「con-(一緒に)」+「ven-(来る)」+「-tion(名詞にするパーツ)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「みんなで1箇所に集まる」がコアイメージで、“convention“=「慣習・しきたり」「大会・会議」の意味を持ちますよ!
”convention”の意味と使い方 コアイメージは「みんなで1箇所に集まる」
”convention(発音:kənvénʃən / カンヴェンション)”は「慣習、しきたり」「大会、代表会議」の意味を持つ単語です。
「con-(一緒に)」+「ven-(来る)」+「-tion(名詞化)」の3つのパーツで構成されている単語で、「みんなで1箇所に集まる」がコアイメージです。
みんなが集まって「これが定番だよね」と合意していること=”社会的な慣習・しきたり”なわけですね!

例文
【慣習・しきたり】
● Shaking hands is a social convention.
(握手をすることは社会的な慣習だ。)
● He flouted convention by wearing jeans to the wedding.
(彼は結婚式にジーンズを履いて出席し、しきたりを破った。)【大会・代表会議】
● The annual teachers’ convention will be held in Tokyo.
(年に一度の教員大会が東京で開催される。)※参考・例文引用:南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店
”convention”の関連語①:「慣習・しきたり」を意味する単語”custom/tradition”
例えば”custom”や”tradition”なども「慣習・習慣」を意味する単語ですよ!
⇒「慣習」の意味を持つ単語”custom/tradition”
イメージの違いとしては
convention ⇒「社会的な合意」=暗黙の了解、定番のルール
custom ⇒「特定の習慣」=社会や個人のいつもの習わし
tradition ⇒「歴史的な伝統」=世代を超えて引き継がれたもの
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● convention
Shaking hands is a social convention.
(握手をすることは社会的な慣習[マナー]です。)
⇒ 社会的な定番ルール・暗黙の了解のイメージ
● custom
It is the custom of this country to remove shoes at the entrance.
(玄関で靴を脱ぐのがこの国の習わしです。)
⇒ 特定の地域やグループがいつもやってる習わしのイメージ
● tradition
This traditional festival has been celebrated for over three centuries.
(この伝統的なお祭りは3世紀以上にわたって祝われてきました。)
⇒ 世代を超えてずーっと引き継がれた歴史的なイメージ
”convention”の関連語②:「会議・集まり」を意味する単語”conference/meeting”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「会議」の意味を持つ単語”conference/meeting”
それぞれの表現の違いとしては
convention ⇒「大規模な大会」=政治や業界全体の大きな集まり
conference ⇒「公式な専門会議」=特定のテーマでじっくり話し合う場
meeting ⇒「一般的な打ち合わせ」=少人数から使える気軽な集まり
といったイメージです。
● convention
The international comic convention attracts fans from all over the world.
(その国際コミックコンベンション[大規模大会]には世界中からファンが集まる。)
⇒ 各地から同じ目的の人がドサッと集まる大規模イベントのイメージ
● conference
Doctors gathered for a global conference on lung cancer.
(肺がんに関する世界会議[専門会議]のために医師たちが集まった。)
⇒ 特定の議題を専門的に話し合う硬い会議のイメージ
● meeting
We have a short staff meeting every Monday morning.
(私たちは毎週月曜日の朝に短いスタッフミーティング[打ち合わせ]を行います。)
⇒ 日常的な業務の打ち合わせや小さな集まりのイメージ
”convention”の語法・文法の解説

”convention”を使う上で、おさえておきたい語法・文法のポイントは以下の2つです。
②「大会・会議」の意味では可算名詞(数えられる)になり、a や -s がつく
実際の例文を見ながら、文法的な使われ方を確認してみましょう!
「慣習・しきたり」の例文(不可算名詞)
By convention, the medical conference is held in July every year.
(慣習により、その医学会議は毎年7月に開催される。)He flouted social convention by wearing jeans to the wedding.
(彼は結婚式にジーンズを穿いて出席し、社会的なしきたりを破った。)
次は「大会・会議」として使われる場合の例文です。
「大会・会議」の例文(可算名詞)
The Democratic National Convention will be held next month.
(民主党全国大会は来月開催される。)The city welcomed thousands of teachers attending a 3-day convention.
(その都市は、3日間の大会に参加する数千人の教師たちを歓迎した。)
”convention”の語源から紐解く、「集会」から「慣習」へと意味が広がった理由

”convention”の語源についても、確認していきましょう。
”convention”のルーツはラテン語の「conventiōn-(集まり、合意)」にさかのぼります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”convention”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1375–1425; late Middle English convencio(u)n “formal meeting,” from Middle French convencion “meeting, agreement, covenant,” and Latin conventiōn- (stem of conventiō ) “assembly, agreement,” literally, “a coming together”; see convene, -tion日本語訳:1375〜1425年に初めて記録された。後期中期英語のconvencio(u)n「公式な会議」は、中期フランス語のconvencion「会議、合意、契約」およびラテン語のconventiōn-(conventiōの語幹)「集会、合意」に由来し、文字通りには「一緒に来ること(集まること)」を意味する。convene、-tionを参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”convention”は文字通り「みんなが同じ場所にやって来る(=集会)」というラテン語の表現から出発しています。
そこから中期フランス語、そして英語へと伝わる中で、徐々に意味の広がりを見せていきました。
実は、この意味の広がりには明確な理由があります。
人々が1箇所に「集まる(集会)」と、そこでは何らかの話し合いが行われ、みんなでルールを決めたり「合意」したりしますよね。
そして、その合意されたルールが長い間社会で守られ続けると、やがてそれは当然の「慣習・しきたり」へと変化していきます。
つまり、「①人が集まる」⇒「②合意する」⇒「③定着して慣習になる」という流れが、そのまま”convention”という一つの単語の意味として表れているのです。
● ラテン語:conventiōn-(文字通り「一緒に来ること、集まること」)
↓
● 中期フランス語:convencion(集まった上での「会議、合意、契約」)
↓
● 後期中期英語:convencio(u)n(公式な会議)
↓
● 現在の英語:会議・大会、さらに合意から生まれた「慣習・しきたり」
ちなみに同じ語源を持つ動詞に「convene(招集する、集まる)」があるので、こちらもセットで覚えておくと便利ですよ!
構成パーツで覚える”convention” 「con-」+「ven-」+「-tion」

ここからは構成パーツの面から”convention”について覚えていきましょう。
”convention”の構成パーツは「con-(一緒に)」+「ven-(来る)」+「-tion(名詞にするパーツ)」の3つです。
英単語は、こうした細かいパーツを組み合わせてできていることが多く、パーツごとの意味を知っておくと、初めて見る単語でも意味を推測しやすくなりますよ!
次から各パーツについて詳しく紹介していきます。
“con-“は「一緒に、共に」を意味するパーツ
”con-”は「一緒に、共に(together)」を意味する接頭辞(単語の頭にくっつくパーツ)です。
2つのものを一緒に結びつける(=「接続する、繋ぐ」)を表しています。
他にも、以下のような単語で使われています。
- contemporary(同時代の、現代の):con(共に)+tempor(時間)+ary(〜に関する)=同じ時間を共にする
- concentrate(集中する):con(一緒に)+center(中心)+ate(〜にする)=一緒に中心に集める
このように、”con-”がつく単語は「複数のものが一つに集まる、一緒に行動する」というイメージを持っています。
”ven-”は「来る」を意味するパーツ
”ven-(またはvent)”は「来る(come)」を意味する語根(単語の核となるパーツ)です。
何か悪いことが起きるより前に、先回りしてやって来る(=「〜を防ぐ、阻む」)を表しているんです!
また、みんながよく知っている単語の中にも”ven-”が隠れていますよ。
- event(出来事、イベント):e(外へ)+vent(来る)=外へ出て来るもの、起こること
- invent(発明する):in(中に)+vent(来る)=頭の中に(アイデアが)やって来る
その他の”ven-”を使用する単語についても、下記で紹介しておきますね。
venture(ad(〜へ)+vent(来る)の短縮形=危険を冒して行く⇒冒険、ベンチャー企業)
”-tion”は「名詞にするパーツ」を意味するパーツ
”-tion”は、動詞の後ろにくっついて「〜にすること、〜な状態」という名詞に変える接尾辞(単語のお尻にくっつくパーツ)です。
動くこと(=「行動、おこない」)を表しています。
他にもおなじみの単語がたくさんあります。
- station(駅、配置):stat(立つ)+ion(名詞化)=立つ場所、定位置
- section(部分、区画):sect(切る)+ion(名詞化)=切られた部分
”convention”も、「convene(集まる・招集する)」という動詞に”-tion”がついて名詞化した形なんですよ!
”convention”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”convention”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「みんなで1箇所に集まる」
⇒”convention”=「社会的な慣習、しきたり」「大会、代表会議」の意味
●語法・文法のポイント
⇒社会的ルールや定番を指すときは不可算名詞(数えられない)として使われることが多く、個々の具体的な大会や規約を指すときは可算名詞(数えられる)になります。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
