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【語源も分かって、忘れない】英単語「rational」の意味と使い方・覚え方・文法解説【ration(推論)=しっかりと推論に基づいている】

 

 
コダック
今日の英語表現は”rational”

「ration(推論・計算)」+「-al(~の性質を持つ)」の2つのパーツから成り立つ単語です。

「しっかりと推論・計算に基づいている」というコアイメージから、“rational”=「理性的な」「合理的な、道理にかなった」という意味になりますよ!

 

”rational”の意味と使い方 コアイメージは「しっかりと推論・計算に基づいている」

 

”rational(発音:rǽʃənl / ラショナル)”は「理性的な」「合理的な」の意味を持つ形容詞です。

この単語は、ラテン語の「理由・推論・計算」を表すパーツに、形容詞をつくる「~の性質を持つ」が合体したもので、「しっかりと推論・計算に基づいている」がコアイメージになります。

 

 
コダック
物事をその場の感情ではなく、筋道の通った推論や計算(=「ration」に基づいて判断する性質を持っている

そういう状態・性質(=「-al」を表すから、”理性的・合理的”という意味になるわけですね!

 

”rational”は「感情に流されず、頭で筋道立てて冷徹・冷静に考える」ニュアンスが強い単語です。

 

 
読者
「感情に流されない」っていうと、淡々とデータに基づいて判断する、みたいな感じかな?
 
コダック
そうですね。感情に流されずデータの即して判断する人はとても「合理的な」人ですよね。

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逆に理性を失った状態や、筋の通らない「不合理なこと」を表現したいときは、打ち消しの接頭辞”ir-”をつけた単語、”irrational(不合理な・理性を失った)”を使います。

例文

He tried to be rational, but he was too angry.
(彼は理性的になろうとしたが、あまりにも怒りすぎていた。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”rational”の関連語①:「論理的な・妥当な」を意味する単語”logical / reasonable”

 
コダック
せっかく”rational”を覚えるなら、似たような意味を持つ類義語もセットで覚えてしまいましょう!

よく見かける”logical”や”reasonable”も、「論理的な・妥当な」という意味で使われる仲間です!

 

”rational”の類義語①
⇒「論理的・妥当」の意味を持つ単語”logical / reasonable”

 

 
読者
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現にはどんな違いがあるの??

 

 
コダック

ニュアンスやイメージの違いをまとめると、以下のような感じです!

rational ⇒「理性的な・合理的な」=感情を交えず、人間の推論・知性に基づいている
logical ⇒「論理的な」=客観的な筋道やルールが通っている(AだからBになる)
reasonable ⇒「理にかなった、妥当な」=常識的に考えて、誰もが納得できる(値段が手頃など)

 
読者
う~ん…言葉の定義だけだと、ちょっと使い分けがややこしいかも…
 
コダック
確かに、文字の解説だけだとピンとこない部分もありますよね(汗)
実際のよくある表現を見ながら、それぞれのイメージを比べてみましょう!

 

例文・表現で見る!”rational / logical / reasonable”の違い

● rational
「He is rational.(彼は理性的だ)」
⇒ 感情に溺れず、頭で冷静にメリット・デメリットを計算して判断するイメージ

● logical
「It is a logical conclusion.(それは論理的な結論だ)」
⇒ 数学の証明のように、客観的なルールや因果関係の筋道がパシッと通っているイメージ

● reasonable
「The price is reasonable.(その価格は妥当だ)」
⇒ 社会の常識や標準から考えて「まあそれなら納得できるな、妥当だな」と誰もが思うイメージ

 

”rational”の関連語②:「賢明な・現実的な」を意味する単語”sensible / practical”

 
コダック
さらに、”rational”が持つ「合理的な判断」という側面に似た類義語も、この機会にまとめて押さえてしまいましょう!

 

”rational”の類義語②
⇒「賢明・現実的」の意味を持つ単語”sensible / practical”

 

 
コダック

それぞれのニュアンスの違いはこんな感じです。

rational ⇒「理性的な」=感情を排除し、論理や理屈に基づいている
sensible ⇒「分別のある・賢明な」=実生活の経験、良識、バランス感覚に基づいている
practical ⇒「現実的な・実用的な」=机上の空論ではなく、実際に役立つ・実行可能である

 

 
コダック
こちらも、具体的なフレーズでニュアンスの感覚を掴んじゃいましょう!

 

フレーズで見る!”rational / sensible / practical”の違い

● a rational decision
⇒ 感情を一切挟まず、データや理屈のみを計算して下した決定(冷徹な判断のニュアンスも)

● a sensible decision
⇒ 社会の常識やこれまでの経験から考えて、一番トラブルが少なくて賢い「大人な決定」

● a practical decision
⇒ 理想論はさておき、予算や人員など「いま実際に実行できるか」を重視した現実的な決定

 

”rational”の語法・文法:形容詞としての使い方とパターン

 
コダック
ここからは”rational”の語法や文法的な使い方について、もう少し深掘りしていきましょう!

”rational”は形容詞なので、名詞を直接修飾したり、補語(C)として状態を表したりすることができます。

 

基本的には以下の2つのパターンでよく使われますよ!

 

”rational”の主な文法パターン
rational + 名詞 (限定用法:合理的な~)
Subject + be動詞 + rational (+ to do / that節) (叙述用法:~は理性的だ)

 

 
「rational + to do」とかもあるんだね!具体的にどんな風に使うの?
 
コダック
「~するとは理性的だ、合理的だ」と言いたいときは、「It is rational to + 動詞の原形」という形式主語の構文がよ~く使われます!

実際の例文を見ながら、使い方の感覚を掴んでみてくださいね。

 

「rational」の語法・文法例文

● 名詞を修飾するパターン
There must be a rational explanation for this phenomenon.
(この現象には、何か合理的な説明があるはずだ。)

● be動詞の後に置くパターン
No rational person would behave like that.
(理性的な人間なら、あんな振る舞いはしないだろう。)

● It is rational to do … のパターン
It is rational to save money for the future.
(将来のために貯金することは合理的(堅実)なことだ。)

 

 
コダック
ちなみに、「(物事などが)〜に対して合理的だ」と対象をはっきりさせたい時は、後ろに前置詞の「to」を伴って「rational to …」と表現することもありますよ!

 

”rational”の語源はratiōnālis 意味は「理由・推論の」

”rational”の語源について、さらに深く掘り下げて確認していきましょう。

この単語の直接のルーツはラテン語の ”ratiōnālis(ラティオーナリス)”にあります。

 

オンラインの最大手英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”rational”の起源について以下のような詳細な記録があります。

Origin of rational
First recorded in 1350–1400; Middle English racional, from Latin ratiōnālis, equivalent to ratiōn- (stem of ratiō ) reason + -ālis -al 1

日本語訳:1350年~1400年頃(中世英語の時代)に最初に使用が記録されました。中英語の「racional」は、ラテン語の「ratiōnālis」に由来しています。これは「ratiōn-」(名詞 ratiō「理由・推論・計算」の語幹)に、形容詞を作る接尾辞「-ālis(~の、~に関する)」が結合した言葉です。

※参考・引用「Dictionary.com

 

 
コダック
Dictionary.comの解説にある通り、この単語は14世紀後半の中世英語の時代に、ラテン語からフランス語を経由して英語に導入されました。

ここで面白いのは、元になったラテン語の「ratiō」という言葉です。もともとは「計算すること」「見積もり」という*数学的な意味*を持っていたんですよ!

 

「計算する」という概念が、なぜ現代の「理性的な」という意味に繋がったのでしょうか?

古代の思想家たちは、**「物事を筋道立てて正しく計算・測定できる能力こそが、人間に備わった『理性(知性)』である」**と考えました。

そのため、「計算(ratio)」が転じて「論理的な思考」や「理由」を意味するようになり、最終的に「理性的な(rational)」という形容詞が生まれたのです。

 

”rational”の語源ストーリー(計算から理性へ)

1. ラテン語:ratiō(ラティオー)
元の意味は「計算・見積もり」。物事を数字でカチッと測るイメージ。

2. 意味の発展:「正しく計算できる能力」=「理性・理由」
物事を感情ではなく、計算するように筋道立てて考える知性を指すように。

3. ラテン語:ratiōnālis への変化
接尾辞「-ālis(~の性質を持つ)」がつき、「推論・計算に基づいた性質の」という意味に。

4. 現代英語:rational(理性的な・合理的な)
14世紀に英語に入り、「感情に流されず、しっかりと論理を組み立てて判断できる」という意味で定着。

 

 
コダック
まさに「頭の中でパチパチと正確に計算(ratio)を弾いている状態」が、”rational”の本質なわけですね!

ちなみに、この「ratiō」という同じラテン語の木から枝分かれした単語には、私たちがよく知る日常単語の「reason(理由・理性)」もあります。スペルは違って見えますが、実はこれらはいとこ同士のような関係なんですよ!

 

構成パーツで覚える”rational” 「ration」+「-al」

ここからは構成パーツの面から”rational”について深く掘り下げて覚えていきましょう。

”rational”の構成パーツは、大きく分けて「ration(理由・推論・計算)」と、形容詞をつくる「-al(~の性質を持つ)」の2つに分解することができます。

 

それぞれのパーツが持つ本来の意味や、同じパーツを持つ仲間の単語を知ることで、単語のイメージがより鮮明に記憶に定着しますよ!

“ration”は「理由、推論、計算」を意味するパーツ

”ration”は、ラテン語で「計算すること」「見積もり」「比率」などを意味する言葉に由来しています。そこから「筋道を立てて計算する能力 = 理由・推論・理性」という意味へと発展しました。

つまり、感情に左右されず、数字や論理でキッチリと「計算・推論」するイメージを持つパーツです。

 

 
コダック
例えば、数学や統計で使う”ratio”という単語は、まさに「計算・見積もり」から直接派生して、数値の「比率・割合」を表す単語になっています!

また、カタカナでも「食料を配給する」という意味で使われる”ration(ラーション)”は、全体をきっちり計算して「等分に割り当てる」というイメージから来ているんですよ。

 

このように、”ration”の「計算する」というコアイメージを理解すると、以下のような一見バラバラに見える単語たちも、すべて同じ根っこ(語源)から繋がっていることが分かります。

【”ration(計算・推論)” 仲間の単語】
reason (理由・理性) ⇒ 物事を頭の中でしっかりと「推論・計算」する能力のこと。
rate (割合、評価する) ⇒ 価値や数量を「計算して」割り出したもの。
ratify (承認する・批准する) ⇒ 筋道が通っている(合理的である)と認めること。

 

”-al”は「~の性質を持つ(形容詞化)」を意味するパーツ

”-al”は、名詞の語尾にくっつくことで「~の性質を持つ」「~に関する」という性質をプラスし、言葉を【形容詞】に変える便利なパーツ(接尾辞)です。

このパーツが後ろにつくだけで、「その名詞の特徴をそのまま持っている状態」を表すことができます。

 

 
コダック
一番身近な例でいうと、”natural”という単語ですね!
これは「nature(自然)」+「-al(~の性質を持つ)」の2パーツで構成されており、自然の性質そのものを持っている状態(=「自然な・天然の」)を表しています!

 

英語には、この ”-al” を使って名詞から形容詞に生まれ変わった単語が他にもたくさんあります。セットで覚えることで、一気に語彙力を広げることができますよ。

nation(国) + -al ⇒ national(国の・国民の)
person(個人) + -al ⇒ personal(個人の・私的な)
tradition(伝統) + -al ⇒ traditional(伝統的な・保守的な)
origin(起源) + -al ⇒ original(独創的な・最初の)

 

このように、「ration(しっかりと計算・推論する)」に「-al(〜の性質を持つ)」が合体したことで、”rational”=「しっかりと推論や計算に基づいた性質を持っている(=理性的な、合理的な)」という意味になるわけですね!パーツの意味が分かると、丸暗記しなくても単語の意味が自然と浮かんでくるようになります。

”rational”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”rational”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”rational”は「ration(理由・推論)」+「-al(~の性質を持つ)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「しっかりと推論・計算に基づいている」
⇒”rational”=「理性的な」「合理的な」の意味
●語法・文法のポイント ⇒対義語は接頭辞”ir-“をつけた”irrational”(不合理な)。logical(論理的な)やreasonable(妥当な)とのニュアンスの違いを押さえるのがカギ!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」