「over(〜を超えて・覆って)」+「all(すべて)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「すべてを上から覆う」がコアイメージで、“overall“=「全体の、総合的な」「全部で、概して」の意味を持ちますよ!
”overall”の意味とコアイメージは「すべてを上から覆う」
”overall(発音:óuvərɔ̀ːl / オーヴァーロール【形容詞・副詞・名詞】)”は「全体の、総合的な」「全部で、概して」の意味を持つ単語です。
「over(〜を覆って)」+「all(すべて)」のパーツで構成されている単語で、「すべてを上から覆う」がコアイメージです。
端から端まで全部を包み込むこと=”overall”なわけですね!
”overall”は「細部ではなく、まるごと全部」なイメージが強いです。
上半身から下半身まで、服の上から「すべてをすっぽり覆う」からあの形なんです。
このように”overall”で表現するものは、「細かい個別のデータではなく、それらを全部ひっくるめた全体的なこと」が多くなります。
【使い方・文法】”overall”の品詞別の意味と頻出フレーズ

”overall”は「形容詞」「副詞」「名詞」の3つの顔を持つ単語です。
それぞれの使い方や頻出フレーズを、例文と一緒に確認していきましょう!
① 形容詞としての使い方:「全体の、総合的な」
名詞の前に置いて、「全体的な〇〇」と表現するときに一番よく使われます。
● overall performance(総合的な成績・業績)
● overall cost(総費用)
● overall impression(全体的な印象)
● overall length(全長)
例文
・The overall cost of the project was higher than expected.
(そのプロジェクトの総費用[全体の費用]は予想以上に高かった。)・His overall performance this year has been excellent.
(彼の今年の総合的な成績は素晴らしいものでした。)
② 副詞としての使い方:「全体的に見て、概して」
文頭に置いて「全体的に言えば〜」とまとめたり、動詞を修飾して「総合すると」と言いたいときに使います。
例文
・Overall, the economy is beginning to recover.
(全体的に見て[概して]、景気は回復し始めている。)・Overall, the event was a great success.
(概して、そのイベントは大成功だった。)
③ 名詞としての使い方:「オーバーオール(作業着)」
衣服の「オーバーオール」を表すときは、常に複数形の「overalls」になる点に注意しましょう。(ズボンの足が2本あるためです)
例文
・He was wearing blue denim overalls.
(彼は青いデニムのオーバーオールを着ていた。)
”overall”の関連語:「全体」を意味する単語”total/general”との違い

例えば”total”や”general”なども「全体」を意味する単語ですよ!
⇒「全体・総」の意味を持つ単語”total / general”
イメージの違いとしては
overall ⇒「すべてを上から覆う」=端から端までひっくるめた全体
total ⇒「すべてを足し合わせる」=合計・総数(数字的な全体)
general ⇒「クラスや一般世間」=世間一般の、大まかな全体
といった感じです!
● overall evaluation
「(細かい評価点を全部ひっくるめた)総合評価」
⇒ 端から端まで全部を上からカバーした評価イメージ
● total amount
「(1つずつの金額をすべて足し算した)合計金額」
⇒ 個々の数値を集計してドーンと積み上げた、数学的なイメージ
● general public
「一般大衆(世間一般の人々)」
⇒ 細かい例外はあるかもしれないけれど、大体みんなに当てはまる大まかなイメージ
”overall”の語源は古英語 意味は「すべての上に」

”overall”の語源についても、確認していきましょう。
”overall”の語源は古英語の「ofer eall」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”overall”の起源について、下記の記載があります。
Origin of overall
First recorded before 1000; Middle English overal (adverb), Old English ofer eall; see over, all日本語訳:1000年より前に初めて記録された。中期英語のoveral(副詞)、古英語のofer eallに由来する。over、allを参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”overall”は1000年以上前の古い英語の時代から発祥している模様です。
●古英語:ofer eall(すべての上に)
↓
●中期英語:overal(副詞として使われ始める)
↓
●現代英語:overall(形容詞や名詞としても広く定着)
ちなみに古英語の「ofer」は現代の「over」、「eall」は「all」にあたり、当時から「すべての上に」という意味を持っていました。
構成パーツで覚える”overall” 「over」+「all」

ここからは構成パーツの面から”overall”について覚えていきましょう。
”overall”の構成パーツは「over(〜を超えて・覆って)」+「all(すべて)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“over”は「〜を超えて・覆って」を意味するパーツ
”over”は「〜を超えて・覆って」を意味するパーツです。
上から全体を見渡す(=「監督する」)を表しています。
その他にovercome(打ち勝つ)や、overlap(重なり合う)等も”over”を使用する単語です。
”all”は「すべて」を意味するパーツ
”all”は「すべて」を意味するパーツです。
すベて準備が整っている(=「すでに」)を表しています。
その他の”all(al-)”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”overall”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”overall”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”overall”は「over(〜を覆って)」+「all(すべて)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「すべてを上から覆う(端から端までひっくるめる)」。
● 意味は「全体の、総合的な」「全部で、概して」。
【語法・文法のポイント】
● 形容詞として名詞を修飾する(例:overall cost)だけでなく、副詞として文頭でカンマを伴って「Overall, 〜」と使われることも多い。
● 衣服の「オーバーオール」を意味する場合は、常に複数形の「overalls」になる。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
