【語源も分かって、忘れない】英単語「investigate」の意味と覚え方【中まで(in)探り出す(vestig)こと】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”investigate”

「中に(in)」+「追跡・探り出す(vestig)」+「動詞語尾(-ate)」の3パーツで構成されている単語です。

「中まで探り出すこと」がコアイメージで、“investigate“=「調査する」「研究する」の意味を持ちますよ!

 

”investigate”の意味と使い方 コアイメージは「中まで探り出すこと」

”investigate(発音:invéstəgèit/インヴェスタゲェイト)”は「調査する」「研究する」の意味を持つ単語です。

「中に(in)」+「追跡・探り出す(vestig)」+「動詞語尾(-ate)」の3パーツで構成されている単語で、「中まで探り出すこと」がコアイメージです。

 

 
コダック
事件などの原因や真実を追跡して探り出すこと、つまり「調査する」、「捜査する」ことや、「研究する」ことなども”investigate”なわけですね!

 

”vestig(追跡・探り出す)”のパーツを使っているだけあって、使用する場面は「警察が事件を捜査する」場合や「研究所が何かの調査・究明をする」場合などが多いです。

 
コダック
そのため感覚的には「公的・組織的な」調査や「科学的・学術的な」調査のイメージがありますよ!

後述しますが、日常的には”investigate”よりも”look into”の方が良く使われます。

 

 

investigate
(動詞・他動詞)
①調査する、捜査する
②取り調べる
③研究する
(動詞・自動詞)
①調査する
②研究する

The police are investigating the case.
警察はその事件を調査しています。

The police are investigating possible links between the murder suspects and international terrorist groups.
警察はその殺人容疑者らと国際テロリストグループとのつながりの可能性を調べている

Penny was already being investigated by the police on suspicion of murder.
ペニーはすでに殺人の容疑で警察の取り調べを受けていた

Her prophetic powers were investigated by a team of psychologists.
彼女の予知能力は心理学者チームによって調査された。

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”investigate”の関連語:「調べる」を意味する表現”check/examine/look into”

 
 
あっ、そういえば「調べる」意味を持つ表現って結構多いよね

 

 
コダック

そうですね!”investigate”の他に、”check/examine/look into”なども「調べる」の意味を持つ表現です。

つぎから”check/examine/look into”についても確認していきましょう!

 

“check”は「問題が無いかどうか調べる」ことを意味する単語

“check”は「問題が無いかどうか調べる」ことを意味する単語です。

日本語の「チェックする」と使い方的には似ていて、

 
コダック
”check”には「軽く確認する、ちょっと調べる」といったニュアンスがあります。

なので「しっかり調べる」といった場合は”check thoroughly(徹底的に調べる)”のような表現を使います。

 

 

check
(動詞・他動詞)
①調べる、検査する
②確かめる
③止める
(動詞・自動詞)
①調べる
名詞)
①検査、点検
②調査、検査
③伝票
 

“examine”は「何か目的の物があって、それを見つけようと調べる」ことを意味する単語

“examine”は「何か目的の物があって、それを見つけようと調べる」ことを意味する単語です。

ある程度調べるものの種類などについてはめどがついている事が多いです。

 
コダック
例えば「医者が病気の兆候を調べる(=診察する)」ことも”examine”ですし、

「危険物が入ってないか、鞄のなかを持ち物検査する」という場合も”examine”です。

 
 
 
学校とかの試験をすることも”examine”だよね?
あれは何を調べてるの?

 

 
コダック
学校の試験は学生の学力や知識を調べているわけですね!
 
 
なるほど…!

 

examine(動詞・他動詞)
①調査する、検査する
②診察する、検診する
③試験をする
④審問する

※関連語
examination(名詞)
①試験、テスト、考査
②調査、検査、検討、考察
③診察、検診、検査
④審問、尋問、審理

examinee(名詞)
①調査を受ける人、受験者

examiner(名詞)
①試験管、試験委員
②検査官、調査官

 

“look into”は「調査」を意味するカジュアルな表現

“look into”は「調査」を意味するカジュアルな表現です。

上でも少し紹介しましたが”investigate”は警察や、研究所などの「公的機関」による調査を表すことが多いです。

 

そのため”investigate”は比較的堅めのイメージがあり、”look into”の方が普段使いなイメージですね。

 

look into ~
①~の中をのぞく
②~を研究する、調査する

 

”investigate”の語源は”in(中に)”+”vestigare(追跡・探り出す)”

”investigate”の語源についても、確認していきましょう。

”investigate”の語源は”in(中に)”+”vestigare(追跡・探り出す)”です。

 

オックスフォード英英辞典には”investigate”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Early 16th century from Latin investigat- ‘traced out’, from the verb investigare, from in- ‘into’ + vestigare ‘track, trace out’.
※参考・引用「LEXICO

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

”in(中に)”+”vestigare(追跡・探り出す)”の組み合わせが、ラテン語の動詞の”investigare”、”investigat(探りだされた)”を経由して16世紀初期に発祥した
 
 
コダック
特に”investigate”の核となるのが、この”vestigare(追跡・探り出す)”です。

ここから”investigate”のコアパーツ”vestigat”に派生しました。

 

構成パーツで覚える”investigate” 「in」+「vestig」+「ate」

ここからは構成パーツの面から”investigate”について覚えていきましょう

”investigate”の構成パーツは「in」+「vestig」+「ate」の3つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“in”は「中に」「~にする」「上に」「~に対して」を意味するパーツ

“in”は「中に」「~にする」「上に」「~に対して」を意味するパーツです。

単語によっては「am/im/en/em」などの形に変化して使われる場合もあります。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”indicate”という単語は「~に対して(in)」+「宣言する・言う(dic」+「動詞語尾(ate)」の3パーツで構成されている単語です。

「あることについて宣言すること」がコアイメージで、“indicate“=「示す」「指摘する」の意味を持ちます。

 

 

その他の”in”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”vestig”は「追跡・探り出す」を意味するパーツ

”vestig”は「追跡・探り出す」を意味するパーツです。

 

 
コダック
…とは言っても”vestig”を使用する単語は”investigate”とその関連語、後は”vestige”くらいがメインです。

 

 
 
”vestige”??あんまりなじみがない単語だね。

 

 
コダック
”vestige”という単語は何かを探し出す時に使う手がかり、つまり「痕跡」を意味しています。

 

 

”vestig”を使用する単語は”investigate”と”vestige”の派生語がほとんどです。

単語一覧 ※タップ・クリックで展開
investigate
(動詞・他動詞)
①調査する、捜査する
②取り調べる
③研究する
(動詞・自動詞)
①調査する
②研究する

investigation(名詞)
①調査、捜査、取り調べ
②研究、調査

vestige(名詞)
①痕跡、形跡、残存物
②ごくわずか
③退化器官

vestigial(形容詞)
①痕跡の、名残の
②退化した

 

”-ate”は動詞を作るパーツ

”-ate”は動詞を作るパーツです。

単語の後ろにくっついて品詞を決定付ける役割をしています。

 
コダック
例えば”separate(分ける)”などがそうですね。

ただし”-ate”は動詞の他に名詞や形容詞を作る場合もあるので、参考程度にしておくのが良いと思います。

 

その他の品詞を決定するパーツについても、下記で紹介していきます。

 

”investigate”の意味と語源・覚え方のまとめ

”investigate”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”investigate”=「調査する」「研究する」の意味を持つ単語

 ⇒「中に(in)」+「追跡・探り出す(vestig)」+「動詞語尾(-ate)」の3パーツで構成されている
  ⇒「中まで探り出すこと」がコアイメージ

●”investigate”の語源は”in(中に)”+”vestigare(追跡・探り出す)”

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」