accomplish イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「accomplish」の意味と覚え方【ac-(完全に)+compl-(満たす)+-ish(にする)=空っぽの容器を最後の最後まで完全に満たしきる】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”accomplish”

「ac-(完全に・徹底的に)」+「compl-(満たす)」+「-ish(〜にする)」のパーツで構成されている単語です。

空っぽの容器を最後の最後まで完全に満たしきるがコアイメージで、“accomplish“=「成し遂げる、達成する」「完成させる、果たす」の意味を持ちますよ!

 

”accomplish”の意味と使い方 コアイメージは「空っぽの容器を最後の最後まで完全に満たしきる」

accomplish イメージ図

”accomplish(発音:əkάmpliʃ【動詞】)”は「成し遂げる、達成する」「完成させる」の意味を持つ単語です。

「ac-(完全に・徹底的に)」+「compl-(満たす)」+「-ish(〜にする)」のパーツで構成されている単語で、「空っぽの容器を最後の最後まで完全に満たしきる」がコアイメージです。

 

 
コダック
目標や計画という、最初はまだ中身がない「空っぽの器」に向かって、徹底的に(ac-)努力や行動を注ぎ込み、100%いっぱいに満たす(compl-)状態にすること(-ish)。

そこから、困難な任務や目的を最後までやり遂げる「「成し遂げる・達成する」」ことや、約束や義務をきっちりと「果たす」のが”accomplish”なわけですね!

 

”accomplish”は動詞として、ビジネスや個人の目標設定で「目標を達成する(accomplish a goal)」や「任務を果たす(accomplish a mission)」のように、ある程度の努力や時間を要するプロジェクトを最後まで完遂したときによく使われます。

 

 
「成し遂げる」や「達成する」??
 
コダック
例えば、壮大な計画をスタートした直後は、まだ成果が「ゼロ(空っぽ)」ですよね。
そこへコツコツとプロセスを詰め込んでいき、最後の1滴を注いで器を溢れんばかりに満たした瞬間『計画を成し遂げた(accomplish a plan)』瞬間になるわけです。

満タンにして「完了」させるというニュアンスがすごく綺麗ですよね。

 

このように”中身が不十分だったものを、エネルギーを注ぎ込んで完璧に満たしきる”という意味から、ビジネスの成果から、個人の人生の偉業にいたるまで広く使用されます。

例文

・We can accomplish anything if we work together.
(私たちは協力し合えば、どんなことでも成し遂げることができる。)
・Mission accomplished.
(任務完了。[映画などでよく使われる定番フレーズ])

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”accomplish”の関連語①:「達成する」を意味する単語”achieve/attain”

 
コダック
せっかく”accomplish”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”achieve”や”attain”なども「成し遂げる、達成する」を意味する単語ですよ!

 

”accomplish”の類義語
⇒「達成する」の意味を持つ単語”achieve/attain”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

accomplish ⇒「義務や任務、計画の枠組みを最後まで満たしきる」だからタスク・計画の完遂
achieve ⇒「長期の努力の末に、山頂(chef)に到達して栄誉を掴む」だから社会的成功・大願成就
attain ⇒「高い場所にある目標点にグッと手を伸ばしてタッチする」だから特定の基準や年齢、地位への到達

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”accomplish/achieve/attain”のイメージの違い

●accomplish a task
「(与えられた割り当てをしっかりこなして)タスクを完了する」
⇒ 課された仕事やノルマの器を満タンにしてクリアするイメージ

●achieve great success
「(長年の血のにじむような努力の末に)大成功を収める」
⇒ 自分の力で高い山を登りきり、フラッグを立てるイメージ

●attain a high position
「(キャリアを積んで特定のレベルまで)高い地位に達する」
⇒ 目標の数値や特定のステータスラインに手が届くイメージ

 

”accomplish”の関連語②:「実行する」を意味する単語”fulfill/execute”

 
コダック
せっかく”accomplish”の持つ「約束や役割を果たす」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”accomplish”の類義語
⇒「果たす・実行する」の意味を持つ単語”fulfill/execute”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

accomplish ⇒「仕事や任務を最後までやり遂げて満タンにする」だから成果を伴う達成
fulfill ⇒「約束や期待、条件を完全に満たして相手を満足させる」だから(義務や誓いの)履行、満足
execute ⇒「あらかじめ決まった計画や命令を、迷わずカチッと実行に移す」だから(プログラムや作戦の)執行

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”accomplish/fulfill/execute”のイメージの違い

●accomplish the purpose
「(当初の目的通りの結果を出して)目的を果たす。」
⇒ 中身のあるリターンを生み出してフィニッシュするイメージ

●fulfill a promise
「(破ることなく誠実に)約束を果たす。」
⇒ 相手の期待や要求の器に、誠意を注いで満たしてあげるイメージ

●execute a plan
「(作戦指示書通りに淡々と)計画を実行に移す。」
⇒ 決まった設計図通りにメカニカルに動かす(パソコンが命令を実行する)イメージ

 

 

”accomplish”の文法・語法 後ろに続く形と名詞形の罠

“accomplish”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからはテストや実務のライティングで特に狙われやすい「文法的な注意点」を2つ紹介します!

 

なんとなく使っていると減点されやすいポイントなので、しっかり整理しておきましょう!

 

1. 後ろに「動詞」を続けるときは to do ではなく -ing!

“accomplish” の後ろに「〜することを成し遂げる」と動詞を続けたい場合、後ろの形は “動名詞(-ing)” になります。

 

× accomplish to do
◯ accomplish doing 〜(〜することを成し遂げる)

 

 
「〜したい(want to do)」とか「〜することを決める(decide to do)」みたいに “to” を使いたくなっちゃうけど、動名詞なんだね!

 

 
コダック
そうなんです! “to” はこれから向かう「未来」を連想させるパーツなので、すでにコアイメージで解説した「今ある器にガリガリ中身を詰め込んでいる(進行・実行している)アクション」を表すには、躍動感のある “-ing” の方が相性が良いわけですね!

 

【例文】
She finally accomplished writing her first novel.
(彼女はついに、最初の小説を書き上げることを成し遂げた。)

 

2. 名詞形 ”accomplishment” は数えられる?数えられない?

“accomplish” の名詞形である “accomplishment(偉業、達成、才能)” も、意味によって可算・不可算が変わる要注意単語です!

 

不可算名詞(数えられない:単数扱い)
⇒ 「(目標などの)達成・完遂」という行為やプロセスそのものを指すとき

可算名詞(数えられる:複数形 accomplishments になる)
⇒ 「(個々の)偉業、業績」または「(身につけた)教養、才能、資格」を指すとき

 

 
コダック
履歴書(レジュメ)やビジネスプロフィールで「私のこれまでの業績・実績」とアピールしたいときは、個々の成果のコレクションになるので、可算名詞として “accomplishments” と複数形にするのがお決まりですよ!

 

【例文】
Money is not the only measure of accomplishment.
(お金だけが**達成**の尺度ではない。※プロセス・概念なので s はつかない)

Please list your academic accomplishments on your resume.
(履歴書にあなたの学問的な**業績[成果]**を記載してください。※具体的な成果を数えている)

 

「後ろには -ing を連れてくる」「業績をアピールするときは s をつける」という2つのルールを知っておくだけで、実務の英文メールや英語の試験でも自信を持って “accomplish” を使いこなせるようになりますよ!

 

”accomplish”の語源は中期フランス語「acomplir」 意味は「満たす、完了させる」

 

”accomplish”の語源についても、確認していきましょう。

”accomplish”の語源は中期フランス語の”acomplir”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”accomplish”の起源について、下記の記載があります。

Origin of accomplish
First recorded in 1350–400; Middle English, from Middle French accompliss-, stem of acomplir, equivalent to a- ac- + complir, ultimately from Latin complēre “to fill”; see complete, -ish 2

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”accomplish”はラテン語からフランス語を経由して発祥している模様。

 

”accomplish”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「complēre(満たす、いっぱいにする “to fill”)」

●中期フランス語「acomplir(満たす、完成させる)」とその語幹(accompliss-)

●14世紀後半(1350〜1400年頃)に、中期英語(Middle English)として英語に定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「a-(ac-の変形:〜の方へ、完全に)」に、ラテン語由来の「complir(満たす)」、そして動詞にする「-ish」が組み合わさった(equivalent to)成り立ちです。案内の一番最後に **see complete** と書かれているのが最大のヒントで、「完全に中身を満たして、隙間のない完璧(complete)な状態にする」というラテン語のコアが、今の「成し遂げる」という意味にダイレクトに結びついているんですね!

 

 

構成パーツで覚える”accomplish” 「ac-」+「compl-」+「-ish」

 

ここからは構成パーツの面から”accomplish”について覚えていきましょう

”accomplish”の構成パーツは「ac-(完全に・徹底的に)」+「compl-(満たす)」+「-ish(〜にする)」の3パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“ac-“は「完全に、徹底的に」を意味するパーツ

”ac-”は、後ろに続く文字に合わせて変化した形で、元々は「ad-(〜の方へ、追加する)」を意味するパーツですが、動詞にくっつくときは「最後の最後まで徹底的に、完全に」という強調の意味を強く持ちます。

 

 
コダック
例えば”accurate”という単語は「ac-(徹底的に)」+「cure(注意を払う・ケアする)」で構成されており、

細部まで徹底的に注意が行き届いている(=「正確な、精密な」)を表しています。

 

 

その他にaccelerate(完全に速度を上げる→加速する)、accept(しっかり受け取る→受諾する)なども”ac-(ad-)”を使用する単語です。

 

”compl-”は「(空っぽのものを)満たす、いっぱいにする」を意味するパーツ

”compl-”は、ラテン語の complēre(満たす)に由来し、「満タンにする、不足している部分を埋めて完成させる」を意味するパーツです。(※後ろに続く文字によって plen- や plet- にも変化します)

 

 
コダック
例えば”compliment”という単語は「compl(満たす)」+「-ment(名詞語尾)」で構成されており、相手に対する敬意や礼儀を100%満たした言葉(=「ほめ言葉、お世辞」)を表しています。

 

 

その他にcomplement(補うもの、補語 ※不足を埋めて満たす)、complete(完了した、完全な ※満たしきった状態)なども”compl-”を使用する単語です。

”-ish”は「〜にする、〜させる」を意味するパーツ

”-ish”は、フランス語の動詞の語尾(-iss-)に由来し、動詞の末尾にくっついて「〜の状態にする、〜化する」を意味する動詞を作るパーツです。

 

 
コダック
例えば”publish”という単語は「publ(公の、人々の)」+「-ish(〜にする)」の2パーツで構成されており、

情報を人々の目に触れる状態にする(=「出版する、発表する」)を表しています。

 

 

その他にfinish(終わらせる ※限界のラインにする)、vanish(消え去る ※空っぽにする)なども”-ish”を使用する単語です。

”accomplish”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”accomplish”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”accomplish”は「ac-(完全に)」+「compl-(満たす)」+「-ish(〜にする)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「空っぽの容器を最後の最後まで完全に満たしきる」
⇒”accomplish”=「成し遂げる、達成する」「完成させる、果たす」の意味

●「まだ成果の入っていない枠組みの中に、徹底的に(ac)行動を注いで満タン(compl)にする」というコアがあるからこそ、課されたノルマや計画を完璧にやり遂げる「達成する」という意味にブレなく繋がります。同じ「満たす」仲間であり、見た目もそっくりな「complete(完全な・完了する)」や「complement(補う)」と一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、単に機械的に作業を終わらせる「finish」などとは違い、「accomplish」が『中身をしっかり100%詰め込んで目標を実らせた!』という充実感を伴う「成し遂げる」である理由が、元を辿れば『器を満たしきる』という美しく力強いイメージからきているのがよく分かりますよね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
 
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」