【語源で覚える】語根「voc/voke」(声・呼ぶ)を持つ英単語まとめ|advocate・provoke・vocation・evokeの覚え方

こんにちは、コダックです。

”advocate”・”provoke”・”vocabulary”・”vocation”…一見バラバラなこれらの単語、実はぜんぶ「声・呼ぶ」という1つの語根から生まれた”仲間”なんです。

この記事で分かること
①語根 voc / voke のコアイメージ
②vocを持つ英単語の全体マップ(各単語の詳しい記事へのリンク付き)
③接頭辞(どこへ呼ぶか)で意味がどう変わるかの考え方
④”vocation(天職)=神からの呼び声”という語源エピソード
 
コダック

今日のテーマは語根 ”voc / voke”(声・呼ぶ)!
声を出して”呼ぶ”がコアイメージ。ここに接頭辞が付いて、たくさんの単語に枝分かれしますよ!

語根「voc / voke」のコアイメージは「声・呼ぶ」

語根 ”voc” は、ラテン語 vocare「呼ぶ」・vox「声」に由来します。単語の中では ”voke” の形にもなります(provoke・evoke など)。

 
コダック

ボーカル(vocal)は”声”のパート、ボキャブラリー(vocabulary)は口にする”語”の集まり。「声を出す・呼ぶ」がぜんぶの根っこです。

「呼ぶ」がベースなのは分かったけど…どうやって色んな意味になるの?

 
provoke(挑発する)とか、”呼ぶ”とすぐには結びつかないなあ。
 
コダック

カギは「どこへ呼ぶか」=接頭辞! pro-(前へ)呼び出せば”挑発・誘発”、e-(外へ)呼び起こせば”想起”…と決まります。まず”advocate”の語源を辞書で見てみましょう。

Origin(advocate)
First recorded in 1300–50; from Latin advocātus “legal counselor,” originally past participle of advocāre “to call to one’s aid,” equivalent to ad- + vocāre “to call” (akin to vōx “voice”)

※参考・引用「Dictionary.com」

”advocate”=”ad-(〜へ)”+”voc(呼ぶ)”=「助けに呼ぶ」。もともとは法廷で”味方として声を添える人”=「擁護者・弁護士」でした。ちゃんと「呼ぶ・声」が生きていますね。

語源エピソード|”vocation(天職)”は「神に呼ばれた仕事」

”vocation(天職・使命)” は、ラテン語で「(神からの)呼びかけ」を意味しました。英語でも天職を ”calling(呼ぶこと)” と言いますよね。まさに「呼ばれてその道に就く」という発想が、そのまま単語になっているんです。

 
コダック

ちなみに母音の ”vowel” も vox(声)の仲間。声だけでハッキリ出せる音=母音だからです。「声・呼ぶ」の一つのイメージが、擁護(advocate)・天職(vocation)・母音(vowel)まで広がっているんですね。

【単語マップ】voc / voke を持つ英単語まとめ

”voc”系を持つ主な単語を一覧にしました。気になる単語は個別記事でさらに詳しく解説しています。

単語語源パーツ意味
advocatead-(〜へ)+voc(呼ぶ)擁護する・主唱者
provokepro-(前へ)+voke(呼ぶ)挑発する・引き起こす
evokee-(外へ)+voke(呼ぶ)呼び起こす・喚起する
invokein-(中へ)+voke(呼ぶ)訴える・(法などを)発動する
revokere-(戻す)+voke(呼ぶ)取り消す・撤回する
vocabularyvoc(語・声)+ary語彙
vocationvoc(呼ぶ)→calling天職・使命
vocalvoc(声)+al声の・はっきり主張する

ほかにも、母音”vowel”、召喚の”convoke(招集する)”など、「声・呼ぶ」でつながる仲間はまだまだあります。

接頭辞で意味が変わる|「どこへ呼ぶか」で覚える

”voke”仲間を攻略するコツは、接頭辞=呼ぶ方向で捉えること。方向が分かれば意味が推測できます。

接頭辞=呼ぶ方向
●pro-(前へ)+voke ⇒ 前に呼び出す=provoke(挑発する・引き起こす)
●e-(外へ)+voke ⇒ 外に呼び起こす=evoke(想起させる)
●in-(中へ)+voke ⇒ 中へ呼び込む=invoke(訴える・発動する)
●re-(戻す)+voke ⇒ 呼び戻す=revoke(取り消す)

なるほど! 「どこへ呼ぶか」で整理すると、-voke単語がまとめて見分けられそう!

 
コダック

その通り! これが語源で覚える最大のメリットです。次は主要な単語を、もう少しだけ詳しく見てみましょう。

主要な”voc / voke”単語をもう少し詳しく

advocate(擁護する・主唱者)|ad-(〜へ)+voc(呼ぶ)

助けに声を添える=「擁護する・(主義を)唱える」。名詞は「支持者・唱道者」。動詞と名詞で発音が変わります(動詞 -keit/名詞 -kət)。
・advocate for 〜(〜を擁護する・主張する)
・an advocate of free trade(自由貿易の主唱者)
「advocate」の詳しい記事はこちら

provoke(挑発する・引き起こす)|pro-(前へ)+voke(呼ぶ)

前に呼び出して刺激する=「挑発する」「(反応・感情を)引き起こす」。
・provoke anger(怒りを引き起こす)
・provoke him into 〜ing(彼を挑発して〜させる)
「provoke」の詳しい記事はこちら

evoke(呼び起こす・喚起する)|e-(外へ)+voke(呼ぶ)

記憶や感情を外に呼び起こす=「喚起する」。
・The song evokes memories of summer.(その歌は夏の記憶を呼び起こす。)

revoke(取り消す・撤回する)|re-(戻す)+voke(呼ぶ)

一度出したものを呼び戻す=「取り消す・撤回する」。
・revoke a license(免許を取り消す)

間違えやすいポイント・よくある質問

 
evoke と invoke、似てて混乱する〜!
 
コダック

接頭辞で切り分けましょう。e-(外へ)=evoke=(記憶・感情を)呼び起こすin-(中へ)=invoke=(規則・権利を)持ち出して訴える・発動する
「歌が思い出を evoke」「法律を invoke(適用する)」と例で覚えると混ざりません。

Q. provoke と irritate の違いは?
irritate は単に「イライラさせる」。provoke は反応(怒り・行動)を”引き出す”ニュアンスで、原因→結果の因果が強めです。

語根「voc / voke」まとめ

●語根 voc / voke=ラテン語 vocare「呼ぶ」/vox「声」
⇒コアイメージは「声・呼ぶ」
●接頭辞=呼ぶ方向で意味が枝分かれ(pro-→provoke/e-→evoke/in-→invoke/re-→revoke)
●vocation(天職=神の呼び声)・vocabulary・vowel も同じ仲間。evoke↔invoke は接頭辞で区別
 
コダック

語根を1つ押さえると、単語が芋づる式に増えていきます。他の語根や単語もぜひご覧くださいね!

【まとめ】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
語源:Dictionary.com(各単語ページ「Origin」欄)