「inter-(間)」+「rup-(破れる・崩れる)」+「-t(過去分詞の接尾辞)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「間に入ってぶった斬る」ことがコアイメージで、“interrupt“=「途中で遮る」「邪魔をする」の意味を持ちますよ!
”interrupt”の意味と使い方:コアイメージは「流れているものをぶった斬る」
”interrupt(発音:ɪntərˈʌpt / インタラプト)”は「途中で遮る」「(進行を)中断させる」「邪魔をする」という意味を持つ動詞です。
この単語の根底にあるコアイメージは、「続いていた流れを真ん中からぶった斬る」ということ。
そのため、日本語の「邪魔をする」という意味だけでなく、何かの進行を「途中で遮る」というニュアンスが非常に強くなります!

また、”interrupt”を使う上で事前におさえておきたい大事な文法・語法のポイントが2つあります。
- 後ろにすぐ目的語がくる「他動詞」であること
「人の話を遮る」と言うとき、日本語の感覚だと ❌ interrupt to him としたくなりますが、正しくは ⭕ interrupt him です。 - 「一時的な中断」を表すことが多いこと
ぶった斬られた流れは、完全に終了(キャンセル)するわけではなく、**「邪魔が入った後にまた再開される」**というニュアンスを含みます。
例文
Don’t interrupt me while I’m speaking.
(私が話している最中に話を遮らないでください。)
→ 相手が話している「会話の流れ」を途中でぶった斬るイメージです。The soccer match was interrupted by a sudden downpour.
(サッカーの試合は突然の豪雨によって一時中断された。)
→ 続いていた「試合の流れ」が雨で一時的にストップした(のちに再開される)イメージです。※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
紛らわしい類義語!”disturb / interfere”との違い

これらは日常会話でもよく使われますが、それぞれコアイメージが全く異なります。一緒に覚えて使い分けられるようになりましょう!
① interrupt ⇒「進行をぶった斬る」= 会話や作業の流れを途中でバツンと遮る
② disturb ⇒「平穏をかき乱す」= 静かな環境や集中状態を壊して不快にさせる
③ interfere ⇒「余計な口出し・介入をする」= 他人の領域に首を突っ込んで妨害する
● interrupt(進行をぶった斬る)
「Sorry to interrupt your work, but you have a phone call.」
⇒ お仕事の手を(途中でバツンと)止めさせて申し訳ないですが、お電話ですよ、というイメージ。
● disturb(平穏・集中をかき乱す)
「Don’t disturb him while he is concentrating on his report.」
⇒ 彼は今レポートに超集中しているから、大声を出したり話しかけたりして頭の中をかき乱さないで(不快にさせないで)、というイメージ。
● interfere(首を突っ込んで妨害する)
「Don’t interfere with my business.」
⇒ 私の仕事のやり方に横から余計な口出しをしたり、お節介な介入をして足を引っ張ったりしないで、というイメージ。
【プラスα】”interrupt”の知っておきたい重要パターン&名詞形
「◯◯(行動や発言)によって話を遮る」と言いたいときの組み合わせや、名詞の形もセットで覚えると表現の幅がグッと広がりますよ!
まず日常会話でもよく使われるのが、「interrupt + 目的語 + with + 名詞」で「(名詞)によって〜を遮る」という形です。
例文
She interrupted his presentation with a sharp question.
(彼女は鋭い質問をして、彼のプレゼンテーションを遮った。)Please don’t interrupt our meeting with irrelevant topics.
(関係のない話題で私たちの会議を遮らないでください。)
また、”interrupt”の名詞形は”interruption(発音:ɪntərˈʌpʃən / インタラプション)”で、「中断」「邪魔」「妨害」という意味になります。
特に、”without interruption”で「途切れなく/ぶっ続けで」という熟語表現は、ビジネス英語や資格試験でも非常によく狙われる重要フレーズです!
The team worked for six hours without interruption to meet the deadline.
(チームは締め切りに間に合わせるため、途切れなく[ぶっ続けで]6時間働いた。)
I need a quiet environment where I can study without any interruptions.
(私は誰にも邪魔されずに[一切の中断なしに]勉強できる静かな環境が必要です。)
”interrupt”の語源ストーリー!ラテン語が語る「真ん中で引き裂く」歴史

単語のイメージをさらに深く定着させるために、”interrupt”の歴史的な語源についても紐解いていきましょう。
”interrupt”のルーツは、古代ローマで使われていたラテン語の「interrumpere(間に入って破る・引き裂く)」にあります。
オンラインの定評ある英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”interrupt”の起源について以下のように記載されています。
Origin of interrupt
First recorded in 1375–1425; late Middle English interrupten, from Latin interruptus, past participle of interrumpere “to break apart,” equivalent to inter- “between, among, together” + rup-, variant stem of rumpere “to burst” + -tus past participle suffix; see inter-, rupture日本語訳:1375〜1425年に初めて記録された。後期中期英語の「interrupten」から来ており、これはラテン語の「interrumpere(バラバラに壊す、引き裂く)」の過去分詞形である「interruptus」に由来する。この語は、「〜の間で」を意味する「inter-」と、「破裂する」を意味する「rumpere」の変形語幹「rup-」、そして過去分詞の接尾辞「-tus」が組み合わさったものである。※inter-、rupture(破裂)の項を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
Dictionary.comの記述にある通り、この単語は14世紀後半から15世紀初頭(中世ヨーロッパの終わり頃)に英語圏に定着しました。もともとは「物や連続しているものを物理的にバラバラに引き裂く」という、かなり激しいニュアンスを持つ言葉だったのです。
● ラテン語の誕生:「inter(間に)」+「rumpere(破裂させる・壊す)」が合体し、「interrumpere(真ん中からバラバラに引き裂く)」という動詞が生まれる。
↓
● 過去分詞化:その行動が完了した状態(=引き裂かれた状態)を表す「interruptus」という形に変化。
↓
● 英語への流入:中世のイギリスに伝わり、後期中期英語で「interrupten」という動詞になり、現在の「interrupt」の形に洗練される。
この「真ん中で引き裂く」という激しいイメージが残っているからこそ、現代でも「会話や仕事の流れを前触れもなくぶった斬る」という意味で使われているんです。語源を知ると、コアイメージがより鮮明になりますね!
構成パーツで覚える”interrupt” 「inter-」+「rup-」+「-t」

ここからは、単語を細かく分解して、それぞれの「構成パーツ」の面から”interrupt”を深く理解していきましょう!
”interrupt”は、「inter-(間)」+「rup-(破れる・崩れる)」+「-t(過去分詞の接尾辞)」という3つのパーツが合体してできた単語です。
それぞれのパーツが持つ意味や、同じパーツを使った仲間の単語を詳しく紹介していきますね。
”inter-”は「〜の間(between)」を意味する接頭辞
”inter-”は、物と物の「あいだ」や、複数のものの「相互のつながり」を意味する非常に重要なパーツ(接頭辞)です。
「inter-(〜の間)」+「nation(国家)」+「-al(形容詞にする接尾辞)」に分解できるので、「国家と国家の間」=「国際的な」という意味になるわけですね!
他にも、お互いの「間」で顔を合わせて「見る(view)」からinterview(面接・会見)、張り巡らされた「網(net)」の「間」を相互につなぐからinternet(インターネット)など、身近な単語にたくさん使われています。
”rup-”は「破れる・崩れる(burst / break)」を意味する語根
”rup-”は、ラテン語の「rumpere(破裂させる・壊す)」という動詞に由来するパーツ(語根)です。勢いよくパツンと割れたり、形あるものが崩壊したりするイメージを持っています。
「e-(外に、連れ出す)」+「rupt(破れる)」で構成されているので、マグマが地殻を外側へ突き破って出てくる=「火山が噴火する」という意味になります。
”rup-”の持つ「バリバリに壊れる」イメージは、以下の関連語を見るとさらにしっくりくるはずです!
● rupture(パーツそのものの名詞形=破裂、決裂、断絶)
● corrupt(「完全に・一緒に(con-の変形)」心が「崩れる(rupt)」=堕落した、汚職の)
”-t”はラテン語の「過去分詞」に由来する接尾辞
最後の ”-t” は、ラテン語の過去分詞の接尾辞「-tus」に由来するパーツです。もともとは「〜された状態の」という、動作が完了した結果を表す役割を持っていました。
英語の歴史の中で「(流れを)引き裂いた状態にする」というニュアンスから、現在の「途中で遮る」「中断させる」というアクティブな動詞として定着しました!
このように、パーツごとの意味を知ると、「なぜそういう意味になるのか」がパズルのようにカチッとつながって、丸暗記しなくても忘れなくなりますよ!
”interrupt”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”interrupt”の意味と覚え方について重要なポイントをまとめます!
「inter-(間)」+「rup-(破れる・崩れる)」+「-t(過去分詞の接尾辞)」の3つからなる。
⇒ コアイメージは「間に入ってぶった斬る」
⇒ 実際の意味は「途中で遮る」「邪魔をする」
● 語法・文法のポイント
後ろに前置詞を挟まず、直接目的語を置く「他動詞」(例:interrupt him)。
一時的な中断を表し、基本的には「のちに再開される」というニュアンスを含む。
他の単語も一緒にチェックして、語彙力を楽しくアップさせていきましょう!
