【語源も分かって、忘れない】英単語「comprehension」の意味と使い方・覚え方・文法解説【com-(共に)+prehens-(つかむ)=完全に共につかみ取る】

 

 

 
コダック
今日の英語表現は”comprehension”

「com-(共に、完全に)」+「prehens-(つかむ)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語です。

「完全につかみ取ること」がコアイメージで、“comprehension”=「理解、理解力」「包含、包摂」の意味を持ちますよ!

 

”comprehension”の意味と使い方 コアイメージは「完全に共につかみ取ること」

 

”comprehension(発音:kὰmprihénʃən/カンプリヘンション【名詞】)”は「理解、理解力」「包含、包摂」の意味を持つ単語です。

「com-(共に、完全に)」+「prehens-(つかむ)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語で、「完全につかみ取ること」がコアイメージです。

 

 
コダック
対象の本質や周りの情報をバラバラにせず、すべて(com-)ガッシリと手でつかみ取る(prehens-)こと。

事実や意味を自分のものとして完全に頭の中につかみ取る(=「理解する」ことや、全体の枠の中にすべてを包み込みつかむ(=「包含・包摂」こと=”comprehension”なわけですね!

 

”comprehension”の語法・文法解説

 

 
コダック
ここで、”comprehension”を使うときの重要な文法・語法のポイントを3つ押さえておきましょう!

 

① 基本は「数えられない名詞(不可算名詞)」
一般的に「理解(力)」や「包括」という意味で広く使う場合は、原則として冠詞(a/an)がつかない、あるいは複数形にならない不可算名詞として扱います。

② 特定の対象への理解は「a + comprehension + of 〜」になることも
「〜に対する特定の理解」や「具体的な理解度」を表現するときには、可算名詞のように a thorough comprehension of …(〜の徹底的な理解)といった形で使われることがあります。

③ 定番フレーズ「beyond one’s comprehension」
「(主語は)〜の理解を超えている(=全く理解できない)」という意味の非常に重要なお決まりフレーズです。日常会話からビジネス、資格試験までよく登場するので、この形のまま暗記しちゃうのがおすすめです!

 

例文

・His story is beyond my comprehension.
(彼の話は私の理解を超えている[全く理解できない]。)

・The course offers a comprehension of basic economics.
(その講座は基礎経済学の包括的な理解を提供する。)

Listening comprehension is an essential skill in language learning.
(リスニングの理解力[聴解力]は、言語学習において不可欠なスキルです。)

・She demonstrated a thorough comprehension of the complex situation.
(彼女はその複雑な状況に対する徹底的な理解を示した。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”comprehension”の関連語①:「理解」を意味する単語”understanding/knowledge”

 

 
コダック
せっかく”comprehension”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”understanding”や”knowledge”なども「理解・知識」を意味する単語ですよ!

 

”comprehension”の類義語
⇒「理解」の意味を持つ単語”understanding/knowledge”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

comprehension ⇒「対象の本質や全体像を、論理的・知的に自分の頭でつかみ取っている」=深い理解力・包括的理解
understanding ⇒「相手の立場の下に立って(under-stand)、状況や気持ちを受け入れる」=共感的な理解・一般的な合意・納得
knowledge ⇒「勉強や経験によって得た、頭の中のデータや情報そのもの」=知識・知っているという事実

といった感じです!単にデータとして知っているのが knowledge、それを人間的に共感・納得しているのが understanding、構造や本質まで知的にガッシリホールドしているのが comprehension ですね!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”comprehension/understanding/knowledge”のイメージの違い

●a reading comprehension test
「長文読解テスト」
⇒ 文章全体の意味や論理構造を「知的に深くつかみ取れているか」を測るイメージ

●reach a mutual understanding
「相互理解に達する」
⇒ お互いの立場や意見を認め合い、歩み寄って「気持ちや状況を受け入れる」イメージ

●have a wide knowledge of history
「歴史の広い知識を持っている」
⇒ 年号や出来事などの豊富なデータを「頭に蓄積している」イメージ

 

”comprehension”の関連語②:「包含・包摂」を意味する単語”inclusion/coverage”

 

 
コダック
次に、”comprehension”が持つ「すべてを一つに包み込む(包含・包括)」という意味の類義語についても確認しておきましょう!日常的には少し硬い表現ですが、ニュアンスの違いを知ると単語の輪郭がハッキリしますよ。

 

”comprehension”の類義語
⇒「包含・包括・カバー」の意味を持つ単語”inclusion/coverage”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

comprehension ⇒「特定の概念や論理的な範囲の中に、対象を漏れなくガッシリと包み込んでいる」=(論理・概念的な)包含・包括
inclusion ⇒「ある枠の中に(in)カギをかけて閉じ込める(clus)ように、要素として付け足す」=(要素としての)算入・含めること
coverage ⇒「上からシートで覆う(cover)ように、活動やサービスが及ぶ具体的な領域を網羅する」=(保険や報道などの)適用範囲・網羅範囲

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”comprehension/inclusion/coverage”のイメージの違い

●the comprehension of the terms
「それらの条件の包含(包括)関係」
⇒ 抽象的な概念・論理の枠組みの中に、すべてが漏れなく収まっているイメージ

●tax inclusion
「内税(税金を含めること)」
⇒ 全体の代金という枠の中に、税金という特定の「要素を組み込む」イメージ

●insurance coverage
「保険の補償範囲」
⇒ 何かあったときに、どこまでの具体的な項目やエリアが傘の下に「カバーされるか」というイメージ

 

”comprehension”の語源はラテン語の「comprehēnsiō」!物理的な「つかむ」が「理解」に変わった理由

”comprehension”の成り立ちをより深く知るために、語源の世界を少し覗いてみましょう。

この単語の語源をさかのぼると、ラテン語の名詞「comprehēnsiō」にたどり着きます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”comprehension”の起源について下記の記載があります。

Origin of comprehension
First recorded in 1400–50; late Middle English, from Latin comprehēnsiōn-, stem of comprehēnsiō, from comprehēns(us) “understood” (past participle of comprehendere “to understand,” literally, “to seize together”; see comprehend) + -iō -ion

日本語訳:1400〜50年に初めて記録された。中期英語の後期に、ラテン語の「comprehēnsiō(語幹:comprehēnsiōn-)」から派生。これは、「理解された」という意味の「comprehēnsus」(文字通りには「共にしっかりとつかみ取る」を意味する「comprehendere」の過去分詞)に、名詞化の接尾辞「-iō(-ion)」が結びついたもの。

※参考・引用「Dictionary.com

 

辞書の解説にある通り、大元の由来はラテン語の動詞「comprehendere(共にしっかりとつかみ取る)」です。

では、なぜ「物理的につかみ取る」ことが「理解すること」へと意味を変えていったのでしょうか?

 

 
コダック
ここでポイントになるのが「共に(com-)」というニュアンスです!

バラバラになっている複数の情報や事実を、頭の中で一つにまとめて「しっかりとつかむ(prehendere)」。
対象の全体像を余すところなく手中に収めるイメージから、「完全に理解する」「包含する」という意味に発展していったんです!

 

 

”comprehension”の語源と意味の変化まとめ

●ラテン語の動詞「comprehendere」
(バラバラの情報を)共にしっかりとつかみ取る、一つにまとめる

●過去分詞「comprehēnsus」
つかみ取られた = (頭の中にしっかりと収まり)理解された

●名詞形「comprehēnsiō」
つかみ取ること = 深い理解、包含

●15世紀頃に中期英語を経て、現代の「comprehension」へ

 

 

 
コダック
日本語でも「話の要点をつかむ」とか「意味を把握する(手で握る)」と言いますよね。

言語が変わっても、「対象をしっかりと頭の中にホールドする=理解する」という根本的な感覚は同じなのが面白いところです!

 

 

構成パーツで覚える”comprehension” 「com-」+「prehens-」+「-ion」

ここからは、単語をバラバラの記号としてではなく、意味のある「構成パーツ」に分解して覚えていきましょう!

”comprehension”は、「com-(共に、完全に)」+「prehens-(つかむ)」+「-ion(こと)」という3つのパーツから成り立っています。

それぞれのパーツが持つ意味や、同じパーツを持つ他の重要単語を知ることで、語彙力が一気に広がりますよ!

 

”com-”は「共に、完全に」を意味するパーツ

”com-”は、ラテン語に由来するパーツで、「共に(together)」や、意味を強調する「完全に(completely)」という意味を持っています。

ちなみに、このパーツは後ろに続く文字の音に合わせて、con-、col-、cor-、co-のように形を変える性質があります。どれも同じ仲間(バリエーション)なので、一緒に押さえておくと便利です!

 

 
コダック

例えば、以下のような身近な単語にも”com-”(やその変化形)が使われていますよ!

combine(結合させる、組み合わせる)
⇒「com-(共に)」+「bine(2つの)」= 2つのものを一つにする

compose(構成する、作曲する)
⇒「com-(共に)」+「pose(置く)」= 要素を共に並べて置く

complete(完全な、完成させる)
⇒「com-(完全に)」+「plete(満たす)」= 完全に満たされている

 

すべての単語の根底に「一つに集める」イメージや「最後まで満たし切る」ニュアンスが含まれているのが分かりますね。

”prehens-”は「つかむ」を意味するパーツ

”prehens-”(動詞の形では prehend)は、ラテン語の「つかむ、捉える(seize / grasp)」という動詞に由来する重要なパーツです。

物理的に手でグッとつかむイメージから発展して、「頭の中に情報やつながりをつかみ取る(=理解する)」という精神的な意味でも使われるようになりました。

 

 
コダック

このパーツを使った重要単語として、”apprehend”があります。
これは「ad-(〜の方へ:後ろの音に合わせてap-に変化)」+「prehend(つかむ)」で構成されている単語です。

「そっちに手を伸ばしてガシッとつかむ」というコアイメージから、以下のような3つの重要な意味が生まれています!

① 犯人の身柄を肉体手につかむ ⇒ 「逮捕する」
② 意味や状況を頭の中でつかむ ⇒ 「理解する」
③ 良くない未来を予感して、心が恐怖につかまえられる ⇒ 「懸念する、心配する」

 

一見バラバラに見える「逮捕」「理解」「懸念」という言葉も、「つかむ」というコアイメージを知っていれば、すべてが繋がってすんなり納得できますよね!

その他にも、このパーツの仲間には以下のような重要語がありますので、セットで覚えてしまうのがおすすめです。

 

comprehend(動詞:理解する、包含する)
⇒ comprehensionの動詞形です。「完全に(com-)すべてをつかみ取る(prehend)」という意味になります。

comprehensive(形容詞:包括的な、広範な、総合的な)
⇒ 「すべてを完全に包み込んでつかんでいるような」状態を表します(例:a comprehensive insurance 総合保険)。

prehensile(形容詞:(動物の尾などが)つかむ能力のある)
⇒ サルが木に巻きつける尾(prehensile tail)などで使われる、物理的な「つかむ」という意味をそのまま残した専門的な単語句です。

 

”-ion”は「こと、状態」を意味する名詞を作るパーツ

”-ion”(あるいは -ation, -sion など)は、動詞の後ろにくっついて「〜すること」「〜という状態・結果」を表す名詞を作るパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
例えば、動詞の後ろに”-ion”がつくことで、以下のように名詞へと変化しますよ!

action(行動、おこない)
⇒「act(動く)」+「-ion(こと)」
prevention(予防、防止)
⇒「prevent(防ぐ)」+「-ion(こと)」
decision(決定、決断)
⇒「decide(決める)」+「-ion(こと)」※語尾のdがsに変化しています。

 

今回の ”comprehension” も、動詞の ”comprehend(理解する)” の語尾が変化して、”-ion” が結びつくことで「完全に共につかみ取ること = 理解、包含」という名詞の形になっているわけですね。

ちなみに同じようにして”comprehend”に形容詞化語尾の”-ive”が付いたものが、以前紹介した”comprehensive”なわけです。

”comprehension”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”comprehension”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”comprehension”は「com-(共に、完全に)」+「prehens-(つかむ)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「完全につかみ取る」
⇒”comprehension”=「理解、理解力」「包含、包摂」の意味
●語法・文法のポイント ⇒動詞形は「comprehend(理解する、包含する)」、形容詞形は「comprehensive(包括的な、理解力のある)」となるため、セットで覚えるのが効率的!
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」