「family(家族・家庭)」+「-ar(〜の性質を持つ)」のパーツで構成されている単語です。
「家族のような関係」がコアイメージで、“familiar”=「よく知っている」「なじみ深い」の意味を持ちますよ!
英単語”familiar”の意味とコアイメージは「家族のような関係」
”familiar(発音:fəmíljər/ファミリア【形容詞】)”は「よく知っている」「なじみ深い」「見覚え(聞き覚え)がある」の意味を持つ単語です。
「family(家族)」+「-ar(〜の性質を持つ)」のパーツで構成されており、「家族のような関係」がコアイメージとなります。
そこから、ある人や物事、場所に対して、まるで自分の家のようにリラックスして「よく知っている・なじみ深い」状態なのが”familiar”なわけですね!
その景色が、まるで自分の『実家(family)』のように、脳にすんなり入ってくる感覚。それがまさに「自分にとって familiar である」というイメージです!
このように”気心が知れていて、わざわざ調べたり緊張したりしなくてもスッと理解できる”という意味から、日常会話からビジネスにおける専門知識の習得具合にいたるまで広く使用されます。
日常会話での頻出フレーズ:「look familiar」「sound familiar」
日常会話で”familiar”を使う際、特によく登場するのが「look familiar(見覚えがある)」と「sound familiar(聞き覚えがある)」という表現です。
五感を表す動詞(look, sound)と組み合わせることで、「視覚的になじみがある」「聴覚的になじみがある」ことを表現できます。
例文
・His face looks familiar to me, but I can’t remember his name.
(彼の顔には見覚えがあるが、名前が思い出せない。)・That story sounds familiar.
(その話は聞き覚えがある。)・Are you familiar with the computer system?
(そのコンピュータシステムについてよく知っていますか[精通していますか]?)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【超重要】”familiar”の文法・前置詞「to」と「with」の使い分けルール

”familiar”を使う上で、試験でも実務でも絶対に外せないのが「to」と「with」の使い分けです。これ、主語と目的語が逆になってしまう人が非常に多いので、前置詞のイメージからしっかり覚えましょう!
主語に「よく知られているモノ・事柄」が来ます。
② 人 is familiar with 物(人は〜に精通している・よく知っている)
主語に「知識を持っている人」が来ます。
「to」は到達点に向かう矢印(⇒)なので、モノが人に向かって「届いている(なじみがある)」イメージ。
「with」は同伴・所有(&)なので、人がそのモノの知識を「手元に抱え込んで使いこなしている(詳しい)」イメージです!
「to」と「with」の例文
・The song is familiar to everyone.
(その歌はみんなにとってなじみ深い。)※歌がみんなに届いている・He is familiar with Japanese history.
(彼は日本の歴史に精通している[よく知っている]。)※彼が知識を抱え込んでいる
”familiar”の類義語:「知られている」を意味する”famous / popular”との違い

例えば”famous”や”popular”なども「知られている」という意味合いを持つ単語ですよ!
⇒「知られている」の意味を持つ単語”famous” / ”popular”
イメージの違いとしては以下のようになります!
familiar⇒「自分にとって『家族のように距離が近く、個人的によく知っている』」=なじみ深い
famous⇒「世間一般のたくさんの人から『名前や実績が広く知られている』」=有名な(実績がある)
popular⇒「ただ知られているだけでなく『大衆から好かれ、人気や支持を集めている』」=人気がある(好かれている)
実際のシチュエーションをベースに、ニュアンスの差を確認してみましょう!
●a familiar song
「(子供の頃から何度も聴いていて口ずさめるような)なじみ深い歌」
⇒ 世間でヒットしたかどうかに関わらず、自分にとって距離が近いイメージ
●a famous singer
「(テレビやニュースで誰もが知っているような)有名な歌手」
⇒ 実績や知名度が全国区・世界区で広く認知されているイメージ
●a popular school principal
「(生徒たちから慕われていて好かれている)人気のある校長先生」
⇒ 知名度の広さというよりは、そのコミュニティ内で愛されているイメージ
”familiar”の語源はラテン語「familiāris(家庭の、家族の)」

”familiar”の語源についても確認していきましょう。
”familiar”の語源はラテン語の「familiāris」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”familiar”の起源について、下記の記載があります。
Origin of familiar
First recorded in 1300–50; Middle English, from Latin familiāris “of a household,” see family, -ar日本語訳:1300〜50年に初めて記録された。中英語(Middle English)期に、ラテン語の familiāris(家庭の、世帯の)から由来。family, -ar を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”familiar”は14世紀前半(中世英語の時代)に、「同じ家(household)に属しているもの」という意味をベースにラテン語から発祥したことが分かります。
ラテン語:familiāris(家庭の、家族の、親しい仲間)
↓
古期フランス語を経由して中英語へ
↓
1300年代:英語の「familiar(家族のようによく知っている、気心の知れた)」として定着
もともとは「家族の一員」や「親しい召使い」を表す言葉としても使われていたため、「他人行儀ではない、打ち解けた関係」という意味が根底にあります。
構成パーツで覚える”familiar”:「family」+「-ar」

ここからは構成パーツの面から”familiar”について深掘りしていきましょう。
”familiar”の構成パーツは「family(家族・家庭)」+「-ar(〜の性質を持つ)」の2パーツです。
“family”は「家族、家庭、同じ性質の集まり」を意味するパーツ
”family”は「家族」をそのまま意味する、皆さんおなじみの単語でありパーツです。
対象を家族のように身近な存在にする=「慣れ親しませる、習熟させる」を表しています。
その他に familiarity(家族のような間柄=親しさ、精通していること)なども”family”の血を引く関連語です。
”-ar”は「〜の性質を持つ」を意味する接尾辞(パーツ)
”-ar”は名詞の後ろにくっついて、「〜の性質を持つ形容詞」を作るパーツです(`-al` や `-ary` と同じような役割を持っています)。
太陽に関する性質=「太陽の、太陽光による」を表しています。
その他にも”-ar”を使用する単語には以下のようなものがあります。
・similar(simil[同じ] + -ar = 同じような性質を持つ = 似ている)
”familiar”の意味と使い方・覚え方まとめ

最後に、”familiar”の意味と覚え方についてのまとめです。
●コアイメージは「家族のように気心が知れていて、よく知っている関係」。
●そこから派生して「よく知っている」「なじみ深い」「見覚えがある」という意味になる。
【語法の最重要ポイント:前置詞の使い分け】
・物 is familiar to 人(〜は人にとってなじみがある)
・人 is familiar with 物(人は〜に精通している)
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
