【語源も分かって、忘れない】英単語「deserve」の意味と使い方・覚え方・文法解説【完全に(de)役立つ(serv)】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つです。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語「deserve」の意味や使い方、似た意味を持つ「worth」との違い、さらには語源や構成パーツまで、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”deserve”

「強意(de)」+「役に立つ・仕える(serv)」の2パーツで構成されている単語で、「完全に役に立つ」のイメージを持ちます。

良い意味でも悪い意味でも、その人が受け取る結果にふさわしいと同価値であることを表し、”deserve”=「〜に値する」「〜して当然だ」の意味を持ちますよ!

 

”deserve”の意味と使い方!コアイメージは「完全に役に立つ」

deserveの意味と使い方

”deserve(発音:dizə’ːrv/ディザァヴ)”は「値する」「〜を受けるに足る」という意味を持つ動詞です。

「強意(de)」+「役に立つ・仕える(serv)」の2パーツで構成されており、「完全に役に立つ」⇒「それだけの価値がある」というイメージから派生しています。

 

 
コダック

”deserve”の面白いところは、人や物・事などが結果と同価値であることを表す際、「良い意味」でも「悪い意味」でも使われる点です!

 

 
「良い意味」でも「悪い意味」でも?

賞賛を受ける時だけじゃなくて、罰を受けるときも”deserve”を使うってこと??

 

 
コダック
その通り!”deserve”は賞罰どちらにも使われます。

たとえば日常会話で超頻出のフレーズ”You deserve it.”は文脈によって意味が180度変わります。

●頑張ったね!それだけの価値が君にはあるよ⇒賞賛(おめでとう!)
●悪いことをしたんだから、ひどい目にあって当然だよ⇒罰(自業自得だね)

相手のこれまでの「行い」に対して、今の「結果」がふさわしい時に使います!

 

【例文で使い方をチェック!】

●良い意味での “deserve”(賞賛・ふさわしい)
Congratulations on your promotion! You deserve it.
(昇進おめでとう!君にはその価値があるよ=努力が報われたね)

I think we deserve a rest.
(私たちは休憩をとって当然だと思う=十分働いたから休もう)

●悪い意味での “deserve”(罰・自業自得)
He didn’t study at all. He deserves to fail.
(彼は全く勉強しなかった。落ちて当然だ。)

I don’t deserve this.
(私にこんなひどい目に遭う筋合いはない。/ または謙遜して「私にはもったいないです」)

 

deserve(動詞・他動詞)
①(人や行いなどが)値する、ふさわしい
②~して当然である

※関連語
deserved(形容詞)
①受けて当然の、相応の

deservedly(副詞)
①当然、正当に

deserving(形容詞)
①援助に値する
②値する

deservingly(副詞)
①ふさわしく、当然

A person who steals deserves punishment.
盗みを働くものは罰せられて当然だ

She deserves to succeed
彼女なら成功してもおかしくない

The boy deserves getting credit for what he did.
その少年は彼がなしえたことに対して賞賛されて当然だ。

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”deserve”と”worth”の違い

 
あっ、そういえば”worth”でも「~に値する」って表現は出来たよね?

”deserve”と”worth”って言い換えは可能なの?

 
 
コダック
そうですね。”worth”は前置詞(または形容詞)なので”be worth”の形にすれば「〜の価値がある」と言い換えることができる場面もあります。

ただし、両者には明確なニュアンスの違いがあります!

 

worth(前置詞・形容詞)
①(金銭的に)~の値打ちのある
②~に値する、~の価値がある
③~の財産を所有して

”deserve” は「その人の**行為や性質**が、ある結果(賞罰)を受けるに値する」というニュアンスです。
一方で、”worth” は客観的な価値(特に金銭的な価値)を表すことが多く、資産価値金額などを表す場合は”worth”が使われます。

「この絵は200万ドルの価値がある」は”This painting is worth two million dollars.”と表現しますが、これを”This painting deserves two million dollars.”と言うと、「この絵(の行い)は200万ドルの報酬をもらって当然だ」のような不自然な響きになってしまいます。

 

ちなみに金銭的な価値を表す時に「人」が主語である場合は訳し方に注意が必要です。

「人 be worth ~(金額)」の表現は「人が~の価値の財産を保有して」の意味になることが多いです。

 

 
コダック
「人 be worth ~」で「人が~に値する」の意味でも使えますが(例:You are worth it.=君にはその価値があるよ)、

人の「行いに対する評価」として言いたい場合は”deserve”を使うほうが一般的です。

 

 

例えば”She is worth two million dollars.”は、「彼女には200万ドルの財産がある」の意味になります。

 

 
コダック
「彼女(の保有する財産・資産)」が「200万ドル」に値する、というわけですね。

 

”deserve”の文法・語法!動詞を続けるときの「能動・受動」の罠

deserveの文法と語法

“deserve”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや文法問題で最も狙われやすい「超重要な文法ルール」を解説します!

 

“deserve” の後ろに「〜するに値する」「〜されて当然だ」と動詞のアクションを続けたい場合、後ろの形は以下の2つのパターンになりますが、ここに英語の面白い罠が潜んでいます。

 

① deserve to do 〜(不定詞:能動)
⇒ 〜するに値する(主語自らが何かをする場合)

② deserve to be done 〜(不定詞:受動) / deserve doing 〜(動名詞:能動の形で受動の意味)
⇒ 〜されるに値する・〜されて当然だ(主語が何かをされる場合)

 

 
えっ!? ②の動名詞のところ、“deserve doing” って能動の形なのに、意味は「〜される(受動)」になっちゃうの!?

 

 
コダック
そうなんです!ここが試験でも最高頻度で狙われる最大の罠です!

普通、英語で「〜される」と言えば “be + 過去分詞” の受動態をイメージしますよね。もちろん “deserve to be punished(罰せられて当然だ)” のように、不定詞を使う場合はきっちり受動態の形にする必要があります。

ところが、動名詞(-ing)を使う場合に限り、 “deserve punishing” と「能動の形のままで『罰せられるに値する』という受動の意味」になるという特殊なルールがあるんです!これは “need doing” や “want doing” などにも見られる、非常に珍しい語法なんですよ。

 

実際の例文で、それぞれの使われ方のパターンと形を比較してみましょう!

① 能動(〜するに値する)の例文
He deserves to win the game.
(彼はその試合に**勝つに値する**。※彼自身が勝つので、通常の to do の形)

② 受動(〜されるに値する:不定詞パターン)の例文
His brave action deserves to be remembered.
(彼の勇敢な行動は**記憶されるに値する**。※行動が記憶「される」ので to be done の形)

③ 受動(〜されるに値する:動名詞パターンの罠!)の例文
This novel deserves reading.
(この小説は**読まれる価値がある**。※能動の reading のままで「読まれる」という受動の意味になる)

 

「〜されるに値する」と言いたいとき、「不定詞なら to be done」「動名詞ならただの doing」というルールを頭の引き出しに入れておくだけで、TOEICのパート5(短文穴埋め問題)や記述模試の英作文でも失点を防ぎ、自信を持ってカチッとした綺麗な英文が書けるようになりますよ!

 

”deserve”の語源はラテン語の”deservire(貢献する・熱心に役立つ)”

deserveの語源

”deserve”の語源についても確認していきましょう。

”deserve”の語源はラテン語で「貢献する」「熱心に役立つ」を意味する”deservire”という単語です。

 

オックスフォード英英辞典には”deserve”の起源について、下記の記載があります。

Origin
Middle English from Old French deservir, from Latin deservire ‘serve well or zealously’.

※参考・引用「LEXICO

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

ラテン語の”deservire(貢献する、または熱心に役立つ)”が、古フランス語の”deservir”を経由して中期英語として発祥した。

 

 
コダック
”deserve”の「完全に役に立つ(=価値がある)」のイメージは語源からもわかりますね!
 

構成パーツから覚える”deserve”:「de(完全に)」+「serv(仕える)」

deserveの構成パーツ
ここからは構成パーツの面から”deserve”を覚えていきましょう。
”deserve”の構成パーツは「de」+「serv」の2つです。

 

次から各パーツについて紹介していきます。

”de-”は「下降」「分離」「否定」「強意」「悪化」を表すパーツ

”de-”は「下降」「分離」「否定」「強意」「悪化」などを表す接頭辞です。

”deserve”の”de-”は「強意」の意味で、「徹底的に」や「完全に」を表していますが、他にも多くの意味を持つ便利なパーツです。

 

例えば以前紹介した”devastate”は「強意(de)」+「荒らす(vast)」+「動詞語尾(ate)」の3パーツで出来ている単語です。

 
コダック
”devastate”は「徹底的に荒らす」ことがコアイメージで、”devastate”「荒廃させる」「打ちのめす」の意味を持ちます。
 
 
ん?「荒廃させる」は分かるけど…
「打ちのめす」……??
 
コダック
”devastate”は何を荒らすかによって訳語が変わります。
「人の心」を徹底的に荒らす「(精神的に)打ちのめす」というわけですね!

 

他の”de”を使用する単語についても以下で紹介しています。

”serv”は「仕える」「役に立つ」を意味するパーツ

”serv”は「仕える」「役に立つ」「保つ」などを意味する語根パーツです。

 

このパーツを使用する単語は他に、下記のものを紹介しています。

単語一覧 ※タップ・クリックで展開
desert
(名詞)
①砂漠
②不毛の地、不毛の時代
(形容詞)
①砂漠の、砂漠に生息する
②人の住まない、寂しい

deserve(動詞・他動詞)
①(人や行いなどが)値する、ふさわしい
②~して当然である

deserved(形容詞)
①受けて当然の、相応の

deservedly(副詞)
①当然、正当に

deserving(形容詞)
①援助に値する
②値する

deservingly(副詞)
①ふさわしく、当然

dessert(名詞)
①デザート

disserve
(名詞)
①ひどい仕打ち、あだ
(動詞・他動詞)
①批判する、酷評する

serf(名詞)
①農奴

servant(名詞)
①使用人、召使い
②(神・芸術・国民などへの)奉仕者
③公務員、職員
④支配されるもの
⑤役に立つもの

serve
(動詞・他動詞)
①(食事を)出す
②(人数)分である
③応対する
④役に立つ、~にかなう
⑤必要を満たす
⑥供給する
⑦~の為に働く、仕える
⑦務める
(動詞・自動詞)
①役立つ、効果がある
②勤務する

server(名詞)
①サーバー、データ集配信装置
②サーブをする人、サーバー
③大皿、盆

service(名詞)
①公益事業
②官公庁業務
③サービス業
④接客、応対
⑤奉仕、貢献
⑥点検
⑦業務
⑧兵役、群
⑨礼拝
⑩(バスや列車の)便

servile(形容詞)
①卑屈な、こびへつらう
②追従的な、自主性のない
③奴隷の

servility(名詞)
①卑屈

servitude(名詞)
①奴隷の境遇、隷属
②強制労働

subservience(名詞)
①追従、おべっか
②従属状態

subservient(形容詞)
①言いなりになる、追従的な
②従属する

 

まとめ:”deserve”の意味と語源・覚え方

まとめ

”deserve”の意味と覚え方についてのまとめです。

 

●”deserve”は「値する」「〜して当然だ」を意味する動詞
⇒「強意(de)」+「役に立つ・仕える(serv)」の2パーツで構成されている
⇒「完全に役に立つ」のイメージを持つ
⇒良い意味でも悪い意味でも、行いと結果が同価値であることを表す。
⇒金銭的・客観的な価値を表す”worth”とは使い分けに注意!

●”deserve”の語源はラテン語で「貢献する」「熱心に役立つ」を意味する”deservire”

 
 
コダック
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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」