【語源も分かって忘れない】英単語「relative」の意味と覚え方【何度も(re)持ってくる(late)ような(ive)関係】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”relative”

「re(再び)」+「late(持ってくる)」+「ive(形容詞・名詞語尾)」の3パーツで構成されている単語です。

「何度も持ってくるような関係」がコアイメージで、“relative“=「比較上の・相対的な」「親族・身内」の意味を持ちますよ!

 

”relative”の意味と使い方 コアイメージは「何度も持ってくるような関係」

”relative(発音:rélətiv/レェラァティヴ)”は「関係のある・相対的な」「親族・身内」の意味を持つ単語です。

「re(再び)」+「late(持ってくる)」+「ive(形容詞・名詞語尾)」の3パーツで構成されている単語で、「何度も持ってくるような関係」がコアイメージです。

 

 
コダック
何かを何度も持っていく先は、親しい関係性の人
つまり身内や親族というわけですね!

 

ちなみに日本語で「親族」というと、家族以外の親戚なイメージが強いですが、

”relative”は普通に家族も意味する事が出来ます。

 

例えば”dependent relatives”は「扶養家族」の意味です。

 
コダック
実際の場面では単に”dependents”で「扶養家族」の意味として使う事も多いですけどね!

 

relative
(形容詞)
①比較上の、比較による、相対的な
②関係のある、関連した
(名詞)
①親族、身内
②同類の動物、同族言語

※関連語
relate
(動詞・他動詞)
①関連させる、結びつける、関連付ける
②話す、述べる、物語る
(動詞・自動詞)
①関係がある、関わる
②考えを理解する、共感する
③なじむ、順応する

related(形容詞)
①関係のある、関連のある
②親戚の
③同族の

relation(名詞)
①関係、取引関係、間柄
②親戚関係、親族
③語ること、話
④効力遡及

relationship(名詞)
①関係、関連
②親戚関係、血縁関係

the relative merits of the two opinions
2つの意見の優劣

Price is relative to demand.
価格は需要に比例する

She is one of my dependent relatives.
彼女は私の扶養家族です

All the close relatives came to the wedding.
近親者全員が結婚式に集まった.

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”relative”の関連語:「適切な」を意味する単語”relevent”

 
 
そういえば”relevant”って単語も「関連がある」の意味だよね

 

 
コダック

そうですね!”relevant”は「re(再び)」+「lev(浮かび上がる)」+「ant(形容詞語尾)」の3パーツで出来ている単語で、

覚え方的には「(何かが持つ価値が)何度も浮かび上がる」といった感じです

何かの「価値」が何度も浮かび上がった結果、「関連がある」ことや、「適切である」ことが見えてきた…というイメージで覚えると覚えやすいと思います

 

relevant(形容詞)
①関連がある
②適切な、妥当な
③価値がある

 

”relative”の語源は後期ラテン語のrelativus 意味は「言及する・関係がある」

”relative”の語源についても、確認していきましょう。

”relative”の語源は後期ラテン語のrelativus(言及する・関係がある)です。

 

オックスフォード英英辞典には”relative”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Late Middle English from Old French relatif, -ive, from late Latin relativus ‘having reference or relation’

※参考・引用「LEXICO

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

後期ラテン語の”relativus(言及する、関係がある)”から古フランス語の”relatif+ive”を経て中後期英語として発祥した。
 
 
コダック
「相対的な」というrelativeの意味は語源からも分かりますね!

 

構成パーツで覚える”relative” 「re」+「late」+「ive」

 

ここからは構成パーツの面から”relative”について覚えていきましょう

”relative”の構成パーツは「re(再び)」+「late(持ってくる)」+「ive(形容詞・名詞語尾)」です。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“re”は「再び」「反対」を意味するパーツ 

“re”は「再び」「反対」を意味するパーツです。

 

 
コダック

例えば”reveal”は「反対(re)」+「包む(veil)」の2パーツで構成されている単語です。

包むことの反対」がコアイメージで、“reveal“=「明らかにする」「現す・見せる」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の”re”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”late/lat/fer”は「持ってくる」「運ぶ」を意味するパーツ

”late/lat/fer”は「持ってくる」「運ぶ」を意味するパーツです

 

 

 
コダック
例えば”translate”という単語は「trans(超える)」+「late(運ぶ)」の2パーツで構成されており、

「何かを超えて運ぶ事」を表しています。

 

 
 

何かを超えて運ぶ事??

「言葉の壁を超える」=「翻訳する」とかそんな感じ?

 
コダック
その通り!

他にも”translate”は「移す・変える」という意味を持っていて、”translate ideas into action(考えを実行に移す)”なんて表現をする事もあります。

「思考の壁を超える」=「実行に移す」という訳ですね!

 

 

その他の”late”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

単語一覧 ※クリックで展開
ablation(名詞)
①削摩

collate(動詞・他動詞)
①照合する・校合する
②ページを順にそろえる

collateral
(名詞)
①担保・担保物件
②傍系親族
(形容詞)
①付随する、二次的な
②並び立つ

collation(名詞)
①対照・校合

delay
(名詞)
①(時間の)遅れ
②遅延・ぐずぐずすること
(動詞・他動詞)
①延期する・遅らせる
(動詞・自動詞)
①手間取る・ぐずぐずする

dilate
(動詞・他動詞)
①膨張させる・大きくする
(動詞・自動詞)
①膨張する・拡張する

dilated(形容詞)
①膨張した・広がった

elate(動詞・他動詞)
①~を元気づける・意気を高める

elation(名詞)
①意気揚々・大喜び

interrelate(動詞・自動詞)
①相互に関係する

interrelated(形容詞)
①相関の、相互に関係のある

legislate
(動詞・他動詞)
①~を認可する
(動詞・自動詞)
①禁止する・認める

legislation(名詞)
①法律・法令
②立法

legislative(形容詞)
①立法の・立法上の
②立法権のある

relative
(形容詞)
①比較上の、比較による、相対的な
②関係のある、関連した
(名詞)
①親族、身内
②同類の動物、同族言語

relate
(動詞・他動詞)
①関連させる、結びつける、関連付ける
②話す、述べる、物語る
(動詞・自動詞)
①関係がある、関わる
②考えを理解する、共感する
③なじむ、順応する

related(形容詞)
①関係のある、関連のある
②親戚の
③同族の

relation(名詞)
①関係、取引関係、間柄
②親戚関係、親族
③語ること、話
④効力遡及

relationship(名詞)
①関係、関連
②親戚関係、血縁関係

translate
(動詞・他動詞)
①翻訳する・訳す
②移す・変える
③解釈する
④改作する・翻案する
⑤移動させる
(動詞・自動詞)
①翻訳する
②結果として~になる
③解釈される

translation(名詞)
①翻訳
②移行・変換

 

”ive”は「形容詞」「名詞」を作る語尾

”ive”は「形容詞」や「名詞」を作る語尾です。

 

”ive”のように品詞を決定するパーツは複数あり、”ly”なども副詞を作るパーツとして有名です。

 
コダック
例えば”properly”という単語は「個々の(prop)」+「副詞語尾(-ly)」の2パーツで構成されている単語です。

「個々に適している」がコアイメージで、“properly“=「適切に」「ふさわしく・妥当に」の意味を持ちますよ!

 

 

その他の品詞を作るパーツについても、下記で紹介していきます。

 

 

”relative”の意味と語源・覚え方のまとめ

”relative”の意味と覚え方についてのまとめです。

”relative”は「re(再び)」+「late(持ってくる)」+「ive(形容詞・名詞語尾)」の3パーツで構成されている単語
 ⇒「何度も持ってくるような関係」がコアイメージ
 ⇒”relative”=「比較上の・相対的な」「親族・身内」の意味を持つ

●”relative”の語源は後期ラテン語のrelativus(言及する・関係がある)”

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」