「re-(後ろへ・戻して)」+「ject(投げる)」のパーツで構成されている単語です。
「後ろへ投げ返す」がコアイメージで、“reject”=「拒絶する」「却下する」の意味を持ちますよ!
”reject”の意味と使い方 コアイメージは「後ろへ投げ返す」
”reject(発音:ridʒékt/リジェクト【動詞】)”は「拒絶する」「却下する」「不合格にする」などの意味を持つ単語です。
「re-(後ろへ・戻して)」+「ject(投げる)」のパーツで構成されており、「後ろへ投げ返す」がコアイメージとなります。
手元に置くことすらしない⇒強烈に「拒絶する・却下する」というニュアンスになるわけですね!

”reject”は動詞として、ビジネスの提案や公的な申請を「却下する」、論文やビザの申請を「拒否する」、あるいは製品検査で「不良品としてはじく」といった文脈で非常に広く使われます。検討の余地なく「受け入れない」という強い意志が含まれるのが特徴です。
このように”差し出されたものを完全に突き返す”という意味から、ビジネスの商談、学術論文の査読、工場の品質管理、さらには臓器移植時の「拒絶反応」にいたるまで、様々なシチュエーションで登場します。
”reject”を使った例文
・The committee rejected the proposal.
(委員会はその提案を却下[拒絶]した。)・The school rejected his application.
(学校は彼の入学願書を不許可[却下]にした。)・The factory rejects any defective products.
(その工場は不良品をすべてはじき出す[拒絶する]。)・His body rejected the transplanted organ.
(彼の体は移植された臓器に対して拒絶反応を示した。)
”reject”の文法・語法 後ろに続く形と重要フレーズ

テストや実際の英会話でもよく問われる、”reject”の語法と文法ルールについて解説します!
1. 他動詞なので「名詞」か「動名詞(〜ing)」を続ける
”reject”は他動詞(直後に目的語を必要とする動詞)です。
「〜することを拒む」と言いたい時、同じ「断る」を意味する refuse は後ろに refuse to do を取ることができますが、reject の直後に to 不定詞(to do)を続けることはできません。
後ろには必ず「名詞」か、動詞を置きたい場合は「動名詞(〜ing)」を置く必要があります。
- ❌ He rejected to answer the question.
- ⭕️ He rejected answering the question.(彼は質問に答えることを拒否した)
2. 受動態(be rejected)で「不合格になる」
就職活動やオーディション、審査などで「自分が落とされた(不採用になった)」と言いたい場合は、受動態(be rejected)の形がよく使われます。
- I was rejected for the job.
(私はその仕事の面接で落とされた[不採用になった]。)
3. 名詞形 ”rejection” の定番ビジネス表現
名詞形の rejection(拒絶、却下、不合格) も非常によく使われます。特に就職活動やビジネスの提案で届く「不採用通知(お祈りメール)」のことは、英語で rejection letter や rejection email と呼ばれます。
”reject”の関連語:「断る」を意味する単語”refuse/decline”との違い

例えば”refuse”や”decline”なども「断る、拒絶する」を意味する単語ですよ!
⇒「断る」の意味を持つ単語”refuse/decline”
イメージの違いとしては
reject⇒「相手から出されたものを、受け取らずにそのまま『後ろへ投げ返す』」=キッパリ拒絶する・却下する
refuse⇒「相手の要求や命令に対して、強い意志を持って『嫌だ!』と突っぱねる」=(意志を持って)断る・拒否する
decline⇒「お誘いや提案に対して、下を向く(cline)ようにして『遠慮しておきます』と断る」=丁寧に辞退する
といった感じです!
●reject a plan
「(会議で書類を突き返すように)計画を却下する」
⇒ 検討の余地なしとして、バッサリと受け入れないイメージ
●refuse to obey orders
「(強い意志を持って)命令に従うのを拒む」
⇒ 反抗心や強い意志を持って、相手の要求を突っぱねるイメージ
●decline an invitation
「(せっかくですが…と)招待を辞退する」
⇒ 相手の好意を受け止めつつも、礼儀正しく「NO」と言う大人のイメージ
”reject”の意味と語源はラテン語「rējectus」 物理的な「投げ返す」から派生

ここからは”reject”の語源について、さらに深掘りして確認していきましょう。
”reject”の直接の語源は、ラテン語の「rējectus(後ろへ投げ返された)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”reject”の起源について下記の記載があります。
Origin of reject
First recorded in 1485–95; (verb) from Latin rējectus, past participle of rējicere “to throw back,” equivalent to re- re- + jec-, combining form of jacere “to throw” + -tus past participle suffix日本語訳:1485〜95年に初めて記録された。(動詞は)ラテン語の rējectus(rējicere「後ろへ投げ返す」の過去分詞)に由来し、これは re-(後ろへ) + jec-(jacere「投げる」の結合形) + -tus(過去分詞接尾辞)と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かる通り、”reject”という単語は15世紀末(日本では室町時代末期ごろ)に英語として記録されました。
この時代はイギリスのルネサンス期にあたり、より学術的・公的な概念を表現するために、ラテン語から多くの語彙が英語に導入された時期でもあります。
もともとは「(物理的に)物を後ろへポイッと投げ返す」という動作を表すラテン語でしたが、それが英語に取り入れられ使われていく過程で、意味合いが少しずつ変化していきました。
ラテン語:re-(後ろへ) + jacere(投げる)
↓
ラテン語:rējicere / rējectus(物理的に後ろへ投げ返す、退ける)
↓
1480年代:英語の「reject」として定着。
物理的な動作から派生し、「提案や要求を受け入れずに突き返す=拒絶する・却下する」という心理的・抽象的な意味へと進化。
最初は目に見える「物を投げ返す」というアクションだったのが、次第に「アイディアや申し出を(心の中で)突き返す」という目に見えないアクション(拒絶)に変わっていったのが面白いポイントです。
この背景を知っていると、”reject”の持つ「検討の余地なくバッサリと切り捨てる」という強いニュアンスも納得できるはずです!
構成パーツで覚える”reject” 「re-」+「ject」の相乗効果

ここからは、語源の「構成パーツ」という観点から”reject”をさらに深く理解していきましょう!
単語をパーツに分解して覚えると、他のたくさんの英単語にも応用が効くようになるので、記憶の効率が圧倒的にアップしますよ。
”reject”は、「re-(後ろへ・戻して)」+「ject(投げる)」という2つの強力なパーツから成り立っています。
一見難しそうな単語も、パーツの意味を知っていれば「あ、そういうことか!」とパズルを解くように理解できるようになりますよ!
1. 接頭辞 ”re-”: 「後ろへ」「再び」「元へ」を意味するパーツ
”re-”は英単語の頭につく「接頭辞」と呼ばれるパーツで、主に「後ろへ(back)」「再び(again)」「元へ」といったニュアンスを持たせる役割があります。
”reject”においては、相手から出されたものに対して「後ろへ(相手の方へ)差し戻す」という意味で機能していますね。
●return(戻る、返却する)
⇒「re-(元へ)」+「turn(回る・向く)」
= 元いた場所にクルッと向き直って戻ることから、「戻る」「返却する」という意味になります。
●reflect(反射する、熟考する)
⇒「re-(後ろへ)」+「flect(曲げる)」
= 飛んできた光や音を後ろへ「曲げ返す」ことから「反射する」という意味になり、そこから自分の過去を後ろに振り返って深く考える「熟考する・反省する」という意味にも繋がります。
2. 語根 ”ject”: 「投げる」を意味する強力なパーツ
”ject”は単語の芯となる「語根」と呼ばれるパーツで、ラテン語の「投げる(jacere)」に由来しています。
物理的に何かを「ポイッと放り投げる」「勢いよく飛ばす」という共通のイメージを持っています。
「どこに向かって投げるのか」を意識すると、イメージが繋がって一気に語彙力が増えますよ!
”ject”が含まれる重要な関連語をいくつか紹介します。パーツが組み合わさることで、どんな意味になるのかイメージを膨らませてみてください!
⇒「in-(中に)」+「ject(投げる)」
= 薬液や液体を、体や物の「中にポイッと投げ入れる」イメージから、「注射する」「注入する」という意味になります。
●project(投影する、予測する、プロジェクト)
⇒「pro-(前方へ)」+「ject(投げる)」
= 光やアイデア、計画を「前方に強く投げかける」イメージです。映画のスクリーンに映像を映す「投影する」や、未来に向かって見積もりを投げる「予測する」、そして前方に投げ出された大がかりな企画としての「プロジェクト」を意味します。
●eject(脱出する、取り出す、追い出す)
⇒「e- / ex-(外へ)」+「ject(投げる)」
= 中にあるものを「外に向かって勢いよく放り投げる」イメージ。飛行機から緊急脱出することや、DVDプレイヤーからディスクを「取り出す」、あるいは不審者を「つまみ出す・追い出す」という意味で使われます。
●object(反対する、抗議する、対象・物体)
⇒「ob-(〜に向かって・反対に)」+「ject(投げる)」
= 相手の意見や存在に向かって、自分の言葉や意志を「ガツンと投げ返す」イメージから、「反対する」「抗議する」という意味になります。
今回の主役である”reject”も、「相手から出されたものを、受け取らずにそのまま後ろへ(re-)投げ返す(ject)」から「拒絶する・却下する」になるわけです。パーツの意味がパズルのようにカチッとハマる感覚が実感できたでしょうか!
”reject”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”reject”の意味と覚え方の重要ポイントをスッキリ整理しておきましょう!
⇒「re-(後ろへ)」+「ject(投げる)」の2パーツで構成。
⇒ コアイメージは「後ろへ投げ返す」(検討もせず完全にシャットアウトする強い拒絶)。
⇒ 動詞として「拒絶する」「却下する」「不合格にする」という意味を持つ。
● 文法・語法の超重要ポイント
⇒ 他動詞なので、後ろに `to 不定詞(to do)` を取ることはできない(refuseとの大きな違い)。
⇒ 後ろには必ず名詞、または動名詞(doing)を置く。
⇒ 名詞形の `rejection` も頻出。ビジネスや就活での不採用通知は `rejection letter / email` と呼ばれる。
● 類義語とのニュアンスの違い
⇒ reject:相手から出されたものを、受け取らずにバッサリ「却下する」
⇒ refuse:強い意志や反抗心を持って、要求を「突っぱねる」
⇒ decline:お誘いや提案に対して、礼儀正しく丁寧に「辞退する」
他の単語もパーツの組み合わせで簡単に覚えられるものがたくさんあるので、ぜひチェックして効率よく語彙力をアップさせていきましょう!