【違いで覚える】interfere / interrupt / intervene|”打つ・破る・来る”で一発区別

こんにちは、コダックです。

”interfere”・”interrupt”・”intervene”…どれも inter-(間に) で始まり、日本語にすると全部「じゃまする・割り込む」に見えてしまう3語。テストでも実際の会話でも、選び間違えると意味がズレます。

この記事のゴール
①3語の違いを「間に入って”何をする”か」で一発区別できるようにする
②語源(打つ/破る/来る)から、ニュアンスの差を腹落ちさせる
③”よかれと思って”の intervene と、”迷惑な” interfere の使い分けを押さえる
 
コダック

今日のテーマは -inter 三兄弟の使い分け!
共通点は ”inter-=間に”。違いはその後ろ=「間に入って何をするか」です。ここだけ押さえれば迷いません!

まず結論|3語の違いを一言で

細かい話に入る前に、結論を先にまとめます。後ろのパーツ(動作)に注目してください。

ひとことで言うと
interfere ⇒ 間に入って打つ(inter+fere=打つ)= じゃまする・干渉する(ふつう迷惑)
interrupt ⇒ 間に入って断ち切る(inter+rupt=破る)= (進行中のものを)中断する・話をさえぎる
intervene ⇒ 間に来る(inter+vene=来る)= 仲裁に入る・介入する(しばしば良かれと思って)
 
 

打つ・破る・来る…! 後ろが全然ちがうんだ。

 
コダック

そこが決め手です! 同じ「間に入る」でも、殴りに行くのか、ぶった切るのか、助けに来るのか。この差がそのまま3語のニュアンスになっていますよ。

語源で見る”本当の違い”|inter-の後ろが全部ちがう

壁(立ちはだかる・さえぎるイメージ)

まず ”interfere” の語源を辞書で確認しましょう。

Origin(interfere)
First recorded in 1520–30; inter- + -fere (from Latin ferīre “to strike”); modeled on Middle French s’entreferir

この記載を訳すと下記の感じです。

【日本語訳】
1520〜30年頃に初めて記録された。inter-(間に)+ -fere(ラテン語 ferīre「打つ」に由来)から成り、中期フランス語 s’entreferir にならって作られた。

つまり interfere =「間に入って打つ」。もともとは馬が歩くときに自分の脚と脚をぶつけてしまうことを指した言葉でした。ここから意味が地続きで広がります。

3語の成り立ち(すべて理由つき)
interfere=inter(間に)+ferīre(打つ)
間に入ってぶつかる=相手の動きを邪魔する
じゃまする・干渉する(他人の領分にぶつかっていく=迷惑)

interrupt=inter(間に)+rumpere(破る)※rupt=break
続いている流れをブツッと”断ち切る”
中断する・話をさえぎる(bankrupt・eruptと同じ”rupt=破る”仲間)

intervene=inter(間に)+venīre(来る)※vene=come
対立する2者の”間に来る”=割って入る
仲裁する・介入する(event・preventと同じ”ven=来る”仲間)

 
コダック

「打つ=迷惑」「破る=中断」「来る=仲裁」
語源が分かると、なぜ interfere がネガティブで、intervene が中立〜ポジティブになりやすいかまで説明がつきますね!

 
 

たしかに、”殴りに来る”のと”助けに来る”じゃ全然ちがうもんね…!

それぞれの意味と使い方

interfere(じゃまする・干渉する)|inter+fere(打つ)

他人の領分にぶつかっていく=「干渉する・じゃまする」。基本はネガティブで、「余計なお世話」の響きがあります。前置詞は interfere with 〜(〜のじゃまをする)/interfere in 〜(〜に口出しする)。
・Don’t interfere with my work.(私の仕事のじゃまをしないで。)
・He always interferes in other people’s affairs.(彼はいつも他人のことに口出しする。)
・Noise interferes with concentration.(騒音は集中を妨げる。)
「interfere」の詳しい記事はこちら

 
 

with と in、どっちだっけ…?

 
コダック

イメージで分けましょう!
with=〜と接触して打つ ⇒ 物事の進行を妨げる(interfere with my work)
in=〜の中へ入り込む ⇒ 人の領域に口出しする(interfere in my life)
“モノ・行為の妨害”は with、”人の事情への口出し”は inが目安です。

interrupt(中断する・さえぎる)|inter+rupt(破る)

続いているものをブツッと断ち切る=「中断する」「(話を)さえぎる」。進行中のものが前提なのがポイント。
・Sorry to interrupt you.(お話し中すみません。)
・The game was interrupted by rain.(試合は雨で中断された。)
・Don’t interrupt me while I’m speaking.(話している途中でさえぎらないで。)
「interrupt」の詳しい記事はこちら

intervene(仲裁する・介入する)|inter+vene(来る)

2者の間に来る=「仲裁に入る・介入する」。けんかを止める/国が介入するなど、間に立って収めるニュアンス。自動詞なので後ろは intervene in 〜
・She intervened in the argument.(彼女はその口論に仲裁に入った。)
・The government intervened to stop the strike.(政府はストを止めるため介入した。)
・Ten years intervened between the two events.(2つの出来事の間に10年が挟まった。)※時間が”間に来る”

使い分け早見表

単語語源(間に+何を)意味ニュアンスキーフレーズ
interfere打つ(fere)じゃまする・干渉する迷惑・否定的interfere with / in
interrupt破る(rupt)中断する・さえぎる進行中のものを止めるinterrupt 人/be interrupted
intervene来る(vene)仲裁する・介入する収めに入る・中立〜好意的intervene in

名詞形・派生語もセットで押さえる

3語とも名詞形が頻出です。形が変わっても「間に入って何をするか」は同じなので、まとめて覚えてしまいましょう。

interference(干渉・妨害)… 電波の「混信」もこれ。スポーツの反則「インターフェア」も同語
interruption(中断・邪魔)… without interruption(中断なく・ぶっ通しで)
intervention(介入・仲裁)… military intervention(軍事介入)/medical intervention(医療介入)
 
コダック

日本語でもテレビの「電波のインターフェア(混信)」や、サッカーの「インターセプト」など、inter- の語はカタカナで身近に入っています。耳なじみのある形から引っぱり出すのも、記憶の近道ですよ。

TOEIC・試験で狙われるポイント

この3語は「前置詞」と「文脈のプラス/マイナス」で問われます。よく出る形をまとめました。

狙われる形正解の考え方
interfere ___ my workwith(行為・進行の妨害)
interfere ___ my private lifein(人の領域への口出し)
intervene ___ the disputein(自動詞+in)
Sorry to ___ you.interrupt(話をさえぎる定型)
The signal was subject to ___.interference(混信・干渉:名詞)
 
 

interrupt だけ「人」を直接目的語に取るんだね?

 
コダック

いいところに気づきました! interrupt は他動詞なので interrupt me / interrupt the meeting と直接続けます。
一方 interfere と intervene は自動詞なので、必ず前置詞(with / in)が要る。「interruptだけ前置詞なしで人に届く」と覚えると、穴埋め問題が一気に解けますよ。

間違えやすいポイント・よくある質問

Q. 会議中に発言をさえぎるのは?
interrupt です。「進行中の話をブツッと断ち切る」から。Sorry to interrupt.(お話し中すみません)は会議の定型表現。ここで interfere を使うと「あなたの話に干渉して迷惑をかける」という強すぎる響きになります。

Q. けんかを止めに入るのは?
intervene です。「間に来て収める」から。interfere を使うと「余計な口出し」というネガティブな意味に変わってしまいます。

 
 

じゃあ「親が進路に口を出す」は?

 
コダック

それは interfere in がぴったり! 「本人の領分に踏み込んで打つ」=余計なお世話のニュアンスが出ます。
逆に「親が仲裁に入って兄弟げんかを収めた」なら intervene同じ”口を出す”でも、迷惑か・収めるかで語を変える——ここが3語の急所です。

Q. interrupt と disturb の違いは?
interrupt=進行中のものを一時的に断ち切る(話・作業・通信)。disturb=落ち着いている状態をかき乱す(安眠・静けさ)。Do not disturb.(起こさないで)のドアプレートに interrupt は使いません。

Q. “邪魔しないで”は Don’t interrupt? Don’t interfere?
状況で変わります。話している最中なら Don’t interrupt me.(さえぎらないで)。私のやり方に口出ししてくるなら Don’t interfere.(干渉しないで)。前者は”タイミング”、後者は”領分”の問題です。

interfere / interrupt / intervene 使い分けのまとめ

●共通は inter-=間に。違いは「間に入って何をするか」
interfere=間に入って打つ(fere)⇒ じゃまする・干渉する(迷惑)/with=妨げる・in=口出し
interrupt=間に入って破る(rupt)⇒ 中断する・さえぎる(進行中が前提)
intervene=間に来る(vene)⇒ 仲裁する・介入する(収めに入る)
 
コダック

「打つ・破る・来る」の3つだけ覚えれば、もう選び間違えません。語源で覚えると、ニュアンスまで一緒に身につきますよ!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
語源:Dictionary.com(interfere / interrupt / intervene 各ページ「Origin」欄)