英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「sub-(下に・後ろに)」+「sequ(続く)」+「-ently(副詞を作るパーツ)」の3パーツで構成されている単語です。
「(前のものの)すぐ後ろに続く」がコアイメージで、“subsequently”=「その後」「続いて」の意味を持ちますよ!
”subsequently”の意味と使い方 コアイメージは「すぐ後ろに続く」

”subsequently(発音:sʌ́bsikwəntli / サブシクェントリィ)”は「その後」「続いて」の意味を持つ単語です。
「sub-(下に・後ろに)」+「sequ(続く)」+「-ently(副詞を作るパーツ)」の3パーツで構成されており、「すぐ後ろにピタッと続く」がコアイメージです。
前の出来事のすぐ後ろに(=「sub-」)続く(=「sequ」)こと、
つまり時間や順序のうえで”その後、連続して起こった”というニュアンスになるわけですね!
”subsequently”は、単なる「その後」ではなく、「フォーマルな時系列の連続」を表すのが大きな特徴です。
このように”subsequently”は、「公式な記録やビジネス・論文などのお堅い文章」で真価を発揮する表現です。
逆に「ご飯を食べて、その後ゲームをした」といった日常的でカジュアルな「その後」には、この単語は少し硬すぎるため、後述する”afterward(s)”や”later”を使用します。
例文
He was arrested and subsequently convicted.
彼は逮捕され、その後有罪判決を受けた。
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”subsequently”の関連語①:「その後」を意味する単語”afterward(s) / later”
日常会話でもよく使う”afterward(s)”や”later”も「その後・後で」を意味する単語ですが、ニュアンスが少し異なります。
⇒「その後」の意味を持つ単語”afterward(s) / later”
それぞれのイメージの違いはこんな感じです!
subsequently⇒「フォーマルな連続」=(公的・論理的に)続いて起きた
afterward(s)⇒「事後の時間経過」=ある事柄が終わったあとに
later⇒「未来の不特定な時点」=今ではなく、後になってから
これらを同じシチュエーションの例文で比較すると、違いがよりはっきりしますよ!
それでは、「プロジェクトが失敗した」という同じ状況でそれぞれの単語を使ってみて、ニュアンスの差を比べてみましょう!
●He failed the project, and subsequently resigned.
「彼はプロジェクトを失敗し、その後(一連の流れとして)辞任した。」
⇒ビジネスの公式な出来事が、時間の順序通りにピタッと繋がっているフォーマルなイメージ。
●He failed the project, and went drinking afterwards.
「彼はプロジェクトを失敗し、その後飲みに行った。」
⇒失敗という出来事が「終わった後の時間」に、日常の別の行動をしたイメージ(カジュアル)。
●He failed the project. He will report it later.
「彼はプロジェクトを失敗した。それについては後で(別のタイミングで)報告するだろう。」
⇒連続した流れではなく、今から離れた未来のどこかの時点で行動を起こすイメージ。
”subsequently”の関連語②:「その結果」を意味する単語”consequently”
こちらは「時間の繋がり」ではなく、「原因と結果の繋がり(因果関係)」を表します。
⇒「その結果」の意味を持つ単語”consequently”
2つの表現の決定的な違いはここです!
subsequently⇒「時間の繋がり」=その後(ただ時系列として次に続いた事実)
consequently⇒「因果の繋がり」=その結果(前の出来事が直接の原因になった)
こちらも例文でニュアンスの差を比べてみてください。
●He failed the project, and subsequently resigned.
「彼はプロジェクトを失敗し、その後辞任した。」
⇒(辞めた理由は別にあるかもしれないけれど、とにかく時系列として失敗の『あとに』辞任したという事実を報告しているイメージ)
●He failed the project, and consequently resigned.
「彼はプロジェクトを失敗し、その結果として辞任した。」
⇒(プロジェクトの失敗が直接の原因となって、責任を取る形で辞任したという強い因果関係を示すイメージ)
”subsequently”の語法・文法解説:配置パターンと使い方

”subsequently”を実際に英文で使う際の、文法的なポイントについても確認しておきましょう。
”subsequently”は品詞としては「副詞」です。そのため、基本的には動詞や文全体を修飾する役割を持っています。
ニュースやビジネス文書でよく見られる具体的なパターンを、例文と一緒に見ていきましょう。
パターン①:文頭に置く(文全体を修飾)
前の文で起きた出来事を受けて、「その後、〜」と話を展開する時に文頭に置かれます。この場合、直後にカンマ(,)を伴うのが一般的です。
例文
The company faced financial difficulties. Subsequently, it changed its business strategy.
その会社は財政難に直面した。その後、同社は経営戦略を変更した。
パターン②:動詞の周りに置く(受動態や完了形に挟まれる形)
”subsequently”は、お堅い文章の「受動態(be動詞 + 過去分詞)」や「完了形(have + 過去分詞)」の間に挟み込まれる形で非常によく使われます。
例文
The report was subsequently published online.
その報告書はその後、オンラインで公開された。
”subsequently”の語源はラテン語「subsequēns」 意味は「すぐ後ろに続く」

”subsequently”の語源について、さらに深く掘り下げていきましょう。
この単語の核となる語源は、ラテン語の「subsequēns(すぐ後ろに続く)」という言葉にあります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”subsequently”の派生元である”subsequent”の起源について、下記の記載があります。
Origin of subsequent
First recorded in 1425–75; late Middle English, from Latin subsequent-, stem of subsequēns “following close behind,” present participle of subsequī “to follow close behind,” equivalent to sub- sub- + sequ(ī) “to follow”日本語訳:1425〜75年に初めて記録された。後期中英語で、ラテン語のsubsequent-(「すぐ後ろに続く」を意味するsubsequēnsの語幹であり、subsequīの現在分詞)に由来する。sub-(下に、すぐ後に)+sequī(続く)に等しい。
※参考・引用「Dictionary.com」
この引用にある通り、”subsequently”の歴史は15世紀の「後期中英語(Middle English)」の時代まで遡ります。
もともとラテン語にあった「subsequī(すぐ後ろを追いかける)」という動詞が変化し、「subsequēns(すぐ後ろに続いている状態)」という言葉が生まれ、それが巡り巡って現在の英語へと受け継がれました。
「sub-」は現代英語の「submarine(潜水艦=海の下)」のように「〜の下」という意味が有名ですが、語源をたどると「〜の直後に、〜にぴったり密着して」という意味も持っています。
これに「sequī(続く・従う)」が合体したことで、「前の出来事のすぐ真下にピタッとくっついて、離れずに続いていく」という、強い時系列の連動性を表す言葉になったわけですね!
また、この語源を知ると、なぜ”subsequently”が「フォーマルな時系列」に使われるのかという謎も解けます。
英語の歴史において、ラテン語から流入した言葉は「公的な文書」「学術」「法律」などの硬い分野で使われながら発展してきました。そのため、単なる「その後」ではなく、「公式な記録として順番通りに続いたこと」を証明するような、お堅いニュアンスが今でも残っているのです。
ラテン語の”sub-(直後に)” + ”sequī(続く)” = 「すぐ後ろにピタッと続く」
↓
ラテン語の現在分詞”subsequēns”(すぐ後ろに続いている)として定着
↓
15世紀(後期中英語)に”subsequent”という形容詞として英語に導入される
↓
副詞を作る「-ly」が組み合わさり、現代の”subsequently”(その後、続いて)へ
この「すぐ後ろにピタッと続く」という感覚を持ったまま、次の章で各構成パーツの詳細な役割を見ていきましょう!
構成パーツで覚える”subsequently” 「sub-」+「sequ」+「-ently」

ここからは構成パーツ(語源のパーツ)の面から、”subsequently”をより深く、忘れないように覚えていきましょう!
”subsequently”は、「sub-(すぐあとに・下に)」+「sequ(続く)」+「-ently(副詞を作るパーツ)」の3つのパーツが合体してできた単語です。
それぞれのパーツには、他の多くの重要英単語にも共通する「コアイメージ」があります。パーツごとの役割と、同じ仲間を持つ関連単語を詳しく紹介していきますね。
① “sub-” は「下に」「〜のすぐあとに」を意味するパーツ
”sub-”という接頭辞は、基本的には「〜の下に(under)」という空間的な位置を表しますが、そこから派生して「(主となるものの)すぐ後ろに」「直後に」という時系列・順序のイメージも持っています。
これは「sub(下に)」+「marine(海の)」の2パーツで構成されており、まさに海の下を進む乗り物、つまり「潜水艦」を表しています。
この「下に」「すぐ後ろに」というイメージを持つ重要単語は、他にもたくさんあります。
- subway(地下鉄):sub(下に) + way(道) = 地面の下を通る道
- substitute(代わりを務める、代理人):sub(すぐ後ろに・下に) + stitute(立つ) = 正社員や主力のすぐ後ろに立って控えているイメージから「代用する」という意味になります。
- subconscious(潜在意識):sub(下に) + conscious(意識している) = 意識の表面の下に隠れている意識。
② ”sequ” は「続く」「従う」を意味するパーツ
”sequ(または secut)”は、ラテン語の「続く」「付いていく」という動詞に由来する強力なパーツです。物事が途切れずに**「次から次へと連続していく」**ニュアンスを持っています。
物事が順番に続いていくこと、つまり「連続、順序、一連のつながり」を表します。映画やITの世界で「このシークエンスが〜」と言うのも、この単語が語源です!
この ”sequ” は試験でも超頻出の重要単語を多く形作っています。合わせて覚えてしまいましょう!
- consequence(結果、重大性):con(一緒に) + sequ(続く) + ence(名詞化) = ある行動や出来事に「一緒にくっついて続いてくるもの」だから「結果」になります。特に重大な結末に対して使われます。
- consecutive(連続した):con(完全に・一緒に) + secut(sequの変形:続く) + ive(形容詞化) = 途切れずにずっと連続している状態。例えば「3日連続の雨(three consecutive days of rain)」のように使います。
- sequel(続編):sequ(続く) + el(小さなもの) = 前作のあとに続いて語られるもの。映画の「続編」や「後日談」のことです。
③ ”-ently” は「形容詞を経て副詞を作る」パーツ
最後の ”-ently” は、単語の機能(品詞)を決める着地パーツです。
仕組みとしては、状態を表す形容詞を作る「-ent」に、状態・方法の副詞を作る「-ly」が合体したもので、全体の意味を「〜な状態で」「〜に」という副詞に変化させます。
これは「current(現在の・流れている)」という形容詞に「-ly」がくっついて、「現在は、目下」という今現在の状態を説明する副詞になっています。
このように、「-ent」の形を持つ言葉が「-ently」になって副詞として活躍するケースは非常に多いです。
- frequently(頻繁に):frequent(度々の) + ly = 何度も繰り返される状態で
- recently(最近):recent(近頃の) + ly = 今に近い時間の状態で
- subsequent(形容詞:その後の) ⇒ subsequently(副詞:その後、続いて)
これら3つのパーツが合体することで、【sub-(すぐ後ろに)】+【sequ(続く)】+【-ently(〜の状態で:副詞)】=「すぐ後ろに続いていく状態で(その後、続いて)」という完璧なつながりを持った “subsequently” という単語が完成するわけですね!
”subsequently”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”subsequently”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「すぐ後ろに続く」
⇒”subsequently”=「その後」「続いて」の意味
●語法・文法のポイント ⇒ お堅いビジネスや論文での時系列説明でよく使われる。
●類義語との違い ⇒ afterward(単なるその後)、consequently(その結果として・因果関係)
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!