「alti-(高い)」+「-tude(〜なこと・状態)」の2パーツで構成されている単語です。
「高い状態・度合い」がコアイメージで、“altitude”=「高度」「標高」の意味を持ちますよ!
”altitude”の意味と使い方 コアイメージは「高い状態・度合い」
”altitude(発音:ǽltətjùːd/アルティチュード【名詞】)”は「高度」「標高」の意味を持つ単語です。
「alti-(高い)」+「-tude(状態)」の2パーツで構成されている単語で、「高い状態・度合い」がコアイメージです。
そこから、飛行機が飛ぶ高さとしての「高度」や、山の高さを表す「標高」という意味になるわけですね!
”altitude”は、主に航空、気象、地理の分野や、スポーツのトレーニングの文脈でよく使われます。単に形が縦に長いという意味の「高さ」ではなく、地球の基準面(海抜など)からどれくらい離れているかという、少し専門的でスケールの大きい響きを持つ単語です。

このように”基準面から上空へ垂直に測った距離や、それによって生じる環境の変化”という意味から、パイロットの管制用、登山家、アスリートのコンディション管理にいたるまで広く使用されます。
”altitude”の分かりやすい例文
・The plane corrected its altitude.
(飛行機は高度を修正した。)・The aircraft was flying at an altitude of 30,000 feet.
(その航空機は3万フィートの高度を飛行していた。)・We chose to do training at high altitude.
(私たちは高地でトレーニングをすることを選んだ。)・Some people experience breathing difficulties at high altitudes.
(高地では呼吸困難を経験する人もいる。)※参考・例文引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”altitude”の文法・語法 押さえておきたい3つのポイント

1. 前置詞は「at」を使うのが鉄則!
「〜の高度で」「高地で」と表現するとき、前置詞は at を使うのが一般的です。「特定の数値・地点」を指すイメージを持つ at は、数値としての高度や特定の高さの基準を表す altitude と非常に相性が良いです。
- at an altitude of…(〜の高度で)
- at high altitude(高地で)
2. 複数形 ”altitudes” が持つ特別なニュアンス
”altitude”は可算名詞(数えられる名詞)です。基本的には「高度」という数値を指しますが、複数形の ”altitudes” にすることで「標高の高い地域、高地」という意味の場所そのものを指すことができます。
例えば「高地では植物が育ちにくい」という場合は、特定の1点ではなく、色々な高い場所を広く指すため、複数形を使って表現するのが自然です。
○ At high altitudes, it is difficult for plants to grow.
(高地では植物が育つのが難しい。)
3. 相性の良い動詞フレーズ(コロケーション)
航空や登山でよく使われる、セットで覚えるべき定番の動詞との組み合わせ(コロケーション)です。フレーズごと覚えてしまうのがおすすめですよ!
・gain altitude(高度を上げる)
・lose altitude(高度を下げる)
・maintain altitude(高度を維持する)
”altitude”の関連語:「高さ」を意味する単語”height/elevation”との違い

例えば”height”や”elevation”なども「高さ、標高」を意味する単語ですよ!
⇒「高さ」の意味を持つ単語”height/elevation”
イメージの違いとしては
altitude⇒「海面や地面を基準とした、航空機や山などの「垂直方向の圧倒的な高さ・高度」」=(海面・地面からの)高度・標高
height⇒「建物、物、人の身長など、下から上までの距離を測る「最も一般的な高さ」」=(一般的な)高さ・身長
elevation⇒「平地からグッと持ち上がった(elevate)地形そのものの「土地の標高・海抜」」=(土地の)標高・海抜高度
といった感じです!
実際の表現で使い分けのイメージをハッキリさせておきましょう!
●fly at a high altitude
「(雲を突き抜けて遥か上空の)高い高度を飛行する」
⇒ 地上から離れて遥か高い空間に浮いているイメージ
●measure the height of the building
「ビルの高さを測る(または身長を測る:measure one’s height)」
⇒ 地面に足がついている物体が、上に向かってどれくらい伸びているかというイメージ
●The city is at an elevation of 2,000 meters.
「その都市は標高2,000メートルの場所にある」
⇒ 平地から山や高原がグッと隆起した、その地形的な底上げの高さのイメージ
”altitude”の語源はラテン語「altitūdō」(高さ・深さ)

次に、”altitude”がどのような歴史を辿ってきたのか、語源についても詳しく確認していきましょう。
”altitude”の直接の語源は、ラテン語の「altitūdō(アルティトゥード)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”altitude”の起源について、下記の記載があります。
Origin of altitude
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Latin altitūdō; see origin at alti-, -tude日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中期英語から、ラテン語の altitūdō(高さ・深いこと)に由来する。alti-, -tude を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”altitude”という単語は14世紀後半(日本でいう室町時代)にはすでに英語圏で使われていました。
当時は大航海時代に先駆けて、天文学や航海術が発展し始めた時期です。星や太陽の「高さ(高度)」を測ることが非常に重要だったため、学問的な専門用語としてラテン語からそのまま英語に取り入れられたと考えられています。
ラテン語:altus(高い・深い)+ -tūdō(状態や性質を表す接尾辞)
↓
これらが組み合わさって「altitūdō(高い状態・深さ)」という言葉に。
↓
14世紀(中期英語):天文学や測量の専門用語として英語に「altitude」として流入
↓
現代では、航空技術や登山の発達とともに、私たちがよく知る「高度・標高」という意味で定着
語源のルーツをたどると、さらに面白い事実が分かります!
ラテン語の「altus」は、もともと「alere(育てる、成長させる)」という動詞から派生した言葉なんです。
つまり、木などが「大きく成長して縦に伸びた状態」を根本のイメージとして持っています。
基準となる場所から上に見上げれば「高い(high)」ですし、下に見下ろせば「深い(deep)」になりますよね。
そのため、昔は山の「高さ」だけでなく、海や川の「深さ」を表す際にも使われていた、非常にスケールの大きい単語だったんですよ!
構成パーツで覚える”altitude” 「alti-」+「-tude」

ここからは構成パーツの面から”altitude”について覚えていきましょう。
”altitude”の構成パーツは「alti-(高い)」+「-tude(〜なこと・状態)」の2パーツです。
各パーツの意味や、同じパーツを持つ他の単語について詳しく紹介していきます。
“alti-“は「高い」を意味するパーツ
”alti-”(または alt-, alto-)は「高い」を意味するパーツです。
また、楽器の”altosax(アルトサックス)”も、テナーやバリトンに比べて「より高音域を担当するサックス」という意味を表していますよ!
その他にも、以下のような単語に”alti-”が使われています。
・exalt(ex-[上へ・外へ]+ alt[高くする]= (地位などを)高める、ほめたたえる)
”-tude”は「〜なこと、性質、状態」を意味する抽象名詞パーツ
”-tude”は、形容詞を「〜な状態・度合い」という名詞(抽象名詞)に変える役割を持つパーツです。
”magnitude”という単語は「magni-(大きい)」と「-tude(状態・度合い)」のパーツを組み合わせた単語であり、
大きさの度合い=地震などの「規模、マグニチュード」を表しています。
その他の”-tude”を使用する単語についても、いくつか紹介していきます。これらを一緒に覚えてしまうと語彙力がグッと上がりますよ!
・longitude(longi-[長い・縦の]+ -tude = 地球の縦方向の長さ=経度)
・attitude(atti-[適応する・向かう]+ -tude = ある物事に向かっている心の状態=態度・心構え)
・gratitude(grati-[感謝・喜び]+ -tude = 感謝している状態=感謝の気持ち)
・multitude(multi-[多くの]+ -tude = 多い状態=多数、群衆)
”altitude”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”altitude”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「基準面からの垂直方向の高い状態(高度)」
⇒”altitude”=「高度」「標高」の意味
●語法・文法のポイント
⇒複数形の「altitudes」になると「いくつかの高地、標高の高い地域」そのものを指す言葉として使われる。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!