「near(近い)」+「-ly(〜の状態に)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「対象に限りなく近い状態」がコアイメージで、“nearly”=「ほとんど」「もう少しで〜(しそうになる)」の意味を持ちますよ!
”nearly”の意味と使い方 コアイメージは「対象に限りなく近い状態」
”nearly(発音:níərli / ニアリィ【副詞】)”は「ほとんど」「もう少しで〜(しそうになる)」の意味を持つ単語です。
「near(近い)」+「-ly(〜の状態に)」の2つのパーツで構成されている単語で、「対象に限りなく近い状態(だが到達はしていない)」がコアイメージです。
100%の完全な状態の一歩手前まで達している(=「ほとんど」)ことや、あやうく特定の事態になりかける(=「もう少しで〜する」)状態=”nearly”なわけですね!
”nearly”は、「数値・時間」や「到達点」に限りなく迫っている場面でよく使われます。
”nearly”は、「完全にその状態には達していないが、紙一重のところまで迫っていること」を表すわけです。
数字の前に置いて「〜近く」という意味で使うのも定番です。
例文
・It’s nearly five o’clock.
(もうすぐ5時だ[5時に限りなく近い状態]。)・I nearly died of embarrassment.
(恥ずかしさで死にそうだった[もう少しで死ぬところだった]。)・He has worked here for nearly 20 years.
(彼はここで20年近く働いている。)※参考・一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”nearly”の関連語①:「ほとんど」を意味する単語”almost / approximately”との違い

「ほとんど・およそ」を意味する”almost”や”approximately”との違いを整理します!
⇒「ほとんど・およそ」の意味を持つ単語”almost / approximately”
大きな違いは焦点の当て方と、「否定語とセットで使えるか」という文法ルールにあります!
nearly ⇒「あと少しで届く」=不足している状態(プロセス)に焦点
almost ⇒「ほとんど〜だ」=ほぼ到達している状態(ゴール)に焦点
approximately ⇒「おおよそ・約」=(上下どちらの誤差もある)硬い表現
実は、never, nobody, nothing などの「否定語」と組み合わせて使えるのは almost だけです!
⭕️ almost never(ほとんど〜ない)
⭕️ almost nothing(ほとんど何もない)
❌ nearly never(※不自然な表現)
❌ nearly nothing(※不自然な表現)
※”nearly” は「(目標に)近づいている」という肯定的なニュアンスを持つため、「無(nothing)」などの否定的な言葉には近づけない、と覚えておきましょう!
”nearly”の関連語②:「否定」とセットで使う定番熟語”not nearly”
⇒「全然〜ない」「到底〜及ばない」を意味する表現”not nearly”
ただの not よりも「全然ダメ!」「かすりもしていない!」という強い否定を表すことができます。
not enough ⇒「十分ではない」=(単に基準を満たしていない)
not nearly enough ⇒「全然足りない」=(十分な状態に『かすりもしていない』)
といったイメージです。
●The money is not nearly enough.
「そのお金では全くと言っていいほど(全然)足りない。」
⇒ 必要額(目標)に対して、近づくどころか遥か遠く及ばない状態を強調します。
●The project is not nearly finished.
「プロジェクトはまだまだ終わっていない(完了には程遠い)。」
”nearly”の語源は1530–40年代 意味は「near + -ly」

”nearly”の語源についても、確認していきましょう。
”nearly”の語源は16世紀前半(1530〜40年代)に最初に記録された表現です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”nearly”の起源について、下記の記載があります。
Origin of nearly
First recorded in 1530–40; near + -ly日本語訳:nearlyの起源
1530〜40年に最初に記録された。near(近い)+ -ly(副詞語尾)※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”nearly”は中世から近代へと移行する英語の歴史の中で、既存の形容詞に副詞を作るパーツが結びついて定着した模様です。
●near(近いという意味の形容詞・副詞)
↓
●-ly(状態や性質を表す副詞にするパーツが合体)
↓
●1530〜40年代に「ほとんど、密接に」という意味の独立した副詞として広く記録・定着
構成パーツで覚える”nearly” 「near」+「-ly」

ここからは構成パーツの面から”nearly”について覚えていきましょう。
”nearly”の構成パーツは「near(近い)」+「-ly(〜の状態に)」の2つのパーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“near”は「近い」を意味するパーツ
”near”は「空間・時間・関係が近い」を意味するパーツです。
すぐ近くの(=「すぐそばの」)場所や存在を表しています。
その他に、最接近を意味する “nearsighted”(近視の)や、”near-miss”(あやうく衝突しそうな事態、ヒヤリハット)等も”near”の本質的な「近さ」を使用する単語です。
”-ly”は「〜の状態に・〜の性質の」を意味するパーツ
”-ly”は形容詞にくっついて「〜の状態に(副詞)」を作るパーツです。
綿密に・親密に(=「ぴったりと寄り添った状態に」)を表しています。
その他の”-ly”を使用する主要な単語についても、下記で紹介していきます。
・lately(最近[遅い状態に引きずられて今に近い状態])
・shortly(まもなく、手短に)
”nearly”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”nearly”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”nearly”は「near(近い)」+「-ly(〜の状態に)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「対象に限りなく近い状態(でも到達はしていない)」。
● 意味は「ほとんど」「もう少しで」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● almostと違い、nearly nobody や nearly nothing のように「否定語」と組み合わせて使うことはできない!(⭕️ almost nothing / ❌ nearly nothing)
● 逆に ”not nearly” と組み合わせた時は、「全然〜ない」「到底及ばない」という強い否定フレーズになる。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
