【語源はじっと見る(gaw)】「gaze」「gaze at~/into ~」の意味と覚え方【関連付けで記憶力アップ】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 

 
コダック
今日の英語表現は”gaze! ”at”や”into”を伴って”gaze at~”, “gaze into~”「~をじっと見る」の表現になります。

「見る」の意味の表現は”watch~”や”stare at~”, ”peer at~” など多数存在しますが、”gaze at~”とは微妙にニュアンスが異なりますよ!

 

”gaze”の意味は「じっと見る」

”gaze(発音:géiz/ゲェイズ)”「じっと見る」の意味をもつ動詞です。

自動詞なので、目的語を直接取る場合は”at”や”into”などを伴って”gaze at~”, “gaze into~”「~をじっと見る」の意味になります。

 

 

後に続く前置詞は”at”, “into”以外にもあって、”after”“around”などを伴う事もあります。

その場合は「じっと見る」に前置詞の意味が加わるので、

  • ”gaze after(あとからじっと見る)”⇒「じっと見送る
  • ”gaze around(周囲をじっと見る)”⇒「じっと見回す

のような訳になります。

 

 
コダック
ちなみに”gaze”には名詞用法もありますよ!
 

名詞用法の”gaze”は可算名詞「凝視・注視」の意味を持ちます。

具体的には「だれかの目線や視線」を表すので、”drop one’s gaze(目を伏せる)”“meet one’s gaze(目が合う)”などの表現が出来ます。

 

 

動詞用法(自動詞)
●じっと見る

名詞用法(可算名詞)
●凝視・注視・じっと見る事

 

”gaze”の使い方は下記の通りです。

 

動詞用法の例文
gaze at the toy
おもちゃをじっと見る

gaze away at the sea
遠くの海を見続ける

gaze after tee boat
船をじっと見送る

The girl was gazing in wonder at the Christmas tress.
少女はクリスマスツリーを驚嘆して見つめていた。

名詞用法の例文
meet his gaze
彼と目が合う

drop one’s gaze
目を伏せる

with a gaze of admiration
感心した目で

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 

“gaze”と ”watch~”, ”stare at~”, ”peer at~”  の違い 

”~をじっと見る”意味の表現は”gaze at~”の他にも“watch”や “stare at~”, ”peer at~”などがありますが、どれも微妙にニュアンスが異なります。

 

それぞれのイメージする”見る”について紹介していきます。

”watch”は「観察・監視」するイメージ

“watch”は動いているものじっと見る事を表します。

”watch”は「動いたり、変化する様子を観察・監視する」ニュアンスを持っています。

 

 
コダック
例えば”I watched TV”と言ったら、TV番組の内容がどう展開するのか注意して「じっと見ている」イメージです。

 

”watch”が「~の世話をする・見張る」の意味を持つのも「動いたり、変化する様子を観察・監視する」イメージの為で、

  • ”watch a patient”⇒「病人の世話をする」
  • ”watch the baggage”⇒「荷物を見張る」

のような意味になるのは「病人の体調が急に変化したりしないか」を注意して見たり、「荷物がどっかに行ってしまわないか(=動かないか)」を監視する為です。

 

”gaze ”には「動きや変化を観察する」のニュアンスがありません。

例文の”gaze after the boat”船が過ぎ去っていくのをじーっと見ているだけですが、これが”watch the boat”なら船がどの方向に進んでいくか注意して見ているようなイメージになります。

 

豆知識:”watch”と”see”, “look”の違い

英語を勉強し始めた時によく習うのが「watch,see,look」という3つの「見る」だと思います。

 

この3つの「見る」には下記のような違いがあります。

※”watch”と”look”, ”see” 3つの「見る」の違い

●”watch”=「動いたり・変化するものを観察する」イメージ
 ⇒意識的に観察する行動を意味する「動作動詞」

●”look”⇒「視線をある方向に向ける」イメージ
 ⇒意識的に視線を動かす動作そのものを意味する「動作動詞」

●”see”⇒「何かが視界に入った」イメージ
 ⇒無意識的に視界に入ったものに気づいた事を意味する「知覚動詞(=状態動詞)」

 

なので例えば同じ「TVを見る」という意味でも、下記のような表現の違いが出てきます。

  • 「TVの内容をじっくり見ている」場合は”watch TV”
  • 「部屋を見回し手たらTVの内容が目に飛び込んできた」というような状況だったら”see TV”
  • 「料理などをしていて、ふとTVの内容が気になって目を向ける」という場合は”look TV”

 

 
コダック
同じ「TVを見る」でもニュアンスが全く異なるわけですね!

 

 

 

”stare at~”は「じろじろ見る」イメージ

”stare at~”は”gaze at~”と比較して、ややネガティブな印象です。

”stare at~”は好奇心や驚きなどで対象を「じろじろ見る」イメージが近く、”gaze at~”はもう少しポジティブな感情で「じっと見つめる」イメージです。

 

例えば同じ「彼をじっと見る」の表現でも

  • 「なんだぁこいつは?怪しいな」という感じで品定めをするように見つめる場合は”stare at him”
  • 「へ~、この人かっこいいなぁ!」のように好意的に見つめる場合は”gaze at him”

といった具合です。

 

 
コダック
“stare at”は無遠慮な感じ、まさに「じろじろ見る」イメージですね

 

“peer at~”は「目を凝らして見る」イメージ

”peer at~”は見づらいもの「目を凝らして見る」イメージです。

 

イメージ的には小さい文字を読もうとして目を細めているような感じです。

実際、”peer at the small writing”で「小さい文字をじっと見つめる」と訳したりします。

 

 
コダック
他には暗闇の中で物を見たり、ベッドの下などの隙間をのぞき込むような時も”peer”を使いますよ

 

 

”gaze”の語源は”gaw” この頃から「見つめる」の意味は変わっていない

”gaze”の語源は”gaw(見つめる)”だと思われます。

 

 

オックスフォード英英辞典には”gaze”の語源について下記の記述があります。

Origin
Late Middle English perhaps related to obsolete gaw (see gawk).
中後期英語として発祥。
おそらく廃れた単語である”gaw”と関連している。(gawkを参照)

※参考・引用「LEXICO

参照先の”gawk”を見てみると分かるのですが、”gaw”は現在では使われていない単語で、意味は「見つめる」。

gazeの意味はこの頃から変わっていませんね。

 

豆知識:「おそらく」「もしかしたら」 可能性を表す表現”perhaps”, “maybe”, “probably”, “possibly”, “likely”

”perhaps”の表現が出てきましたが、これは可能性を表す副詞です。

意味は「おそらく/もしかしたら」

 

他にも可能性を表す表現はあって、“maybe”, “probably”, “possibly”, “likely”などが、これに当たります。

それぞれの実現可能性が異なっていて、イメージ的には

probably > likely > perhaps = maybe > possibly

の順で可能性が高くなっています。

 

ちなみに”perhaps”と”maybe”は両方とも「半々」くらいの可能性なイメージですが、

”perhaps”の方がフォーマルな場”maybe”がカジュアルな場、というように使い分けされています。

 

 

”gaze”の意味と覚え方のまとめ

“gaze”の意味と覚え方についてのまとめです。

 

●”gaze”は「じっと見つめる」の意味を持つ動詞
 ⇒自動詞なので、目的語を取る場合は前置詞を伴う
 ⇒名詞の”gaze”の意味は「注視・じっと見つめる事」、人の視線などを表す。

●「見る」の意味を持つ表現“watch”や “stare at~”, ”peer at~”と”gaze”ではニュアンスが違う
 ⇒”watch”は「動いたり・変化するものを観察する」イメージ
 ⇒“stare at~”は”gaze”よりもネガティブ
 ⇒”peer at~”は「目を凝らして見る」イメージ