【語源も分かる】英単語「ask」の意味と使い方・文法解説【コアイメージは「探し求める」】

 
コダック
今日の英語表現は”ask”

非常に歴史が古く、「ask(求める・探求する)」という1つの強力なコアから発展している単語です。

ルートを辿って探し求めるがコアイメージで、そこから派生して“ask“=「尋ねる、質問する」「頼む、お願いする(要求する)」の意味を持ちますよ!

 

”ask”の意味と使い方 コアイメージは「手を伸ばして探し求める」

 

”ask(発音:æsk/アスク【動詞】)”は「尋ねる、質問する」「頼む、お願いする」の意味を持つ単語です。

語源の奥深くを辿ると、古代の言葉で「ルートを辿って探し求める」というコアイメージに突き当たります。現代の感覚で言うと、**「自分から相手へ向かって手を伸ばし、何かを引き出そうとする」**イメージを持つと分かりやすいです。

 

 
コダック
自分が知りたい「情報」へのルートを辿って、相手の口から言葉を引っ張り出そうとする行為。

そこから、疑問に思うことを解決しようと「尋ねる・質問する」ことや、相手に何かをしてほしいと「頼む・お願いする」のが”ask”なわけですね!

 

”ask”は動詞として、日常会話からビジネスシーンまで非常に広く使われます。「相手の中に求めている答えや行動がある」という前提で、それを引き出すために使われる単語です。

例文

・May I ask you a question?
(1つ質問をしてもよろしいですか?)
・She asked her boss for advice.
(彼女は上司にアドバイスを求めた[頼んだ]。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”ask”の文法・語法:絶対に外せない4つの定番フレーズ

 

”ask”は意味がシンプルな分、**後ろに続く形(文型)によって「尋ねる」か「頼む」かのニュアンスが変わります。** ここを整理しておくのが実力アップの近道であり、各種試験でも頻出する超重要ポイントです!

 

1. 「AにBを尋ねる」:ask A B(第4文型)

最も基本となる「尋ねる」の使い方です。Aに「人」、Bに「内容」を置きます。

・I asked him his name.
(私は彼に名前を尋ねた。)
・The tourist asked me the way to the station.
(その観光客は私に駅までの道を尋ねた。)

 

2. 「Aに〜するように頼む」:ask A to do(第5文型)

「ask + 人 + to + 動詞の原形」の形で使われ、相手に行動を促す「お願い」のニュアンスになります。TOEICや受験英語で最も狙われやすい形です。

・I asked him to clean the room.
(私は彼に部屋を掃除するよう頼んだ。)
・My boss asked me to send the email.
(上司は私にそのメールを送るよう頼んだ。)

 

3. 「物を求める・ねだる」ときは “ask for 〜”!

具体的な物、助け、アドバイスなどを『〜をちょうだい!』と求めるときには、必ず前置詞の **“for”** が必要になります。

・He asked for a cup of coffee.
(彼はコーヒーを1杯頼んだ。)
・Don’t hesitate to ask for help.
(遠慮なく助けを求めてください。)

ask help と for を抜かしてしまうミスが非常に多いので要注意です!

 

4. 「〜かどうか尋ねる」:ask if / whether 〜

「はい/いいえ」で答えられるような質問を「〜かどうか」という形で尋ねる場合に使います。

・She asked me if I was hungry.
(彼女は私にお腹が空いているかどうか尋ねた。)
・I will ask whether he can come to the party.
(彼がパーティーに来られるかどうか聞いてみます。)

 

”ask”の類義語を使い分けよう!

 

 
コダック
せっかく”ask”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!「尋ねる」と「頼む」の2つの側面から、類義語のニュアンスの違いを見てみましょう!

 

①「尋ねる・質問する」を意味する単語:”inquire / question”

”ask”の類義語
⇒「尋ねる」の意味を持つ単語”inquire / question”

 

イメージの違いとしては以下の通りです。

ask ⇒「日常的に言葉をかける」=最も一般的でカジュアルな質問
inquire ⇒「中に入り込んで(in)探し求める」=公式な問い合わせ・調査
question ⇒「疑いを持って問い詰める」=(警察などの)尋問・問いただし

実際の表現を見ながらニュアンスを確認してみましょう!

例文で見る!”ask / inquire / question”のイメージの違い

ask the way
「(通りすがりの人にライトに)道を尋ねる」
⇒ 口頭で気軽に情報を求めるイメージ

inquire about the flights
「(航空会社に公式に)フライトについて問い合わせる」
⇒ 窓口やメールなどで、きちんとした手続きとして情報を求めるイメージ

question the suspect
「(警察が)容疑者を厳しく取り調べる[問いただす]」
⇒ 相手の言うことが本当かどうか、核心を突くために問い詰めるイメージ

 

②「頼む・要求する」を意味する単語:”request / demand”

”ask”の類義語
⇒「頼む・要求する」の意味を持つ単語”request / demand”

 

こちらのイメージの違いは以下の通りです。

ask ⇒「日常的に〇〇してと頼む」=最も幅広く使える気軽な依頼
request ⇒「改めて(re)強く求める」=フォーマルで礼儀正しい要請
demand ⇒「上から下へ(de)厳しく要求する」=断ることを許さない権利としての要求

 

例文で見る!”ask / request / demand”のイメージの違い

ask him for a favor
「彼にお願いごとを頼む」
⇒ 友達や同僚などに「ちょっといい?」と声をかけるイメージ

request a catalog
「(企業などに書面で)カタログを請求する[要請する]」
⇒ 規律や形式に則って、丁寧かつ公式にお願いするイメージ

demand an apology
「(非がある相手に)謝罪を厳しく要求する」
⇒ 命令に近く、相手に選択の余地を与えない強いトーンのイメージ

 

”ask”の語源は900年以前 古い言葉の元の意味は「探し求める」

 

”ask”の語源についても、確認していきましょう。

”ask”の歴史は非常に古く、西暦900年より前(1100年以上前!)から記録がある生粋の古参英単語”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”ask”の起源について、下記の記載があります。

Origin of ask
First recorded before 900; Middle English asken, axen, Old English ascian, axian; cognate with Old Frisian askia, Old Saxon escon, Old High German eiscon (German heischen), Sanskrit icchati “(he) seeks”

日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中期英語のasken, axen、古期英語のascian, axianに由来し、古期フリジア語のaskia、古期サクソン語のescon、古期高地ドイツ語のeiscon(現代ドイツ語heischen)、サンスクリット語のicchati(意味:彼は探し求める)と同語源である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”ask”はヨーロッパの古い言語だけでなく、遥かインドの古い聖なる言葉(サンスクリット語)の「he seeks(彼は探し求める)」にまでルーツが繋がっている模様。

 

”ask”の語源(起源~発祥まで)
● サンスクリット語:icchati(探し求める、欲する)などの古い共通祖先

● 古期英語:ascian / axian(質問する、求める)

● 中期英語:asken / axen を経て、現代の「ask」へ

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

面白いことに、昔の英語(古期英語)の段階からすでに「質問する」と「要求する」の両方の意味を持って使われていたんですよ!

 

”ask”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”ask”の意味と覚え方についてのまとめです。

● ”ask”は歴史が深く、「求める(seek)」の1コアで成り立っている単語
⇒ コアイメージは「自分から手を伸ばし、ルートを辿って探し求める」
⇒ 相手から情報を引き出す=「尋ねる、質問する」
⇒ 相手から行動を引き出す=「頼む、お願いする」
● 語法・文法の超重要ポイント
⇒ 人に行動を頼むなら **ask A to do**
⇒ 具体的な物を求めるなら必ず **ask for 〜** を使う!

 

 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」