【語源も分かって、忘れない】英単語「properly」の意味と覚え方【個々に(prop)適している】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”properly”

「個々の(prop)」+「副詞語尾(-ly)」の2パーツで構成されている単語です。

「個々に適している」がコアイメージで、“properly“=「適切に」「ふさわしく・妥当に」の意味を持ちますよ!

 

”properly”の意味と使い方 コアイメージは「個々に適している」

”properly(発音:prɑ’pərli/プラァパァリィ)”は「適切に」「ふさわしく・妥当に」の意味を持つ単語です。

「個々の(prop)」+「副詞語尾(-ly)」の2パーツで構成されている単語で、「個々に適している」がコアイメージです。

 

 
コダック
あるものや事柄それぞれに対して適切なことや、ふさわしいことが”properly”なわけですね!

 

例えば機械やサービスなどが「正常に機能している」ことは”be functioning properly”です。

 

properly(副詞)
①きちんと、正しく、適切に
②ふさわしく、正しく、妥当に
③完全に、すっかり、徹底的に
④当然、正当に

※関連語
proper
(形容詞)
①適切な、ふさわしい
②正しい、妥当な、受け入れられる
③まともな、きちんとした、本物の
④厳密な意味での、本来の
⑤まったくの、完全な
⑥固有の、特有の、限定された
⑦礼儀正しい、堅苦しい
⑧固有の
(副詞)
①完全に、徹底的に
②きちんと、まともに

propertied(形容詞)
①財産のある

property(名詞)
①財産、資産、所有物
②不動産、土地、建物
③性質、特性、特質
④所有、所有権

I couldn’t get the computer working properly.
コンピュータを正しく動かせなかった.

When the camera is functioning properly the green light comes on.
カメラが正常に作動しているときは緑色のライトがつく

Children ought to learn how to behave properly in public.
子供には人前で行儀よくふるまう方法を学ばせるべきだ.

scold him good and properly
彼をこっぴどくしかる.

Many people are properly concerned about the greenhouse effect.
多くの人々が温室効果を心配するのは当然だ

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”properly”の関連語:「適切な」を意味する単語”appropriately”

 
 
あっ、そういえば前に”proper”と”appropriate”の違いについて紹介してたよね?

 

 
コダック

そうですね!”properly”と”appropriately”の違いについても、同じ方法で区別できますよ!

 

”appropriately”は場や雰囲気、状況などに対して「適切であること」を表します。

 
コダック
日本語で違いを表すなら
 ●”appropriately”⇒ふさわしく
 ●”properly”⇒正しく
といった感じですね!

 

 

”properly”の語源はラテン語の”proprius” 意味は「自身・適切な」

”properly”の語源についても、確認していきましょう。

”properly”の語源はラテン語の”proprius”で、意味は「自身・適切な」です。

 

オックスフォード英英辞典には”proper”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Middle English from Old French propre, from Latin proprius ‘one’s own, special’.

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

”propius(自身、適切な)
 
 
コダック
そしてこの”proper”が派生して副詞になったのが”properly”というわけですね!

ちなみにラテン語の”proprius”に”ad”が組み合わさって派生したのが、”appropriate”です。

 

構成パーツで覚える”properly” 「prop」+「ly」

ここからは構成パーツの面から”properly”について覚えていきましょう

”properly”の構成パーツは「prop」+「ly」の2つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“prop”は「個々の」「自身の」を意味するパーツ 

“prop”は「個々の」「自身の」を意味するパーツです。

単語によっては”privus/priv”などの形に変化して使われる場合もあります。

 

 
コダック
上でも少し紹介した”appropriate”という単語は「~の方へ・方向(ap)」+「個々の・自身の(privus)」の2パーツで構成されています。

「個々へ適応すること」をコアイメージで、「何かを自分のものとする」ことや「何かの目的にあてる」こと、
つまり”appropriate”=「ふさわしい」「横領する」「(目的に)充てる」の意味を持ちます。

 

 

その他の”prop”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”-ly”は副詞を作るパーツ

”-ly”は副詞を作るパーツです。

 

 
コダック
英単語を勉強し始めると、”-ize”で終わる単語は動詞が多かったり、
”-ion”で終わる単語は名詞になる事が多い事などに気づくと思います。

 

”-ly”もそれらと同じで、単語の品詞を決定するパーツなわけですね!

 

その他の品詞を決定するパーツについても、下記で紹介していきます。

 

 

”properly”の意味と語源・覚え方のまとめ

”properly”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”properly”=「適切に」「ふさわしく・妥当に」の意味を持つ単語

 ⇒「個々の(prop)」+「副詞語尾(-ly)」の2パーツで構成されている
  ⇒「個々に適している」がコアイメージ

●”properly”の語源はラテン語の”proprius”で、意味は「自身・適切な」

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」