「frequent(多くの・たびたびの)」+「-ly(〜の状態で)」のパーツで構成されている単語です。
「ギッシリ詰まっている」がコアイメージで、そこから“frequently”=「頻繁に」「しばしば」の意味を持ちますよ!
”frequently”の意味と使い方 コアイメージは「間隔がギッシリ詰まっている状態」
”frequently(発音:fríːkwəntli(フリークエントリィ))”は「頻繁に」「しばしば」の意味を持つ単語です。
「frequent(多くの・たびたびの)」+「-ly(〜の状態で)」のパーツで構成されており、「時間的な間隔がギッシリ詰まっている状態」のがコアイメージです。
このように「何度も同じことが頻繁に起こる」こと=”frequently”なわけです!
また、”frequently”は「客観的な事実として回数が多い」ことを表すため、ややフォーマルな響きを持つのが特徴です。
個人の感想ではなく、数値等の客観的なデータとして規則正しく、何度も繰り返されているニュアンスです!

逆に日常会話で「あの人、よく遅刻するよね」など、話し手の主観でカジュアルに使いたい場合は、後述する”often”を使用することが多いです。
例文
Buses run frequently on this route.
(この路線ではバスが頻繁に運行している。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”frequently”の関連語①:「よく〜する」を意味する単語”often / always”
例えば”often”や”always”なども「よく〜する」を意味する単語ですよ!
⇒「よく・しばしば」の意味を持つ単語”often / always”
イメージ(起こる頻度のパーセンテージ)やニュアンスの違いとしては
always ⇒「いつも(100%)」=例外なく毎回
**frequently** ⇒「頻繁に(70〜80%)」=客観的な事実として何度もギッシリ(フォーマル)
**often** ⇒「しばしば(60〜70%)」=主観的に「よくあること」(カジュアル)
といった感じです!frequentlyの方がoftenよりも客観的でお堅い言葉になり、頻度も少し高めな印象を与えます!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● He always visits Tokyo.
「彼はいつも東京を訪れる」
⇒ 出張など、行く機会があれば【100%毎回必ず】行くイメージ
● He frequently visits Tokyo.
「彼は頻繁に東京を訪れる」
⇒ 定期的なビジネスの用事などで【スケジュールがギッシリ詰まるくらい何度も】行くイメージ(客観的な事実)
● He often visits Tokyo.
「彼はよく東京を訪れる」
⇒ 日常会話で「あいつよく東京行ってるよね〜」と【カジュアルに回数の多さを言う】イメージ(主観的な感想)
”frequently”の関連語②:「たびたびの・混雑した」を意味する形容詞”frequent / crowded”
「中身がギッシリ詰まっている」という同じコアイメージを持つ仲間と比較して覚えてしまいましょう!
⇒「たびたびの・ギッシリ」の意味を持つ単語”frequent / crowded”
それぞれの表現の違いとしては
frequent ⇒「たびたびの」=時間がギッシリ(回数が多い)
crowded ⇒「混雑した」=空間がギッシリ(人が多い)
といったイメージです。どちらも「中身がギッシリ詰まっている」というコアは同じなんですよ!
● He is a frequent traveler.
「彼はたびたび旅行する人(常連の旅行者)だ」
⇒ 旅行のスケジュールが【時間的にギッシリ何度も】繰り返されるイメージ
● The train was crowded.
「電車は混雑していた」
⇒ 電車の中が人によって【空間的にギッシリ】埋め尽くされているイメージ
こちらの”frequentについては下記の記事でも紹介しています!参考にして頂けましたらと思います。
”frequently”の語法・文法解説:置く位置と使い方

”frequently”は「頻度(どのくらいの紹介で行うか)」を表す副詞です。
文法的なポイントとして、文の中でどこに置くか(配置ルール)がとても大切になります!
ただし、ニュアンスを強調したいときは「文の最後(文末)」や「文の最初(文頭)」に置くこともできるんですよ!
① 基本の位置(一般動詞の前 / be動詞・助動詞の後ろ)
● She frequently travels abroad for business.
(彼女はビジネスで頻繁に海外に出張する。)
⇒ 一般動詞travelsの前。もっとも自然で標準的な配置です。
● Earthquakes are frequently felt in this area.
(この地域では地震が頻繁に観測される。)
⇒ be動詞areの後ろ(受動態の間)。客観的な事実を述べる形です。
② 強調の位置(文末や文頭)
● He changes his mind frequently.
(彼はしょっちゅう考えを変える。)
⇒ 文末に置くことで、「とにかく頻繁なんだ!」と回数の多さを一歩強めて伝えるニュアンスになります。
論文やビジネスメールなどのフォーマルな文章では、①の基本位置で書かれることが多いですね!
”frequently”の語源はラテン語frequēns:「空間や時間がギッシリ詰まった」状態

”frequently”の語源についても、より深く確認していきましょう。
”frequently”の語源はラテン語の”frequēns(混雑した、満たされた、繰り返された)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”frequently”の起源について、下記の記載があります。
Origin of frequently
First recorded in 1525–35; frequent + -lyOrigin of frequent
First recorded in 1400–50; (for the adjective) late Middle English: “ample, profuse,” from Latin frequent-, stem of frequēns “crowded, full, repeated”; verb derivative of the adjective日本語訳:
frequentlyの起源:1525〜35年に初めて記録された。frequent + -ly。
frequentの起源:1400〜50年に初めて記録された。(形容詞として)後期中英語の「広い、豊富な」が由来。ラテン語のfrequent-(frequēnsの語幹で「混雑した、満たされた、繰り返された」の意)から。動詞は形容詞から派生したもの。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載から分かるのは、”frequently”の根底には「人がたくさん集まって混雑している状態」や「物事がたっぷりと満たされている状態」があるということです。
では、なぜ「混雑している(空間的な状態)」が「頻繁に(時間・回数の状態)」という意味に変化したのでしょうか?
それは、「スケジュール帳に予定がギッシリ詰まっている状態」をイメージすると分かりやすいです。
ある期間の中に出来事が「混雑する」ほどギュッと詰め込まれていれば、それは必然的に「何度も繰り返される(=頻繁に起こる)」ことになりますよね。空間的な「満たされている」感覚が、時間的な「回数の多さ」へと意味を広げたのが”frequently”という単語の面白いところです。
● ラテン語「frequēns(人がギッシリ集まった、空間的に混雑した)」
↓
● 英語「frequent(出来事がギッシリ詰まった、時間的にたびたびの)」に意味が拡大
↓
● 状態を表す「-ly」が組み合わさり、現代の「frequently(頻繁に、しばしば)」へ!
ちなみに、電波の「周波数」のことを英語で「frequency(フリークエンシー)」と呼びますが、これも語源は同じ!
一定の時間内に波がどれだけ「ギッシリ詰まって繰り返されているか(=頻度)」を表しているんですよ!
構成パーツで覚える”frequently”:「frequent」+「-ly」

ここからは構成パーツの面から”frequently”について覚えていきましょう。
”frequently”の構成パーツはベースとなる「frequent(多くの・たびたびの)」と、それを副詞化する接尾辞「-ly(〜の状態で)」の2パーツです。
それぞれがどのような役割を持っているのか、詳しく解説していきます。
“frequent”:「たびたびの、ギッシリ詰まった」を意味するベース部分
”frequent”は、それ単体でも「たびたびの、頻繁な」という形容詞として活躍する単語です。
先ほど語源のパートでお話しした通り、ラテン語の「満たされた、混雑した」というイメージを色濃く残しており、「時間的・空間的にギッシリ詰まっている」というコアなニュアンスを持っています。
一定の時間内に波がギッシリ詰まっている様子から(=「周波数」)や、出来事が詰まっていることから(=「頻度」)といった意味を表しますよ!
また、形容詞だけでなく動詞として使われることもあり、その場合は「〜へ度々行く、〜に頻繁に出入りする」といった意味になります。
「何度もそこを訪れて、自分の存在で満たす」と考えると、動詞の意味もスッと入ってきますね!
”-ly”:形容詞にくっついて「〜の状態で」と副詞化する接尾辞
”-ly”は、形容詞のお尻にくっついて「〜の状態で」「〜のように」という意味を加え、単語全体を副詞(動詞や形容詞などを詳しく説明する言葉)に変化させるパーツです。
美しく(=「美しく、見事に」)という副詞になります。
She sings beautifully.(彼女は美しく歌う)のように、動詞(歌う)を飾る言葉になるわけですね!
英語には、このように「形容詞+ly = 副詞」というルールで作られている単語が山のようにあります。
この法則を知っておくだけで、初めて見る単語でも「あ、これは副詞だな」と見抜くことができるようになりますよ!
その他の”-ly”を使用する代表的な単語についても、いくつか紹介しておきます。
commonly(一般に) = common(一般的な)+ -ly
exactly(正確に) = exact(正確な)+ -ly
suddenly(突然に) = sudden(突然の)+ -ly
”frequently”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”frequently”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「満たされた状態で繰り返す」
⇒”frequently”=「頻繁に」「しばしば」の意味
●語法・文法のポイント ⇒文章全体の頻度を表す副詞。oftenよりも回数が多く、規則正しく繰り返されるフォーマルなニュアンスを持つ。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!