- 1 error inとerror ofの違い|human error・error message・in errorも例文で解説
- 1.1 errorの意味とコアイメージ
- 1.2 error inの意味|「〜の中・工程・分野にある誤り」
- 1.3 error ofの意味|「誤りの種類・性質・大きさ」
- 1.4 error inとerror ofを比較する例
- 1.5 error on・error with・error byも使い分ける
- 1.6 in errorの意味|「誤って」と「間違っている」
- 1.7 human errorの意味|機械ではなく人に由来する誤り
- 1.8 error messageの意味と使い方
- 1.9 errorとmistakeの違い
- 1.10 errorの文法|数えられる場合と数えられない場合
- 1.11 errorの語源|「道をさまよう」が「正解から外れる」に
- 1.12 errorの覚え方|「正しいルートから外れたEルート」
- 1.13 日本人が間違えやすいerrorの表現
- 1.14 errorの練習問題
- 1.15 よくある質問
- 1.16 error in・error of・in errorのまとめ
error inとerror ofの違い|human error・error message・in errorも例文で解説
error inは「場所・内容の中にある誤り」、error ofは「誤りの種類・原因・大きさ」を表すのが基本です。error of judgment、human error、error message、in error、mistakeとの違い、語源と覚え方を例文付きで解説します。
error inとerror ofの違いは、前置詞のイメージで整理できます。inは「どこに誤りがあるか」、ofは「何の種類・性質の誤りか」を示すのが基本です。ただしerror of judgmentのような定番表現もあるので、実例と一緒に覚えましょう!
an error in the reportは「報告書の中にある誤り」、an error of judgmentは「判断という種類の誤り=判断ミス」です。また、測定ではan error of 2%のようにofで誤差の大きさを表します。
| 形 | 中心イメージ | 主な用法 | 例 |
|---|---|---|---|
| error in+対象 | 対象の中に誤りがある | 文書・計算・データ・コード・手続き | an error in the calculation |
| error of+種類 | 何の誤りかを分類する | 判断・省略・測定・転記など | an error of judgment |
| error of+数値 | 誤差の大きさ | 測定・推定・統計 | an error of 5% |
errorの意味とコアイメージ
error /ˈerər/は、正しい答え・規則・手順・基準値などから外れた「誤り」「ずれ」です。日常会話でも使えますが、mistakeより客観的・技術的・フォーマルに響きやすく、IT、計算、会計、医療、研究、品質管理などで頻出します。
【例文】
・The report contains several errors.
(その報告書にはいくつか誤りがあります。)・The error occurred during data processing.
(そのエラーはデータ処理中に発生しました。)・We found and corrected the error.
(私たちはその誤りを見つけて修正しました。)・There is little room for error.
(間違いが許される余地はほとんどありません。)
日本語の「エラー」よりずっと広いんだね。人がした間違いでも、基準から外れていればerrorなんだ。
その通りです!human errorがあるように、人間のミスにも使います。mistakeが「人が間違った」という物語を感じさせやすいのに対し、errorは誤りを発見・分類・測定・修正する視点と相性がいいんです。
error inの意味|「〜の中・工程・分野にある誤り」
error in+名詞は、誤りが存在する場所・内容・作業・工程を示します。inの「中に」というイメージをそのまま使えます。
文書・計算・データの中にある誤り
【例文】
・There is an error in this sentence.
(この文には誤りがあります。)・I found an error in the calculation.
(計算の中に誤りを見つけました。)・An error in the data affected the result.
(データの誤りが結果に影響しました。)・Please check for errors in the report.
(報告書に誤りがないか確認してください。)
作業・手順・判断の過程にある誤り
【例文】
・An error in processing delayed the payment.
(処理上の誤りで支払いが遅れました。)・There was an error in communication between the teams.
(チーム間の意思疎通に誤りがありました。)・We made an error in entering the account number.
(口座番号の入力を誤りました。)
error in doingの形も使えます。「〜する際の誤り」「〜した点での誤り」です。
【例文】
・The technician made an error in connecting the cables.
(技術者はケーブル接続の際に誤りを犯しました。)
人の判断にはerror in judgmentも使える
an error in judgmentも使われ、「判断過程での誤り」を表します。ただし、1つの悪い決定をまとまりとして指す定番表現はan error of judgmentです。両者の意味はかなり重なります。
error ofの意味|「誤りの種類・性質・大きさ」
error of+名詞は、その誤りが何に由来するか、どの種類に分類されるかを示します。ofはここで「〜という性質を持つ」「〜に関する種類の」という関係を作ります。
error of judgment|判断ミス
an error of judgmentは「誤った判断、判断ミス」です。単に計算を間違えたのではなく、状況を見て決めた選択が悪かったことを表します。
【例文】
・Hiring him without checking his references was an error of judgment.
(経歴照会をせず彼を採用したのは判断ミスでした。)・She apologized for her error of judgment.
(彼女は自分の判断ミスについて謝罪しました。)
error of omission|必要なものを省いた誤り
an error of omissionは、必要な情報・操作・項目を入れ忘れるタイプの誤りです。反対に、余計なものを加えたり誤った行動をしたりすることは、文脈によりerror of commissionと呼ばれます。
【例文】
・The missing date was an error of omission.
(日付が抜けていたのは、省略による誤りでした。)
error of measurement・error of transcription
専門分野では、誤りの種類を分類するためにofが使われます。ただし、実際にはmeasurement error、transcription errorのように名詞を前に置く複合語も非常に一般的です。
【例文】
・The discrepancy may be the result of an error of measurement.
(その不一致は測定誤差の結果かもしれません。)・It was an error of transcription, not a factual error.
(それは事実誤認ではなく、転記上の誤りでした。)
error of 5%|誤差の大きさ
an error of+数値は、真値・基準値との差の大きさを表します。
【例文】
・The estimate has an error of about 5%.
(その推定値には約5%の誤差があります。)・The device measures distance with an error of less than one millimeter.
(その装置は1ミリ未満の誤差で距離を測定します。)
error inとerror ofを比較する例
| 英文 | 意味 | 焦点 |
|---|---|---|
| an error in the calculation | 計算の中にある誤り | 誤りがある場所・作業 |
| an error of calculation | 計算という種類の誤り | 誤りの分類。やや硬い |
| an error in judgment | 判断過程での誤り | どこで判断を誤ったか |
| an error of judgment | 判断ミス・悪い決定 | 定番のまとまり |
| an error in measurement | 測定過程にある誤り | 工程 |
| an error of 3% | 3%の誤差 | 大きさ |
inは場所、ofは種類って覚えれば、全部きれいに分かれる?
基本ルールとしては有効ですが、完全な公式ではありません。英語にはerror of judgmentのような定番の組み合わせがありますし、専門分野ごとの言い方もあります。まずin=「どこに」、of=「どんな・どれくらい」で考え、よく使う表現はかたまりで覚えるのが安全です。
error on・error with・error byも使い分ける
error on|ページ・画面・行など表面上の位置
【例文】
・There is an error on page 12.
(12ページに誤りがあります。)・An error appeared on the screen.
(画面にエラーが表示されました。)
文書の「内容の中」ならin、ページ番号や画面上の位置ならonが自然です。
error with|〜に問題がある
【例文】
・There seems to be an error with your payment.
(お支払いに何か問題があるようです。)・We found an error with the account settings.
(アカウント設定に問題を見つけました。)
withは対象に関連して問題があることを広く示し、原因・位置をまだ特定していない場面にも使えます。
error by|数値が〜だけ外れる
【例文】
・The estimate was in error by ten percent.
(その推定値は10%ずれていました。)
be in error by+数値では、実際の値との差を示します。
in errorの意味|「誤って」と「間違っている」
in errorには大きく2つの使い方があります。
1. by mistakeと同じ「誤って」
メール、請求、配送、登録などが意図せず間違った相手に行われたとき、in errorを使います。by mistakeよりフォーマルで、事務連絡によく合います。
【例文】
・This email was sent to you in error.
(このメールは誤ってあなたに送信されました。)・Your account was charged in error.
(あなたの口座には誤って請求が行われました。)・Her name was added to the list in error.
(彼女の名前は誤って名簿に追加されました。)
2. be in errorで「間違っている」
【例文】
・The witness was in error about the time.
(その証人は時刻について思い違いをしていました。)・If I am in error, please correct me.
(私が間違っていたら、訂正してください。)
この用法はbe mistakenに近く、やや硬い表現です。
human errorの意味|機械ではなく人に由来する誤り
human errorは「人的ミス、人為的な誤り」です。機械の故障、設計上の欠陥、自然現象などと区別し、操作・判断・確認など人間の行動に原因があることを示します。
【例文】
・The accident was caused by human error rather than mechanical failure.
(その事故は機械故障ではなく人的ミスによって起きました。)・The new system is designed to reduce human error.
(新しいシステムは人的ミスを減らすよう設計されています。)・Human error cannot be eliminated completely.
(人的ミスを完全になくすことはできません。)
human errorは数えられる?
原因を抽象的に述べるときはhuman errorを不可算的に使うことが多く、個別の複数事例を分類するときはhuman errorsも使えます。
【例文】
・The crash was attributed to human error.
(墜落は人的ミスによるものとされました。)・Several human errors occurred during the test.
(試験中にいくつかの人的ミスが発生しました。)
error messageの意味と使い方
an error messageは、プログラム・アプリ・機器で問題が起きたことを知らせる「エラーメッセージ」です。単にerrorと表示されることもありますが、説明文全体を指すときはmessageを付けます。
【例文】
・I got an error message when I tried to log in.
(ログインしようとしたらエラーメッセージが出ました。)・What does this error message mean?
(このエラーメッセージはどういう意味ですか。)・The error message says that the file is too large.
(エラーメッセージにはファイルが大きすぎると書かれています。)
get・display・show・generate an error
| 表現 | 主語の例 | 意味 |
|---|---|---|
| get an error | I / the user | エラーが出る・受け取る |
| display/show an error | screen / app / system | エラーを表示する |
| generate/produce an error | bug / process | エラーを発生させる |
| return an error | function / server | エラーを返す |
errorとmistakeの違い
mistakeは人の判断・理解・選択を中心にした一般的な「間違い」です。errorは基準からのずれを客観的に捉え、検出・測定・分類・修正する文脈に向きます。
| mistakeが自然 | errorが自然 |
|---|---|
| I chose the wrong hotel. It was a mistake. | There is an error in the booking system. |
| It was a mistake to ignore the warning. | The sensor reported a measurement error. |
| I mistook him for his brother. | The report contains a factual error. |
両方使える場合もあります。spelling mistakeは学習者がしたつづり間違い、spelling errorは採点・校正・分析対象としてのつづり誤り、という視点の差が出やすい例です。
mistake、slip、blunderも含めた全体比較は「間違い」の英語4語の違いをご覧ください。
errorの文法|数えられる場合と数えられない場合
個別の誤りは可算名詞
【例文】
・The report has an error.
(その報告書には1つ誤りがあります。)・We found three errors.
(3つの誤りを見つけました。)
原因・状態としてのerrorは不可算的にも使う
【例文】
・The accident was caused by human error.
(事故は人的ミスが原因でした。)・The measurement is subject to error.
(その測定には誤差が生じる可能性があります。)
errorを主語にしてoccurを使う
mistakeは「人がmakeする」表現が中心ですが、errorはシステムや工程内で発生する事象としてoccurを使えます。
【例文】
・An error occurred while the file was being uploaded.
(ファイルのアップロード中にエラーが発生しました。)・The error occurs only on older devices.
(そのエラーは古い端末でのみ発生します。)
errorの語源|「道をさまよう」が「正解から外れる」に
errorは、古フランス語を経てラテン語errare(さまよう、道を外れる)にさかのぼります。もともとのイメージは「正しい道からそれること」です。
ラテン語 errare=歩き回る、道を外れる
↓
ラテン語 error=さまよい、逸脱、誤り
↓
英語 error=真実・基準・正しい手順からのずれ
この語源は現代の使い分けにもよく合います。errorは、基準線から外れた点、正しい経路からずれた状態を客観的に示す語なのです。
errorの覚え方|「正しいルートから外れたEルート」
語源に沿って、正しいルートから外れてさまよう=errorと覚えると、mistakeとの差が残りやすくなります。
地図上に正しい線が1本あり、測定値や入力値がそこから外れている図を想像してください。基準線からのずれがerrorです。だから計算、データ、コード、測定、手順の文脈に強いんですね!
日本人が間違えやすいerrorの表現
△ There is error in the report.
○ There is an error in the report.
※個別の誤りなら冠詞anが必要
△ I got error message.
○ I got an error message.
× The error was happened.
○ The error happened. / An error occurred.
※happen・occurは受け身にしない
△ an error of the report
○ an error in the report
※報告書の中にある誤りはin
errorの練習問題
1. 「計算に誤りがあります」
答え:There is an error in the calculation.
2. 「それは判断ミスでした」
答え:It was an error of judgment.
3. 「そのメールは誤って送られました」
答え:The email was sent in error.
4. 「エラーメッセージが表示されました」
答え:An error message was displayed.
よくある質問
Q1. error in judgmentとerror of judgmentはどちらが正しい?
どちらも使えます。error of judgmentは「悪い判断・決定」を指す定番表現です。error in judgmentは判断を行う過程や能力の中で誤りがあったことを表し、文脈によって意味が重なります。
Q2. in errorとby mistakeの違いは?
どちらも「誤って」を表します。in errorは事務・法律・ビジネスなどで硬め、by mistakeは日常会話で自然です。
Q3. make an errorとcause an errorの違いは?
make an errorは人・主体が誤りを犯す、cause an errorはバグや条件などがエラーを引き起こすことです。
Q4. errorは動詞ですか?
一般英語ではerrorは名詞です。「誤る」という動詞はerrですが、日常会話ではmake an error / make a mistakeのほうが使いやすい表現です。
error in・error of・in errorのまとめ
●error in+対象=文書・計算・データなど「〜の中にある誤り」
●error of+種類=error of judgmentなど「何の誤りか」
●error of+数値=誤差の大きさ
●in error=「誤って」または「間違っている」
●human error=人の操作・判断などに由来する人的ミス
●error message=システムが問題を知らせるメッセージ
●語源はラテン語の「さまよう」。コアイメージは正しい道・基準から外れる
前置詞で迷ったら、まずin=誤りがある場所、of=誤りの種類や大きさを思い出してください。そしてerror of judgmentやin errorは決まり文句として、そのまま使える形にしておきましょう!
・mistake・error・slip・blunderの違い
・make a mistakeとdo a mistakeの違い
・a slip of the tongueの意味
・blunderの意味と使い方
Cambridge Dictionary, “error,” Business English entries and collocations.
Cambridge English–Japanese Dictionary, “error / in error.”
Collins English Dictionary, “error of judgment.”
Merriam-Webster, “error.”
Online Etymology Dictionary, “error.”