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【語源も分かって、忘れない】英単語「expect」の意味と使い方・覚え方・文法解説【ex-(外を)+spect-(見る)=何かがやって来るのを外を向いてじっと見つめて待つ】

 

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”expect”

「ex-(外を)」+「spect-(見る)」のパーツで構成されている単語です。

何かがやって来るのを外を向いてじっと見つめて待つがコアイメージで、“expect“=「〜を予期する、起こると思う」「期待する、楽しみに待つ」の意味を持ちますよ!

 

”expect”の意味と使い方 コアイメージは「何かがやって来るのを外を向いてじっと見つめて待つ」

expect イメージ図

”expect(発音:ikspékt/イクスペクト【動詞】)”は「〜を予期する」「期待する」の意味を持つ単語です。

「ex-(外を)」+「spect-(見る)」のパーツで構成されている単語で、「何かがやって来るのを外を向いてじっと見つめて待つ」がコアイメージです。

 

 
コダック
家や部屋の中から、窓の外(ex-)へと視線を向け、誰かや何かがやって来るのを今か今かとじっと見つめる(spect-)こと。

そこから、確率的に「当然そうなるだろうと(=「予期する・思う」)」ことや、良いことが起こるのを首を長くして「期待する」のが”expect”なわけですね!

 

”expect”は動詞として、未来の出来事を予測する「雨を予期する(expect rain)」のほか、「expect A to do(Aが〜するのを予期する・期待する)」という超重要文法でも頻出します。また、名詞形の「expectation(期待、予想)」もビジネスや日常会話で非常によく使われる言葉です。

 

 
「予期する」や「期待する」??
 
コダック
例えば「彼が勝つと思う(expect him to win)」と言えば、ただなんとなく願っているのではなく、外のロードをじっと見つめながら『データや実力から見て、当然彼がトップで戻ってくるだろう』と確信を持って待っている状態です。
このように「客観的に見て、高い確率でそうなるだろう」と見越しているニュアンスがあります。

 

このように”未来のタイムラインに視線を送り、そこからやって来る現実を心構えをして待つ”という意味から、ビジネスの業績予測から、人への期待やプレッシャーの表現にいたるまで広く使用されます。

例文

・We are expecting a large crowd at the event.
(私たちはそのイベントに大勢の観客が集まることを予想している。)
・I didn’t expect to see you here.
(ここであなたに会うなんて思ってもみなかった[予想外だった]。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”expect”の関連語①:「予想する・楽しみに待つ」を意味する単語”predict/anticipate”

 
コダック
せっかく”expect”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”predict”や”anticipate”なども「予想する、楽しみに待つ」を意味する単語ですよ!

 

”expect”の類義語
⇒「予想する」の意味を持つ単語”predict/anticipate”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

expect ⇒「根拠や状況から見て、当然そうなるだろうと当たり前に待つ」だから確実性の高い予期(感情はフラット)
predict ⇒「データや理論をベースにして、未来のことをあらかじめ言葉(dict)にする」だから科学的な予測・予言
anticipate ⇒「未来のことをあらかじめ手前(anti)で掴んで、ワクワク待つか対策する」だから楽しみに待つ、見越して準備する

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”expect/predict/anticipate”のイメージの違い

●expect a baby
「(予定日が近づいて、赤ちゃんが生まれるのを当然のこととして)妊娠している[出産を控えている]」
⇒ 自然のスケジュール通りに現実がやって来るのを待つイメージ

●predict the weather
「(気象衛星のデータを使って)天気を予測する」
⇒ ロジカルに未来の数値を計算して発表するイメージ

●anticipate changes
「(未来に起こる変化を先回りして見越し)変化を予測して対応する」
⇒ 先手を打って心の準備や実務の対策を済ませておくイメージ

 

”expect”の関連語②:「期待・希望」を意味する単語”hope/wish”

 
コダック
せっかく”expect”の持つ「良いことが起こると思う」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”expect”の類義語
⇒「希望」の意味を持つ単語”hope/wish”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

expect ⇒「主観的な願望ではなく、客観的に『当然そうなる』と思っている」だから確率の高い見込み
hope ⇒「実現する可能性が十分にある未来を、前向きに明るく望む」だからポジティブな希望(叶う可能性大)
wish ⇒「実現の可能性が極めて低いか、不可能なことを魔法のように夢見る」だから非現実的なおねだり(仮定法で使う)

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”expect/hope/wish”のイメージの違い

●I expect you to come.
「(来る手続きや約束は済んでいるから)あなたが来るのを待っています。」
⇒ 来ることがほぼ当然の予定になっているイメージ(来ないと困るという圧もある)

●I hope you can come.
「(スケジュールが合えば)あなたが来られることを願っています。」
⇒ 来てくれたら嬉しいな!と前向きにワクワク期待するイメージ

●I wish I could fly.
「(逆立ちしても無理だけど)空を飛べたらいいのになぁ。」
⇒ 星に願いをかけるような、現実逃避のファンタジーのイメージ

 

 

”expect”の文法・語法 試験やビジネスで最頻出の3大基本パターン

“expect”の意味や他の類義語とのニュアンスの違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや試験で最も重要となる「文法・語法上のルール」を解説します!

 

“expect” が動詞として使われるとき、特に狙われるのは以下の3つの基本パターン(文型)です。どれも英語の基礎として絶対に外せない形ですよ!

 

① expect to do 〜
⇒ (主語本人が)〜するだろうと思う、〜する予定である

② expect A to do 〜
⇒ A(人・物)が〜するのを予期する、Aに〜することを期待する(求める)

③ be expected to do 〜 (受動態パターン)
⇒ 〜することになっている、〜する予定である / 〜するのが当然とされている

 

 
“expect” の後ろに動詞を繋げるときは、動名詞(-ing)じゃなくて “to do(不定詞)” を連れてくるのがルールなんだね!

 

 
コダック
その通りです!英語の “to” は「矢印(これから先に向かう未来)」を意味するパーツです。 “expect” のコアイメージは「未来のタイムライン(外の窓)をじっと見て待っている(spect)」状態なので、これからの未来の動作を指す “to do” と相性が抜群なわけですね!

また、ビジネス英語で最もよく見かけるのが ③の “be expected to do 〜” です。「周りの状況やスケジュールから見て、当然〜する予定になっている」と言いたいときに、実務の英文メールなどで毎日レベルで使われる超重要表現ですよ!

 

それぞれの文法パターンを、実際の例文で確認してみましょう!

① expect to do 〜(自分が〜すると思う)の例文
We expect to finish the project by the end of this week.
(私たちは今週末までにそのプロジェクトを**終える予定だ[終えると思っている]**。)

② expect A to do 〜(Aに〜することを期待する)の例文
The manager expects us to submit the report on time.
(マネージャーは私たちが時間通りにレポートを**提出することを期待している[求めている]**。)

③ be expected to do 〜(〜することになっている)の例文
The train is expected to arrive in ten minutes.
(列車は10分後に**到着する予定です**。※データや時刻表から見て、当然そうなる見込みであることを表す)

 

TOEICの文法問題(パート5)などでも、「空欄の後ろに to do があるから、選択肢から expect(または受動態の expected)を選ぶ」というような、瞬時に正解を見抜くための強力な武器になります。単語単体だけでなく、この “to do” を伴う3つの王道パターンをセットで頭の引き出しに入れておきましょう!

 

”expect”の語源はラテン語「ex(s)pectāre」 意味は「外を見張る、待ち受ける」

”expect”の語源についても、確認していきましょう。

”expect”の語源はラテン語の”ex(s)pectāre(エクスペクターレ)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”expect”の起源について、下記の記載があります。

Origin of expect
First recorded in 1525–35; from Latin ex(s)pectāre “to look out for, await,” equivalent to ex- ex- 1 + spectāre “to look at,” frequentative of specere; see spectacle

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”expect”はラテン語から直接発祥している模様。

 

”expect”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「ex-(外を “ex-”)」+「spectāre(じっと見る、視線を注ぐ “to look at”)」

●ラテン語「ex(s)pectāre(何かがやって来るのを外を向いて見張る、待ち受ける “to look out for, await”)」

●16世紀前半(1525〜1535年頃)に、現在の英語の「expect」として定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「ex-(外を)」に、ラテン語で見るを意味する「spectāre」が結合した(equivalent to)成り立ちです。案内の一番最後に **see spectacle** と書かれているのが最大のヒントで、あの豪華な見世物の「スペクタクル(spectacle)」や、じっと見るための「メガネ(spectacles)」と同じ、強力な『見る』ファミリーの言葉なんですよ!外の道路をじっと見つめて誰かを待つ感覚が、そのまま「予期する」に繋がっているのがよく分かりますね!

 

 

構成パーツで覚える”expect” 「ex-」+「spect-」

 

ここからは構成パーツの面から”expect”について覚えていきましょう

”expect”の構成パーツは「ex-(外へ・外を)」+「spect-(じっと見る、視線を向ける)」のパーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“ex-“は「外へ、外を、外に」を意味するパーツ

”ex-”は、内側から外側へと向かうベクトルや、境界線の外側を指す超定番のパーツです。

 

 
コダック
例えば”port(港・運ぶ)”という動詞の頭に「ex-(外へ)」がくっついた”export”という単語は、国の港から外へ荷物を運び出す(=「輸出する、輸出」)を表しています。

 

 

その他にexit(外へ行く場所→出口)、exclude(外に閉め出す→除外する)なども”ex-”を使用する単語です。

”spect-”は「じっと見る、視線を向ける」を意味するパーツ

”spect-”は、ラテン語の specere(見る)、spectāre(何度も見る)に由来し、意識を持って特定の対象に視線のベクトルを向けるイメージの強力なパーツです。

 

 
コダック
例えば”re-(後ろを・何度も)”+「spect(見る)」で構成された”respect”という単語は、その人の偉大さに何度も後ろを振り返って見上げる(=「尊敬する、敬意」)を表しています。

 

 

その他にinspect(中をじっと見る→検査する)、suspect(下から怪しんで見る→疑う、容疑者)なども”spect-”を使用する単語です。

”expect”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”expect”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”expect”は「ex-(外を)」+「spect-(見る)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「何かがやって来るのを外を向いてじっと見つめて待つ」
⇒”expect”=「〜を予期する、起こると思う」「期待する、楽しみに待つ」の意味

●「外の景色をじっと見つめて(spect)、何かが来るのを心構えをして待つ」というコアがあるからこそ、ただ願うだけのhopeとは違い、客観的なデータからして当然そうなるだろうと当たり前に見越す「予期する」という意味に1本の線で繋がります。同じ『見る』仲間である「respect(尊敬)」や「inspect(検査する)」、名詞形の「expectation(期待)」などと一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、文法問題でよく見る「expect A to do」という構文も、『Aが〜する未来の絵に向かって、いま外の窓をじっと見て待っているんだな』という非常に立体的でリアルな光景が浮かび上がって、すごくすんなり納得できますよね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
 
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」