apprehensive 心配事で心がいっぱいになっている様子

【語源も分かる】英単語 apprehensive の意味と使い方・覚え方・文法解説【ap-(〜へ)+prehend(つかむ)=心をガシッとつかまれている状態】

 
コダック
今日の英語表現は”apprehensive”

「ap-(〜へ)」+「prehend(つかむ)」+「-ive(〜の性質)」の3つのパーツで構成されている単語です。

「心をガシッとつかまれている状態」がコアイメージで、“apprehensive“=「不安な、心配な」という意味をメインに持っています。実はもう一つ意外な意味もあるので、詳しく解説していきますね!

 

”apprehensive”の意味とコアイメージは「心をガシッとつかまれている状態」

 

”apprehensive(発音:æ̀prihénsiv / アプリヘンシヴ【形容詞】)”の主な意味は「不安な、心配な」「懸念している」です。また、少し硬い古い表現として「理解が早い、察しの良い」という意味もあります。

「ap-(〜へ)」+「prehend(つかむ)」+「-ive(〜の性質)」の3つのパーツから成り立っており、「心をガシッとつかまれている状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
下図のように何か心配事があって、それで心がいっぱいになっている(=ガシッとつかまれている)状態をイメージしてみてください。

これから起こるかもしれない悪い未来のことに心がとらわれていて、ハラハラ・ビクビクしている感覚から、現代英語では主に(=「不安な、心配な」という意味で使われます。
逆に、物事の意味や要点を頭でガシッと素早くつかみ取る感覚から、文脈によっては「理解が早い」という意味にもなるわけですね!

apprehensive 心配事で心がいっぱいになっている様子

”apprehensive”は「これから起こるかもしれない未知の悪いことに対して、心が囚われて身構えている」というニュアンスが非常に強い単語です。

 

 
心が囚われて身構えていること??
 
コダック
例えば、明日の大きな手術や、結果がどうなるか分からない大企業の面接などを控えて、その恐怖や緊張で頭がいっぱいになり、ビクビク・ハラハラしている状態を想像してみると分かりやすいですよ!
「未来の不確実なことに対する恐れ・懸念」を表すのが”apprehensive”というわけです
 

 

ちなみに日常的なちょっとした困りごとや、すでに確定してしまった嫌な事実に対して悲しんでいる時には、後述する ”anxious” や ”worried” の方がしっくりきます。

 

”apprehensive”の文法・語法と定番フレーズ(例文付き)

 

”apprehensive”を使う上で、絶対に落とせない文法・語法のポイントが2つあります。特に「不安」を表現する時の後ろの繋ぎ方は試験や実務でも頻出です!

 

1. 不安・懸念を表すときの3つの超重要パターン

「〜を不安に思う」「〜を懸念している」と言うとき、後ろに続ける前置詞や接続詞によって、以下のように形が決まっています。もっとも一般的なのは **about** です。

・**be apprehensive about [名詞]** :(未来の事柄など)について不安である・ハラハラしている
・**be apprehensive of [名詞]** :(危険や失敗など)を気遣っている、予期して恐れている
・**be apprehensive that [主語+動詞]** :〜ではないかと懸念している・心配している

 

具体的な例文で使い方をマスターしましょう!英語と日本語訳をセットで確認してくださいね。

「不安・懸念」の例文

・Many students are apprehensive about their upcoming final exams.
(多くの学生が、近づいてくる定期試験について不安に思っている。)

・The company is deeply apprehensive of failure in the new market.
(その会社は、新規市場での失敗をひどく恐れている[予期して警戒している]。)

・Doctors are apprehensive that the virus will spread further.
(医師たちは、ウイルスがさらに拡散するのではないかと懸念している。)

・We are apprehensive about the future.
(私たちは将来について不安に思っている。)
・She is apprehensive of success.
(彼女は成功するかどうか気をもんでいる。)

※一部例文引用:南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

2. 名詞形は ”apprehension”!なぜ「逮捕」の意味があるの?

名詞形になると **”apprehension(アプレヘンション)”** という形になります。
こちらも形容詞と同じく「①懸念・不安」「②理解・把握」という意味を持っていますが、実はもう一つ、物理的にガシッとつかまえることから生じた **「③逮捕、捕縛」** という重要な意味を持っています!

動詞の **”apprehend”** に「(犯人を)逮捕する」「(意味を)理解する」「(未来を)懸念する」というすべての意味が含まれているため、合わせて覚えておくと一発で記憶に残りますよ!

 

”apprehensive”の類義語・似た英単語とのニュアンス比較

 

関連語①:「不安・心配」を意味する単語 ”anxious / worried” との違い

 
コダック
せっかく”apprehensive”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ類義語も一緒に覚えてしまいましょう!

「不安、心配」を意味する単語としてお馴染みの ”anxious” や ”worried” とは、以下のようなイメージの違いがあります。

 

apprehensive ⇒「未来を捕らえて身構える」=(これから起こる事への)懸念・ハラハラ感
anxious ⇒「胸が締め付けられる」=(気が気でない)強い不安・焦り
worried ⇒「首を絞められて苦しい」=(日常の具体的な問題への)絶え間ない悩み

 

 
なるほど!実際の表現や例文で見ると、どんな違いになるのかな?

 

例文で見る!”apprehensive / anxious / worried”の使い分け

● She felt apprehensive about the exam results.
「彼女は(これから発表される)試験結果にハラハラ・ビクビクして身構えていた。」
⇒ まだ見ぬ未来の予測に対して、警戒や懸念を抱いて構えているイメージです。

● He was anxious about the job interview.
「彼は就職面接のことが心配で胸がザワザワして落ち着かない、気が気でなかった。」
⇒ 焦りや、「どうか上手くいってほしい」という強い切望が混ざった感情のイメージです。

● I am worried about my dog’s health.
「私は愛犬の健康状態を心配している(絶えず頭を悩ませてどんよりしている)。」
⇒ 具体的な問題が常に頭のなかに居座り、心を悩ませ続けているイメージです。

 

関連語②:「理解」を意味する単語 ”discerning / quick-witted” との違い

 
コダック
”apprehensive”が持つ「頭で要点をガシッとつかむ(理解が早い)」という意味の関連語についても、ニュアンスの違いを確認しておきましょう!(※apprehensiveをこの意味で使うのは少し古風な表現です)

 

apprehensive ⇒「要点をガシッとつかむ」=察しが良い、理解が早い
discerning ⇒「本質を見分ける」=洞察力がある、識別眼がある
quick-witted ⇒「機転がパッと利く」=頭の回転が速い、ユーモアがある

 

例文で見る!”apprehensive / discerning / quick-witted”の使い分け

● an apprehensive pupil
「(先生の言いたいことを)ガシッとすぐに掴み取る察しの良い生徒」
⇒ 知覚や理解のアンテナが非常に敏感に働いているイメージです。

● a discerning customer
「(商品の良し悪しや本物を見極められる)確かな目を持った顧客」
⇒ 違いをはっきりと見分ける、高い審美眼・洞察力を持っているイメージです。

● a quick-witted reply
「(予期せぬ質問に対して)パッと機転の利いた、頭の回転の速い返答」
⇒ その場の状況に応じて、即座にスマートな行動や発言ができるイメージです。

 

”apprehensive”の語源はラテン語「apprehensivus」(つかむ性質のある)

 

”apprehensive”の歴史や語源についても、知識を関連付けていきましょう。

”apprehensive”の語源は中世ラテン語の「apprehensivus」です。

 

オンラインの有名英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”apprehensive”の起源について下記の記載があります。

Origin of apprehensive
First recorded in 1350–1400; Middle English word from Medieval Latin word apprehēnsīvus. See apprehensible, -ive

日本語訳:1350年〜1400年に初めて記録された。中世ラテン語の「apprehēnsīvus」に由来する中期英語。関連語は apprehensible, -ive を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かるように、”apprehensive”は14世紀後半に、ラテン語の「手や頭でガシッとつかみ取る性質」を表す言葉から英語に入ってきました。

 

”apprehensive”の語源の変遷
● ラテン語:apprehendere(〜へ手を伸ばしてガシッとつかむ)

● 中世ラテン語:apprehensivus(つかみ取る性質がある)

● 中期英語を経て、現代の「apprehensive(悪い状況を頭でつかんで離さない=不安な、意味をつかむ=理解が早い)」へ

 

 
コダック
「つかむ」という物理的な動作が、時代を経て「心(未来への不安)」や「頭(要点の理解)」といった抽象的な心の動きへと広がっていったのが、言葉の面白いところですね!

 

構成パーツで分解して覚える!「ad-(ap-)」+「prehend」+「-ive」

 

最後に、単語をパーツに分解して、他の単語にも応用できる芋づる式の覚え方をマスターしましょう!

”apprehensive”の構成パーツは「ap-(〜へ・近づく)」+「prehend(つかむ)」+「-ive(〜の性質を持つ)」の3つです。

 

パーツ①: “ad-(ap-)” は「〜へ、方向、近づく」

”ad-”は「〜へ、方向、近づく」を意味する接頭辞です。(※後ろに続く文字の「p」に引っ張られて、今回は「ap-」に変化しています)

 

 
コダック
例えば、日本語でもお馴染みの単語”approach(アプローチ)”は、「ap-(〜へ)」+「proach(近づく)」のパーツで構成されており、対象のところへ向かって近づいていく(=「接近する、話を持ちかける」)という意味になります!

 

その他にも、**appoint**(〜へ向かって指名する)、**adapt**(〜へ向かって適合させる)なども、この ”ad-(ap-)” が使われている仲間です。

 

パーツ②: ”prehend” は「つかむ」

”prehend”は「つかむ(catch, seize)」を意味する超重要パーツです。

 

 
コダック
例えば”comprehend”という単語は、「com-(完全に・すっかり)」+「prehend(つかむ)」のパーツで構成されており、物事の本質を頭の中で完全にガシッとつかみ取る(=「〜を完全に理解する」)という意味になります。

 

その他の”prehend”を使用する単語も、パーツの意味を知っていると一瞬で理解できますよ!

・**reprehend**(後ろへつかみ戻す ⇒ 〜を非難する、咎める)
・**prehensile**(つかむことができる ⇒ 猿の尾などが、物に巻きつけられる)

 

パーツ③: ”-ive” は「〜の性質を持つ、〜の傾向がある」

”-ive”は、動詞の後ろにくっついて「〜の性質を持つ」「〜を好む」という意味の形容詞を作るパーツです。

 

 
コダック
例えば”talkative(トークアティブ)”という単語は、「talk(話す)」+「-ative(-ive)(〜を好む性質)」のパーツからできており、おしゃべりな性質を持っている(=「話し好きな、おしゃべりな」)という意味になります。

 

その他に **active**(活動的な性質の)や、**positive**(前に置くような性質の=積極的な)なども、この ”-ive” が使われています。

 

”apprehensive”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”apprehensive”のポイントをすっきり整理しておきましょう!

● **パーツ構成**: 「ap-(〜へ)」+「prehend(つかむ)」+「-ive(〜の性質)」
● **コアイメージ**: 「心をガシッとつかまれている状態」
● **主な意味**: 「不安な、心配な、懸念している」(現代の主流)。「理解が早い」(古風な表現)。
● **文法・語法のコツ**: 前置詞about/of、またはthat節を伴って **”be apprehensive about 〜”** の形でよく使われる!
● **関連知識**: 名詞形の **”apprehension”**、動詞形の **”apprehend”** には「逮捕」という意味もある!

 

 
コダック
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関連付けて覚えることで、単語帳を眺めるよりもずっと記憶に残りやすくなりますよ。他の単語の記事もぜひチェックしてみてくださいね!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」