「con-(共に)」+「tempor(時間)」+「-ary(〜の)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「同じ時間を共有している」がコアイメージで、“contemporary“=「現代の」「同時代の」の意味を持ちますよ!
”contemporary”の意味と使い方 コアイメージは「同じ時間を共有している」
”contemporary(発音:kəntémpərèri(カンテンポラリィ))”は「現代の」「同時代の」の意味を持つ単語です。
「con-(共に)」+「tempor(時間)」+「-ary(〜の)」の3パーツで構成されている単語で、「同じ時間を共有している」がコアイメージです。
① 今の私たちと「同じ時間を共有している」⇒ 「現代の」
② 過去の特定の歴史や人と「同じ時間を共有している」⇒ 「同時代の」
根本にあるイメージはまったく同じなんですね!
また、”contemporary”は単に「古いか新しいか」だけではなく、「その時代の流行を取り入れた、今まさにリアルタイムで進行していること」を表します。そのため、ここから転じて「今っぽくて洗練されている」というポジティブなニュアンスで使われることも多いです。
現代アートは”contemporary art”と表現します。
伝統にとらわれない最先端というイメージです!

例文
He is interested in contemporary music.
(彼は現代音楽に興味がある。)This gallery exhibits contemporary art pieces.
(このギャラリーは現代アートの作品を展示している。)The two events were contemporary with each other.
(その2つの出来事は互いに同時代に起きた=同時に起きた。)※参考・一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”contemporary”の関連語①:「現代の・最近の」を意味する単語”modern/current”
例えば”modern”や”current”なども「現代の・最近の」を意味する単語ですよ!
⇒「現代の・最近の」の意味を持つ単語”modern/current”
イメージの違いとしては
contemporary ⇒「今まさにこの瞬間、リアルタイムで同時代的な」=今っぽく洗練されたイメージ
modern ⇒「過去(古代や中世)と対比した、歴史的な意味での近代・現代」=古くはない、新しいイメージ
current ⇒「今まさに流れている、現時点での」=時事的な、現在の情勢に近いイメージ
といった感じです!
それぞれのイメージの違いを、具体的な例文を見ながら確認してみましょう!
● **contemporary**(今っぽく洗練されたリアルタイムなイメージ)
I prefer contemporary furniture designs.
「私は現代風の(今っぽい洗練された)家具のデザインが好きだ。」
● **modern**(歴史的な区切りとしての「新しさ」、古くないイメージ)
We are studying modern history in our class.
「私たちは授業で近代史・現代史を学んでいる。」
● **current**(ニュースのように、現時点でまさに流れている世の中のイメージ)
It is important to check current events every day.
「毎日、時事問題(最近の出来事)をチェックすることは重要だ。」
”contemporary”の関連語②:「同世代の・同時代の人」を意味する単語”peer/coeval”
「同じ時代・同じ立場」を共有する仲間たちの表現も、一緒にマスターしちゃいましょう!
⇒「同世代・同じ立場の人」の意味を持つ単語”peer/coeval”
それぞれの表現の違いとしては
contemporary ⇒「歴史的な視点で、同じ時代を生きた人や物」=夏目漱石と森鴎外のような関係
peer ⇒「年齢や能力、社会的地位が同じ仲間」=学校の同級生や仕事の同僚
coeval ⇒「始まりの時期や年齢が完全に一致しているもの」=樹齢が同じ木々や、同時期にできた国など(やや堅い表現)
といったイメージです。
● **He was a contemporary of Shakespeare.**
「彼はシェイクスピアと同時代の人だった」
⇒ 歴史の年表上で、同じ時代を一緒に生きていた人というイメージ
● **She is popular among her peers.**
「彼女は同僚(同級生・仲間)の間で人気がある」
⇒ 年齢や立場が同じで、お互いに影響を与え合う「対等な仲間」というイメージ
● **The two kingdoms were coeval.**
「その2つの王国は同時代に誕生した(同じ歴史の長さを生きた)」
⇒ 始まったタイミングが同じで、同じ期間を並行して存在しているイメージ(主に対象が「物や国・組織」などになります)
”contemporary”の語源は後期ラテン語!由来は「同じ時間を共にする」

単語の成り立ちをより深く理解するために、”contemporary”の語源についても確認していきましょう。
”contemporary”の語源は後期ラテン語の「contemporārius」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”contemporary”の起源について下記の記載があります。
Origin of contemporary
First recorded in 1625–35; from Late Latin contemporārius, equivalent to Latin con- con- ( def. ) + tempor- (stem of tempus “time”; cf. temporal 1 ( def. )) + -ārius -ary ( def. )日本語訳:1625〜35年に初めて記録された。後期ラテン語の「contemporārius」に由来し、これはラテン語の「con-(共に)」+「tempor-(tempus “時間”の語幹)」+「-ārius(-ary “〜の”)」と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”contemporary”は17世紀前半(1625〜35年頃)に初めて英語として記録された単語です。
もともとは古代ローマで使われていたラテン語の「con-(共に)」と「tempus(時間)」という言葉があり、それが後期ラテン語の時代に組み合わさって「contemporārius」という形容詞が生まれました。
ルネサンス期以降、英語がラテン語から多くの言葉を借り入れて語彙を豊かにしていった時代背景の中で、この言葉も英語の”contemporary”として定着していった歴史があります。
● ラテン語の「tempus(時間)」や「con-(共に)」という概念がベースとして存在
↓
● 後期ラテン語でこれらが組み合わさり、「contemporārius(同じ時間を共にする)」という言葉が生まれる
↓
● 17世紀前半(1625–35年頃)に英語の語彙として「contemporary」が初めて記録され、現代に至る
語源に登場したラテン語の「tempus」は、現在でも「tempor」という形に姿を変えて、英語の様々な単語に「時間」のエッセンスを与えていますよ!
構成パーツで覚える”contemporary” 「con-」+「tempor」+「-ary」

ここからは、単語を細かく分解して覚える「構成パーツ(語源)」の面から”contemporary”を深掘りしていきましょう!
”contemporary”は、「con-(共に)」+「tempor(時間)」+「-ary(〜の)」という3つのパーツが組み合わさってできた単語です。
それぞれのパーツが持つ役割や、同じパーツを使った他の英単語をあわせて見ていくと、イメージが湧きやすくなって記憶の定着率がグッと上がりますよ!
“con-“は「共に」を意味する接頭辞(パーツ)
”con-”は、単語の頭について「共に(together)」や「完全に(completely)」という意味をプラスするパーツ(接頭辞)です。
実はこの”con-”、後ろに続くアルファベットの「音」に合わせて、次のように形を変える(同化する)という面白い特徴があります。
・com- : 後ろが b, p, m のとき(例:combine 結合する / compose 構成する)
・col- : 後ろが l のとき(例:collect 集める / colleague 同僚)
・cor- : 後ろが r のとき(例:correct 訂正する / correspond 一致する)
・co- : 後ろが母音や h のとき(例:cooperate 協力する / coexist 共存する)
バラバラのものを「共に結びつける」から、「繋ぐ、接続する」という意味になるわけですね!
他にも、cooperate(co-:共に + operate:働く = 協力する)や、combine(com-:共に + bi-:2つを = 結合させる)など、日常会話でよく使う単語にもこのパーツがたくさん隠れています。
”tempor”は「時間」を意味する語根(パーツ)
”tempor”は、単語の核となる「時間(time)」の意味を持つパーツ(語根)です。これはラテン語で時間を意味する「tempus」が元になっています。
「限られた、ごく短い時間だけの」というニュアンスから、「一時的な、仮の」という意味になるんですよ!
「時間」に関する”tempor”を使った仲間たちも、一緒にまとめて覚えちゃいましょう!
”-ary”は「〜の」「〜に関するもの」を意味する接尾辞(パーツ)
”-ary”は、単語の末尾について「〜の、〜に関する(形容詞をつくる)」、または「〜の場所、〜の物、〜の人(名詞をつくる)」という役割を持つパーツ(接尾辞)です。
「いつもの順序通りの、いつも通りの」ということから、「普通の、並の」という意味になります。
また、このパーツは「〜に関するもの・場所」という名詞を作ることも得意です。語源のストーリーが面白い代表的な単語を2つ紹介しますね!
語根の「sal」は「塩(salt)」を意味します。古代ローマの兵士が塩を買うための手当て(塩に関するもの)を支給されていたことが、現在の「給料」の語源になりました。
・dictionary(辞書):
「diction(言葉)」+「-ary(〜の場所・物)」で、まさに「言葉がたくさん集められた場所(本)」という意味から「辞書」になりました。
”contemporary”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”contemporary”の意味と覚え方のまとめです!
「con-(共に)」 + 「tempor(時間)」 + 「-ary(〜の)」
⇒ コアイメージは「同じ時間を共有している」
⇒ そこから派生して、「現代の」「同時代の」という意味になります。
● 語法・文法のチェックポイント
形容詞だけでなく、名詞として使われる場合は「同時代の人、同世代の人」という意味になります。論文やニュースなどでは複数形(contemporaries)の形でもよく登場するので押さえておきましょう!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!