declare コアイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「declare」の意味と使い方・覚え方・文法解説【de-(完全に)+clar-(明らかにする)=曖昧なものを最後の最後まで完全に明らかにする】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”declare”

「de-(完全に・徹底的に)」+「clar-(明らかにする)」のパーツで構成されている単語です。

曖昧なものを最後の最後まで完全に明らかにするがコアイメージで、“declare“=「宣言する、公表する」「(税関などで)申告する、表明する」の意味を持ちますよ!

 

”declare”の意味と使い方 コアイメージは「曖昧なものを最後の最後まで完全に明らかにする」

declare コアイメージ図

”declare(発音:diklέər/ディクレア【動詞】)”は「宣言する、公表する」「申告する」の意味を持つ単語です。

「de-(完全に・徹底的に)」+「clar-(明らかにする)」のパーツで構成されている単語で、「曖昧なものを最後の最後まで完全に明らかにする」がコアイメージです。

 

 
コダック
これまではっきりしていなかった方針や、隠されていた事実について、徹底的に(de-)光を当ててクリアに明らかにする(clar-)こと。

そこから、国家や組織が公式な立場を社会に向けてはっきりと「「宣言する・公表する」」ことや、空港の税関などで持ち込み品をクリアにリストアップして「申告する」のが”declare”なわけですね!

 

”declare”は動詞として、歴史的なニュースで「戦争を宣言する(declare war)」や、ビジネスにおいて「配当を公表する」というフォーマルな文脈でよく使われます。また、海外旅行の際に空港で「申告するものはありますか?(Do you have anything to declare?)」と言われるときの定番の単語でもあります。

 

 
「宣言する」や「申告する」??
 
コダック
独立運動をしている国が、最初はまだ立場が曖昧な状態(グレーゾーン)だとします。それを「私たちは1つの独立国である!」と世界に向けて、徹底的に不純物のない『クリア(clar-)』な事実にするために公式発表する、これこそが『独立を宣言する(declare independence)』です。
税関の申告も、カバンの中身を「グレー」にせず、すべて「透明(クリア)」にして税関職員に見せることですね。

 

このように”モヤモヤしていたものを、誰の目にも明らかな状態にして外へアナウンスする”という意味から、国家間の重要な決定から、個人の意思表明にいたるまで広く使用されます。

例文

・The country declared independence in 1776.
(その国は1776年に独立を宣言した。)
・You must declare all luxury goods at customs.
(税関ではすべての高級品を申告しなければならない。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”declare”の関連語①:「発表する・公表する」を意味する単語”announce/proclaim”

 
コダック
せっかく”declare”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”announce”や”proclaim”なども「公表する、宣言する」を意味する単語ですよ!

 

”declare”の類義語
⇒「公表する」の意味を持つ単語”announce/proclaim”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

declare ⇒「事実や法的な立場、自分の意志を周囲にクリアに明らかにする」だから(公的な)宣言・表明
announce ⇒「新しい情報や決定事項を、大勢の人へ向けて声(nuntius)で知らせる」だから(ニュース等の)アナウンス・通知
proclaim ⇒「国家や大統領が、重要な法律や真実を前を向いて大声で叫ぶ」だから(歴史的な)布告・厳粛な宣言

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”declare/announce/proclaim”のイメージの違い

●declare a winner
「(審判や法的な権利を持つ人が、はっきりと)勝者を宣言する」
⇒ グレーだった勝負の結果を、完全に白黒クリアにするイメージ

●announce a marriage
「(自分たちの結婚という新しいニュースをみんなに)結婚を発表する」
⇒ スピーカーを使って周りの人に情報を広く届けるイメージ

●proclaim a state of emergency
「(政府が歴史的な決定として公に)緊急事態を布告する」
⇒ 絶対的な権力を持って、公式に国の重大な方針を叫び伝えるイメージ

 

”declare”の関連語②:「表明する」を意味する単語”state/express”

 
コダック
せっかく”declare”の持つ「はっきりと自分の意見を言う」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”declare”の類義語
⇒「表明する」の意味を持つ単語”state/express”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

declare ⇒「曖昧さを一切残さず、決然とした態度で周囲に事実を明らかにする」だから断言・明言する
state ⇒「感情を入れず、公式な報告書(status)のように筋道立ててきっちり述べる」だから(公式に)述べる、陳述する
express ⇒「心の中のモヤモヤした感情や思いを、外(ex-)に向かって搾り出す」だから(感情を)表現する、表す

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”declare/state/express”のイメージの違い

●declare one’s intention
「(誰もが納得する強い意志で)自分の意図を明言する。」
⇒ 自分のスタンスを周囲に100%クリアに提示するイメージ

●state facts clearly
「(主観を交えず、客観的に)事実を明確に述べる。」
⇒ かっちりとした公式文書のように言葉を配置するイメージ

●express gratitude
「(心の中にある温かい感謝の思いを外へ出して)感謝の意を表す。」
⇒ 内側にあるエモーションを言葉や態度に翻訳して放出するイメージ

 

 

”declare”の文法・語法 実戦やニュースで必須となる2つの王道パターン


“declare”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際の試験やニュース読解で絶対に外せない「文法・語法上のルール」を解説します!

 

“declare”を使って「〜だと宣言する」と表現するときは、以下の2つの定番パターンを押さえておくのがポイントですよ!

 

① declare that 〜(主語+動詞)
⇒ 〜ということを(公式に)宣言する・公表する

② declare A (to be) B
⇒ A(人・物)が B(状態・勝者など)であると宣言する・認める

 

 
コダック
基本となる①の “declare that 〜” は、大統領の記者会見や公式文書などで「〜という事実をクリアに世界へ表明する」と言いたいときの鉄板の形です!

 

 
②の「declare A B」は、関連語の例文にあった『勝者を宣言する(declare a winner)』みたいな形のこと?

 

 
コダック
それも近いですが、②は第5文型(SVOC)の形で、例えば「彼(A)を勝者(B)だと宣言する(declare him the winner)」のように使います!

本来は “declare him to be the winner” という形なのですが、この “to be” は省略されて「名詞 + 名詞」や「名詞 + 形容詞」の並びになることが多いので、文法問題や長文読解のときに見落とさないようにするのがコツですよ!

 

実際の例文で、それぞれの文法パターンの形を確認してみましょう!

① declare that 〜(〜ということを宣言する)の例文
The government declared that the state of emergency was over.
(政府は緊急事態宣言が終了したことを**公式に宣言した**。)

② declare A (to be) B(AをBと宣言する)の例文
The court declared him innocent.
(裁判所は彼を**無罪であると宣言した[判決を下した]**。※him[A]のあとに形容詞の innocent[B]がそのまま続いている形)

 

単に「declare = 宣言する」と訳語を覚えるだけでなく、後ろに「that節」を置いたり、「A = Bだと白黒クリアに宣言する(第5文型)」というパターンの決まりを知っておくと、TOEICの文法問題で迷わなくなるだけでなく、ニュース英語もスラスラ読めるようになりますよ!

 

”declare”の語源はラテン語「dēclārāre」 意味は「公表する、明らかにする、暴露する」

 

”declare”の語源についても、確認していきましょう。

”declare”の語源はラテン語の”dēclārāre(デークラーラーレ)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”declare”の起源について、下記の記載があります。

Origin of declare
First recorded in 1275–1325; Middle English declaren, from Latin dēclārāre “to announce, make evident, reveal,” from dē- de- + clārāre “to make clear” (from clārus clear )

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”declare”はラテン語から中期英語を経由して発祥している模様。

 

”declare”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「dē-(完全に、徹底的に “de-”)」+「clārāre(はっきりさせる “to make clear” ※語源は clārus「クリアな “clear”」)」

●ラテン語「dēclārāre(アナウンスする “to announce”、明白にする “make evident”、暴露する “reveal”)」

●13世紀後半〜14世紀初頭(1275〜1325年頃)に、中期英語(Middle English)の「declaren」として定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの案内にも美しく書かれている通り、この単語は接頭辞の「dē-(完全に)」に、「clārus(澄み切った、明るい)」からできた動詞「clārāre」がドッキングした(equivalent to)成り立ちです。案内の一番最後に **from clārus clear** とあるのが大ヒントで、私たちのよく知る「clear(透明な、はっきりした)」や、難しい状況をクリアにする「clarify(明確にする)」とは完全に同じ血液が流れている言葉なんですよ!

 

 

構成パーツで覚える”declare” 「de-」+「clar-」

 

ここからは構成パーツの面から”declare”について覚えていきましょう

”declare”の構成パーツは「de-(完全に、徹底的に)」+「clar-(明らかにする、明るくする)」のパーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“de-“は「完全に、徹底的に」を意味するパーツ

”de-”は、「下へ(down)」や「離れて(away)」という意味が基本ですが、動詞の頭にくっつくときは「最後の最後まで、徹底的に、完全に」という強い強調のニュアンスを持ちます。

 

 
コダック
例えば”complēre(満たす)”という動詞の頭に「de-(完全に・徹底的に)」がくっついた後、英語として変化した”accomplish”という単語は、計画の器を最後の1滴まで完全に満たしきる(=「成し遂げる、達成する」)を表しています。

 

 

その他にdeceive(正しいルートから完全に引き離して掴む→だます)、demonstrate(徹底的に人に見せて示す→実証する、デモをする)なども”de-”を使用する単語です。

 

”clar-”は「明らかにする、明るくする」を意味するパーツ

”clar-”は、ラテン語の clārus(澄み切った、輝いている、はっきりした)に由来し、モヤがかかった暗闇に光を差し込ませて透明にするイメージを持つ定番のパーツです。

 

 
コダック
例えば”clarify”という単語は「clar(クリアにする)」+「-fy(〜化する・動詞語尾)」で構成されており、複雑でもつれた話をスッキリ分かりやすくする(=「明確にする、はっきりさせる」)を表しています。

 

 

その他にclear(はっきりした、透明な)、clarity(名詞:明晰さ、透明度)なども”clar-”を使用する単語です。

 

”declare”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”declare”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”declare”は「de-(完全に)」+「clar-(明らかにする)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「曖昧なものを最後の最後まで完全に明らかにする」
⇒”declare”=「宣言する、公表する」「(税関などで)申告する、表明する」の意味

●「周囲のモヤモヤした霧を吹き飛ばして、100%『クリア(clar)』な状態を完全に(de)作り出す」というコアがあるからこそ、自分の立場や国の決意を世間に公式発表する「宣言する」という意味にブレなく繋がります。見た目も根っこもそっくりな双子の仲間である「clear(透明な)」や「clarify(明確にする)」と一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、単に口頭で新しいニュースを伝えるだけのアナウンサーの「announce」とは違い、「declare」が『これまでのグレーゾーンを終わらせて、確固たる透明な事実をドカンと表明する!』という強い決意(make evident)を伴う「宣言する」である理由が、元を辿れば『徹底的にクリアにする』というラテン語のまっすぐなイメージからきているのがよく分かりますよね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
 
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」