance(名詞)
①認識、知覚、認識反意
②記章、紋章

cognizant(形容詞)
①認識して、知って

incognito
(副詞)
①匿名で、変装して
(形容詞)
①匿名の、変装して
(名詞)
①匿名者、匿名

precognition(名詞)
①事前認知、予知

recognize(動詞・他動詞)
①分かる
②認める、認識する
③認可する
④価値を認める、高く評価する
⑤表彰する、たたえる
⑥(議長が)発言を求める

recognition(名詞)
①承認、認可
②認識、、見分けること、識別
③評価、表彰、お礼
④気づき

recognizable(形容詞)
①見分けがつく、認識できる、承認できる

 

”ize”は動詞を作るパーツ

”ize”は動詞を作るパーツです。

このように品詞を決定するパーツは他にもあります。

 

 
コダック
例えば上でも紹介した”realize”はそのまんまな単語ですよね!

「現実に(real)する(ize)」=「実現する」というわけです。

 

 

その他の品詞を作るパーツについても、下記で紹介していきます。

 

 

”recognize”の意味と語源・覚え方のまとめ

”recognize”の意味と覚え方についてのまとめです。

”recognize”は「re(再び)」+「cogn(知る・学ぶ)」+「ize(動詞を作る語尾)」の3パーツで構成されている
 ⇒「見返してそれと分かること」がコアイメージ
 ⇒”recognize”=「識別する」「認識する」の意味を持つ

●”recognize”の語源はラテン語のrecognoscere(もう一度知る、思い出させる)

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」