こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「ac-(〜の方へ・付け加える)」+「quisit-(求める)」+「-ion(こと)」のパーツで構成されている単語です。
「欲しいものを探し求めて自分のものとして付け加えること」がコアイメージで、“acquisition“=「獲得、買収、取得」「(言語などの)習得」の意味を持ちますよ!
”acquisition”の意味と使い方 コアイメージは「欲しいものを探し求めて自分のものとして付け加えること」

”acquisition(発音:æ̀kwizíʃən【名詞】)”は「獲得、企業買収」「(言語やスキルの)習得」の意味を持つ単語です。
「ac-(〜の方へ・付け加える)」+「quisit-(求める)」+「-ion(こと)」のパーツで構成されている単語で、「欲しいものを探し求めて自分のものとして付け加えること」がコアイメージです。
そこから、ビジネスにおいて他社を自分のグループに引き入れる「企業の「買収」」をはじめ、努力して自分の能力としてストックする「言語の習得」、手に入れた貴重な「新収蔵品・新得物」が”acquisition”なわけですね!
”acquisition”は、経済ニュースで「M&A(Mergers and Acquisitions=企業の合併・買収)」というビジネス用語として非常によく使われます。また、教育や心理学の分野では「第二言語習得(second language acquisition)」のように、知識や技術を時間をかけて我が物にするプロセスを指す言葉としても有名です。
例えば、大企業が魅力的な技術を持つベンチャー企業を欲しがり、交渉して手に入れるのは、まさに自社に新しい価値を付け加える『企業買収(business acquisition)』です。また、赤ちゃんが周りの言葉を必死に求めて、自分の脳の機能にプラスしていくのも『言語の習得(language acquisition)』と言えます。どちらも「求めて自分のものにする」というコアで完全に一致していますよね。
このように”ターゲットを求めて動き、最終的に自分の所有物や能力としてコレクションに加える”という意味から、大金が動くビジネスの現場から、個人の学習ステップにいたるまで広く使用されます。
例文
・The company announced the acquisition of its rival.
(その企業はライバル会社の買収を発表した。)
・The acquisition of data is essential for AI development.
(AI開発にはデータの獲得[収集]が不可欠だ。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”acquisition”の関連語①:「手に入れること」を意味する単語”obtaining/possession”
例えば”obtaining”や”possession”なども「手に入れること、所有」を意味する単語ですよ!
⇒「手に入れること」の意味を持つ単語”obtaining/possession”
イメージの違いとしては
acquisition ⇒「時間や労力、お金をかけて自らの資産や能力としてプラスする」だから獲得・買収・習得
obtaining ⇒「必要な手続きや努力を経て、欲しかった具体的な権利や許可を掴み取る」だから(許可などの)入手、取得
possession ⇒「手に入れるアクションではなく、すでに自分の支配下に置いて持っている」だから所有、財産
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●the acquisition of wealth
「(ビジネスなどを成功させて長期的に)富を獲得すること」
⇒ 自分の資産コレクションに富を徐々に付け加えていくイメージ
●obtaining a visa
「(しかるべき手続きをして国から正式に)ビザを取得すること」
⇒ 必要なプロセスをクリアして、目的のものを手に入れるイメージ
●be in possession of the truth
「(すでに手がかりを握っていて)真相を握っている[知っている]」
⇒ 自分のポケットの中にその情報がキープされている状態のイメージ
”acquisition”の関連語②:「企業の連携・統合」を意味する単語”merger/takeover”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「企業の連携・統合」の意味を持つ単語”merger/takeover”
それぞれの表現の違いとしては
acquisition ⇒「買い手がターゲット企業を買い取り、自らの傘下に加える」だから(一方的なものも含めた)買収
merger ⇒「2つ以上の会社が溶け合って、1つの新しい組織に生まれ変わる」だから(対等な精神の)合併
takeover ⇒「相手の経営権を上から上書きするように完全に支配下に置く」だから(乗っ取りに近い)買収、支配
といったイメージです。
●a strategic acquisition
「戦略的買収。」
⇒ 自社のビジネスを大きくするために、パズルのピースハメのように他社を買い取るイメージ
●a merger between two banks
「2つの銀行の合併。」
⇒ A銀行とB銀行が合体して、新しくC銀行という一つの大きな器になるイメージ
●a hostile takeover bid (TOB)
「敵対的買収(TOB)。」
⇒ 相手の同意なしに、市場から強引に株を買い占めて経営権を奪い取る(テイクオーバーする)イメージ
”acquisition”の文法・語法 「数えられる」か「数えられない」か

“acquisition”の使い方で、ライティングや文法問題において差がつくポイントが、「可算名詞(数えられる)」として扱うか「不可算名詞(数えられない)」として扱うかという点です。
“acquisition”は抽象的な「行為・プロセス」を表す場合と、具体的な「手に入れたモノ」を指す場合でルールが変わりますよ!
⇒ 「(言語や知識などの)習得」「(富などの)獲得という行為・プロセス」の意味のとき
② 可算名詞(数えられる:複数形 acquisitions になる)
⇒ 「(企業などの)買収」「(購入や寄贈で手に入れた)新収蔵品・新得物」の意味のとき
ビジネス用語の「M&A」の正式名称が “Mergers and Acquisitions” と複数形になっているのも、企業が複数の買収案件を行うからなんですね。
また、美術館が新しく手に入れた絵画(新収蔵品)や、自分が手に入れた貴重なコレクションなども「具体的なモノ」に変化しているため、可算名詞として扱われますよ!
① 不可算名詞(プロセス・行為)の例文
Language acquisition is a gradual process.
(言語の**習得**は緩やかなプロセスだ。※習得というプロセス・概念なので単数扱い)② 可算名詞(具体的な買収・新収蔵品)の例文
The tech giant completed three corporate acquisitions this year.
(そのIT巨人は今年、3件の企業**買収**を完了した。)The library is proud of its latest acquisitions.
(その図書館は、最新の**新収蔵図書**[手に入れた本]を誇りに思っている。)
ビジネス文書やTOEICのリーディングで “recent acquisitions(最近の買収案件・新収蔵品)” のように複数形で出てきたときは、「具体的な対象を指しているんだな」と見抜けるようになると、英文がより正確に読めるようになりますよ!
”acquisition”の語源はラテン語「acquīsītiō」 意味は「手に入れること、獲得」
”acquisition”の語源についても、確認していきましょう。
”acquisition”の語源はラテン語の”acquīsītiō(アクウィースィーティオー)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”acquisition”の起源について、下記の記載があります。
Origin of acquisition
First recorded in 1375–1425; Middle English adquisicioun, a(c)quisicion, from Latin acquīsītiōn-, stem of acquīsītiō, from acquīsīt(us) “acquired” (past participle of acquīrere; see acquire) + -iō -ion※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”acquisition”はラテン語から中期英語を経由して発祥している模様。
●ラテン語「acquīrere(探し求めて自分のものにする “to acquire”)」
↓
●ラテン語の過去分詞「acquīsītus(獲得された “acquired”)」の語幹(acquīsītiōn-)
↓
●ラテン語「acquīsītiō(獲得すること、手に入れること)」
↓
●14世紀後半〜15世紀初頭(1375〜1425年頃)に、中期英語(Middle English)の「adquisicioun / a(c)quisicion」として定着
Dictionary.comの案内にも明確にある通り、この単語は動詞の「acquire(獲得する)」の過去分詞形(acquīsītus)をベースにして、そこに名詞語尾の「-ion」がドッキングした(equivalent to)成り立ちです。ラテン語の「手に入れられた状態にすること」という直球のニュアンスが、何百年もの時間を経て、現代の「価値あるものを手に入れる行為(獲得・買収・習得)」にそのまま受け継がれているのですね!
構成パーツで覚える”acquisition” 「ac-」+「quisit-」+「-ion」
ここからは構成パーツの面から”acquisition”について覚えていきましょう
”acquisition”の構成パーツは「ac-(〜の方へ、付け加える)」+「quisit-(求める)」+「-ion(こと)」の3パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“ac-“は「〜の方へ、さらに付け加える」を意味するパーツ
”ac-”は、後ろに続く文字に合わせて変化した形で、元々は「ad-(〜の方へ、追加する)」を意味するパーツです。
次から次へと上へ積み上げていく(=「蓄積する、ためる」)を表しています。
その他にaccuse(〜に罪を投げつける→告発する)、accompany(〜に同行する、付き添う)なども”ac-(ad-)”を使用する単語です。
”quisit-”は「(欲しいものを)探し求める、手に入れようとする」を意味するパーツ
”quisit-”は、ラテン語の quaerere(探す、求める)という動詞が変化したもので、「あれこれ手を尽くして探し出す、要求する」を意味するパーツです。
その他にinquire(中に向かって求める→問い合わせる)、requisite(後ろから強く要求される→必須条件の)なども”quisit-”を使用する単語です。
”acquisition”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”acquisition”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「欲しいものを探し求めて自分のものとして付け加えること」
⇒”acquisition”=「獲得、買収、取得」「(言語などの)習得」の意味
●「ターゲットに向かって手を伸ばし、探し求めて(quisit)自分の手元にプラスする(ac)」というコアがあるからこそ、企業を自社グループのコレクションに加える「会社買収」という意味になり、知識や言葉を自分の脳内ストックに加える「言語習得」という意味にブレなく繋がります。動詞形の「acquire(獲得する)」と完全にセットの双子としてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
よろしければ他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!