work at・work for・work onの違い|不可算名詞workとat work・go to work・work outも解説

コダック
work at、work for、work onは、どれも日本語では「〜で働く」「〜に取り組む」になり、前置詞選びで迷いやすい表現です。

結論は、atは勤務地点、forは雇用主・利益を受ける相手、onは作業の対象です。

3表現のコアイメージ

work at + 場所・組織:その地点・勤務先で働く

work for + 会社・人:その雇用主のために働く

work on + 計画・問題・製品:その対象に手を加える、取り組む

例:I work at a hospital for a healthcare company, and I’m working on a new training program.

目次

work at・work for・work onの違いを比較

表現 後ろに置くもの 焦点
work at 職場、施設、会社名、技能・課題 勤務地点/努力を続ける対象 work at a bank / work at improving
work for 雇用主、人、組織、利益を受ける相手 誰に雇われ、誰のためか work for a bank / work for myself
work on プロジェクト、製品、問題、能力、人 作業を加える対象 work on a report / work on my English

work at:勤務する「地点」または努力する対象

職場を一つの地点として示すときにatを使います。会社名にも使えますが、建物・職場として見ている感覚があります。

【勤務先】
I work at a hospital.
(私は病院に勤務しています。)

She works at Google.
(彼女はGoogleで働いています。)

How many people work at your company?
(あなたの会社では何人が働いていますか?)

また、work at somethingは「何かを良くするために努力を続ける」という句動詞的な用法があります。

【努力】
You need to work at your pronunciation.
(発音を良くするには継続して取り組む必要があります。)

They are working at rebuilding trust.
(彼らは信頼の再構築に努力しています。)

work for:雇用主・依頼主・利益を受ける相手

forは「〜のために」という方向を持つため、誰に雇われているか、誰の利益のために働くかを表します。

【例文】
I work for a Japanese trading company.
(私は日本の商社に勤めています。)

She works for the city government.
(彼女は市役所に勤めています。)

I used to work for him.
(以前、彼のもとで働いていました。)

He works for himself.
(彼は自営業です/自分のために働いています。)

work on:プロジェクトや問題という「作業対象」

onは、作業の力が対象の上に乗り、変化を加えるイメージです。

【例文】
We’re working on a new website.
(私たちは新しいウェブサイトを制作中です。)

I need to work on my English.
(英語力を改善する必要があります。)

The engineers are working on the problem.
(技術者たちはその問題に取り組んでいます。)

The doctor worked on the patient for hours.
(医師は何時間も患者の処置に当たりました。)

work at Googlework for Googleは、どっちも「Googleで働く」だよね。違いはかなり小さい?
コダック
はい、会社名では両方が自然で、事実としては重なります。

ただしat Googleは「Googleという職場・組織の中にいる」、for Googleは「Googleに雇われ、そのために働く」という焦点です。委託先の人がGoogleのオフィスで作業しているなら、work at Google but for another companyという区別もできます。

work in・work as・work withも加えた前置詞の全体像

表現 意味 後ろの例
work in 業界・分野・部門・広い空間で働く finance / education / an office / the sales department
work as 役職・職種として働く a teacher / an engineer / a freelancer
work with 人と協力する/材料・道具を扱う children / a team / data / wood
work under 上司・監督者のもとで働く the director / strict supervision
work from 仕事をする起点・拠点 home / a shared office

work inは「分野・業界・部門」

I work in marketing.
(マーケティング分野で働いています。)

She works in the finance department.
(彼女は財務部で働いています。)

work asは「何として」

He works as a nurse.
(彼は看護師として働いています。)

work as teacherではなく、可算名詞の職種には通常冠詞を付けてas a teacherとします。

work withは「一緒に・扱って」

I work with international clients.
(海外の顧客と仕事をしています。)

She works with large datasets.
(彼女は大規模なデータセットを扱っています。)

I work as a designer for a startup in Tokyo. I work at its main office and on mobile apps with a small team.

私は東京のスタートアップでデザイナーとして働いています。本社オフィスに勤務し、小さなチームとモバイルアプリを制作しています。

workは不可算名詞|a work・many worksが不自然な理由

work 不可算名詞というルールは、jobとの使い分けに直結します。workが労働、勉強、作業量、努力を表すときは通常数えません。

【自然な表現】
some work(いくらかの仕事)
a lot of work(多くの仕事)
too much work(多すぎる仕事)
hard work(努力・重労働)
a piece of work(一つの作業・作品・やっかいな人物という用法もあり)

「一つの職」「一件の作業」と数えたい場合はjobやtaskを使います。

jobとworkの違い

I have a job.=職に就いている

I have some work.=やる作業がある

She has two jobs.=仕事を2つ掛け持ちしている

She has too much work.=作業量が多すぎる

詳しくはjobとworkの違いを含む5語比較も参照してください。

worksの複数形は間違い? 4つの正しい意味

works 複数形は常に間違いではありません。workの意味によって、次の4種類があります。

1. 動詞workの三人称単数形

She works for a bank.
(彼女は銀行で働いています。)

これは複数形ではなく、主語がshe/he/itの現在形につく-sです。

2. 芸術・文学・音楽の「作品群」

The museum displays several works by local artists.
(その美術館は地元作家の作品を数点展示しています。)

I bought the complete works of Shakespeare.
(シェイクスピア全集を買いました。)

3. 工場・製作所

a steel works(製鉄所)
a gasworks(ガス製造所)

この意味のworksは形が複数でも、一つの工場を指すことがあります。

4. 機械の内部機構

The works of the clock need cleaning.
(時計の内部機構は掃除が必要です。)

5. the works=全部入り

I ordered a burger with the works.
(トッピング全部入りのバーガーを注文しました。)

したがって、「今日やる仕事が多い」意味でworksにするのが誤りなのであって、作品・工場・機構では正しい形です。

workは不可算って聞くと、worksを見た瞬間に「間違い!」って思っちゃうけど、意味が違えば普通に使うんだね。
コダック
その通りです。文法は単語の綴りではなく、その場でどの意味を使っているかで決まります。

労働のworkは水のようにまとめて扱い、作品のworkは完成品として一つずつ数える、と考えると自然です。

at workとgo to workの意味|なぜtheを付けない?

at work=勤務中・職場にいる

I can’t talk right now. I’m at work.
(今は話せません。勤務中です。)

There are several forces at work here.
(ここでは複数の力が作用しています。)

二つ目のように、at workは「作用している・活動中」という比喩にもなります。

go to work=仕事へ行く、働き始める

I go to work by train.
(電車で仕事に行きます。)

She went back to work after lunch.
(彼女は昼食後、仕事に戻りました。)

Let’s get to work.
(仕事に取りかかりましょう。)

workはここで、特定の建物より「仕事という活動・制度」を表しています。そのため通常はgo to the workとは言いません。school、bed、churchなど、活動目的を強く表す一部の名詞と似た考え方です。

go to the officeとの違い

  • go to work:仕事をするために向かう。勤務という活動に焦点
  • go to the office:特定のオフィスという場所へ行く

在宅勤務の日でもI’m workingとは言えますが、物理的な移動がなければ通常I’m going to workとは言いません。

work outの意味|「運動する」だけではない

work outは、outが「外へ・最後まで・結果が出る状態へ」という広がりを持つため、複数の意味があります。

意味
work out 運動する I work out three times a week.
work out うまくいく・展開する Everything worked out well.
work something out 計算する Can you work out the total?
work something out 解決する・理解する We need to work out a solution.
work out at 計算すると〜になる It works out at $20 each.

work outとworkoutの違い

  • work out:動詞句。「運動する」
  • workout:名詞。「トレーニング、運動メニュー」

I worked out before breakfast.
(朝食前に運動しました。)

It was a tough workout.
(きついトレーニングでした。)

workの語源|「作る・行う」と同じ古い根

workの語源は、古英語の名詞weorcと動詞wyrcanにさかのぼります。Merriam-Websterは、古高ドイツ語の同系語や、ギリシャ語ergonとの関連も示しています。

ergonは現代英語のergonomics(人間工学)などにも見える要素です。古い段階から、workは「努力する」だけでなく、何かを作る・成し遂げる・働かせるという広い活動を表してきました。

なぜ「機械が動く」にもworkを使う?

人が働くのも、機械が機能するのも、薬が効くのも、計画がうまくいくのも、英語では「期待される働きをする」という共通点があります。

The printer isn’t working.
(プリンターが動きません。)

This medicine works quickly.
(この薬はすぐ効きます。)

Your idea might work.
(あなたの案はうまくいくかもしれません。)

コダック
workのコアイメージは、単に「会社で労働する」ではなく、力を使って、期待される働き・結果を生むことです。

だから人、機械、薬、計画の全部を主語にできるんですね。

workの覚え方|矢印が対象へ働きかけるイメージ

workの覚え方として、手や歯車から力の矢印が出ている場面を想像してください。

  • 人に力が流れる → work with people
  • 会社のために力を出す → work for a company
  • プロジェクトへ力を加える → work on a project
  • 職場という点で力を出す → work at an office
  • 分野の内部で働く → work in finance

前置詞は暗記項目ではなく、workの力がどこに位置し、どこへ向かうかを示す部品です。

workでよくある間違い

誤りをまとめて修正

× I have many works today.
○ I have a lot of work today.

× I work as teacher.
○ I work as a teacher.

× I work on a bank.(銀行の建物・組織に勤務の意味)
○ I work at a bank.
○ I work for a bank.

× I go to the work at eight.
○ I go to work at eight.

× I did a hard work.
○ I did some hard work.
○ It was hard work.

× I had a good work out.(名詞を一語で書く)
○ I had a good workout.
○ I worked out.

work at・work for・work onのまとめ

この記事の要点

  • work at=勤務地点、または改善のために努力する対象
  • work for=雇用主、依頼主、利益を受ける相手
  • work on=作業を加えるプロジェクト・問題・能力
  • work in=分野・業界・部門、work as=職種
  • 労働・作業量のworkは通常不可算
  • worksは作品群、工場、機械内部、動詞の三単現なら正しい
  • at work=勤務中、go to work=仕事へ行く
  • work out=運動する、うまくいく、計算・解決する
  • コアイメージは力を使って、期待される働きを生む

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workの発音|rと語末kを一音節でまとめる

workは一音節で、アメリカ英語では/wɝːk/、イギリス英語では/wɜːk/です。日本語の「ワーク」のように母音を二つに分けず、wから中央母音、語末kまでを一息で出します。

workedの語尾は通常/t/になり、/wɝːkt/のように発音します。work-edと二音節にはしません。workingは/ˈwɝːkɪŋ/で、最初のworkに強勢があります。

work atとwork onが「努力する」で重なる場合

勤務先のatと作業対象のonは区別しやすい一方、技能改善では両方が使えることがあります。

I need to work on my pronunciation.
(発音を改善する必要があります。)

I need to work at improving my pronunciation.
(発音を改善するため、努力を続ける必要があります。)

work onは対象に手を加えること、work atは上達・達成のために根気よく努力することを強調します。

微妙な焦点の差

work on my English:英語を改善対象として扱う

work at my English:英語に継続して努力する。使用頻度は文脈によりwork onのほうが高い

work on the report:レポートを作成・修正する

work at writing the report:レポートを書くため、努力して作業を続ける

workとlabor・labourの違い

workは日常的で最も広い語です。labor(英国綴りlabour)は、肉体的・困難な労働、労働力、出産、経済学上の労働などを表しやすく、やや形式的です。

焦点
work 仕事・作業・機能全般 office work / work hard
labor / labour 労力、重労働、労働力 manual labor / labor costs
task 割り当てられた具体的課題 complete a task
job 一つの職・作業単位 a part-time job

「今日は仕事が多い」はI have a lot of work.が自然で、I have a lot of labor.とは通常言いません。laborは個人的な日常業務より、労働という概念や投入された労力を強く表します。

workを使った頻出フレーズ

work from home

自宅を拠点に働くことです。work at homeも文脈により使えますが、work from homeは勤務形態として定着しています。

work long hours

長時間働く。hoursの前にforを置かず、work long hoursと他動詞的に使えます。

work overtime

残業する。overtimeはここでは副詞的に働き、通常work over timeとは分けません。

work well under pressure

プレッシャーの下でもうまく働ける。履歴書・面接でも使われる表現です。

work your way up

努力しながら下位の立場から上へ進む。

She worked her way up from assistant to director.
(彼女はアシスタントから取締役まで努力して昇進しました。)

workのミニクイズ

  1. 「私は出版社に勤めています」:I work ___ a publishing company.
  2. 「新しい本の企画に取り組んでいます」:I’m working ___ a new book proposal.
  3. 「出版業界で働いています」:I work ___ publishing.
  4. 「編集者として働いています」:I work ___ an editor.
  5. 「まだやる仕事がたくさんあります」:I still have a lot of ___ to do.
1はfor、2はon、3はin、4はas、5は不可算のwork!前置詞ごとに質問が違うんだね。
コダック
正解です!誰のため、何を対象に、どの分野で、何としてという質問に分ければ、暗記よりずっと安定します。

workに関するよくある質問

Q1. I work in a companyは間違い?

間違いではありませんが、通常「会社に勤めている」ならwork for a companyが自然です。in a companyは会社組織の内部という点を強調する文脈で使えます。

Q2. at the officeとin the officeの違いは?

at the officeは勤務先にいる状態を広く示し、in the officeは物理的にオフィス内部にいることを強調します。昼食で建物外にいても勤務中という意味ではat workと言えます。

Q3. homeworkは複数形にできる?

通常できません。some homework、three homework assignmentsなどと表します。houseworkも同様に不可算です。