【語源も分かる】英単語 gravity の意味・使い方・語源を徹底解説!類義語との違いや頻出フレーズ・例文も紹介

 
コダック
今日の英語表現は、SF映画のタイトルなどでもおなじみの”gravity”です!

この単語は「grav(重い)」+「-ity(〜であること)」という2つのパーツから成り立っています。

「物理的・心理的な『重さ』」がコアイメージで、ここから派生して“gravity”=「重力・引力」「重大さ・深刻さ」という2つの大きな意味を持つんですよ!

 

英単語 gravity の意味とコアイメージ:根底にあるのは「逃れられない重さ」

 

”gravity(発音:grǽvəti / グラヴィティ)”は、主に「重力・引力」という物理的な意味と、「重大さ・深刻さ」という比喩的な(心理的な)意味を持つ名詞です。

先ほど紹介した通り、語源パーツの組み合わせから生み出される「物理的・心理的な『重さ』」がすべての根底にあるコアイメージとなります。

 

 
コダック
地球が物体をぐっと下へ引っ張る物理的な力(=「重力・引力」)や、
周囲の空気にズシリと重くのしかかるような問題の重み(=「重大さ・深刻さ」)。
どちらも「下へ引っ張られて、そこから逃れられないような重み」を感じますよね。それが”gravity”の本質なんです!

 

 
なるほど!「下へ引っ張られるような重み」かぁ。具体的にはどんな風に使い分けるの?
 
コダック
日常会話からビジネス、科学のニュースまで幅広く使われますよ。それぞれの意味について、よく使われる頻出フレーズと文法的なポイントを詳しく見ていきましょう!

 

【使い方①】物理的な「重力・引力」を意味する gravity

科学的な文脈やSFの世界だけでなく、日常的にも「地球の重力」などを指してよく使われます。体重計で測るような単なる「物の重さ」ではなく、「天体が引き合う力」そのものを指すのがポイントです。

 

★「重力」の意味での頻出フレーズ

  • zero gravity:無重力(※略して zero-g と言うこともあります)
  • defy gravity:重力に逆らう(※空高く飛び上がる様子や、常識外れの現象に)
  • center of gravity:重心(※物理的な重心だけでなく、組織の中心人物などの比喩にも)
  • specific gravity:【化学・物理】比重

 

「重力」の例文(英語&日本語訳)

The law of universal gravity was discovered by Isaac Newton.
(万有引力の法則はアイザック・ニュートンによって発見された。)

Astronauts train in zero gravity environments before going into space.
(宇宙飛行士は宇宙に行く前に無重力環境で訓練を行う。)

The acrobat seemed to defy gravity as she leaped through the air.
(そのアクロバット奏者は、まるで重力に逆らうかのように空中を跳んだ。)

※参考・例文引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」ほか

 

【使い方②】比喩的な「重大さ・深刻さ」を意味する gravity

ニュースやビジネスシーンで非常によく使われる重要な表現です。問題や事件、病気などが「冗談では済まされないほど、ズシリと重く、危機的な状況であること」を強調したいときに使います。

 

★「重大さ・深刻さ」の意味での頻出フレーズ

  • the gravity of the situation:事態の深刻さ
  • the gravity of the crime [offense]:犯罪 [罪] の重さ
  • the gravity of the illness:病状の深刻さ

 

「重大さ・深刻さ」の例文(英語&日本語訳)

I didn’t realize the gravity of the situation until it was too late.
(手遅れになるまで、私は事態の深刻さに気づいていなかった。)

The judge considered the gravity of the crime before delivering the sentence.
(裁判官は判決を下す前に、その犯罪の重大さを考慮した。)

We must understand the gravity of environmental problems.
(私たちは環境問題の深刻さを理解しなければならない。)

※参考・例文引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」ほか

 

【語法・文法解説】gravityを使うときの注意点

 
コダック
ここで、試験やライティングで間違えやすい文法ポイントを解説します!
”gravity”は原則として「不可算名詞(数えられない名詞)」です。そのため、”a gravity” と冠詞をつけたり、”gravities” と複数形にしたりすることは基本的にはありません。

 

ただし、特定の形容詞(例:an air of gravity「厳かな雰囲気」)を伴って「特定の性質を持った重々しさ・厳かさ」を表現する場合には、例外的に a がつくこともあります。しかし、日常会話や一般的なビジネス英語では「常に数えられない名詞(不可算名詞)」として扱うと覚えておけば間違いありません!

 

【徹底比較】間違いやすい類義語と gravity の違い

 

”gravity”には、それぞれの意味に対応する似たような単語が存在します。これらをセットで覚えることで、表現の幅がグッと広がり、語彙力も一気にアップしますよ!

 

1. 「重さ」を表す単語の違い:gravity / weight / mass

 
コダック
「重さ」に関する物理系の単語は、イメージで切り分けるとすごくスッキリ理解できますよ!

 

● gravity ⇒ 「引っ張る力」= 重力そのもの(天体が物体を引きつける力)
● weight ⇒ 「重力によって生じる重さ」= 重量・体重(場所や重力の強さによって数値が変わる)
● mass ⇒ 「物質そのものの量」= 質量(宇宙空間や月面に行っても絶対に変わらない量)

 

 
言葉だけだと、物理の授業みたいでちょっと難しく感じちゃうな……。
 
コダック
大丈夫!実際の英語のフレーズで比較してみると、一発でイメージが湧きますよ!

 

★ 例文とイメージで見る使い分け

gravity:「zero gravity(無重力)」
⇒ 物体を下に引っ張る力(重力)が働いていない状態のイメージ。

weight:「lose weight(体重を減らす)」
⇒ 地球の重力によって計測される、自分の身体の重さ(重量)のイメージ。月に行けば体重(weight)は6分の1になります!

mass:「a mass of rock(岩の塊)」「mass production(大量生産)」
⇒ その物体の中にどれだけ中身が詰まっているかという「塊」や「量」のイメージ。月に行っても岩の大きさや成分(質量)は変わりません!

 

2. 「重大さ・深刻さ」を表す単語の違い:gravity / seriousness / significance

 
コダック
次に、比喩的な「重さ(重大さ)」を表す類義語との違いです。こちらも受けるニュアンスがそれぞれ異なります。

 

● gravity ⇒ 「重苦しさ・危機感」= 事態がズシリと重く、無視できない深刻な状態
● seriousness ⇒ 「真剣さ・重大さ」= 冗談や遊び半分ではない、大まじめな状態
● significance ⇒ 「重要性・大きな意義」= それがもたらす意味や影響、価値が非常に大きいこと

 

★ 例文で見るニュアンスの違い

the gravity of his illness
⇒ 彼の病気の深刻さ(命に関わるような、ズシリと暗く重苦しい深刻さを指す)。

I appreciate the seriousness of your efforts.
⇒ あなたの努力の真剣さを評価する(冗談ではなく、本気で真面目に取り組んでいる様子を指す)。

the significance of the discovery
⇒ その発見が持つ重要性や意義(歴史や科学の進歩において、どれほど大きな影響や価値があるかを指す)。

 

”gravity”の語源はラテン語の gravitās:もともとの意味は「重さ・威厳」

 

ここからは、単語の歴史である「語源」を紐解いていきましょう。

”gravity”の直接の語源は、ラテン語の「gravitās」です。

 

オンラインの最大手英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”gravity”の起源について以下のように記載されています。

Origin of gravity
First recorded in 1500–10; from Latin gravitāt-, stem of gravitās “heaviness”; equivalent to grave + -ity

日本語訳:1500〜1510年に初出。ラテン語で「重さ」を意味するgravitāsの語幹gravitāt-に由来。grave(重大な)+ -ity(〜であること)と同等。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載にある通り、”gravity”はラテン語の「重さ・重々しさ」を意味する言葉から、16世紀の初頭に英語へ導入されました。

 

【”gravity”の語源ストーリー】
● ラテン語の gravis(重い)

● ラテン語の gravitās(重さ・威厳・深刻さ)

● 16世紀初頭に英語に組み込まれ「gravity(重大さ・生真面目さ)」として使われ始める

● 17世紀後半、ニュートンが万有引力を発見したことで物理的な「重力」という意味が定着!

 

 
コダック
実はここが面白いポイントなんです!歴史的には「重力」という意味よりも、人間の態度が重々しいという「威厳」や、事態の「深刻さ」という意味の方が先に使われていたんですよ。アイザック・ニュートンが万有引力の法則を唱えてから、物理的な「重力」として広く一般に使われるようになったわけですね!

 

構成パーツで芋づる式に覚える!”gravity”を形作る「grav」+「-ity」

 

単語をさらに細かく分解して、パーツ(語根・接尾辞)で覚えていきましょう!
”gravity”は、「grav(重い)」+「-ity(〜であること・状態)」の2つのパーツで構成されています。

このパーツの知識があると、初めて見る他の英単語の意味も推測できるようになりますよ!

 

パーツ①:”grav” は「重い」を意味する語根

”grav”というパーツが含まれる単語は、すべて「物理的または精神的な重さ」に関連しています。

 

 
コダック
たとえば、形容詞の”grave”は「重大な・深刻な」という意味を持っています。「事態が重苦しい」様子を表しているわけですね。ちなみに名詞だと「墓」という意味になりますが、これも土を重く積み上げることや、重苦しい場所であることに由来しています!

 

他にも、以下のような単語が同じ ”grav” の仲間(語源)を持っています。合わせて覚えると効率的です!

  • grief(名詞:深い悲しみ) ⇒ 心がズシリと「重い」状態のこと。
  • aggravate(動詞:悪化させる、怒らせる) ⇒ [ag-(〜へ)] + [grav(重い)] + [-ate(動詞にする)] = 状態をさらに「重く」する、という意味から派生。

 

パーツ②:”-ity” は「〜であること(状態・性質)」を意味する名詞接尾辞

”-ity”は、形容詞の後ろにくっついて「〜なこと」「〜という状態・性質」という意味の名詞を作る、超頻出のパーツです。

 

 
コダック
おなじみの”ability(能力)”という単語も、形容詞の ”able(できる)” + 接尾辞の ”-ity(こと)” が合体して、「できる状態=能力」という意味になっているんですよ!

 

他にも、”-ity”を使って状態や性質を表す重要単語はたくさんあります。

  • activity(活動・活気) : active(活動的な)+ -ity(状態)
  • reality(現実・真実) : real(現実の)+ -ity(こと)
  • responsibility(責任) : responsible(責任がある)+ -ity(こと)

 

まとめ:英単語 gravity の意味・語源・覚え方

 

最後に、今回学んだ”gravity”の重要なポイントをまとめます!

● gravity の構成パーツとイメージ
「grav(重い)」+「-ity(〜であること)」の2つ。コアイメージは「物理的・心理的な『重さ』」

● 主要な2つの意味
重力・引力(物理的な力。天体が引き合う力)
重大さ・深刻さ(比喩的な重さ。事態の深刻な状況)

● 文法の重要ポイント
原則として「不可算名詞(数えられない名詞)」として扱うため、a をつけたり複数形にしたりしないよう注意!

● 語源の豆知識
もともとはラテン語の「威厳・深刻さ」から。ニュートンの万有引力発見(17世紀)のあとに「重力」の意味が定着した。

 

 
コダック
当サイトでは、さまざまな英単語について、このように語源やコアイメージ、類義語との違い、文法的な注意点と絡めて解説を行っています。
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」