conservation 環境保護の抽象イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「conservation」の意味と使い方・覚え方・文法解説【con-(完全に)+serve(守る)+-ation(こと)=そのままじっと守り抜くこと】

 

 
コダック
今日の英語表現は”conservation”

「con-(完全に)」+「serve(保つ・守る)」+「-ation(こと)」の3パーツで構成されている単語です。

「そのままじっと守り抜くこと」がコアイメージで、“conservation”=「(自然などの)保護」「(資源の)節約・保存」の意味を持ちますよ!

 

”conservation”の意味と使い方 コアイメージは「そのままじっと守り抜くこと」

 

”conservation(発音:kὰnsərvéiʃən/カンサヴェイション【名詞】)”は「保護」「保存」「節約」の意味を持つ単語です。

「con-(完全に)」+「serve(守る)」+「-ation(こと)」の3パーツで構成されている単語で、「そのままじっと守り抜くこと」がコアイメージです。

 

 
コダック
対象の周りをぐるっと囲んで、外からの影響を受けないように「完全に(con-)」「じっと見守って保つ(serve)」こと。

そこから、貴重な自然環境やエネルギー資源が減ったり壊されたりしないように、計画的に「保護・節約する」ことが”conservation”の持つニュアンスなわけですね!

 

”conservation”は、地球環境や野生動物の保護、またはエネルギーや水の節約を語る文脈で「環境保護(environmental conservation)」や「エネルギー節約(energy conservation)」のように非常によく使われます。

conservation 環境保護の抽象イメージ図

ただ単に立ち入り禁止にして放置するのではなく、「未来のために適切に管理して、大切に使いつつ守る」という、人間の計画的な関与が含まれるのが大きな特徴です。

”価値あるものが失われないように、手を入れて大切に維持・管理する”という意味から、環境問題のニュース、行政の資源管理、ビジネスの省エネ活動にいたるまで広く使用されます。

 

「conservation」の重要例文

・The group is active in wildlife conservation.
(その団体は野生動物の保護に尽力している。)
・Energy conservation is important for the environment.
(エネルギーの節約[省エネ]は環境にとって重要だ。)
・The government introduced a new program for water conservation.
(政府は水資源の節約のための新しいプログラムを導入した。)
・The conservation of historical monuments requires funding.
(歴史的建造物の保存には資金が必要だ。)

 

”conservation”の文法・語法 押さえておきたい3つのポイント

1. 原則として「a」はつかず、複数形にもならない(不可算名詞)

”conservation”は、自然保護や資源節約という「概念・活動・取り組み」そのものを指すため、原則として**数えられない名詞(不可算名詞)**として扱われます。
そのため、`a conservation` と言ったり、語尾にsをつけて `conservations` とすることは通常ありません。常にそのままの形で使いましょう。

 

2. よく使われる2つのパターン(コロケーション)

”conservation”を使う際、大きく分けて次の2つのパターンがあります。どちらも非常によく使われるので、セットで覚えておくと表現の幅が広がりますよ!

 

①[名詞 + conservation]のパターン(複合名詞でよく使われる定番フレーズ)
nature / environmental conservation(自然保護・環境保護)
wildlife conservation(野生動物の保護)
energy / water conservation(エネルギーの節約・水の節約)

②[the conservation of 〜]のパターン(「〜の保護・保存」を具体的に明示する)
・the conservation of natural resources(自然資源の保護)
・the conservation of ancient forests(古代の森林の保護)

 

3. 動詞形「conserve」との形と使い方の違いに注意!

名詞の ”conservation” に対する動詞は ”conserve(〜を保護する、節約する)” です。
動詞として使う場合は、後ろに直接「守る対象(目的語)」を置きます。文法問題などで名詞と動詞の形を混同しないように気をつけましょう!

 

・【動詞】We should conserve energy.(私たちはエネルギーを節約すべきだ。)
・【名詞】We should practice energy conservation.(私たちはエネルギーの節約を実践すべきだ。)

 

”conservation”の関連語:「保護・保存」を意味する単語”preservation/protection”

 
コダック
せっかく”conservation”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ類義語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”preservation”や”protection”なども「保護、保存」を意味する重要な単語ですよ!

 

”conservation”の類義語
⇒「保護・保存」の意味を持つ単語”preservation/protection”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下の通りです!

conservation⇒「資源や自然が減らないように、人間が適切に管理しながら「保護・節約する」」=(管理を伴う)保護・節約
preservation⇒「古い建物や伝統などを、今の形のまま一切変えずに「現状維持で残す」」=(現状維持の)保存・存続
protection⇒「外からの攻撃や危険(ダメージ)から、盾を作って物理的に「守る」」=(外敵からの)防御・保護

といった感じです!

 
なるほど、何をどうやって守るかのニュアンスが全然違うんだね!
 
コダック
そうなんです!特に「自然」や「守る対象」をテーマにしたとき、この3つの違いがハッキリ出ます。
実際の表現を見ながら、その違いを確認してみましょう!

 

同じ「守る」でも大違い!”conservation/preservation/protection”のイメージの差

●forest conservation
「(適切な伐採や植林をして、人間が利用しつつ)森林を保護する」
⇒ 資源のバランスを保ち、枯渇しないように上手に管理していくイメージ

●the preservation of historic buildings
「(古い傷みやすいお寺などの)歴史的建造物の保存」
⇒ 手を加えて形を変えるのを嫌い、建てられた当時の姿のままピタッと止めて残すイメージ

●protect your skin from UV rays
「紫外線から肌を守る」
⇒ 日焼け止めという「物理的な壁(シールド)」を作って、外からの攻撃をシャットアウトするイメージ

 

”conservation”の語源はラテン語の「conservāre」 意味は「完全に守り抜くこと」

続いて、”conservation”の語源について深掘りしていきましょう。

”conservation”のルーツをたどると、古代ローマで使われていたラテン語の動詞「conservāre(コンセルワーレ)」に行き着きます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”conservation”とその動詞形である”conserve”の起源について、下記の詳細な記載があります。

Origin of conservation
First recorded in 1350–1400; Middle English conservacioun, from Latin conservātiōn- (stem of conservātiō ), equivalent to conservāt(us) (past participle of conservāre “to save, preserve”) + -iōn- noun suffix; see conserve, -ate 1, -ion

Origin of conserve
First recorded in 1325–75; (for the verb) Middle English, from Latin conservāre “to save, preserve”; equivalent to con- + serve; (for the noun) Middle English, from Middle French conserve, noun derivative of conserver, from Latin, as above

日本語訳:【conservationの起源】1350〜1400年に初めて記録された。中英語の conservacioun から、またラテン語の conservātiōn-(conservātiō の語幹)から来ており、conservāt(us)(conservāre「救う、保存する」の過去分詞)に名詞接尾辞の -iōn- がついたもの。conserve, -ate 1, -ion を参照。
【conserveの起源】1325〜75年に初めて記録された。(動詞として)中英語から、またラテン語の conservāre「救う、保存する」から来ており、con- + serve と同等。(名詞として)中英語から、また中期フランス語の conserve(conserverの名詞派生)から来ており、ラテン語は上記と同様。

※参考・引用「Dictionary.com

 

辞典の解説を読み解くと、英単語としての歴史は14世紀(中英語の時代)にまで遡ることが分かります。

もともとラテン語にあった「conservāre(完全に守る・保存する)」という動詞が、中期フランス語(conserver)を経由して、まず1320年代に英語の動詞「conserve」として定着しました。
そしてその直後(1350年代以降)に、ラテン語の過去分詞形に動作や状態を表す名詞接尾辞「-ion」が結びつき、「完全に守られている状態・行為」を示す名詞「conservation」として英語に取り入れられた、という歴史の流れです。

 

”conservation”の語源(起源~発祥まで)
【大元はラテン語】:conservāre(con-[完全に]+ servāre[守る]=完全に守る、保存する)

【1320年代】:フランス語を経由して、動詞「conserve(保存する)」が英語に登場

【1350年代】:過去分詞形に名詞化の「-ion」がつき、「conservation(完全に守る行為・保護)」として英語に定着

 

 

 
コダック
ラテン語の時代から「con-(完全に)」+「servāre(守り抜く)」という強い意志を持った言葉だったんですね!

「ただ何となく残しておく」のではなく、「貴重なものを、人間の意志と手でしっかりとダメージから遠ざけてキープする」という語源本来のニュアンスが、現代の環境保護(environmental conservation)や資源の節約(energy conservation)というスケールの大きな言葉に繋がっているんです!

 

 

構成パーツでカチッと記憶!“conservation”を3つの要素に分解

ここからは、語源に基づいた「構成パーツ」の視点から”conservation”を深掘りしていきましょう!単語を丸暗記するのではなく、それぞれのパーツが持つ意味を理解すると、驚くほど記憶に定着しやすくなりますよ。

 

”conservation”は、「con-(完全に・一緒に)」「serve(保つ・守る)」「-ation(こと)」という3つのパーツが組み合わさってできた単語です。

 

それぞれのパーツがどのような役割を持っているのか、詳しい意味や仲間となる他の英単語と一緒に解説していきますね!

 

1. 接頭辞:”con-” は「完全に、一緒に、強く」を意味するパーツ

単語の頭につく”con-”は、「完全に(すっかり)」という強調の意味や、「みんなで一緒に(共に)」という意味を持つ非常に強力な接頭辞です。(※後ろに続く文字の音に合わせて、com-、col-、cor-、co- などに形を変える性質があります)。

 

 
コダック
例えば、”conclude”という単語は「con-(完全に)」+「clude(閉める)」というパーツで構成されています。

「パタンと完全に扉を閉めて終わりにする」というイメージから、「結論づける、締めくくる」という意味になるわけですね!

 

ほかにも、以下のような身近な重要英単語に”con-”(またはその変形)が使われています。

complete(com-[完全に]+ ple-[満たす]=完全に満たされた状態にする ⇒ 完成させる、完璧な)
collect(col-[一緒に]+ lect[集める]=一緒に一箇所に集める ⇒ 集める、回収する)
compose(com-[一緒に]+ pose[置く]=いくつかの部品を一緒に置く ⇒ 組み立てる、作曲する)

”conservation”においては、貴重な地球の資源や自然環境を「完全に」「みんなで一緒に」大切に守るという強いニュアンスを与えています。

2. 語根:”serve” は「じっと目を離さずに保つ、守る」を意味するパーツ

単語の核(ルート)となる”serve”は、ラテン語の servare(見守る、維持する)という言葉に由来しており、「じっと目を離さずにその状態を保つ、守る」という意味を持っています。

 

 
コダック
【ここでワンポイント知識!】
英語の「serve」には、テニスのサーブや、お店で料理を出す「仕える・サービスする(由来はラテン語の servire)」という意味もありますが、“conservation”に使われている「serve」は「保つ・守る」という意味の別ルーツのパーツなんです!ここを意識しておくと、語源の混同を防げてスッキリ定着しますよ!

 

この「保つ、守る」を意味する”serve”を使った仲間には、以下のような重要単語がたくさんあります。セットで覚えると効率が何倍にもアップします!

 

reserve(re-[後ろに]+ serve[保つ]=他の人に使われないように、あらかじめ後ろの方にキープしておく ⇒ 予約する、取っておく
preserve(pre-[前もって]+ serve[守る]=傷ついたり変化したりしないように、前もってそのままの状態を守る ⇒ 保存する、維持する
observe(ob-[〜に向かって]+ serve[目を保つ・守る]=対象に向かってじっと目を向けておく、または規則を外れないように守る ⇒ 観察する、規則を遵守する

 

どの単語も「何かから目を離さずに、状態をキープしたり大切に守ったりしている」という共通のコアイメージがあるのが分かりますよね!

3. 接尾辞:”-ation” は「〜すること、〜という状態」にする名詞化パーツ

単語の後ろにくっつく”-ation”は、動詞の後ろについて「〜すること」「〜という行為・状態・結果」を表す名詞に変える働きを持っています。

 

今回の主役である”conservation”であれば、動詞の conserve(保護する、大切に維持する)に ”-ation” が組み合わさることで、conservation(保護すること、節約、保存)という名詞の形になりました。

 

 
コダック
動詞形と名詞形を関連付けて覚えられるのも、パーツ(接尾辞)を学ぶ大きなメリットです!
先ほど登場した”serve”の仲間たちも、同じように名詞形を作ることができますよ。

 

【-ation / -tion による名詞化の例】
preserve(保存する) ⇒ preservation(保存・存続)
observe(観察する) ⇒ observation(観察・監視)
prepare(準備する) ⇒ preparation(準備・用意)

 

このように、長い単語の後ろに「-ation」を見かけたら、「あ、何かの行為や状態、概念を表す名詞だな」と推測できるようになります。

 

”conservation”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”conservation”の意味と覚え方について大切なポイントをまとめましょう!

ワンポイント ●”conservation”の構成パーツ
・「con-(完全に・一緒に)」+「serve(保つ・守る)」+「-ation(名詞化)」
⇒ コアイメージは「形を変えないように、そのままじっと完全に守り抜くこと」
⇒ そこから「(環境などの)保護」「(資源の)節約・保存」という意味になります。

語法・文法のチェックポイント
・自然保護や資源節約という概念を表すため、原則として数えられない不可算名詞。aはつかず、複数形(-s)にもなりません。
・nature conservation(自然保護)やenergy conservation(省エネ)のように、名詞の前に別の名詞を置いてペア(コロケーション)でよく使われます。

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から分かりやすく解説を行っています。
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」