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【語源も分かって、忘れない】英単語「discrimination」の意味と使い方・覚え方・文法解説【dis-(別々に)+crimin(区別する)=違いを見分けて仕分ける】

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”discrimination”

「dis-(別々に)」+「crimin(区別する・判定する)」+「-ation(こと)」の3つのパーツで構成されている単語です。

「物事の違いを見分けて、はっきりと線を引いて分けること」がコアイメージで、ここから“discrimination”=「差別」や「区別・識別」という意味に繋がるんですよ!

 

”discrimination”の意味と使い方 コアイメージは「違いを見分けて、はっきりと分けること」

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”discrimination(発音:dɪˌskrɪməˈneɪʃən/ディスクリミネイション)”は「差別」「区別・識別」の意味を持つ名詞です。

この単語のコアイメージは、「物事の違いを見分けて、はっきりと線を引いて分けること」です。

 

 
コダック
「物事の本質や違いをしっかりと見分ける」というフラットな意味が「区別・識別」になり、

「人種や性別などで勝手に線を引いて、不当に扱う」という悪い意味に偏ったものが「差別」になるわけですね!

 

現代のニュースや社会問題のトピックでは、圧倒的に「不当な差別」という意味で使われることが多い単語です。

 

 
「区別」と「差別」って、日本語だと真逆のイメージがあるから不思議だったけど、元々の「分ける」っていう行動は同じなんだね!
 
コダック
そうなんです!「違いを見分ける能力」そのものは中立ですよね。
それが良い方向に働けば「あの人はワインの味が分かる(識別眼がある)」のようにポジティブな意味となり、
悪い方向に働くと「人を特定の条件で排除する(差別)」にネガティブな意味になると捉えると、スッと腑に落ちると思います!

 

実際の使い方のポイントとして、社会問題などで「〜に対する差別」と言いたいときは、前置詞の against を使って discrimination against ~ と表現するのが定番です。

例文

・Racial discrimination is a serious problem in our society.
(人種差別は私たちの社会における深刻な問題だ。)

・He showed great discrimination in his choice of wine.
(彼はワインの選択に素晴らしい識別眼(見識)を示した。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”discrimination”の関連語①:「差別・偏見」を意味する単語”prejudice / segregation”

 
コダック
せっかく”discrimination”を覚えるなら、ニュースや試験にもよく出る「差別・偏見・隔離」の類義語もセットで攻略しちゃいましょう!

特によく見かけるのが ”prejudice” や ”segregation” です。

 

”discrimination”の類義語(ネガティブな意味合い)
⇒「差別・偏見・隔離」の意味を持つ単語”prejudice / segregation”

 

 
どれも似たような日本語が当てはめられそうだけど、ニュアンスに違いはあるの??

 

 
コダック

それぞれのイメージの違いはこんな感じです!

discrimination ⇒「違いによって不当に扱う」=(実際の行動や制度としての)差別
prejudice ⇒「事前に根拠なく決めつける」=(心の中にある)偏見・先入観
segregation ⇒「特定のグループを切り離す」=(物理的・社会的な)隔離・分離

 
なるほど!「心の中」なのか「不当な行動」なのか「物理的な引き離し」なのかで使い分けるんだね。
 
コダック
その通りです!具体的なシチュエーションをイメージすると、より記憶に定着しやすくなりますよ。

 

シチュエーションで覚える!”discrimination / prejudice / segregation”の違い

●discrimination
「年齢や性別を理由に、採用や昇進を見送る」
⇒(不当に扱いを分ける)実際の行動としての差別イメージ

●prejudice
「よく知りもしないのに、〇〇出身の人は全員怒りっぽいと思い込む」
⇒(データや事実に基づかない)心の中の偏見・先入観のイメージ

●segregation
「かつての黒人隔離政策のように、人種によって使うバスや学校を完全に分ける」
⇒(集団を物理的に切り離す)強制的な隔離のイメージ

 

”discrimination”の関連語②:「区別・識別」を意味する単語”distinction / differentiation”

 
コダック
今度は、”discrimination”が持つもう一つの顔である「区別・識別」の類義語についても押さえておきましょう!

ビジネスや日常会話でもよく使われる ”distinction” や ”differentiation” があります。

 

”discrimination”の類義語(フラット・ポジティブな意味合い)
⇒「区別」の意味を持つ単語”distinction / differentiation”

 

 
コダック

それぞれのニュアンスの違いを整理してみましょう!

discrimination ⇒「価値や良し悪しを見分ける」=識別・審美眼
distinction ⇒「2つのものの間にある明確な境界線」=(事実としての)差異・区別
differentiation ⇒「他との違い(独自性)を際立たせる」=差別化

ビジネスシーンで「他社製品と差別化する」という時は、3つ目の differentiation を使います。このように整理すると使い分けに迷わなくなりますよ!

 

 

 

”discrimination”の文法・語法:名詞の性質と関連する動詞・形容詞の形

 
コダック
ここでは、”discrimination”の文法的な特徴や、形が変わった関連表現(動詞や形容詞)についても少し深掘りして解説しますね!

まず、”discrimination”(差別・区別)は、概念を表すため基本的に「数えられない名詞(不可算名詞)」として扱われます。

 

そして、形が変わった仲間(派生語)として、動詞形の discriminate と、形容詞形の discriminatory もセットで覚えるのが効率的でおすすめです!

特に動詞の discriminate は、後ろに続く前置詞によって意味合いが変わるので注意しましょう。

 

【動詞形】discriminate の重要フレーズ
discriminate against ~ ⇒ 〜を(不利に)差別する
discriminate in favor of ~ ⇒ 〜を(有利に)優遇する・えこひいきする

 

語法・文法の例文

・The law prohibits discrimination in the workplace.
(法律は職場における差別を禁止している。※不可算名詞としての用法)

・It is illegal to discriminate against people because of their age.
(年齢を理由に人々を差別することは違法だ。)

・The new policy seems to discriminate in favor of large corporations.
(新しい政策は大企業を優遇しているように見える。)

・They are fighting against discriminatory practices.
(彼らは差別的な慣行と戦っている。※形容詞 discriminatory「差別的な」の用法)

 

”discrimination”の語源はラテン語のdiscrīminātiō 意味は「分割、分離」

”discrimination”の語源についても、さらに深く確認していきましょう。

単語の歴史やルーツを知ることは、その単語が持つ本当のニュアンスを理解する強力な手助けになります。

”discrimination”の語源はラテン語の「discrīminātiō(分割、分離)」にさかのぼります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”discrimination”の起源について、下記の記載があります。

Origin of discrimination
First recorded in 1640–50; from Latin discrīminātiōn-, stem of discrīminātiō “division, separation,” literally “a dividing,” equivalent to discrīmināt(us) “separated” (past participle of discrīmināre “to divide up, separate”; see discriminate) + -ion ( def. )

日本語訳:1640〜1650年頃に初めて記録された。ラテン語で「分割、分離」を意味する discrīminātiō の語幹 discrīminātiōn- に由来する(文字通りには「分けること」)。これは「分割する、分離する」を意味する discrīmināre の過去分詞 discrīmināt(us) と、名詞を作る接尾辞 -ion が組み合わさったもの。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この辞典の記載からも分かる通り、17世紀に英語として定着した当初の “discrimination” には、現代のような「不当な差別」というネガティブな意味合いは含まれていませんでした。

元々は、混ざり合ったものの中から「これはこれ、それはそれ」と純粋に、かつ客観的に「別々に分けること」を表す言葉だったのです。

 

 
コダック
元々は「物事を客観的に分割して分ける」というフラットな意味合いだったわけですね!

これが時代の変化、特に19世紀以降のアメリカにおける人権運動や社会問題(人種隔離政策など)を経て、「特定のグループを不当に分ける行為」=「差別」という社会的な意味合いを強く帯びるようになっていったんです。

 

語源となったラテン語の *discrīmināre* は、さらに分解すると「完全に・離して(dis-)」と「ふるい分ける・裁判する(cernere)」に由来しています。

つまり、単に雑に分けるのではなく、**「しっかりと基準を持って物事を見定め、明確に分ける」** というのが本来のコアイメージです。

だからこそ、現代でも「違いが分かる優れた能力」としての「識別眼・見識」という意味が残っているんですね。

 

 
コダック
「物事を明確に見分ける知的な能力(識別)」という本来の語源のイメージと、「社会的な文脈で人々を不当に扱う(差別)」という現代のイメージ。

この2つは一見すると真逆に思えますが、「基準を設けてハッキリと分ける」というラテン語のルーツでしっかりと繋がっていることが分かると、一気に記憶に定着しやすくなりますよ!

 

構成パーツで覚える”discrimination” 「dis-」+「crimin」+「-ation」

ここからは構成パーツの面から”discrimination”について覚えていきましょう。

”discrimination”の構成パーツは「dis-(別々に)」+「crimin(区別する)」+「-ation(こと)」の3パーツです。

 

つぎから各パーツについて、より深い知識と関連ワードを交えて紹介していきます。

“dis-“は「離して・別々に・否定」を意味するパーツ

”dis-”は「離して・別々に(または否定、反対)」を意味する接頭辞(単語の頭につくパーツ)です。単に「ない」と否定するだけでなく、既存のものを「引き離す」「バラバラにする」という動的なイメージを持っています。

 

 
コダック
例えば”discover”という単語は「dis(引き離す)」+「cover(覆い)」の2パーツで構成されており、

「そこにあった覆いをガバッと取り払う」というイメージから、「発見する」という意味を表しています!

 

他にも、以下のように「 dis- 」が持つ「離す・別々に」のイメージが生きてる単語はたくさんありますよ!

distribute(分配する) ⇒ 「dis(別々に)」+「tribute(与える)」= 各人に別々に分け与える
disappear(見えなくなる) ⇒ 「dis(否定)」+「appear(現れる)」= 現れるの反対、つまり消え去る
divorce(離婚) ⇒ 実はこれも「dis-」の変形で、道を「別々に」分かつイメージから来ています

”crimin”は「区別する・罪に問う」を意味するパーツ

”crimin”はラテン語で「区別する・ふるい分ける」を意味する言葉が語源です。物事をしっかりとふるい分けて「善悪を区別する」という意味になり、そこから転じて「法律や道徳に違反しているとして罪に問う」という強いニュアンスを持つようになりました。

 

 
コダック
例えば身近な”criminal”という単語は「crimin(罪に問う)」+「-al(〜の性質を持つ人)」の2パーツで構成されており、

社会的な善悪のふるいによって罪を確定された人(=「犯罪者」「犯人」)を表しています。

 

”crimin”というパーツが使われている他の重要単語もセットで網羅しておきましょう!

crime(犯罪) ⇒ 社会の規範から「ふるい分けられた」悪い行いそのもの
incriminate(罪を着せる・告発する) ⇒ 「in(中へ)」+「crimin(罪)」= 相手を罪の中に引きずり込む

 

”-ation”は「〜すること(名詞化)」を意味するパーツ

”-ation”は、動詞の後ろにくっつくことで、その動作や状態を「〜すること」という抽象的な名詞の形へと変化させる接尾辞(お尻につくパーツ)です。これがあることで、単なるアクションが「ひとつの概念や制度」として扱えるようになります。

 

 
コダック
例えば”information”という単語は「inform(知らせる・通知する)」+「-ation(こと)」の2パーツで構成されており、

人から人へ知らせる行為や内容そのもの(=「情報」)を表す名詞になっています!

 

日常英会話でもビジネスでも非常によく見かけるパーツですので、以下の単語の構造も意識してみてくださいね。

communication(伝達・通信) ⇒ 「communicate(意思を通じ合わせる)」+「-ation(こと)」
imagination(想像力) ⇒ 「imagine(心に思い描く)」+「-ation(こと)」
organization(組織・団体) ⇒ 「organize(組織化する・まとめる)」+「-ation(こと)」

 

このように、「dis-(別々に)」+「crimin(区別する)」+「-ation(こと)」が合体することで、ただ分けるだけでなく「しっかりと善悪や違いを見分けて、別々の概念やグループにふるい分けること」という“discrimination”の深いコアイメージが完成するわけです!

”discrimination”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”discrimination”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”discrimination”は「dis-(別々に)」+「crimin(区別する)」+「-ation(こと)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「物事の違いを見分けて、はっきりと線を引いて分けること」
⇒”discrimination”=「差別」「区別・識別」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「〜への差別」と言いたいときは discrimination against ~ を使う。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」