【語源も分かって、忘れない】英単語「submit」の意味と使い方・覚え方・文法解説【sub-(下に)+mit-(送る)=下に送る(差し出す)】

 

 
コダック
今日の英語表現は”submit”

「sub-(下に)」+「mit-(送る)」のパーツで構成されている単語です。

「下に送る」がコアイメージで、“submit”=「提出する」「服従する、従う」の意味を持ちますよ!

 

”submit”の意味と使い方 コアイメージは「下に送る」

 

”submit(発音:səbmít/サブミット【動詞】)”は「提出する」「服従する、甘んじて受ける」の意味を持つ単語です。

「sub-(下に)」+「mit-(送る)」のパーツで構成されている単語で、「下に送る」がコアイメージです。

 

 
コダック
何かを下に送る事。
それが目上の人の下に自身を送る事だと「服従する」となり
公的な機関の「手元(=下)」に向けて、書類等を送る事だと「提出する」となるわけですね。

”submit”は、ビジネスやWebサイトのフォームで「レポートを提出する(submit a report)」「申請書を出す(submit an application)」のように非常によく使われます。

また、格闘技で関節技の事を「サブミッション」と言うように、力に対して折れる・従うという文脈でも重要な単語です。

 

 
コダック
ちなみに、全然関係ないですが昔私がやっていたゲーム「キングダムハーツ」でラスボスが”submit!(屈せよ!)”と言いながら攻撃してくるシーンがとても印象に残ってます。

懐かしいな…w

 

”権威のある場所やシステムの下に向けて、対象を送り届ける”という意味から、ビジネスの書類手続き、オンラインのデータ送信、 warfare(紛争)における力関係にいたるまで広く使用されます。日常会話からビジネスまで役立つ例文を見てみましょう!

「提出する」の例文

・You must submit your application by Friday.
(金曜日までに申請書を提出しなければならない。)
・Please submit the weekly report via email.
(週報はメールで提出してください。)
・I submitted my graduation thesis to the university office.
(私は大学の事務局に卒業論文を提出した。)

「服従する・従う」の例文

・They refused to submit to the enemy.
(彼らは敵に服従することを拒んだ。)
・We have no choice but to submit to the court’s decision.
(私たちは裁判所の決定に従うほかない。)

 

”submit”の文法・語法 自動詞と他動詞で変わる前置詞のルール

1. 「提出する」のときは他動詞(後ろにすぐ名詞)+ 応用パターン

ビジネスで定番の「〜を提出する」という意味で使うときは他動詞なので、後ろに前置詞を挟まず、すぐ書類などの名詞(目的語)を置きます。
(例:submit the document)

また、「AをB(人や組織)に提出する」 と言いたいときは、”submit A to B” という形で表現します。この “to” は「提出先への矢印」をイメージすると覚えやすいですよ!

【例文】
・He submitted a new proposal to the committee.
(彼は委員会新しい提案書を提出した。)

 

2. 「服従する」のときは自動詞(submit to 〜 の形)

「(権力やルール・決定など)に服従する、従う」という意味で使うときは自動詞になり、後ろに 前置詞の ”to” を伴って ”submit to 〜” という形で使われます。主語となる人や組織が、相手の力の下へと「自分の身を送り届ける(ゆだねる)」イメージです。

【例文】
・The internet cafe had to submit to the new regulations.
(そのインターネットカフェは新しい規則に従わなければならなかった。)

 

3. 名詞形は ”submission”

名詞形は ”submission(サブミッション)” で、「提出」「服従・降伏」の両方の意味を持ちます。
Webフォームの「送信ボタン」を押したときの処理をシステム用語で “submission” と呼んだり、格闘技で相手をギブアップ(服従)させる関節技などを「サブミッション」と言うのもこれが由来です。

【例文】
・The deadline for article submission is tomorrow.
(記事の提出期限は明日です。)

 

”submit”の関連語:「提出する」を意味する単語”hand in/turn in”

 
コダック
せっかく”submit”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”hand in”や”turn in”なども「提出する」を意味する表現ですよ!

 

”submit”の類義語
⇒「提出する」の意味を持つ単語”hand in/turn in”

 

 
学校の宿題とかでも「提出する」って色々言うよね。違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

submit⇒「公的な機関、上層部、またはオンラインのシステムへ正式に書類を「差し出す」」=公式な提出・送信
hand in⇒「学校の先生や職場のボスに、手(hand)を使って直接「手渡しで中(in)に入れる」」=手渡しでの提出
turn in⇒「宿題の提出だけでなく、警察に証拠品を届けたり、犯人が自首(turn oneself in)したりする時にも使う「引き渡し」」=(義務としての)提出・引き渡し

といった感じです!

 
日常会話やネットのボタンならsubmitやhand inをよく見かけるわけだね!
 
コダック
その通りです!特にWebサイトのフォーム入力で「送信」にあたるボタンはほぼ100% ”Submit” になっています。
実際のシチュエーションで違いを比較してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”submit/hand in/turn in”のイメージの違い

●submit a visa application online
「オンラインでビザの申請書を提出する」
⇒ 公式な手続きとしてシステムや組織にデータを送り届けるフォーマルなイメージ

●Please hand in your homework now.
「今すぐ宿題を提出してください」
⇒ 先生に向けて生徒が手渡しで集めているような、日常的で物理的なイメージ

●The thief decided to turn himself in.
「泥棒は自首することに決めた」
⇒ 自分の身をくるっと反転(turn)させて、警察の管理下の中(in)へ引き渡すイメージ

 

”submit”の語源はラテン語「submittere」!「服従」から「提出」へ意味が広がった歴史

”submit”の語源についても、さらに深く確認していきましょう。

”submit”の語源はラテン語の「submittere」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”submit”の起源について、下記の記載があります。

Origin of submit
First recorded in 1325–75; Middle English submitten, from Latin submittere “to lower, reduce, yield,” equivalent to sub- “under, below, beneath” + mittere “to send”; see sub-

日本語訳:1325〜75年に初めて記録された。中期英語の submitten は、ラテン語の submittere(下げる、減らす、屈する)に由来し、これは sub-(下に)+ mittere(送る)と同等である。sub- を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かるように、”submit”のルーツは古代ラテン語の「submittere(下へ送る、置く)」にあります。

14世紀に英語へと入ってきた当初は、物理的に「(頭や身を)下げる」ことや、権力者に対して自分の立場を下に置いて「屈する、従う」という意味合いがメインでした。

 

では、なぜそこから現代のビジネスで使われるような「書類を提出する」という意味が生まれたのでしょうか?

実は、時代が進むにつれて「相手の権力の下に自分の身をゆだねる」というイメージから、「審査や判断を仰ぐために、自分の意見や書類を相手の手元へ差し出す(ゆだねる)」という使われ方へと意味が広がっていったのです。

 

”submit”の語源と意味の変遷

【古代ラテン語】
sub-(下に)+ mittere(送る)= submittere(下へ置く、身を低くする)

【14世紀頃(中期英語)】
submittenとして英語に流入。相手に対して「身を低くする=服従する、屈する」という意味で使われる。

【16世紀以降〜現代】
身を差し出すだけでなく、相手の判断にゆだねるために「書類や意見を下から上へ差し出す=提出する」という意味合いが派生して定着。

 

 

 
コダック
歴史的な意味の移り変わりは上記の通りです!

最初は「権力に対して降伏する」という少し重たい意味でしたが、それが発展して「相手の判断にゆだねるために書類を差し出す」というビジネスライクな意味に繋がったと知ると、「服従」と「提出」という2つの意味がスッキリ繋がりますよね!

 

 

構成パーツで覚える”submit” 「sub-」+「mit-」

ここからは構成パーツの面から”submit”について覚えていきましょう。

”submit”の構成は「sub-(下に)」+「mit-(送る)」の2パーツです。

 

英単語をパーツごとに分解して覚えると、初めて見る単語に出会ったときにも意味を推測しやすくなりますよ!つぎから各パーツについて詳しく紹介していきます。

 

“sub-“は「下に、下方に、副〜」を意味するパーツ

”sub-”は、物理的に「〜の下に」という意味を持つほか、地位やランクが「下位の、副〜」であることを表すとても便利なパーツです。
(例:道(way)の下を走るから subway(地下鉄)、メインの「下(次点)」につくから sub-leader(サブリーダー)など)

 

 
コダック
例えば”submarine”という単語は「sub-(下に)」+「marine(海の)」のパーツを組み合わせてできており、

海の下を潜って進むもの=「潜水艦」を表しています。

 

その他に subconscious(意識の「下」にあるもの=潜在意識)や、substitute(代わりに下へ置く=代用品、代理人)なども”sub-”を使用する代表的な単語です。「submit」が「服従する」という意味になるのも、この「相手の”下”に自分を置く」というニュアンスが強く働いているからですね。

”mit-”は「送る、放つ」を意味するパーツ

”mit-”(名詞形などでは miss- となることもあります)は、手元から何かを「送る」「手放す」「放つ」という意味を持つパーツです。

 

 
コダック
例えば”transmit”という単語は「trans-(越えて、向こう側へ)」+「mit-(送る)」のパーツで構成されており、

空間を越えて離れた場所へ電波や情報を送る=「送信する、伝達する」を表しています。

 

他にも”mit-”を使用する単語はたくさんあります。頭につくパーツが変わるだけで、以下のように様々な意味に変化しますよ。

admit(ad-[〜の方へ]+ mit-[送る・入れる])
⇒ ある場所へ入ることを許して送る = (入場などを)認める、許可する

permit(per-[完全に、通り抜けて]+ mit-[送る])
⇒ 最後まで通り抜けることを許して送る = 許可する、許す

emit(e-[外に]+ mit-[送る・放つ])
⇒ 中にあるものを外に向かって放つ = (光や熱、ガスなどを)放出する

 

”submit”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”submit”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”submit”は「sub-(下に)」+「mit-(送る)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「下に送る(差し出す・身をゆだねる)」
{blank}⇒”submit”=「提出する」「服従する」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「提出する」は他動詞(すぐ名詞)、「服従する」は自動詞(submit to 〜)。名詞形は submission。
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」