「com-(共に)」+「par(等しい)」+「-able(できる)」の3パーツで構成されている単語です。
「肩を並べられる」がコアイメージで、“comparable”=「匹敵する」「同等の」の意味を持ちますよ!
英単語”comparable”の意味と使い方|コアイメージは「肩を並べられる」
”comparable(発音:kɑ́mpərəbl/カンパラブル【形容詞】)”は「匹敵する」「同等の」「比較できる」の意味を持つ単語です。
「com-(共に)」+「par(等しい)」+「-able(できる)」の3パーツで構成されており、「肩を並べられる」がコアイメージとなります。
つまり、一方の価値や規模が、もう一方と「肩を並べられる(=匹敵する)」状態なわけですね!
”comparable”は、ビジネスにおける売上比較、製品の性能、個人の能力を語る文脈などで、「〜と同等の規模(a comparable size)」や「〜に匹敵する品質(a quality comparable to…)」のように広く使われます。
単に「比べることが可能だ」という意味を超えて、「レベルや価値が同じくらい高いので、十分に比較の対象になる(負けていない)」というニュアンスを含みます。
このように”価値や性質が同じレベルにあり、対等に比較できる”という意味から、経済の統計データ比較、製品のスペック比較、日常の能力評価にいたるまで幅広く使用されます。
例文
・The two products are comparable in quality.
(その2つの製品は品質の点で同等である[匹敵する]。)
・A car is not comparable with a bicycle.
(自動車は自転車とは比較にならない[肩を並べられない]。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”comparable”の語法・文法|定番フレーズと発音の罠

1. 最重要フレーズ! “be comparable to / with A” の違いと例文
「Aに匹敵する」「Aと同等である」と言いたいときは、後ろに前置詞の **to** または **with** を伴って表現します。
基本的にはどちらを使っても大きな問題はありませんが、厳密には以下のようなニュアンスの違いがあります。
- comparable to A:「Aに匹敵する、Aと同等である」
⇒「同等であること(=肩を並べること)」に焦点が当たりやすく、価値やレベルが同じくらい高いことを表します。 - comparable with A:「Aと比較できる」
⇒「対等に比較できること(比較対象として妥当であること)」というニュアンスがやや強くなります。
・His achievements are comparable to those of a seasoned professional.
(彼の業績は、経験豊富なプロの業績に匹敵する。)
・The prices here are comparable to what you would pay in Tokyo.
(ここの物価は、東京で払う金額と同等だ。)
・This year’s sales are not comparable with last year’s due to the pandemic.
(パンデミックの影響で、今年の売上は昨年のものと比較できない。)
2. 発音に注意!動詞 compare とアクセントの位置が変わる!
動詞の ”compare(コンペァ)” は後ろにアクセントが来ますが、形容詞の ”comparable” になると、一番最初の “コ” にアクセントが移動して ”カァンパラブル(kɑ́mpərəbl)” のような発音になります。
リスニングやスピーキングで非常によく間違えやすいポイントなので、「コンパラブル」や「コンペアブル」と読まないように注意しましょう!
”comparable”の類義語|「similar」「identical」との違いと使い分け

例えば”similar”や”identical”なども「似ている、同じ」を意味する単語ですよ!
⇒「同等・類似」の意味を持つ単語”similar/identical”
イメージの違いとしては以下のようになります。
comparable⇒「価値や規模、質などの『レベル』が同じくらいで、十分に肩を並べられる」=—-同等・匹敵する
similar⇒「形や見た目、性質などの『特徴』が共通していて、お互いによく似通っている」=—-類似している・似ている
identical⇒「形も中身も完全に一致しており、何から何までそっくりそのまま同じである」=—-完全に同一の
といった感じです!
実際のスマホなどの製品をベースにした例で、ニュアンスの差を確認してみましょう!
●a comparable smartphone
「(他社の最新機種とスペックや価格の面で)同等レベルのスマートフォン」
⇒ 性能や価値の高さが同じくらいで、ライバルとして肩を並べるイメージ
●a similar smartphone
「(色や画面の形など、見た目がどことなく)似ているスマートフォン」
⇒ デザインや雰囲気が共通しているけれど、中身の性能は違うかもしれないイメージ
●identical smartphones
「(全く同じ型番・カラーで傷一つ同じ場所にあるような)完全に同一のスマートフォン」
⇒ 双子やクローンのように、1ミリのズレもなく全く同じ物であるイメージ
”comparable”の語源はラテン語「comparābilis」

”comparable”の語源についても、確認していきましょう。
”comparable”の語源はラテン語の「comparābilis」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”comparable”の起源について、下記の記載があります。
Origin of comparable
First recorded in 1375–1425; late Middle English, from Latin comparābilis, equivalent to comparā(re) “to compare” + -bilis -ble日本語訳:1375〜1425年に初めて記録された。後期中英語(Middle English)期に、ラテン語の comparābilis(=比較できる)から来ている。これは comparāre(比較する)に接尾辞の -bilis(-ble=できる)が組み合わさったものと同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”comparable”は14世紀末から15世紀初頭の中世ヨーロッパにおいて、ラテン語から当時の英語(中英語)に取り入れられ、「比較して優劣をつけられるほど同等である」という意味で使われ始めたようです。
ラテン語:comparāre(比較する・並べる) + -bilis(できる)
↓
ラテン語:comparābilis(並べて比較できる状態のもの)
↓
中世(1375-1425年頃):後期中英語に流入し「comparable(匹敵する・同等の)」として定着
単に「比べっこができる」というよりは、「並べても見劣りしないから、しっかり比較の対象になるぞ!」というニュアンスで使われていた言葉の重みがそのまま残っています。
構成パーツで覚える”comparable”|「com-」+「par」+「-able」

ここからは構成パーツの面から”comparable”をさらに深く覚えていきましょう。
”comparable”の構成パーツは「com-(共に)」+「par(等しい)」+「-able(できる)」の3パーツです。
つぎから各パーツについて個別に紹介していきます。
接頭辞 “com-“は「共に、すっかり」を意味するパーツ
”com-”は「共に(together)」や「完全に」を意味する非常にメジャーな接頭辞です(後ろに続く文字によって con- や co- に形が変わります)。
2つのものを1つの場所に結合させる=「結合させる、組み合わせる」を表しています。
その他に company(共にパンを食べる仲間=会社、同席する人)等も”com-”を使用する代表的な単語です。
語根 ”par”は「等しい、並べる」を意味するパーツ
”par”は「同じであること、等しいこと(equal)」を意味するパーツです。ゴルフの基準打数である「パー」もここから来ています!
2つのものを並べて同じかどうかを確かめる=「比較する、たとえる」を表しています。
その他の”par”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
・disparity(dis-[分離・否定]+ par[等しい]+ ity[名詞形]=等しくない状態=格差、不均衡)
接尾辞 ”-able”は「できる、〜に適した」を意味するパーツ
”-able”は単語の最後について「〜できる(capable of)」という形容詞を作るパーツです。
高い価値をつけることができる=「価値のある、貴重な」を表しています。
”comparable”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”comparable”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「肩を並べられる(負けていないレベル)」
⇒”comparable”=「匹敵する」「同等の」の意味
●語法・文法のポイント
⇒「be comparable to / with A」の形で使う。
⇒発音に注意!動詞「compare(コンペァ)」とは異なり、アクセントが最初の「コ」に来て「カァンパラブル」のようになる。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
