restrict コアイメージ

【語源も分かって、忘れない】英単語「restrict」の意味と使い方・覚え方・文法解説【re-(後ろに)+strict-(縛る)=後ろに引っ張ってギチギチに引き締め縛る】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”restrict”

「re-(後ろに)」+「strict-(縛る)」のパーツで構成されている単語です。

後ろに引っ張って縄でギチギチに引き締め縛るがコアイメージで、“restrict“=「制限する、限定する」「束縛する、禁止する」の意味を持ちますよ!

 

”restrict”の意味と使い方 コアイメージは「後ろに引っ張って縄でギチギチに引き締め縛る」

restrict コアイメージ

”restrict(発音:ristríkt/リストリクト)”は「制限する、限定する」「束縛する」の意味を持つ単語です。

「re-(後ろに)」+「strict-(縛る)」のパーツで構成されている単語で、「後ろに引っ張って縄でギチギチに引き締め縛る」がコアイメージです。

 

 
コダック
外側へ向かって自由に広がろうとするものを、後ろ側へ(re-)力ずくで引き戻し、頑丈な紐でギュッと引き締めて身動きをとれなくする(strict-)こと。

そこから、法律やルールで活動の範囲を特定の狭い枠の中に「「制限する・限定する」」ことや、自由を奪って「束縛する」のが”restrict”なわけですね!

 

”restrict”は動詞として、ビジネスや社会ルールで「スピードを制限する(restrict the speed)」や「アクセスを制限する(restrict access)」のように、ある一線から先へ越えられないように壁を設けるときによく使われます。文法的には「restrict A to B(AをBに制限する)」という形で使われることが非常に多いのも大きな特徴です。

 

 
「制限する」や「束縛する」??
 
コダック
例えば「カロリー摂取を制限する(restrict calorie intake)」と言えば、好きなだけ食べようとする自分を『後ろにグイッと引き戻して(re-)』、これ以上食べちゃダメだとお腹のベルトを『ギュッと引き締めて縛る(strict-)』ようなイメージです。
物理的にも精神的にも、はみ出さないようにロープで固定するような感覚ですね。

 

このように”自由な拡大を防ぐために、境界線を引いてその内側にきつく閉じ込めてしまう”という意味から、食事制限のような健康管理の表現から、国家による法的規制にいたるまで広く使用されます。

例文

・The use of this parking lot is restricted to residents.
(この駐車場の使用は居住者に限定されている[制限されている]。)
・We need to restrict our spending this month.
(今月は支出を制限する[抑える]必要がある。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”restrict”の関連語①:「制限する・制限」を意味する単語”limit/confine”

 
コダック
せっかく”restrict”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”limit”や”confine”なども「制限する、閉じ込める」を意味する単語ですよ!

 

”restrict”の類義語
⇒「制限する」の意味を持つ単語”limit/confine”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

restrict ⇒「法律やルールというロープで、行動や範囲をギチギチに引き締め縛る」だから(人為的・法的な)規制、抑止
limit ⇒「ここから先は崖(限界線)だから進めない、という最大の境界線を引く」だから(これ以上増やせない)限界・上限
confine ⇒「周囲をガチガチの国境線(finis)や四方の壁で囲って、中から出られないようにする」だから(部屋などへの)監禁、限定

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”restrict/limit/confine”のイメージの違い

●restrict trade
「(法律によって特定の品目の輸出入を)貿易を規制する」
⇒ ルールという強い縛りによって、企業の動きをコントロールするイメージ

●speed limit
「(これ以上の速度を出したら即アウトになる)最高速度制限[制限速度]」
⇒ 数値の「上限・デッドライン」そのものを指すイメージ

●be confined to bed
「(病気のために部屋のベッドから一歩も出られず)寝たきりになっている」
⇒ 四方の壁の中に肉体がすっぽり閉じ込められてロックされているイメージ

 

”restrict”の関連語②:「抑える」を意味する単語”restrain/prohibit”

 
コダック
せっかく”restrict”の持つ「自由に行動させない」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”restrict”の類義語
⇒「抑える・禁止する」の意味を持つ単語”restrain/prohibit”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

restrict ⇒「超えてはいけない範囲の枠をはめ、その中にギュッと縛りつける」だから範囲や数量の限定
restrain ⇒「暴れようとする馬の手綱を後ろに引くように、力ずくで感情や行動を制止する」だから(感情や暴動の)抑制、静止
prohibit ⇒「権力者が前に立ちはだかって、公式にその行為を完全にシャットアウトする」だから(法的な)禁止

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”restrict/restrain/prohibit”のイメージの違い

●restrict visa issuance
「(枠をきつく絞って)ビザの発給数を制限する。」
⇒ パイの大きさや条件をキュッと狭めるイメージ

●restrain anger
「(湧き上がる怒りを必死でこらえて)怒りを抑制する。」
⇒ 暴発しそうなエネルギーを手綱でググッと引っ張って止めるイメージ

●Smoking is prohibited.
「(公式なアナウンスや法律で)喫煙は禁止されています。」
⇒ 「絶対にダメ!」と、ゲートを完全にクローズされて通してくれないイメージ

 

 

”restrict”の文法・語法 セットで使う前置詞と名詞形の数え方

“restrict”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや試験でそのまま使える「文法・語法上のルール」を2つ解説します!

 

“restrict” を使うときに最も重要になる前置詞のパターンと、名詞形になったときの数え方を押さえておきましょう!

 

1. 「AをBに制限する」の形には必ず “to” を選ぶ!

“restrict” を使って「A(人や物・範囲など)を B(特定の枠・条件など)に制限する」と表現する場合、後ろに伴う前置詞は “to” の一択です。

 

◯ restrict A to B(AをBに制限する・限定する)
× restrict A into B / × restrict A with B

 

 
「範囲の中に閉じ込める」っぽくて “into” や “in” を選びたくなっちゃうけど、“to” なんだね!

 

 
コダック
そうなんです! “to” は「矢印(その場所へカチッと到達して固定される)」を表すパーツです。

コアイメージで解説した通り、**「自由に広がろうとするA(対象)を後ろから引っ張り、特定の狭い境界線(B)に向かってロープでカチッと固定する」**という繋がりになるため、矢印の “to” が抜群に相性が良いわけですね!
受動態の “be restricted to 〜(〜に制限されている)” も超頻出の形ですよ!

 

2. 名詞形 ”restriction” は複数形になりやすい可算名詞!

“restrict” の名詞形である “restriction(制限、規制、束縛)” も、ビジネス英語やニュースで非常によく使われる重要単語ですが、文法的には主に 可算名詞(数えられる) として扱われます。

 

restrictions (複数形:具体的な規制ルールや制限事項の数々)
※「政府による法的な規制」や「利用上の制限ルール」など、具体的な決まり事を指すときは、原則として複数形の “restrictions” で使われるのがお決まりです。

 

実際の例文で、前置詞とのコンビネーションや複数形の使われ方を確認してみましょう!

① 動詞( restrict A to B )の例文
The doctor advised him to restrict his diet to low-fat foods.
(医師は彼に、**食事を**低脂肪の食品**に制限する**ようアドバイスした。)

② 名詞形(規制・制限ルール:複数形 restrictions)の例文
The government imposed new travel restrictions due to the virus.
(政府はウイルスのため、新たな**旅行制限[渡航規制]**を課した。※具体的な制限ルールの塊なので s がつく)

 

「後ろに続く前置詞は to」「具体的なルールを指す名詞の restriction は複数形になりやすい」という2つの実戦語法を知っておくだけで、TOEICのパート5(文法穴埋め問題)の正解率がグッと上がるだけでなく、時事ニュースの長文もクリアに読めるようになりますよ!

 

”restrict”の語源はラテン語「restrictus」 意味は「引き締められた、キツく縛られた」

 

”restrict”の語源についても、確認していきましょう。

”restrict”の語源はラテン語の”restrictus(リストリクトゥス)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”restrict”の起源について、下記の記載があります。

Origin of restrict
First recorded in 1525–35; from Latin restrictus “drawn back, tightened, bound, reserved,” adjective use of past participle of restringere “to bind back, bind fast”; see restrain

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”restrict”はラテン語から直接発祥している模様。

 

”restrict”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「re-(後ろに、元に)」+「stringere(真っ直ぐ引く、キツく縛る)」

●ラテン語「restringere(後ろに引き縛る、固く縛りつける “to bind back, bind fast”)」

●ラテン語の過去分詞の形容詞的用法「restrictus(後ろに引かれた、引き締められた、縛られた “drawn back, tightened, bound, reserved”)」

●16世紀前半(1525〜1535年頃)に、現在の英語の「restrict」として定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は「re-(後ろに)」に、紐などでギチギチに引き締める「stringere」の過去分詞形(restrictus)が組み合わさった(equivalent to)成り立ちです。案内の一番最後に **see restrain** と書かれているのが最大のヒントで、暴れるものを手綱で「抑える(restrain)」という単語とは、同じ『後ろに引き縛る』アクションから生まれた双子のような関係なんですよ!

 

 

構成パーツで覚える”restrict” 「re-」+「strict-」

 

ここからは構成パーツの面から”restrict”について覚えていきましょう

”restrict”の構成パーツは「re-(後ろに・元に)」+「strict-(引き締める、キツく縛る)」のパーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“re-“は「後ろに、元に、強く」を意味するパーツ

”re-”は、「後ろへ引き返す(back)」や「元の状態に戻す(return)」というリターンのベクトルを意味する超定番のパーツです。

 

 
コダック
例えば”call(呼ぶ)”という動詞の頭に「re-(後ろに・元に)」がくっついた”recall”という単語は、過去の記憶を今の場所に呼び戻す(=「思い出す、呼び戻す、回収する」)を表しています。

 

 

その他にreflect(後ろに折り返す→反射する、熟考する)、reject(後ろに投げ返す→拒絶する)なども”re-”を使用する単語です。

”strict-”は「引き締める、キツく縛る」を意味するパーツ

”strict-”は、ラテン語の stringere(キツく縛る、真っ直ぐ引く)に由来し、隙間なく締め付けて余裕をなくすイメージを持つパーツです。(※後ろに続く文字によって strain- や string- にも変化します)

 

 
コダック
例えばそのままの形容詞である”strict”という単語は、ルールなどを緩めずにギチギチに引き締めている(=「厳格な、厳しい」)という意味そのものを表しています。

 

 

その他にdistrict(きっちり境界線で縛られた区域→地区、管区)、stringent(規則などがギチギチに引き締められた→厳重な、切迫した)なども”strict-(string- / strain-)”を使用する単語です。

 

”restrict”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”restrict”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”restrict”は「re-(後ろに)」+「strict-(縛る)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「後ろに引っ張って縄でギチギチに引き締め縛る」
⇒”restrict”=「制限する、限定する」「束縛する、禁止する」の意味

●「外に飛び出そうとするものを『後ろへ(re)』引き戻し、ロープで『キツく引き締める(strict)』」というコアがあるからこそ、ただ上限を決めるだけでなく、ルールや枠組みによって自由な動きを押さえつける「制限する・規制する」という意味にブレなく繋がります。同じ「縛る」仲間であり、そのままの言葉である「strict(厳しい)」や「district(地区)」、そして手綱を引く「restrain(抑える)」と一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、単に数値上の限界デッドラインを指す「limit」とは違い、「restrict」が『ルールやロープでがんじがらめにして範囲を絞り込む』という、あの引き締められるような(tightened, bound)人為的なニュアンスを伴う「制限する」である理由が、元を辿れば『後ろに引き縛る』というラテン語のリアルな手の感覚からきているのがよく分かりますよね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
 
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」